ロッドティップのテストお散歩釣行。

oko

2012年05月24日 22:21

今シーズン出番が多いジャンクバンブーロッドのティップを作り直しました。
前回真竹で作ったティップは何回かの釣行で使ってみたけど、先端がやや太めでイマイチ張りが強すぎる感じがして、もうチョイしなやかな方が色々なシーンで使い勝手がいいんじゃないかと思いまして。

何度か味わったバラしシーンでも、ティップの追従性が低いのかサカナの引きにティップが弾かれるような感じもあったし・・ワタシのウデが悪いと言ってしまえばそれまでですが(笑)、タックルの性能アップでそれをカバーしたいのも本音です。
ワタシのお気に入りカーボンロッドFREESTONE FS803 やLIMESTONE LS8033などを意識して、かなりティップ径を細く仕上げてみようかな・・。



・・で、先週から竹を削ったり貼り付けたり、市販のフェルールを合うように研磨したり、ガイドなどのパーツを取り付けたり塗装したり。
そしてようやく実用に耐えるであろうティップが完成したので、さっそくのお散歩釣行&テスト釣行に出撃です。

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#16CDCカディスにデルケドノラ~ズ3連発・・反応はいいんだけどヒットには至らない・・結構スプーキーなのね・・(大汗)。
#16ピーコックパラシュートに結び変えて2回目のライズでようやくヒット!・・ギュン!とロッドが曲げられてイイカンジ・・
「オイオ~イ、ちょっとサイズがいいかもねぇ~!・・フフ・・オレって釣っちゃうんだよね~♪」
・・がしか~し??渓魚の引きを存分に味わいランディングネットで掬ってみれば・・
思いっきりスレ掛かりのチビッ子イワナなのでした~(苦笑)・・オイオ~イ、ぜ~んぜんちっちゃいじゃんかよぉ~(汗)。



チョロチョロとした流れ込みが複数ある小さな瀬に#16コカゲロウダンを浮かべてみれば・・ボコッ!とライズで痛快にヒット!
なかなか良い引き味で今度はやや納得サイズのイワナです。水底に張り付くようなファイトで、危うく岩に潜られそうになったり岸に張り出した木の枝にラインが巻かれそうになったりのヒヤヒヤなやりとり・・(汗)。
じっくりとイワナを寄せて確実にネットイン!



バンブーロッドは気持ちよく曲がり釣り味は満点でした。でもこのサイズでここまで曲がるようだと、もしも9寸クラス越えが掛かったらどうなっちゃうんだろう・・
↑ まぁそんな心配するほど良型が釣れるとは思えないがな(笑)。
その上のポイントでは大岩裏のたるみで可愛いイワナが飛び出しました。新緑がまぶしく輝く季節の到来です。清々しい渓谷の中に身を置けるだけで気分がいいものです。



新たにティップを作り直したバンブーロッドは、ラインをあまり出さないショートレンジの釣りでも、以前より素直にリーダーをターンオーバーさせフライを運んでくれるようになりました。
ただ、キャスティング中はバット~ミドルセクションからのティップへのつながりにスムーズさが欠けているような気がしますが、やや繊細に仕上げすぎてしまったかな?それとも慣れの問題だろうか?
ロッドビルディング素人にとっては、作っても作ってもテーパーが難しいっす・・。

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次の入渓場所で、餌釣り師が渓から上がってきました。
「このへんは餌でかきまわしちゃたよ。毛鉤かい?それならまだサカナが出るかな?上流には釣り人が3人も入っていて釣りにならなかったよ・・。」
・・だそうです・・。まぁよい、一旦下流に下って偵察がてらバンブーロッドを振ってみようか。



小さなイワナのライズを獲って、瀬尻から小さなイワナが、淵のど真ん中からはチビヤマメが飛び出す。フライはいずれも#18スパークルダン。
だけど本命ポイントに居て欲しかった、ムキムキイワナお兄さんやプリプリグラマーヤマメお姉さんはお留守のご様子ですね・・。

ということで、何だかんだのロッドティップの短時間テスト釣行でしたが、結局のところもうちょい時間をかけてロッドを試さないとよくわからないな・・ということですね(苦笑)。
できればより良型のヤマメやイワナと戯れてフィールドテスト・・ってのが理想ですけどね(笑)。


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