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2016年09月07日

残暑の渓でラスト釣行

厳しい残暑の晴天、珍しく平日休暇になり出撃チャンス。おそらく今シーズンラストの釣行かな。
ペットボトル2本をベストの背ポケットに放り込んで、数年前のシーズン後半に良い思いをした渓に向かいました。
藪こぎをして谷底に降りると・・ん?・・渓相が変わり果てている?!
先日の台風の爪痕で、まるで違う渓に来てしまったかのような錯覚に陥ります。
ワタシが住む里はさほど台風の影響を受けなかったのですが、こちらの地方・山間部ではさすがに激しい降雨に見舞われたようです・・。

それでも遡行を開始するとポツポツと小さなイワナが釣れます。とは言ってみても、過去の実績ポイントはすべて消失。底石は白く洗われ、渓魚が身を隠す場所が少ない状態です。
フライロッドをあまり振ることもなく遡行は進み、記念写真を撮りたくなるほどの魚体にも出会えません。
「このままではブログ的ボウズでシーズンラストを終わってしまう・・(泣)。」
そんな焦りを感じたとき、瀬尻からいかにもイワナらしいライズフォームで#12Pパラに飛び出しました。



厳しいコンディションの中、素直なフライへの出方をしてくれて、とてもうれしかった一尾です。
その後も上流域へ遡り続けますが、どういうわけかフッキングが悪い。しかもフライを見切られるシーンもしばしば(汗)。
#14CDCストーンフライを口先で弾かれたので、#16CDCカディスにサイズダウンしてキャストすると今度はガッチリとくわえました。



この時期の源流域といえども、ちゃんとマッチ ザ サイズでフライをセレクトしないと良い反応は得られないと、このイワナに勉強させられました。
落差のあるポイントには小さなイワナが溜まっていますが狙わずスルー。相変わらず期待していたポイントは無くなっていたり小石で埋まっていたり・・岩の上に岩が乗っかってるんだから、いったいどれだけ水量が増えたのか想像するだけでぞっとします。



マメに水分を補給しながら上流へと向かい、今日の最終ポイントと決めていた区間に入りました。
倒木の陰からフライへライズ!ギューンとバンブーロッドを絞り込む強い引き!・・残念ながら大物ではなくスレでした(苦笑)。



そんなこんなで数匹追加して、いよいよ期待していた最後の淵に到着・・が、やはり岩で埋まって無くなっていました・・終了で~す(-_-;)
台風シーズンの後の釣行では、毎回いつもこんな不完全燃焼な終わり方をするワタシです。
それでもいつも感じるのが、これだけのダメージを負った渓で逞しく生き延びているイワナたちの生命力の強さです。
今日どこかに隠れていたイワナたちには、数年後渓相が落ち着いたころに、必ず逢えるようにと願いながら脱渓しました。

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中学吹奏楽部長を務める長女は、コンクール県大会出場を果たし自身の目標を達成しました。
先日のコンサートでも、とても良い表情で演奏をしていました。



息子は少年野球チームの中心選手として、どんどん力をつけています。
今やへなちょこoko父さんなんて、キャッチボールをしても、球の強さがちょっと怖いってのが本音です(笑)。
子供たちもそれぞれ頑張っているのだから、ワタシもなにかと頑張らなくちゃなぁ・・と思う今日この頃のoko父さんでした。  


2016年08月01日

渇水に苦戦のイワナ釣り。

昨シーズンからず~っと釣行のお誘いをいただいていたMarioさんと、2年ぶりに釣行をご一緒させていただきました♪
ワタシにとっては春以来ほんとうに久々の釣りで、すっかり鈍ってしまったであろう釣り勘が心配ですが(苦笑)、お気に入りのバンブーロッドを振れる悦びを味わうことにしましょう!



およそ予想してはいましたが、訪れた渓は渇水のシビアなコンディションです(汗)。イワナ狙いの好ポイントが、ほとんど浅い流れになってしまいました(泣)。
区間によっては走る渓魚の一尾すら目撃することなく、むなしく遡行をするばかりです・・。


       ↑ お気に入り TakiバンブーロッドでキャスティングのMarioさん

忘れたころに時折訪れる渓魚の反応に翻弄され、2人ともバラシや見切られの悔しいシーンを何度か味わってしまいます。
それでも前向きに前進あるのみ!・・なのですが、あまりにキビシイ状況のため徐々にキモチが萎えてきてしまいます (-_-;)
・・そして気が付けば夕刻・・これはもしかして「久々の釣行はボウズ」という、悲しいブログ記事タイトルを覚悟しなくてはならぬのか(;_;)/~~~?!
「あと30分釣り上がったら、納竿としますか・・。」
と、あきらめの境地でバンブーロッドを振る・・そのとき!ふたり同時のヒット~♪



大きくはないけれど、ようやく逢えた麗しのネイティブイワナ!
そしてその後もライズをいくつか発見し、Marioさんの3連続ヒット~!最後の一尾は粘り勝ちのライズハンティングでした。お見事~♪



その後はやっとイワナがお昼寝から覚めたのか、ワタシも超浅瀬から3連続ヒットで小気味よいイワナの引きを楽しみました。
まだまだイブニングの時間帯も残していましたが、ワタシとしては次回もしくは来年のベストシーズンに再挑戦!・・と言うことで本日終了。
ベストシーズンにウハウハと釣れる釣行はもちろん楽しいけど、今日のようなシブい一日も勉強で楽しい思い出になりました。
Marioさん、お疲れさまでした!また行きましょうね~!  


2016年05月11日

食わず嫌いの渓に遊ぶ。

いつ行っても渓魚がスレている感じで、近年なんとなく敬遠している渓流を久しぶりに訪れました。
そのなかでも過去に真面目にフライロッドを振った記憶があまりない、「食わず嫌いの区間」に入ってみました。
渓のコンディションは上々なようで、水面にはカディスやメイフライのハッチが見られます。フライをキャストすると、入渓ポイントから早々に元気なイワナがフライに飛び出した!
次のポイントではライズを発見して、#16CDCカディスで気持ち良くヒット〜♪



心地よく曲がるバンブーロッドの感触が嬉しい。
最新素材&テクノロジーを駆使したフライロッドもいいけど、古くから親しまれたバンブーロッドテーパーの魅力を再発見するようなシーン。
次のポイントは・・この岩盤際からイワナがフライに食いつけば最高のシチュエーション・・ゆったりとした反転流に漂う#12ピーコックパラシュートを、吸い込むようなライズでヒット~!




ちいさなライズフォームだったので一瞬オチビ渓魚を釣ったかと錯覚したけど、ヒット後のファイトは強烈で、底岩に潜られそうになったり流芯に走られたりと冷や冷や・・(汗)。
ランディングネットで掬ってみれば、スレンダーながらも尾鰭が大きな9寸イワナ!
「どうせ釣れないんだろうな」と思い込んでいた「食わず嫌いの渓」でしたが、いざ釣れるとなると「おっ!こんないいポイントがあるじゃん♪」とか再発見して気分が浮かれてくるワタシです(笑)。



サイトで発見したイワナが、フライをキャストしようとしたらライズした・・こりゃもらった!ヒット~♪
大場所の水底に渓魚が定位しているが、ドライフライに見向きもしない・・#16BHフェザントテールニンフに結び換えてしつこく流すとマーカーがスッと沈み、アワセを入れるとイワナがギュンギュンと走る・・たまにはニンフィングもいいね。

その上流は浅い瀬なのだけど、渓魚が次々とPパラに襲い掛かる・・けど、フッキングがイマイチ悪いので、蛍光ピンクのインジケーターをクリッパーで目視できるギリギリにカット。これが効果的だったのか、3連発でイワナがヒット!



気分よく釣り上がるとプールに到着。フラットな水面にはライズがチラホラ。ティペットを7Xから8Xに落とし、フライも#18ユスリカアダルトに結び変えて攻める・・が??
ワンキャストでライズは消え去り、何尾かの渓魚が一斉に走り警戒信号を発令する・・(汗)??
一気に水面は静まりかえり、最後のお楽しみに目をつけていた流れ込みのライズにもフライを見切られて敗北・・。
なんちゅうシビアな渓魚なのだ?!先ほどまでの好調が嘘のように、このポイントでは完敗でした(大泣)。

そんなこんなでしばらく釣り上がり終了。「食わず嫌い」を克服できたポイントもあったけど、まだまだ修行不足の敗北感も味わうことになった釣行でした。  


2016年05月09日

連休明けでシブいぜ。

GW明けの代休になり、釣り馬鹿oko父さんは渓へ向かう。
ジムニーを走らせると思ったより走行したのか、ガソリンメーターが急降下して帰り道が心配になったけど、まぁ大丈夫でしょう。
釣り馬鹿oko父さんは釣行時はいつもプラス思考なのです(笑)。
たどり着いた渓谷も、このゴールデンウィークに釣り人が多く入ったんだろうなぁ。
それでも「自分にだけは釣れる!」と、根拠のない強気でワタシは釣り上がるのだ!
・・ところが、あれれ??思ったよりシブいですね・・倒木影の超釣り辛いポイントからようやく一尾・・(汗)。



フライを#12から#16Pパラにサイズダウンして、ティペットを5Xから6.5Xに変更。徐々に反応が良くなってきました。
今年は雪解けも早くて、早春から釣り人に攻められているかもしれないもんね。はやくもややナーバスなコンディションなんだろうか?
反転流をドリフトするフライに、モッコリと渓魚が飛び出してヒット~♪



背中と腹部、そして朱斑点が、茶色~黄色~鮮やかなオレンジにグラデーションした魚体。
サイズはどうってことはないのですが、バンブーロッドを気持ちよく曲げて、強いファイトをしてくれました。ありがとう!
遡行するにつれて、サイトフィッシングで楽しめたり、ライズを見つけてトライしたりと楽しいひととき。
でもやっぱ、「ここぞ!」なポイントが不発で終わったり、一級ポイントでオチビしか釣れなかったり・・な~んて贅沢言っちゃいけませんね、連休明けなんだから(笑)。



脱渓時に、朝に攻めても出なかったポイントに再チャレンジでヒット~♪
こいつも元気いっぱいな引き味で、ワタシを楽しませてくれました。
この時期特有の難しさと、源流FF本格シーズンの気持ちよさの両方を味わった釣行でした。  


2016年05月02日

芽吹きのイワナ。

新緑の広がりが里から山へ一気に駆け上がる季節。今年は冬の降雪も少なかったため、そのペースは速いようです。
朝の野暮用を済ませると思いがけず時間が取れて、半日コースで釣行出撃してまいりました~♪

山中をひた歩き水辺に到着したのはすでに昼近い時間。訪れた渓谷もようやく芽吹きのシーズンです。
まだまだ所々に残雪が見られますが、淡い緑の輝きが釣り馬鹿魂を癒してくれます。
フライをティペットに結びバンブーロッドを振ると、白泡の切れ目に着水した#14CDCカディスにイワナが飛びつきました。



同じポイントから連続してイワナがヒット!その後も怪しげなポイントからは次々と渓魚が反応してくれます。
しかし気が焦り早アワセでフッキングが浅いのか、ランディングネットで掬う直前に良型をバラすのを連発(泣)。
それでも早々にツ抜け達成で、あとはサイズ狙いでサイトしながら遡行します。



大岩の陰のスポットが怪しい。CDCカディスをキャストするも気配はあるけど反応しない。
#12ピーコックパラシュートに結び換えて攻めてみると、今度は綺麗なライズフォームでイワナが食いついてきました。



似たようなサイズを何尾かバラしていたので、なんとか納得できる魚体をキャッチしてひと安心です。
その後もちびっ子サイズはスルーして遡行を続け、複数の良型が居るポイントを発見。
ライズした!こりゃもらったかも♪ふふふ・・
フライをキャストするとドンピシャで着水&ドリフト、そしてヒット~!
・・がしかし、並んで定位してたちっちゃい奴が食っちゃった(苦笑)。



ま、まぁこんなもんです。所詮ワタシのウデなんて(笑)。まだまだ修行不足ってもんですね。
その上流のポイントでも良型を発見して、しつこく狙ったものの敗北
モチベーションがガクッと落ち込んでしまい、釣りが雑になってきたのを自覚したので終了。
次回いつかこの渓を訪れたときはリベンジしてやるぞ!と、悔しかったシーンを脳裏に焼き付けました。

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今年もなんだかんだで日曜日は少年野球お手伝いに追われるoko父さん(汗)。
それにしても息子テツは、スポーツ音痴なワタシに似なくて本当にヨカッタ(笑)。



ついでに愚かな釣り馬鹿なワタシの影響を受けず(?)に、自分たちの道を進む我が家の子供たちにも拍手をしたいです(笑)。
・・ちょっぴりさみしいけどね(苦笑)。  


2016年04月11日

雪中トレッキング&リハビリ釣行?

久しぶりに自分の自由になる時間が少し取れそうだ。
よ~し、シーズン初釣行に出撃しちゃうぞ~♪
とは言っても昨年5月以来の釣り・・ウデもカラダも鈍っていることを嫌なくらい自覚しているワタシ・・(汗)。
釣り勘を取り戻すべく、釣り馬鹿リハビリ釣行ということでウォーミングアップしよう!

今年はこちら信州の里は、はやくもポカポカ暖か桜満開。暖冬だったので山の雪も消えたし、春の訪れが早いな。明日は気分良く渓を釣り上がれそうだなぁ~zzz
・・とか、遠足前夜の子供のように期待に胸を膨らまして眠りに就いたのに、翌朝目覚めて窓のカーテンを全開にすれば・・
・・ん?なんだなんだ??思いっきり雪が降ったじゃねぇかよ(泣)。
昨日グランドで子供たちと野球の練習してた時は暑くてTシャツでいたのに、一夜明けたら凍えるような天気じゃないのよ?!

それでもワタシにとって貴重な釣行チャンスです。「これしきの雪に負けるものか!」と、なかばヤケクソでジムニーを走らせ(苦笑)、下車した山奥で装備をして、まるでスノートレッキングのような気分で渓に向かいひた歩く・・そして水辺に到着。こちらの地方も当然うっすらと積雪があります。
久々に振るバンブーフライロッドの感触が嬉しい。迷わず5Xティペットに結ぶのは#12ピーコックパラシュート。ドライフライで釣りたい・・
しばし釣り上がるが、いくらか増水気味で狙いが定まらない・・おっ!小さなポイントだけど、ここならば・・



もっこりとフライを咥えこむ渓魚・・イワナだな。久しぶりの引き味を楽しみ、そっとランディングネットで掬う。
釣った渓魚のデジカメ記念撮影も久々で、なんだか上手くいかないぞ(苦笑)。
遡行する足取りも、なんだかバランス取りが悪く、久々に歩く渓谷で何度も足を滑らせて・・ウェーディングシューズを新調したのになぁ・・っていうか、雪でも滑るし・・(大汗)。

樹木が覆いかぶさるスポットが怪しい・・フライをキャストするとゆっくりとイワナが浮上してヒット!
危うく倒木に潜り込まれそうになったのをかわして、ネットイン。



まだまだ冬の名残りで痩せてるけど、この状況でドライフライで引き出せたので納得の一尾。
厳しい源流域たくましく生きるネイティブは美しい。
その後も何尾かの渓魚に遊んでもらいましたが、標高が高くなるにつれて更に気温も低下します。
フィッシングベストの背中から吊るしているランディングネットは凍りつくし、水しぶきも凍っている。しまいにはリールも凍てついて回らなくなってきた・・(*_*)



まだまだ上流へ遡行する時間は残っているけど、あまりの寒さでワタシの気力が萎えてきてしまいました(苦笑)。小雪も舞いはじめて下山の心配もあるので、最後にもう一尾イワナを釣って終了です。
終わってみれば「こりゃいくらなんでもニンフかな?」な状況で、けっこうドライフライで楽しめたので良し!・・としましょう。
・・ただね・・さすがに身体が冷えきってしまって、これでリハビリ釣行と言えるのか?!とも思える、ワタシにとっての今シーズン初釣行でした(苦笑)。