残暑厳しくイワナもキビシかった。

oko

2011年09月21日 01:18

真夏のような酷暑がぶり返したり、翌日には一気に晩秋の肌寒さが訪れたり・・9月になってからコロコロと変わる天候に、okoオヤジのカラダがついていきませんわ~(冷汗)。
それでも秋晴れのある日、ワタシとしては珍しい朝練釣行4時間コースに出撃してきました。

里には夜明け前から暑さを予感させるような空気が漂いますが、ジムニーを走らせ到着した渓谷は涼しげで心地よい雰囲気です。
・・でもね、この時期この渓は、早朝のイワナ釣りって微妙なんですよね・・。
残暑を引きずりながらも朝夕は冷え込む・・水温なんか計測しなくたって何だか冷たいし、渓魚の餌となる水棲昆虫などもまだ動かない時間帯・・ドライフライでイワナを狙う・・ってカンジでもないのが本音です・・(苦笑)。

それでもスケベ心満載のワタシは「釣れるぞ!」・・な~んて、何の根拠もなく思い込み釣り上がりますが・・現実はやっぱ渋いです(泣)。
・・サイトで発見したイワナは水底に張り付いていて、水面のフライに反応するのは一回ポッキリのスプーキー・・。
・・そこそこ慎重にストーキングしたつもりでも、瀬尻の思いもよらない浅場からイワナを走らせてしまう・・。
・・岩の合間の小さなスポットでライズを発見!・・が、一発キャスト!で水中から引き出したのは、ルアーのミノーかと見間違えるような極小イワナちゃん・・(苦笑)。




「ここぞ!」のポイントも不発だったり、釣れてもオチビさまばかり・・。徐々にワタシの集中力も途切れてきて、バラしたりアワせそこなったり、岩に滑ってコケたりフライをヤブに引っ掛けたり・・。
フライをCDCカディスから半沈みの#14ピーコックパラシュートに結びかえると、ちょうど谷間に日が差し込んで水棲昆虫やイワナの活性も徐々に上がってきたタイミングになったのか、ようやく瀬に居るイワナが反応してきます。
しかしすっかりテンションが下降気味のワタシは、イワナとリズムが合わず何だか釣りも雑になり、気が付けばあっという間に最終ポイントに到着・・(汗)。

「何だよ・・もうおしまいかよ・・。」
不完全燃焼な思いを抱きながら小さな淵にフライをキャスト。狙い通りのスポットからイワナが飛び出す・・ロッドを曲げて水底を這うような重々しい引き・・今度こそはやっと少しはまともなサイズかな?
・・ところがランディングしてみれば、これまたスクエバチヂ~ムで7寸程度の可愛い子ちゃんでした・・(苦笑)。



何とか無事に釣り上げられたのはたった5尾のイワナだけ。でも釣れた数やサイズも不満足でしたが、サイトで狙ったイワナたちにことごとくフラれた敗北感が、ワタシの心に大きく残ります・・。
でもこれって、ナーバスなコンディションのイワナも厳しかったのだろうけど、実際はシーズン終盤で焦るワタシの修行不足の顕れなんだろうなぁ・・(反省)。

釣りを終えて川を下り脱渓しようとすると二人組みの餌師が遡ってきました。お話を聞くと浮かぬ返事ばかりで釣果は芳しくなかったようで・・。
ワタシが入渓した場所からさらに下流からスタートしたらしいのですが、どうやら餌釣りでも渋かったようです。

この小渓流はワタシにとって楽しいことも難しいことも教えてくれる修行の場です。あえて今年はベストシーズンには訪れずこの時期まで温存したつもりだったのですが、魚影もますます薄くなりサイズも落ちていて、正直言ってがっかりです・・(泣)。
それでも出会えたネイティブイワナたちには感謝ですね。来シーズンも色々なことを学ばせてくださいね~!


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