渇水ナーバス渓の尺上イワナ。

oko

2013年06月24日 22:24

お気に入りのバンブーロッドを、もっともっと使いこなせるようにならなくちゃね~♪・・ということで shimaさんと出撃。
ここ数日の降雨で渓も潤ったかなぁ?・・と期待したけれど、いざ到着してみればけっこう渇水気味のナーバスなコンディションか・・(汗)。
イワナの付き場も夏モードといった感じで、かなり渋いムードの釣りを余儀なくされます。それでも小場所のようなポイントから何とかイワナを引き出してまずは一安心 (^_^)v

ワタシにとってニガテ意識があった長い淵の岩盤縁のポイントが現れた。パーフェクショニストテーパーバンブーの気持ちよいキャストフィールで、#16ピーコックパラシュートがドンピシャで着水・・ボコッ!・・いい感じでヒットです~♪



狙い通りに獲物を出せた充実感。今のところ、前回釣行のようなオーバーアクションなアワセミスやバラシが無いワタシ・・ホッ・・(笑)。
爽やかな初夏の陽気の中、心地よいバンブーフィールを存分に味わいながらも、もっともっと使いこなしてこのロッドアクションを自分のモノにしたい・・。

shimaさんは対岸の岩盤際になる渋いポイントから良型イワナを連発(羨)!こういう難しい場所を確実に攻められるかどうかが、ワタシのようなへなちょこFFオヤジと上手いFFマンの違いなんだな・・勉強になります。


              ↑ shimaさん尺クラスのネイティブイワナと次々格闘中!

ここぞ!の一級ポイントは意外に不発だったりして焦り、何気ない場所に足を踏み入れれば瀬尻からイワナが走り・・難しいなぁ~(泣)。フライへの反応も渋くて、オチビイワナにすら見切られるシーンもたびたび・・。
岩盤際のバブルラインに定位していたイワナをサイトで発見。何度かフライをキャストすると反応して浮上してきました。そして狙いを定めて・・食わせた!

     ↓ ネイティブイワナ vs okoオヤジ / デジカメムービー by shimaさん




9寸超えのなかなか良いイワナです ♪ こんなサイズに会えれば気分も上々なワタシです(笑)。
バンブーロッドの感触にも徐々に慣れてきました。キャスティングのリズムが合っていないとやや重々しく感じるのですが、振りがロッドアクションと合ってくるとむしろ軽快にキャスティングができます。
あまり力まずに、ロッドのテーパー・アクションを感じながら振ると気持ちよくラインがターンオーバーしてゆきますね~。

shimaさんが良型をサイトで掛けます。どうやらとても小さな虫を捕食しているようでした。
ワタシもフライをミッジビートルパラシュートに結び変えます。フックは#14でハックルは#12~10用のオーバーサイズを軽く3ターンのみ巻いて、ボディーシルエットは#18~20相当のミッジサイズに仕上げた必殺フライ・・かな(笑)?

大岩ぶっつけのちょっとした巻きの中心にフライが着水・・ん?消えた??ドラグで波にもまれちゃったかな?・・ロッドを立てると・・あらあら根掛かりかよ~(泣)。
・・でもおかしいな?こんな流れのど真ん中で何に引っ掛かったんだろう・・
・・グン!・・根掛かりが動いた?!
あれよあれよとロッドが絞り込まれます!・・イワナが釣れたんだ!でも動かない走らない?
・・なんだ??鯉でも釣れたか?←ここにはいねぇだろ、オイ(笑)!
水底で魚影が翻る・・やっぱりイワナだ。だけどなかなか浮いてこない・・ロッドが満月のように曲がり、グワングワンと水中のイワナが頭を振ります・・もしかしてデカいのかも!
ようやくこの時点で良いサイズと気付き、慎重なやり取りでイワナとファイトします。ヒットしたのはけっこう狭いポイントです。手前の岩に潜られないように必死でイワナの引きをいなします(汗)。

グーンとイワナが泳ぎだし、一段、二段と下流に落ちます・・が、両足で踏ん張るのがやっとの頼りない岩に乗っているワタシの立ち居地が悪く、これ以上イワナを追従できません(激汗)。
バンブーロッドのトルクでイワナのパワーを受け止めて耐えます。ようやくイワナが浮いてきました!尺上です!
それでもまだまだイワナはファイトの手を緩めません・・何度も危うく岩の下に入られそうになるのを交わします(汗)。
そして、じりじりとイワナを手元に寄せて・・ネットイン・・ありゃ、空振りしたぁ~(汗)・・
・・もう一回・・ネットイン!





ずっしりとした重みで掬ったのは、貫禄尺上イワナ34cmでした~!こりゃ嬉しい獲物です!
直前にフライを交換したため、6.5Xティペットの強度も何とか持ってくれました・・最後はかなり強引なランディングだったから、最後の最後でバレちゃうかなぁ~(汗)・・とヒヤヒヤでしたが。
前回の釣行で、まだこのバンブーロッドに使い慣れていないからかバラシの連続でした。その教訓もあったから、この尺上も苦戦しながらも無事に獲れたのかな。かなりラッキーな一尾でした ♪

その後はロングキャストが必要だったりする難易度が高いポイントをshimaさんに任せ、ワタシはそこそこキャストで攻められる地味ポイント攻めに専念します(笑)。



大きな反転流の泡溜まりになっているポイントに到着しました。ライズでもしていればいいんだけど・・。
水面上に張り出した木の下の巻きの流れが怪しい・・ピシャッ!モコッ!・・ライズが連続して始まりました。
#14 X-カディスに結びなおしてトライ・・チャプッ!・・ちっちぇえライズ・・チビイワナか(苦笑)?
だけど、ヒット直後はさほどでもない引き味でしたが、手元に寄せてくると何故か徐々に引きが強くなる??
水底で反転する魚影を確認すると・・おっ?けっこういいサイズじゃん ♪
するとワタシの浮かれた気持ちを見透かすように、イワナが一気に疾走してバンブーロッドをギュ~ンと曲げます!
今度はワタシの足場も安定しているので、こちらからイワナににじり寄り確実に・・ランディング!




でっぷりとした魚体、こいつもジャスト尺イワナです!けっこう重量があるムチムチグラマーボディーで、引きが強烈でトルクがあったのも納得できますね。

この後は尺近い良型はshimaさんのロッドだけを曲げて、ワタシにはちびっ子イワナしか相手にくれませんでした。まぁさすがに本日ワタシの幸運もここまでか・・といったところでしょうか(苦笑)。
夕刻にはプチイブニングで大場所を探ってみましたが不発。場所によっては水棲昆虫のハッチは盛んなようですが、どうにもとらえどころの無い渓流コンディションなのかもしれませんでした。
でもまぁ本日まさかの尺2匹!当然釣りバカoko父さんの気分は上々です ♪ 帰宅してからの晩酌が美味かったのは言うまでもありません・・実は呑みすぎて翌朝はやや二日酔い気味でしたがねぇ・・(苦笑)。

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そう言えば朝に車止めで出撃準備中に、横浜から単独で来たという餌釣り師のオジサンと会いました。最終的に向かう渓が違うということで、途中まで一緒に釣り談義をしながら山中を歩きました。けっこう年配の方だったようですが、頑張るなぁ~!
我々が釣りを終えてジムニーに戻ると、ウィンドのワイパーにオジサン手書きのメッセージが挟んでありました。オジサンが向かった渓もけっこうコンディションは厳しかったのではないかと予想されましたが、遠征の甲斐もあって楽しめたご様子でしたね。よかった ♪



そんなこんなの楽しかった釣行。あまりに嬉しいので最後に先ほどの尺上34cmイワナを、shimaさんの新作ランディングネットと一緒に記念写真を撮ったの図です (^^♪
↓ スリムなグリップにナローシェイプフレームの銘木ランディングネット・・こりゃカッチョいいわ~♪お疲れさまでした!



okoオヤジ 「尺を獲れたから、今シーズンの渓流FFはもうワタシ思い残すことはないよ~(笑)♪」
shimaさん 「ちょっとokoさんそのセリフ、5月の釣行のときから言ってるじゃん(笑)!」
okoオヤジ 「そ、そうでしたっけ(苦笑)?」
・・釣りバカoko-rocksはどこまでも釣りバカなのであった (^_^;)


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