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2013年09月30日

ブログ的ボウズに散ったラスト釣行 ^^;

ついに今年の渓流FFも禁漁を迎えちゃいますね~。ワタシも最後の悪あがきで、シーズンラスト釣行に出撃してきました!

爽やかに澄み渡った青空の下、夏とは違う樹木の色彩、柔らかい感じになってきた太陽の日差しを浴びて、季節の移ろいを感じながら山中を歩き渓を目指します。
途中ではキノコ採りの2人組みに会い色々と話をお聞きしました。これもまた秋の風情ですね。
紅葉で少しずつ彩り始めた木々を見上げながら、まだまだ奥深くの山に入ってゆきます。



ようやくお目当ての渓に到着。さっそくロッドを振り始めますが反応は薄く・・まだ時間帯が早いのか、渓魚が沈んでいるのか?
ちょっとした落ち込みのポケット状になった深みに、#12CDCカディスをキャストするとヒット~!
7寸ほどの可愛いヤツですが、色鮮やかな魚体と元気な引き味はネイティブイワナの持つ魅力ですね。



本日も同行していただいたshimaさんは、気合を入れてOSPREYザックを背負っての出撃です。
だけどその先は、進んでも進んでもイワナの反応がなく・・?瀬を走る渓魚の姿もあまりに少なすぎます・・。
「これはいくらなんでもおかしいな?」と思った矢先に先行者の足跡発見・・。
戦意喪失して、その場で早めの昼食をとり、渓を移動することにしました。

またまた山中をひた歩く釣りバカふたり・・途中でがけ崩れなどがいくつもあり、藪コギしたり高巻きしたりして前進するのみです。
ようやく2本目の川に到着・・が?!・・「ゲゲッ!!川が激変している(驚)?!」
そう、前回の台風18号の爪痕は激しく、渓の周りの木々はなぎ倒され、川原はきれいさっぱりと流されて生命感ゼロなムードが漂います・・(泣)。
「あれ?間違えてちがう川に来ちゃったんだっけ(苦笑)?」
思わずふたり顔を見合わせて苦笑いです・・。

それでもフライロッドを振ってみなくては始まりません。しばらく進むとshimaさんが徐々に釣れ始め、さらには岸壁の上からサイトでイワナを発見。そしてかなり際どい位置取りから狙いヒット~!ワタシがランディングネットを持ってイワナに駆け寄り掬ってみれば・・
お~!お見事shimaさん!尺イワナですよ~(羨)!



さすが尺イワナキラーshimaさん!このキビシイコンディションの中、尺を出しちゃうんですから、あっぱれの一言に尽きます!

ワタシもそろそろラスト釣行ブログ記事に添える写真に見合った、納得サイズの獲物を釣らなくてはなぁ(汗)。
大岩の脇に浮いていた良型イワナを発見!ワタシに狙わせてもらいました・・
・・おっ!ライズしたぞ~!やる気満々のイワナです。こりゃ釣らなくてはイケマセン!これでハズしたら、今シーズンはもうこれで渓流フライフィッシングを引退しますよワタシ(笑)!(←って言うか翌々日から禁漁なだけだろ、オイ・・)
#14CDCカディスをキャスト・・イワナがゆ~っくりと浮上してフライを咥えました!一呼吸置いてドンピシャのタイミングでアワセを入れるとガッツリとヒット~♪
9寸ほどの幅広ボディーのイワナが水面下で大暴れします。ポールヤング パーフェクショニストテーパーのバンブーロッドが気持ちよく曲がり、ソリッドブランクからコルクグリップの手元まで、引き味がビンビンと伝わってきます!



shimaさん 「おっ!けっこういいサイズじゃんか~!」
oko-rocks 「ありがとうございまっす!やっといいヤツ釣りましたよ~ん、ムフフ ♪」
・・と油断した瞬間・・フッとフライがイワナの口からはずれて・・バレました~ん(大泣)
なんてこったぁ・・「イイヤツバラ~ス病」がよりによって最後の最後に再発とは・・(-_-;)
ということで、この釣りバカoko-rocks、今シーズンはもう渓流フライフィッシングから引退することにいたしました <(_ _)>
・・でも来年の渓流シーズンが開幕したら、早々にまた現役復帰しちゃうけどね(笑)。



そんなこんなでワタシの2013年渓流フライフィッシング釣行はこれにて閉幕。
ラスト釣行は自分が釣った渓魚の写真がないという、いわゆる「ブログ的ボウズ」に散ってしまいました~(^_^;)
釣りを終えて日が暮れた山中でコーヒーを入れてもらいホッと一息。なんとなく今シーズンの釣行の思い出が甦りました・・

・・何だかんだで釣行回数は少なかったけど、内容が濃い釣りを堪能できたこともありました。
例年釣行をご一緒する何人かのFFマンには、ワタシのスケジュールの都合などで残念ながらお誘いは出来ませんでしたが、また新たなFFブロガーさんたちと出逢うこともできました。
なによりもケガや事故もなく楽しいシーズンでした。釣りバカなワタシを支えてくれた家族や仲間たち、そして山々と渓とそこに棲む生き物たちには感謝でいっぱいです。ありがとう!

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追記

ワタシのこの無残な釣果の原因は、夏にワタシが「ボウズの呪い」をかけた、ちさやんからの「呪い返し」だ・・との噂が飛び交ってます・・恐ろしや、恐ろしや・・
新たなリベンジ呪いを、ワタシもはやく編み出さなくては・・(笑)?  


2013年09月23日

初秋の源流渓魚たちを探して。

先週の台風の影響で、渓のコンディションはどうなんだろう・・?
野暮用などのため出発時間が遅くなってしまいましたが、不安と期待が入り混じるようなキモチで、もしかしたらワタシにとってこれでシーズンラストとなるかもしれない釣行に出撃です ♪
夏にはあんなにもにぎやかだったセミや鳥の鳴き声がすっかり消え去った、秋が忍び寄る静寂の森を抜けて渓に到着。

さすがに流れにはかなり増水した痕跡がありますが、水量は落ち着いていていいカンジです。
釣りはじめた最初のポイントから、早々にヤマメらしき魚影がフライにライズしますがフッキングせず・・この時期の渓魚はやっぱナーバスだよね~^_^;
ちょっとした淵から可愛いイワナが飛び出し、ポツポツと渓魚たちがバンブーロッドを曲げてくれます。
同行していただいたshimaさんがワイルドな顔つきの良いヤマメをヒット~♪
ところがランディングネットに収めてみると、ヤマメの魚体は無残なほどに傷ついていました。増水したときに岩などに打ち付けられて受けたダメージなのかな。それでもたくましく生き延びる渓魚たち・・自然環境の厳しさと生命の力強さいう真実を見せ付けられたようで感動しました。ガンバレ!お魚さんたち!

大岩の陰から流れを覗き込み、浮いていたイワナをサイトフィッシングで狙います。#16CDCカディスにゆっくりとしたモーションでの~んびりとライズ。
気持ちよくギャリソン201テーパーバンブーを曲げてくれたネイティブイワナです。



ポイント毎に釣れるイワナの体色や顔つき・プロポーションが変わり、同じ渓の魚とは思えないほど個体差が激しい・・面白いものですね。
コイツはヤマメのように尖がった口をした、鮮やかな朱斑点が印象的な魚体でした。

その後しばらくは反応が悪い区間になりましたが、岩がしっかりとした渓相になると再び魚影が戻ります。
サイズはイマイチですが、オレンジ色の腹部が綺麗なイワナや真っ黒い体色のイワナなどが釣れてきます。


       
いかにもヤマメが好みそうなストレートの瀬。ど真ん中にフライがドリフトするも無反応?ちょっとレーンから外れた脇の浅瀬にキャストすると今度はヒット~!
トリッキーなローリングファイトで交わそうとする・・ヤマメかな?



秋色の婚姻色に染まり始めたヤマメさま。恋の季節のはじまりだね。た~くさんの子孫たちを残してください!

その後はちょっと期待したいポイントがいくつか現れたのですが、どういうわけか魚影すら確認できずどこも不発が続き・・最後のポイントでshimaさんがロングキャストで綺麗な良型イワナを釣り上げて終了。
まだ新しい釣り人の足跡も残っていたので、前日に餌師が入って抜かれたかな?的ムードが満点・・台風・増水の影響よりも、根こそぎお持ち帰りされちゃうダメージのほうが、はるかに大きいよね・・(泣)。

そんなこんなで後半区間は不完全燃焼な思いも残り、ちょっと敗北感・・参りました~ <(_ _)>
・・来シーズンウデを磨いて出直しますので、またオジサンと遊んでちょ~だいね~!