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2014年07月27日

真夏の渓魚は手強いよねぇ~。

ベストの背ポケットにはスポーツドリンク2本を装備。フライボックスを収納するメインポケットには、フライの代わりに塩分をチャージするタブレットタイプの塩飴をたんまり・・。
もはや釣りと言うよりは、何かの肉体&精神修行のような行動のように思えますが(笑)、これでも一応フライフィッシング釣行なんですよねぇ~(^_^;)

前日の信州はものすごい酷暑に見舞われ、なかなかキビシかったなぁ~(汗)。
これじゃとても渓流釣りどころじゃないよね・・なはずなのに、暑さでアタマがイカれたoko父さんは、夢遊病のように真夏の源流を彷徨うのであった(笑)?!
渇水でシビアなネイティブイワナたちに挑むぜ!・・とは言っても、午後から用事があるため早朝から4時間だけの釣行なのですが・・。

「まぁ、ちょっと涼めればいいかな(笑)。目標は、贅沢は言わないから22~23cmがいいなぁ~♪」
「じゅうぶん贅沢だわ~!」
・・ん??どこかのブログ記事に似た、独りつぶやき&突っ込みだけれども(笑)。
フライロッドを振りはじめて何尾かとのイワナと戯れ、早々に目標サイズは達成 (^^)v
あとは制限時間内で、どれだけ遡行できるか・・下山時間も考えてね・・(汗)。

まだまだ時間帯的には、薄暗くて釣り辛い谷底の区間。ちょっと怪しげな岩陰のポイントに到達。
本日もメインフライに使用している#14CDCカディスを反転流にキャストすると、バゴッ!っと気持ち良くイワナがライズしてくれます!
ギャリソン201テーパーのバンブーロッドをイイカンジに曲げてくれたのは、身体はスリムでちょっと頭でっかちだけど、なかなか男前な源流ネイティブイワナでした。



8寸超えのワイルドなイワナ。こんなヤツに会えれば、ワタシ的にはじゅうぶん満足です (^^♪
源流イワナのプロポーションってのは、とても個体差があって面白いですね。顔つきなんかもそれぞれだし、フライへの反応も派手だったり渋かったりもしますけど。

午前9時を過ぎてようやく谷に朝日が差し込むようになりました。虫っ気も徐々に出てきて、サイトでイワナの姿が確認できるようになります。



とは言っても、さすがにシビアな夏渓魚・・慎重にストーキングしたつもりでも、とんでもない距離があるのにイワナが流れを走っちゃったりして・・キビシイっすね~(激汗)。
かと思えば、リーダーキャストでも釣れちゃうくらい接近しても大丈夫な場合もあるし。ちょっとした水面状況の違いによって、釣り易いケースと釣り辛いケースと分かれるようです。



このイワナはとんでもない小場所から飛び出した。水深もさほどないような流れから、静かにフライを吸い込むようにライズしたムチムチボディーちゃん。
だんだんと渓魚たちのお目覚めの時間になってきているのか、浮いているようなイワナも多く見られるようになり、サイトフィッシング勝負が楽しくなってきましたよ~♪



・・と浮かれているワタシの気持ちを見透かすように、手強い夏渓魚はそんなにはアマくなく・・何尾かには勝利しましたが、痛恨敗北シーンも多々ありまして・・
・・自分のFF修行不足を痛感するのでありました (T_T)/~~~
ヘマをやらかすたびに、「うぉ~(泣)?!なんでキメられないんだ~!」と、カモシカやツキノワグマくらいしかいない源流で、ときに絶叫し自分を嘆くワタシなのでした(苦笑)。

午前10時。ここからが美味しい時間帯だろ・・なのですが残念、脱渓タイムになっちゃいました。
そして釣りを終えて下山を始めた途端に、まんまとにわか雨にやられて全身ズブ濡れな釣りバカオヤジ(笑)。
でもまぁ、短時間ながらそこそこ満足できる釣行になりました。今シーズン中に、もう一度くらいリベンジしたいなぁ。  


2014年07月07日

麗しの渓に遊ぶ。

梅雨の晴れ間に恵まれて、ジムニーJB23を駆るフライフィッシャーMarioさんと釣行をご一緒しました。Marioさんがお気に入りのHR、ネイティブイワナが棲む麗しの渓に出撃です!

釣りを開始して間もなく、お互いに嬉しいヒットシーンが訪れます ♪ 
フライは#14のCDCカディス。予想していたより素直なポイントからイワナが飛び出しました。
釣り人が多い人気河川なので小場所などの竿抜けポイントが有望かと思いきや、開けたプールや淵などの大場所で気持ちよくバンブーロッドでキャストしたほうが手ごたえが良いのが意外でした。


                                       ↑ Marioさん

気温も水温も低めだった早朝から、昼近くになり渓魚や水棲昆虫の活性が高まることに期待します・・が、現実にはイマイチ渋~いコンディションなようです(汗)。
区間によっては近年の台風のダメージで渓も傷んでいて、その影響かハッチも少ないのかな?
渓魚もそれなりにスレていて、フッキングが浅くてバラしたり、フライを見切られたり、パシッ!と弾くようにフライにライズしたり。なかなかシビアなようですね~(苦笑)。



それでもやる気があるヤツはフライに鋭く反応して、ふたりのロッドを気持ちよく曲げてくれます。
こちらは#14ピーコックパラシュートに飛び出した、あどけない表情のイワナ。



やがて上流から一人の餌釣り師が下って来ました。お話しを聞くと綺麗なイワナが釣れたと嬉しそうでした。
いったん休憩にして釣りバカ談義に花が咲きます(笑)。昼食をはさんで我々も遡行を再開。
先ほどの釣り師の影響はそれほどでもないようで、Marioさんはプールで連続してイワナを掛けているようです。


              ↑ 美しいブナの森の渓で、Marioさんのヒットシーン

Marioさんは何尾かキャッチしますが、相変わらず鉤掛かりが浅いらしく連続してバラしてしまったと嘆きます・・が、その笑顔に充実感があふれていますね。
「相手が手強いほうが、釣りバカ魂は燃えるってものですよ(笑)!」
・・おっしゃる通りです(笑)。

Marioさんが粘るプールのすぐ上流、ちょっとした反転流が怪しいと見込んで#14CDCソラックスダンを漂わせます。
巻きに沿ってドリフトすると吸い込むようなライズ!・・すかさずアワせるとヒットした渓魚がギューン!とロッドを絞り込みます!
ワタシとしてはこの渓では滅多に体感したことのない引き味、そこそこ良いサイズかもしれませんね~♪
7Xティペットだったので慎重なロッドワーク、じっくりとイワナを寄せ・・てはまたまた深みに潜られて(汗)・・を何度か繰り返して・・



ランディングネットに収まったのは、ワイルドで精悍な顔つきの9寸超イワナです!気持ちの良いファイトを楽しませてくれました ♪
このサイズが出てくれればワタシは大満足です!記念撮影後にリリースすると、しばし浅い流れで優美な魚体を我々に見せ付けて、流れに戻って行きました。



その後も遡行を続け、たくさんのイワナが居付いている淵に到着。だけどその上流にはどうやら先行者が存在するので釣り上がりを断念。その場に留まりイブニング狙いで楽しもう、ということになりました。

なかなかスプーキーな反応を見せるイワナに翻弄されながらも、無邪気にフライロッドを振る釣りバカオヤジふたり。
お互い四捨五入すれば50歳代だというのに、子供に返ってしまって完全に小学生くらいの精神年齢レベルになっているようなものです(笑)。
一尾一尾のイワナを追いかけて、「よっしゃぁ~!釣れました!」「あちゃ~?!ラインブレイク(泣)・・」「くっそ~!フライの横の本物にライズしやがった~(苦笑)!」
・・などと、夕暮れの源流に笑い声が響きます。そしてオッサンふたりの楽しかった一日の釣りが、あっという間に過ぎていきました。

明日早朝からは東京に帰って仕事が始まるというMarioさんですが、麗しの渓でじゅうぶんキモチが充電できたようですね!また行きましょう!