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2017年10月02日

ジムニー JA11 ウォーターポンプ交換 & 湖ドライブ

先日ふとジムニーの駐車スペースを歩いていると・・
「ん?なにか液体のようなものが車体から流れ出している??オイルでもないし、どこかに溜まった雨水でもないしなぁ・・ラジエター液・・かな?」
ジムニーを走らせ用事を済ませた帰り道、エンジンの水温計が不安定に上がったり下がったりして、メーターの中のヒートランプが点滅し始めた・・オーバーヒートだな、マズイな(汗)。
何度か空き地に停車して、ボンネットを開けエンジンの熱を逃がしながら、休み休みなんとか行きつけの自動車整備工場へたどり着きました。



整備工場のお兄さんに診てもらうと、ラジエターのウォーターポンプから漏れているらしい。交換が必要で、ついでにタイミングベルトも換えなくてはならないとのこと。
毎年何かしらのトラブルが発生するワタシのジムニー JA11です。今年の夏を無事に乗り切り、渓流シーズンが閉幕した途端に、溜まっていた疲れが出たのでしょうか・・。


   ↑ さほどクルマやメカに詳しくもないワタシなので、どの部品を交換したのやら (^^ゞ

数日後修理から帰ってきた我がジムニーに乗り込み、エンジンを掛け走らせると・・
「おおっ!やっぱコレだよ!今どきの軽カーに比べれば、まるで戦車のような乗り心地~♪」
←オマエ戦車になんて乗ったことねぇだろ、オイ(笑)
やはりワタシには、ジムニーJA11の、この無骨な乗り心地が合っているのでしょうか(笑)。

それにしても今回のエンジントラブルが、自宅や自動車整備工場からあまり離れていない街中で発生したことには、正直言って本当に助かりました。
もしもこれが遠征釣行時で、とんでもない山奥で故障していたら・・と思うとぞっとします(冷汗)。
しかも渓流FFシーズン禁漁になるまで持ち堪えて待ってくれたなんて、ワタシの釣りバカ魂がジムニーにも乗り移ったのか?な~んて思っちゃいます(苦笑)。

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復帰したジムニーの調子をチェックするために、北信州の湖へドライブ。
「あれ?なぜか荷室にフライロッドがあるぞ?あらら?リールやフライボックスが入ったバッグも!」
← しらじらしいな!最初からそのつもりだったんでしょ(笑)
・・そうです、釣りバカokoオジサンは悪あがき釣行へ出撃です(笑)。
「渓流が禁漁なら湖があるじゃないか!トラウトがダメならスモールマウスバス狙いでどうだ!」
・・20年ほど昔にフライでスモールマウスバスと遊んだことがある湖なのですが・・結果から先に言いますと、5時間くらい釣りをして・・「完全なボ」でした~(^^;)



過去の実績フライを何本か巻いて、久々に#6ロッドを振りつづけましたが・・撃沈・・(-_-;)
魚信のひとつもナシ、一尾の魚影も見ることもナシの、まったくのボウズです・・。
昔々にワタシがフライで遊んだエリアは、現在は釣り禁止になっていました。今回訪れたワンドは、フライロッドを振るバックスペースがある場所が限られ、キャスティング可能なポイントが限られてしまいます。



完全な情報収集不足ですね。ボートに乗ったりウェーディングすればもっと多くのポイントを攻められたのでしょうが、そこまで本気モードじゃなかったからな ←それって完全な負け惜しみでしょ(笑)
・・一番の敗因はワタシがこの時期のバスフィッシングを甘く見ていたことでしょうね (^^ゞ



湖面には風が吹き、小雨も降り始め肌寒くなってきました。カップ麺で冷えた身体を温めましたが、冷え切った釣りバカ魂は温まることなく、「ボウズ」の言い訳を考えながら(笑)、ジムニーのステアリングを握り、秋の信州ロードを走り続けたのでした。  
タグ :撃沈


2017年09月26日

釣りバカ復帰シーズンファイナル

過去2年半ほどあまり釣りに行けなかったワタシが、なんとか「釣りバカに復帰」できた2017年渓流FFシーズンでした (^^ゞ
開幕戦は5月と出遅れましたが、あっという間に季節はめぐり、シーズンファイナル釣行です。

気持ちの良い秋晴れの山中をtakaoさんと歩き、渇水気味の渓に到着。
釣り開始早々、好調takaoさんに良型イワナがヒット〜!こりゃ今日はウハウハ釣果かな〜♪
・・と浮かれた途端に渓魚の反応が途絶え、目の前に3人の釣り人の姿が・・?! (・_・;)
まさかの先行者が現れて、釣り場変更を余儀なくされ脱渓・・。

迷路のような密林の中を藪こぎして次に向かった渓も、新しい釣り人の足跡が残り反応は薄く、走る魚影もありません。
それでも大場所の流れのエンド、「ここぞ!」のポイントから狙い通りにイワナがヒット~!




「こりゃシーズン最終釣行で、シーズン初ボウズかな・・」と正直心の中で嘆いていたワタシでしたが(苦笑)、強いファイトの26~7cmほどの元気なネイティブイワナに励まされました。
どうやら先行者はこの場所から退渓したらしく、その上流からは魚影も確認出来てイワナがポツポツ釣れ始めます。
とは言っても渓のコンディションはナーバスで、サイトフィッシングで渓魚に勝ったり負けたりの釣り上がり。


                 ↑ 小場所を丹念に釣り、良型ヒットのtakaoさん

大淵の岩盤際の流れが怪しい。手前から探ってみると、やっぱりイワナが#14CDCカディスに飛びついた!
水深のある流れに、何度も潜るファイトで応戦するイワナ。素晴らしいロケーションとムードがある一級ポイントでのヒットで、「やっぱり渓流フライフィッシングって楽しいなぁ~♪」と痛感しました。



紅葉にはまだ早いとは言え、夏とは違う木々の色彩や青空と雲の流れ、強すぎない太陽光が照らす水色が、秋の渓谷美を演出しているようです。
時折現れるダイナミックな渓相に、目を奪われ心が潤うような気分になりますね。


        ↑ 大場所を攻略する術がなく、やみくもにキャストを続けるokoオジサン

さらに遡行を続けると、またまた渓魚の反応が無い区間になりました。別の釣り人の足跡が残っていて、チビイワナの一尾すら流れを走りません・・。
さすがに今シーズン最後の日曜日。日本中のどの渓も、もしかしたら満員御礼状態なんじゃないかと思っちゃいます(笑)。
そのまま最終ポイントと決めた場所まで釣り上がり,、景色を楽しみながらフライロッドを振りつづけます。
来シーズン、コンディションの良い季節に是非また来てみたいなぁと思いました。



好反応と厳しい状況が入り混じったシーズンファイナルでしたが、終えてみればこの時期らしい渓流釣り風情を味わえた、思い出深い釣行になりました。
道中の車内では、takaoさんから釣りだけでなく登山など様々なお話も聞けて、経験豊富なベテランのアウトドア情報を得て有意義なひとときでした。

そんなこんなで、またまた釣りバカオジサンに復帰したワタシの2017年渓流FFシーズンが終了。
出撃回数はトータル15回だけでしたが、それぞれが思い出に残る、内容の濃い釣行でした。
釣行をご一緒させていただいた何人かの渓流FFマンの皆さん、お疲れさまでした!
お誘いいただいたけどスケジュールなどが合わなかった皆さん、来シーズンは是非ともご一緒しましょうね~!  


2017年09月06日

手強い秋イワナとサイト勝負

この時期としては貴重な平日休暇を得た!渓流FFシーズンも残すところ一か月を切ってしまったからね。出発時間が出遅れちゃったけど、こりゃもう迷わず渓へ行くしかないよね~(^^ゞ
ひょっとしたら他に誰もいない貸し切り状態で、ウハウハ釣れちゃうかもね~(妄想)♪
・・しかし現実はそんなに甘くはなく、渓はすでにまさかの釣り人満員御礼でした・・(@_@)

県外ナンバーの釣り人らしき車が停まっているけど・・え~い構わん、後追いで竿抜けポイントを狙うぜ!・・結果は?・・ここぞの大場所からチビイワナ2尾のみで撃沈・・(泣)。
一度脱渓して仕切り直しで次の釣り場へ・・森の中に2頭の二ホンシカが跳ねて疾走する。
ヤバ(汗)、あいつらと間近で対面したら蹴られて大怪我しちゃうぞ・・今シーズンは野生動物と遭遇することが多いワタシ・・釣りどころのムードじゃないので、またまた別の渓へ移動・・(大汗)。

次に入渓した釣り場では早々にイワナの反応があったぞ ♪ ・・って一瞬ココロが浮かれたけど、その後はポイントを叩けど叩けど出ても一回ポッキリで、次は無いシビアな状況が続く・・。
あぁ~駄目だダメだぁ・・ここでも撃沈の予感が濃厚だぁ (-_-;)
昼メシを食べることすら忘れて釣り上がりカラダはヘロヘロ。集中力も途切れてライントラブルも続発。もうあきらめて帰ろうかと思った頃に、やっと心優しいイワナが遊んでくれました。



「9月の渓流フライフィッシングは苦戦して当然」と覚悟しているワタシでしたが、平日でもこれだけの釣り人が訪れているとは予想外でした。←オマエもそのうちの一人だがな(笑)
残り少ないシーズン中に、チャンスがあればいつでも即出撃!・・ってのが、釣りバカたちの共通の考えなんでしょうね(苦笑)。



対岸の岩陰をドリフトするフライに渓魚が反応した・・けっこういいサイズのイワナ!岩のくぼみから流れへ出たり隠れたりしながら定位している。ワタシの存在にはまだ気づいていない様子。
こりゃサイト一発勝負のチャンスだね!確実に仕留めるため静かにイワナの下流に回り込み、手前の岩に自分の身を隠しながらアップクロスでキャスト~!
イワナはスーッと浮上して、#14CDCカディスを飲み込んだ・・ヒット~♪
強いファイトの良型です。ロッドをギュンギュン曲げて流れを走る・・気持ちイイ~♪
・・あれ?止まった??・・岩の下に潜られました~(ToT)/~~~

マズイぞマズイぞ(激汗)、ティペットは8Xだから強引なやり取りは出来ない。ロッドティップから延びるラインから位置を確認して、慎重にロッドを立てると・・岩から出てきた!再び流れに戻ったイワナが白泡に突っ込もうとします。
岩にティペットが傷つけられてるかもしれない・・祈るような思いでイワナを寄せて・・ネットイン!



今日一日の苦戦の思いを帳消しにしてくれるような、28cmネイティブイワナ!
フックは唇の先端ギリギリに刺さってた・・際どかったんだなぁ。もと居た流れにそっとリリースすると、イワナはゆらりゆらりと泳いでいきました。

タイムアップの時間が迫る・・GPSで確認した脱渓ポイントにも、もう間もなく到着の予定。
反転流の真ん中の泡溜まりが怪しい。巻きに沿ってドリフトするフライにピシッ!とライズ。
反射的にワタシも鋭くアワせるとヒット~!こいつもいいサイズ。
狭い落ち込みのポイントを縦横無尽に泳ぎ、時々岩の間に逃げ込もうとする狡猾イワナです!



何回かランディングネットを見るたび逃げた、元気いっぱいの27cmイワナです!
けっこう釣り人から狙われやすいポイントだったのに、よく出てくれたなぁ・・たまたま夕飯時で、隠れ家から出てきたところだったのかな?

その後は時間帯が良かったのか区間が良かったのか、ポツリポツリと渓魚の反応が出てきました。と言ってもやはり渋~い9月。
一発でサクッ!と気持ちよく釣れるわけでもなく、スレ掛かりで釣れちゃうヤツも結構いたりなんかして・・。
やはり釣り人の気配やフライを警戒してるんだなぁ・・と感じさせられます。



そんなこんなで夕刻となり、手強い秋イワナ相手の釣り上がりが終了。
序盤戦では「釣れない、もう帰ろうかな?」と弱気に追い込まれたワタシでしたが、貴重なサイト勝負も自分のモノに出来たので、良い勉強になった一日でした。
谷には早くも秋色に色づき始めた樹木もあり、禁漁までのカウントダウンも始まったよね・・と感じられた釣行。
さぁ、今シーズンのラストスパート、あと何回渓に立てるかな?  


2017年08月28日

初秋の記憶と残像を釣り上がれ

爽やかな秋晴れの山中に向かい、KIFさん「激戦区の渓」へ出撃。
この谷はワタシにとって、もしかしたら10年ぶりくらいの再訪。自分の「おぼろげな記憶」を頼りに谷底へ下降します。

例年ならこの時期は高気温や渇水で超シビアな状況なんだけど、今年の夏の終わりは程よい降雨もあり気候もやや涼しげな状況なので、「もしかしたらいいかもね~♪」・・な~んて、自分に都合がよい勝手な思い込みを胸に抱きフライロッドを振る・・ところがやっぱり・・渋いよね~(苦笑)。

それでもスゴ腕KIFさんは早々に良型イワナをキャッチ・・実力の違いを見せつけられます。
ワタシも「セコい小場所」からイワナをヒットさせ、とりあえず「ボ」は回避・・(^^;)
だけど記念写真をマジメに撮らなかったので、このままでは「ブログ的ボウズ」の危険性もありえるぞ~(激汗)。
その後は途中けっこう険しい箇所も遡行しましたが、苦労した割にワタシには思ったほどの釣果は得られず・・。
午後になりようやく何とか記念写真認定サイズ(?)のイワナがヒットして、ようやく「ボウズ逃れの一尾」の撮影を達成・・(^^ゞ



このアベレージサイズほどのイワナの姿が、妙にありがたかった本日のワタシでした(笑)。
さてさて、ドピーカンの晴天で、日差しは強いけれど涼しい風が吹く渓谷。流れの水色や木々の色彩や赤トンボが舞う風景に、自分の初秋の記憶と残像がオーバーラップします。
釣り続けてやや上流部に移動。自分が覚えていた渓相とはややポイントの形状などが変わっていましたが、相変わらず変化に富んだ区間で楽しいです。


           ↑ 渋いコンディションでも、テクニックで良型を釣り上げるKIFさん

今日もKIFさんの釣りっぷりは見事です。釣り人の足跡がたくさん残る激戦区だというのに、竿抜けポイントから良型イワナを引きずり出します。
ワタシもポツリポツリとイワナを釣りながら、この歳にして今更なのですが、「自分ももっとフライフィッシングが上手くなりたいなぁ」・・な~んて向上心が芽生えちゃいます。


                 ↑ 渋~いイワナに翻弄されるokoオジサン

イワナの反応は気まぐれで、何度も何度もフライ直前まで水面へ浮上しても食わないヤツもいれば、絶対見えているはずのフライを完全無視するヤツがいたり・・
かと思えば、とても素直な流れのポイントに、とても素直に水面へ浮上して、とても素直にフライを飲み込んだヤツがいたり・・ ↓



とても気持ちの良い釣れ方で、とても良いファイトを楽しませてくれた28cmイワナです!
このタフコンディションの渓で、こんなネイティブイワナに会えれば大満足なワタシです ♪

退渓ポイントが近くなり釣り上がれるのもあとわずか・・という地点で、KIFさんが色黒ワイルド系尺顔男前イワナをヒット~♪
「あとはokoさん、最後の一匹釣ってなぁ~!」
と声を掛けられ、キモチを込めて本日ラストキャスト~!・・「バシャッ!」・・出たぁ~?!



今日最後の一尾は、今シーズン最小イワナで締めくくりましたとさ(笑)。
そんなこんなで、夏の終わりと秋の訪れが入れ違うようなムードを体感しながらの釣行。
古い自分の記憶と残像は、正解と間違いが交錯しながら(苦笑)、再確認や修正をして新たな釣りの楽しい思い出となっていったのでした。  


2017年08月21日

夏を越した尺イワナと戯れる

先日の局地的豪雨の影響が残っているような気がして、さてどうしたものか・・と悩んでいた矢先に、急遽KIFさんとの出撃が決まりました。
今シーズンお互いに一度行ってみたかった渓があったので、
「ダメでもともとで挑戦しましょうか~!夏を越したシビアな渓魚たちに打ち砕かれましょう!
・・な~んて釣りバカ魂が静かに燃え盛り上がり(笑)、渓谷へ向かい山中を歩く・・。
GPSを頼りに、入渓地点を探して水辺に到着。ロッドをセットして、ラインを馴染ませるつもりで下流にキャストすると、すぐにイワナが浮いてきた!・・がフッキングはせずに水中に戻った・・。
「あれ?!でも思っていたより渓魚の反応はいいのかもね~ ♪」
もしかしたら先日の降雨が良い影響をもたらして、渓のコンディションをリセットしてくれたのかもしれません。
闘志メラメラだった釣りバカが、一転してスケベ顔になっているのを自覚するワタシです(笑)。

ふとKIFさんに視線を向けると・・うぉっ!もうヒットしてるじゃん、早ぁ~!
この調子なら、本日も「KIF師匠オンステージ」は確定ですね。釣りっぷりを拝見しましょうか。
ワタシも目の前の大きな反転流の怪しげな泡の中に、#14CDCカディスを浮かべて探ると・・水底から大口を開けたイワナが浮上して、ゆったりとフライを飲み込む!
ガッチリとアワせると、イワナは深みへ何度も潜り強いファイト!ロッドが気持ちよく曲がる・・



何回かネットで掬い損ねながらも(汗)、無事にキャッチしたのは29cm泣き尺イワナ!
こんないいイワナと会えるとは思ってもいなかった。もうこの時点でワタシは大満足・・そろそろ帰りますかぁ (^^ゞ ←おいおい、釣り始めたばかりだろ。まだまだ先は長いぞ(笑)


         ↑ 今日も「視線を向けるといつもロッドが曲がっている」KIFさん

流れのカーブの小さなくぼみが怪しい・・フライをキャストするとスーッとイワナが浮いてきた!
フライロッドをギュン!と曲げてヒット~!これまた強烈なファイトです。
慎重にやり取りしながらも、その引き味を堪能する。真夏の渓の透明な水に浸りながら、ネイティブイワナと戯れるひととき・・超気持ちイイっス ♪





イワナが浮いてきたところで、ランディングネットを差し伸べれば・・32cm尺イワナです!
ちょっとスレンダーだけど、背中に鳥に攻撃された傷跡が残る、厳しい自然環境を生き延びてきた逞しき魚体です。
元居た場所へゆったりと泳ぐ姿を、しばし時の流れを忘れて見守りました。


              ↑ セコい攻め方で尺イワナを追うokoオジサン

尺イワナをリリースして遡行を再開。目の前に広がる浅瀬に魚の気配を感じる。
この時期、意外とこんなシャローに良型が付いているパターンがあるよね。この前のポイントでも浅場からいいサイズに走られたっけ・・。

念のためフライをキャストすると、ドラッグが掛かる寸前にバシャッ!とイワナが飛び出した!
ところがワタシは油断してラインのスラックを取り損ねていたので、後方へ一気に走りロッドを大きくあおり、超カッコ悪いヒットシーン(苦笑)。
夏の日差しに照らされキラキラと輝く流れに、これまたいいサイズのイワナが疾走します・・これも尺ありそうかな?




こいつはやや白っぽい綺麗な魚体の、30cm尺イワナ!まさかの尺連発です ♪
イワナは記念写真を撮っている途中で、ビシャッ!と元気に流れへ戻って行きました。
こういうポイントから尺が出てくれるなんて、よほど渓のコンディションが良好なのかな。先日の降雨は恵みの雨だったのでしょう。



もちろんKIFさんも、尺や泣き尺をはじめ、相当な数を釣ってます。これぞプロの腕前ですね!
数センチも違わず正確にフライを落とすキャスティング、メンディングなど、見ていると本当に勉強になります。
魚が居そうなポイントを発見すると、「我慢できないタイプ」との噂通りに(笑)、次々と攻める姿勢がKIFさんらしいです。

手前に強い流れがある奥の反転流。絶対にイワナが潜んでいるはずのポイント。過去にこんな場所では、ドリフトがうまくいかなくてイワナにフライを食わせきれなかったり、ヒットしたけどに強い流れに揉まれてバラしたり・・そんな無念の記憶ばかりが頭に焼き付いています。

KIFさんに見習って、ここは是非ともイワナに勝ちたい!・・水面を漂うフライをイワナが追う!
・・が、食いつく前にやはりドラッグ(汗)・・もう一度!またまたイワナが水面に浮上・・だけどやっぱりドラッグ・・めげずにまだまだフライを投入し続ける・・モコッ!こんどは食った!ヒット~♪



遠目からみたイワナはサイズ的にそうでもないように見えたけど、格闘中に流れの中で反転した魚体はけっこういいサイズです。
ファイト中に手前の強い流れに入ってしまいましたが、ロッドの弾性を生かしてしのぎ、じっくりと寄せてランディング。
なかなか精悍な顔つきの29cm泣き尺イワナです!嬉しいぞ~♪

そんなこんなで、夏を越したたくさんのイワナと遊んでもらった釣行。
出撃前は「この時期のイワナは気紛れだから、もしかしたらけっこうキビシイかもねぇ・・」と弱気なワタシでしたが、終わってみれば思ってもみなかった好釣果で大満足です。
KIFさんお疲れさまでした。また行きましょう!それにしても道中の山登りや歩きは、お互いに正直しんどかったですね~(^^;)  


2017年08月07日

源流で逢いましょう

野暮用が続いたり雨で釣行を断念したりして、なんだかんだでワタシはもう1か月近くロッドを振っていないぞ・・フライフィッシングを忘れちゃったらどうしよう(泣)。
←心配するなよ、釣りバカは馬鹿だからカラダに釣りが染みついてるんだよ(笑)
今日も早朝から地域の作業があったけど、終了後はもう我慢できずに釣り道具をラゲッジスペースに放り込み、ジムニーを走らせ渓へ 向かうぜ~!
里では記録的な猛暑や豪雨の予報が出ているけど、渓は涼しげでカラダが和みます。
本当なら釣り仲間とご一緒したいんだけど、出遅れ出撃だから皆さんをお誘いもできず・・(-_-;)
心のどこかにちょっとだけ単独釣行の心細い思いを抱きながら、遡行を続けます・・。



さすがにキビシイ真夏のコンディション・・源流と言えども状況はシビアです(汗)。
それでも思ったより素直にフライに反応するシーンもあったりして、早々にボウズは逃れて何尾かヒットで一安心 (^^ゞ
すると背後から「ピィーッ♪」と聞き覚えのある指笛の音がする?・・えっ?takaoさん?!
振り返ると藪の中から笑顔のtakaoさんの姿が現れた!・・偶然訪れた渓の林道に駐車されていたワタシのジムニーに気付いて、takaoさんが追いかけて来てくれたのです!


              ↑ 真夏の源流域で、takaoさんとのまさかの出逢い

さすが山と渓谷を知り尽くしたベテランtakaoさん!ワタシに追いつくため、バテバテになりながらも必死で山を登ってきてくれたのです。
さぁこれで怖いものはないぞ!ふたりで楽しく遡行を開始しました~♪



最近はフライフィッシングだけでなく、登山・トレッキングやデジカメ・動画撮影も楽しんでいらっしゃるtakaoさん。
ワタシの拙いヒットシーンを撮影していただきました・・小さなイワナでしたけど(笑)。



takaoさんも「ここぞ!」のポイントで着実にヒットを連続 ♪背後から観ていると、フライロッドやラインを上手くコントロールしているのがよくわかります。

怪しげな気配がする、岩陰になる泡溜まりの反転流・・水面のフライを見失った・・空アワセを入れるとイワナがヒットした手ごたえ!
ロッドの弾性を生かすため立てると満月に・・良いサイズだなこりゃ♪・・前進して体制を整え、強い源流イワナの引き味を楽しむ!
・・が、フッとラインテンションを失った(汗)・・痛恨のラインブレイク?!
な、なんてこったぁ~(泣)。この日一番の良型だったのに・・ファイト中に岩にティペットが触れた感触があったから、擦れちゃったのかな?
その前にもけっこういいサイズっぽいヤツに切られちゃったから、もっとマメにティペットの傷やノットをチェックしなくちゃな・・と学び、反省しました。


            ↑ この写真撮影直後に、痛~バラシをやらかしたokoオジサン

気持ちを切り替えて遡行を続けます。標高も高くなってきたようで、休憩しているとやや肌寒く感じるほどです。
通り雨に濡れたり夏の木漏れ日に目を細めたり、やっぱり源流は気持ちイイよね~♪
釣行を終えたところでちょうど雨が本降りになり、雷も鳴り始めて辺りが薄暗くなってきました。
もしも独りだったらちょっと怖かっただろうけど、思いがけずtakaoさんと逢えたので、安心しておしゃべりを楽しみながら下山しました。

帰宅して風呂あがりに飲み干したハイボールの美味かったこと(笑)。涼しい夏山でたくさん歩いてたくさん汗を流して、源流でたっぷり釣りを楽しんだ後は格別っスね~♪  


2017年07月11日

猛暑日の尺上イワナ

早朝から町内清掃作業に追われ、くたびれ気味のokoオジサン (-_-;)
それにしたって朝から猛暑・・そうだ!熱中症予防には、涼しい渓流で過ごすのがいいかも ♪
←今日の釣りに行く口実はそれかよ (笑)。
ドコドコとジムニーを走らせ未舗装路を踏破して、到着地点からペットボトルのスポーツドリンクをがぶ飲みしながら山を登る・・(汗)。
谷間をそよぐ風は涼しいんだけど、オジサンの肉体はすでにオーバーヒートしております (◎_◎;)

渓の冷たい水で顔を洗い、釣りを開始したのはすでに午前10時をだいぶまわった時間・・完全に出遅れてしまった感が漂います・・。
汗を拭きながら釣りを開始しますが渓魚の反応は激シブで、前日に入ったらしい釣り人の足跡が遡行中にやたらと目につくぞ・・。
倒木陰にいるイワナをサイトで見つけてキャスト・・ところが着水したフライを見ただけで、猛ダッシュでブッシュの中に逃げ込んでしまいました・・(泣)。
「ヤバいね・・こりゃ撃沈の予感がするネ・・(汗)。」
釣り上がれども釣り上がれども、ナーバスな渓魚が時々流れに走るのを目撃するばかりで、反応はごく薄い状況が続きます・・。

やがて足跡が見当たらなくなった頃になり、ようやくイワナがヒット・・時間はすでに午後12時過ぎ。
・・最初の一尾を釣るまでが、本当に長く感じました・・。



その後もなんだか釣れ方にバラつきがあり、何度もフライをドリフトさせてやっと反応するかと思えば、「フライをピックアップしようとしたら結構いいイワナが釣れてた」っていう、イマイチ納得できないシーンも3回くらいありました。
だけども決して「反応が良い」と言えるほどでもなく、源流部と言えどもやっぱり夏の渓魚たちはシビアだよね・・。

さらには心が折れるようなことも続き・・
・・フライを頭上の樹に引っ掛けてもたもたしてる間に、狙ったイワナに逃げられた (-_-メ)
・・尖った岩に引っかけてしまったのか、ウェーダーが裂けて浸水してきた (TOT)
・・遡行中にバランスを崩して、膝を岩に痛打してしまった (*_*;
・・駄目な時って、やることなすことダメダメに陥るパターンが多いワタシなのです (T_T)
すっかり心が折れて、思わず帰りたい気分になってきました←別に帰ってもいいと思うけど(笑)

それでもメゲずに遡行を再開すると←やっぱり続けるんじゃん(笑)、良い時間帯に入ったのか当たりの区間なのか、徐々に反応が上向きになってきました。カディスなどのハッチに誘われて、ライズしているイワナも目撃できます。
活性も上がってきたのか、フッキングが浅くバレて弾かれたフライに別のイワナが食いついたり、フライを打ち返そうと足元までラインを手繰り寄せたら追い食いしてきたリ。




釣れるイワナはどれもお腹がパンパンで、盛期にたっぷり餌を食って体力をつけた感じで、メチャクチャ元気によく引きます ♪
今日の相棒ロッドはLimestone 8'3'#3。先日コルクグリップをサンドペーパーで削り、より自分好みの握り具合に仕上げてきました。
細いティペットでも不安なくやり取りできる繊細なティップと、良型渓魚のパワーを柔軟に受け止めてくれるバットを併せ持つロッド。
近年出番は減っていたけど、久々に持ち出したら大正解!とても良い仕事をしてくれました。

緩やかな流れに定位している良型イワナを発見。一度岩陰に隠れたけどまた出てきた!
アイツは是非とも獲りたいね。サイトで狙い撃ちだ!一投入魂でキャスト~!・・って、けっこう簡単なショートレンジでしたけど (^^ゞ




とても素直にフライへライズして、ロッドをギュンギュンと気持ちよく曲げて楽しませてくれた9寸イワナ。このサイズが出てくれれば大満足、ウハウハと上機嫌なワタシです←単純だな(笑)

その後も何尾か釣って、さてさて時間もボチボチだし、もう少しだけ釣り上がったら終了にしようか。その前に縮れたティペットとフライを交換して・・と。
ん?・・うげげ~っ!7Xティペットのスプールを使い切ってしまった(汗)。予備なんて持ってこなかったから、ライントラブルがあったら即終了だ・・。
ラストチャンスの願いを込めて、#14CDCカディスも新しく結びなおしてトライ。

何の変哲もないような流れに、ゆったりとフライがドリフト・・すると「チュパッ!」と小さなライズ
・・チビイワナに食われたか?アワセを入れると小気味よい引きがブルブルと伝わる・・サイズはせいぜい7寸程度かなぁ?
・・と油断した瞬間にギューンとロッドが一気に満月に曲げられた?!そして「首振りグワングワン反撃」での応戦・・もしかして「デカいのかも?!」
水底で大暴れするイワナの姿が見える・・茶色いボディーに色鮮やかな黄色い腹部の魚影が躍る!・・「尺だ!」
何度も何度も流れ込みに突進されて、イワナ主導のファイトが続く。思わず7Xティペットの強度を考慮して、ラインを少し送り出しテンションを緩める・・渓流FFでは初めての経験だ。
ロッドもバットから極限まで曲がっている・・こんなにも綺麗に曲がるんだねLimestone・・な~んて感心している余裕はないっス(笑)。

イワナは少し浮いてきたかと思うと、再び怪力を発揮して水底に潜り込む・・フィッシングベストの背から吊り下げているランディングネットに手を伸ばすと、再びイワナは流れに突っ込んでゆく。
それを何度繰り返しただろうか・・ようやくイワナが手元まで寄せられる・・口先に刺さっているフライが、とても小さく頼りなげに見える・・ここでバラしたら一生後悔するような緊張のシーン・・。
イワナが水面に顔を出した・・「尺上だ!」・・だけどこりゃ、ぜ~んぜんランディングネットに入りきるサイズじゃございません(激汗)!・・「え~い構わん!掬っちゃえ~!」




          ↑ デジカメの撮影画角から、はみ出し過ぎの魚体です!
もの凄い重量感でネットに収まったのは、源流ネイティブ35cm尺上イワナ
ワタシの渓流用ランディングネットの規格サイズを大幅にオーバーしています。
餌となる水棲昆虫が多く流下する、特等席レーンを陣取っていたんだろうな。超ムチムチのダイナマイトボディー ♪

記念撮影をして流れに尺上イワナをリリース。もしもいつか再び逢うことができたら、その時はもっと大物に成長していてくれることを願っています (^^)v
源流釣行では、時にこんなびっくりするような出会いがある。真夏の渓谷で青い空を見上げながら、今日一日の苦戦の過程を吹き飛ばすように、スケベ顔でにやけていたワタシでした(笑)。  


2017年07月06日

トレーニングでお散歩釣行

なんとなく我流・自己流のフライフィッシングが染みついちゃっているワタシなので、同行者の釣りを拝見することはとても勉強になります。
気が付けば「雑で横着な釣り」をしちゃっていて、そのことに自覚がないワタシなので、人のフライフィッシングを見ると「ハッ!」と気付かされることが多いのです。
前回の釣行でご一緒させていただいたKIFさんの釣りにも、いろいろと学ばせていただきました。
なので自分なりに感じた事柄を、まだ目に焼き付いているうちにお散歩釣行コースで練習しよう。
←な、なんか釣りに行く口実みたいだな?ただ単に釣りに行きたかっただけでしょ(笑)。

朝までしとしと降った雨が上がり、天気予報に反してあれよあれよと晴れ間が広がっていきます。
渓に到着すると真夏のような日差しで、ウェーディングする脚がひんやりして気持ちが良い。
前回の釣りで自分なりに感じた課題を、ひとつひとつ確かめながら釣り上がるんだけど、あまりに渓魚の反応が薄いため練習にならな・・あっ?!いやいや練習だからさ、キャスティイングだとかドリフトだとかトレーニングしてさ・・別に釣れなくたってさ・・(^^ゞ
・・とかボウズの言い訳を考えながら釣りをする、愚かな人間なのである(笑)。
とは言っても、やっぱり一匹くらいは釣れなくちゃ面白くないよね・・と焦りが出始めたころに、ようやくイワナが#16CDCカディスに食いついてくれました。



今日の相棒ロッドはフリーストーン。古いけどとても気に入っているグラファイト。最近の釣行ではバンブーの出番が多いけど、久々に振って初心に帰りフライフィッシングに向き合いたい。
サイトで小さなヤマメを見つけたので遊んでもらおう。ゆったりとドリフトするフライに浮上して・・パシッ!・・突っついただけで食わない・・ワタシの方が遊ばれてる (~_~;)
ティペットを7Xから8Xに落とし、フライは#22CDCブユにチェンジ・・の直後に一発で出たのは可愛いヤマメちゃん。



大岩脇の反転流。イワナが間違いなく付いてるポイントのはずなんだけど…すると一投目のキャストでイワナが岩の下からチラッと姿を見せた!こりゃ獲らなくちゃね!
次のプレゼンテーションでは上手く巻きにフライがドリフト・・スッと浮上してイワナがバイト!
超激戦区のこの区間としては、ちょっとありがたいと思える釣れ方です。いつもだったら反応は一回ポッキリで、2回目なんてあり得ないスレた渓魚たちばかりなんだから。
やはり連日の降雨で渇水が解消されて、リセットされた渓魚たちもいるようです。



その上流でもイワナが好むポイントから、イワナらしい素直な反応の仕方で何尾か釣れてくれました。どのイワナも春から餌をたらふく食ったのか、サイズ以上に元気で力強い引きを楽しませてくれました。
しなやかに曲がるロッドが、8Xティペットでのやり取りにも不安を感じずに渓魚の引きを受け止めてくれます。



思えばこのお散歩釣行コースの渓に通うようになったのも、これで10年目かな。
相変わらず釣り人が多く入っていてなかなか難しい渓流なんだけど、自分がフライフィッシングを続ける限りなんだかんだと立ち続けるんだろうな。
すっかり荒れ果てた区間もあれば、徐々に復活の気配もある区間もある。自然渓魚ってのは繊細だけれども逞しいよね。  


2017年07月03日

釣りバカ魂は梅雨空を吹き飛ばすか

天気予報では梅雨空真っ盛りの断続的な降雨・・どこの渓も濁りや増水が確定かなぁ・・(T_T)
・・だけど釣りバカは、どこまでも前向きだったりします(笑)。
「あの山の渓だけは、もしかしたら雨量はそれほどでもないかも・・。」
・・なんの根拠もない、ワタシの釣りバカ的推測です(笑)。
しかし、何年かぶりに釣行をご一緒させていただいたKIF師匠と、入渓して早々顔を見合わせる・・
「やっぱ水、多いですな・・。」

それでもメゲすに釣りを開始だ~!・・安全第一にね・・。
すると早々にKIFさんヒット~!ワタシも一投目からイワナがライズ・・空振ったけど(^^;
まんまと濁りと増水の渓ですが、辛うじて釣りにならないほどではなく、意外にも渓魚の反応はいい感じです。
KIFさんは次々とイワナを掛けて、フライロッドをグイグイと曲げています・・ホント上手いなぁ~♪



増水の流れに翻弄され、フライの流し方も遡行する足元もおぼつかないワタシと違い、KIFさんは的確なアプローチとテクニカルなプレゼンテーションで、圧巻の釣りっぷり。
長年使いこんでいるというフライロッドが、本当に「手の延長」のように自在にフライをキャスティング&ドリフトさせ、ヒットの連続です!


               ↑ 流れに突き刺さりながら釣りまくるKIFさん

気が付けば雨も上がり、水の濁りも水位もやや落ちついてきました。青空も時々顔を出すようになり、「ふたりの釣りバカ魂が梅雨空を吹き飛ばした」のでは、と思えます (^^ゞ
するとイワナの反応はますます良くなり、まさしくKIF師匠 オン ステージ!・・的な爆釣モードに突入です!
「目を向けるたび釣り竿が曲がっている」なんてよく言われる表現ですが、まさしくKIFさんの釣りっぷりがそうでした(驚)!



釣れるイワナのサイズも、テクニックのレベルが低くて簡単なポイントしか狙えないワタシにはアベレージサイズばかりなのですが、難易度の高い攻め辛いポイントにフライを流す事ができるKIFさんには、良型が揃うんだから凄いよなぁ。
自分で釣りをしているより、KIFさんのフライのドリフト&キャスティングに見とれている時間の方が長く感じます(笑)。



いやぁ~KIFさんの驚異的な釣果も、「梅雨空を吹き飛ばす」勢いでしたね~!
はやくKIF師匠のブログでその華々しい戦果を拝見したいのですが、かなりお仕事も忙しそうなので、皆さん記事のアップは気長に待ちましょうね(笑)。



そんなこんなの楽しかった一日。入渓前は「降雨と濁りでボウズも覚悟」だったのに、終わってみればKIF師匠の釣りっぷりが目に焼き付けられた、ワタシにとっても記憶に残るような釣行でした。
また今度出撃しましょうね~!ちさやんもぜひともご一緒に (^^)v  


2017年06月19日

麗しのイワナ目覚める

麗しのネイティブイワナが棲む、MarioさんのHRに出撃!
今年は渓のコンディションが、例年よりひと月近く遅れている感じだ・・とのMarioさん情報。
確かに途中見かけた白樺などの樹木は、やっと芽吹きを完了したって感じで色彩は淡い。
ウェーダーを通して感じる水温は冷たく感じるし・・いったいどうだろう?

・・な~んて心配することもなく、釣り始めて早々にMarioさんに渓魚の手応えが!
ワタシも負けずに、セコい小場所からイワナをヒット~(^^ゞ
「この調子だと、今日はけっこうイケるんじゃないですか~♪」
・・釣りバカふたりがニヤケ顔を見合わせながら釣り上がり(笑)、良い雰囲気のプールに到着。
流れの左右二手に分かれてフライをキャストすれば・・
・・お互いに時間の経過を忘れるような、連続ヒットの嵐となりました~♪



                     ↑ Marioさんのヒットシーン

予想していたよりも早い時間帯から、渓魚の活性は上がっているようです。次々とイワナがフライに反応してくるので、なかなかこのプールから移動できません(苦笑)。
程よいうす曇りの空の下、釣りバカふたりがウハウハと浮かれてロッドを振ります(笑)。
サイズが小さめのイワナには、まだ真っ黒に錆びた個体もいるのですが、サイズが良いヤツはこの渓らしい鮮やかな色彩で身体を飾っています。綺麗なイワナだ。

さらに上流へ進むと開けてさほど水深のない、浅いチャラ瀬の渓相になりました。
「この区間はあまり期待できないかな?飛ばし気味に上流へ進みますか?」
・・とMarioさんへ声をかけた直後に、サイトで良型の魚影を発見!
「や、やっぱりマジメに釣りましょう(苦笑)。」
すると見逃してしまいそうな小さなポイントからも、次々とイワナが飛び出して・・




9寸ほどの麗しきイワナがフライにライズ!バンブーロッドを存分に曲げて楽しませてくれました!いいぞ!いいぞ~!
その後も典型的なイワナポイントを狙えばもちろん、水深が20㎝あるかどうかの超シャローからも良型が飛び出してびっくり。
怪しげな反転流からアベレージサイズがヒット・・う~ん、これで終わるとは思えない・・もう一尾もっとデカいサイズが居るはず!
そう確信してフライをキャストすると、大岩のエグレギリギリから、これまた9寸前後のイワナが#14CDCカディスに食いつきました。




その上流のプールでも勢いは止まらず、やはり同じくらいの良型が倒木陰からヒットして始まり、一歩一歩上流へ進みキャストすると、次から次へとイワナがフライにライズします。
濡れたフライを乾燥させるのに忙しく、デジカメ記念写真を撮る余裕もない連続ヒット~♪
今シーズンは季節の進行が遅れていたけど、ようやく麗しの渓のイワナもお目覚めしたんですね~!




Marioさんも良型をキャッチして、どうやらメモリアルな釣果も達成できたご様子です♪
ワタシもおそらく、軽くトリプルは釣ったでしょうか (^^)v
そして夕暮れにはイブニングライズに期待・・ところがどういうわけか不発に終わり・・あれれ??
それでも薄暗くなり、フライが見え辛くなるまでキャストを繰り返しポツポツとイワナをヒット。
いい大人が、子供みたいに無邪気に遊びすぎちゃいました(笑)。

そんなこんなの「父の日釣行」でした。
Marioさん、楽しかったですね~♪また行きましょう!

  


2017年06月13日

無垢な渓で尺リベンジ

雲ひとつない爽やかな青空の下向かったのは、10年前takaoさんから初めて釣行のお誘いをいただいた時に出撃した美しき渓谷。
あのときの釣行では、皆が良型をヒットしてるのにワタシひとりだけ「ボ」だったっけ・・(^^;
ふたたびtakaoさんとご一緒させていただき、険しい流れへ挑む。10年前のリベンジを果たさねば!

熊の糞や痕跡がある藪の中を彷徨い、深い谷底に降下して、へつりや高巻きで2回のプチ滑落をやらかしながら(冷汗)、渓の水辺に立ちバンブーロッドを振ると・・
無邪気なネイティブイワナがフライを銜える・・釣り開始3分でボウズ回避の目標達成 (^^)v
takaoさんも次々とイワナをヒット!しなやかなフライロッドを操る姿にはいつも憧れます。

ところが何尾かイワナを釣ったんだけど、み~んな元気すぎてデジカメ撮影前に逃走?!なかなか写真が撮れなくて、「このままじゃブログ的ボウズ」になってしまう?!・・と焦るワタシ(笑)。
そしてようやく記念撮影に応じてくれたのは、幅広で筋肉質な重量感のあるイワナでした!



気温水温も上がって水棲昆虫のハッチも盛んになり、ライズも目撃できるようになったのでtakaoさんが狙い撃ち!
続いてワタシもライズハンティング!良い時間帯が訪れたようですね~♪


                   takaoさんの華麗なロッドワーク ↑

渓魚の活性も高まってきたようで、落ち込み、反転流、大岩際のエグレ、緩い流速の瀬、プール、
「イワナ狙いの典型的ポイント」からは必ずと言っていいほど反応があり、ふたりのフライロッドを気持ちよく曲げてくれます。


                 ↑ okoオジサン のへなちょこ釣り上がり

「スレていない純真無垢なイワナって、こんなにも穏やかにフライへライズするんだね。」
思わずふたりで感心してしまうほど、無邪気に釣れてくれるシーンを満喫しました。



フライが目の前を通り過ぎても、ず~っと下流まで追って食ってくるイワナがいたり、止水に近いようなスローな水面の廊下からもロングキャスト一発でヒットしたり。
#14CDCメイフライダン・スピナーを、飛沫ひとつ上げず吸い込んだのは、9寸超えのマッチョなイワナでした!



水深があるポイントで、ギュンギュンとギャリソンテーパーのバンブーロッドを曲げてくれました。
その後も「ここぞ!」のポイントからイワナが次々と飛び出す。いずれもゆったりと浮上して、ゆっくりとフライを銜えてくれます。

最終ポイントとなる長い淵。やはりここも流速がかなりスロー。すると「モワッ」としたライズリングが広がる・・ありゃ良いサイズかもね~♪
takaoさんがワタシにそのポイントを譲ってくださったので、ロングキャストで狙う・・あれ?ライズが数メートル上流に移動した・・もう一度キャスト・・また上流で静かなライズ・・。
イワナの移動を予測してさらに上流へキャスト・・着水してドリフトするフライが、水面でフッと消えるように吸い込まれた・・ヒット~!

強烈な引きで水底に潜るイワナ・・こりゃ良型の予感!淵を縦横無尽に重々しく泳ぎ、何度も大きな底石の中に逃げ込もうと抵抗します!
慎重なやり取りでランディングネットに魚体を促す・・
「おっ?!泣き尺くらいありそうですよ!メチャクチャ嬉しい~♪」




ちょっとスリムな体型だけど・・あれ?けっこう体長はあるな・・一応メジャーで計測してみるか・・
くねる身体をまっすぐにしてみれば・・おや?30.5cm??
やった~!尺イワナです!・・細いけど・・(^^ゞ
ラストポイントで、まさかの尺で飾れたリベンジ釣行!
体力回復途中なのかまだ痩せていた魚体でしたが、それもこの過酷な自然環境と険しい渓谷の流れの中を生き延びてきたと言う証なのでしょう。出会えてよかった。

この釣行でまた、渓流フライフィッシングの面白さと難しさ、美しき自然と戯れそこに棲む逞しいネイティブ渓魚を追い求めることの奥深さを知った。
takaoさん、お疲れさまでした!久々にご一緒出来てメチャ楽しかったです!  


2017年06月06日

ちょっと早すぎたかな?

「そろそろコンディションはどうかな?」と思っていた渓に偵察釣行。例年だったら今月中旬頃から楽しめるはずなんだけど、今年は気温も低めだし、まだ早いかな?どうかな?

ジムニーを走らせて到着したのは午前10時過ぎ・・寝坊しすぎたか・・(^^;
腰ベルトに熊鈴を装着し藪こぎをして谷底へ降り、バンブーロッドにラインを通しながらポイントの流れを凝視する。
・・やはり、ちょっと早すぎたかな(汗)・・まだまだ水量が多くて、ドライフライで攻められるポイントは限られてしまいます。
手前の強い流れをまたいだ対岸の巻きに#14CDCカディスを何度も何度もキャストすると、ようやくネイティブイワナが浮上しました!



やはり狙い目は少しでも流れがスローになっている水面。岸際のくぼみの小さなポイントからサイトフィッシング3連続でイワナが飛び出したりもします。
だけど大場所ポイントはけっこうシビアで、流れが強くてフライを上手くドリフトできず、イワナも追い切れずに終わってしまうシーンも多々ありまして・・・・ワタシの修業が足りないよね(苦笑)。



大岩裏の緩流帯にフライを漂わせるとヒット~♪
この渓のイワナは、サイズ以上のスピードと強さで水中をキュンキュン疾走するような気がします。



そろそろ遅い昼食にでもしようか。ところがベストの背ポケットからおにぎりとペットボトルを出そうとすると、目の前のプールでライズが始まってしまった~♪
大型のメイフライが水面を流下、あちらこちらで派手なライズ!こりゃ昼メシどころじゃないぞ(笑)。
#14CDCメイフライ ダン・スピナーが良い働きをしてくれる。ハッチしているカゲロウに巧いことマッチしてくれたようです。
このプールだけで軽く10尾以上のイワナをキャッチ!バンブーロッドが気持ちよく弧を描きます。




そんなこんなでメシ抜きマッチ ザ ハッチ(笑)・・いかんいかん、このままではいつまでたっても上流へ進めないじゃないか・・(^^ゞ
観念しておにぎりを胃袋に押し込むように食らいつきますが、当然視線はライズに釘付け・・
・・まったくワタシは愚かな釣りバカです(笑)。

プールのライズに後ろ髪をひかれながらも食後に遡行を再開すると・・ん?真新しい足跡があるのは何故?渋いポイントからはイワナがヒットしますが、狙いやすいポイントは無反応・・あれれ??
・・と思ったらいつの間にか上流に4人グループの釣り人たちが ('_')
・・ワタシがプールで粘っている間に先を越されちゃったのね (*_*;

「いよいよここからが今日の本命区間だぜ!」と心浮かれていたワタシでしたが、まさかの展開にガクッときて川を降り脱渓。
ジムニーで移動して区間を変えて探ってみますが、ますます水量が多くなってきて遡行も困難となり、狙えるポイントもほとんどなく数尾のイワナをヒットするのみで夕刻になりました。

「もしかして先ほどウハウハライズで爆釣したプールなら、イブニングライズが始まってるかも~♪」とスケベ心を出してその場へ再び戻りましたが、ライズどころか渓魚の気配すらなく撃沈・・。
ここの渓のイワナちゃんたちは、ずいぶんと早寝なのね・・(^^;



最後はすっかり釣りバカ魂も冷めてしまいましたが、身体も冷え切ってしまったのでコーヒータイムで温まろうか。
もうちょいサイズアップを期待してましたが、まだあと一歩盛期のコンディションまで到達してないみたいだから、贅沢は言っちゃいけないよね・・そう自分に言い聞かせて渓を後にしました(苦笑)。  


2017年06月05日

チビヤマメすら釣れない・・

午後から時間が空いたから、お散歩釣行にでも行こう・・たとえオチビさんでもいいから、できればヤマメの姿が見たいな。
ジムニーを降りて準備していると、山ガール二人組が唄を歌いながら下山してきました。梅雨入り前の晴天だけど、今日は涼しいくらいの陽気だからトレッキングは最高に楽しかったろうね。

水辺に降りてしばらく釣り上がると、浅い瀬からヤマメがヒット~♪・・でもちっちゃいな・・あ?!バレちゃった・・(^^ゞ
その次は流れの肩にいるイワナをサイトフィッシング・・おっと?これもバラしちゃった・(^^;
次の瀬でもライズを発見してイワナを連続ヒット・・だけど連続バラし・・(-_-;)
オイオイ、これじゃぁいくらなんでもバラしすぎでしょ(笑)。
・・そんなこんなでようやくヤマメをヒット&キャッチ・・今日はもうこの先怪しいから(苦笑)、オチビだけど一応記念写真を撮っておこうか(汗)。



初夏の青空と太陽の輝きに照らされた渓で、イワナをライズハンティング。本音はもちろんもうちょっとサイズアップを期待したんだけど、現実はそう甘くはないよね・・(^_^.)



木漏れ日に浮かび上がる水棲昆虫の乱舞が、なんだか幻想的で美しいな。開けた流れの清々しさもここちよい。
狙いはヤマメだったけど、ちゃんと釣れるのはイワナばかり。ヤマメたちはけっこうシビアで、ドラグを嫌がりフッキングが浅いのかな?
ワタシの技量不足です。スミマセン m(__)m



その後も、イワナはそこそこ釣れるのだけど、ヤマメには相変わらず見切られたりバラしたり。
最後のポイントもパシッ!とフライを弾かれてチビヤマメすら釣れない(大汗)。

なんだか敗北感たっぷりの、お散歩釣行でしたとさ ^^;  


2017年05月29日

お散歩トレッキング釣行&イブニング

寝坊してダラダラした午前を過ぎ、昼頃になりようやく気が付いた・・
「そうだ!お散歩釣行にでも行こうかな♪」
信州という恵まれた環境に住んでいるから、チョイとジムニーを走らせれば何処かしらの渓流に行き着く。
ただ、綺麗なネイティブ渓魚に出逢うためには、クルマを降りてからはそこそこトレッキングのように山中を彷徨わなくてはならないよね。

ほどよい汗を流して釣り場に到着。初夏を思わせる日差しと青空が、眩しいけど気持ち良い。
ファーストキャスト・・小さな巻きからイワナが飛び出した!良い季節の到来なんだね。太陽に照らされた魚体が輝く。




本日のやる気がある渓魚たちは、流れの肩に付いているパターンが多いようです。
ただ、うっかり渓魚との距離を詰めてしまい、走られた失敗もた~くさんありましたが・・(^^;
思わぬ小場所からイワナが飛び出したかと思えば、「ここぞ!」のポイントはお留守だったり・・
・・渓魚たちも移動の季節なのか、「え~っ?ここで出ないの?!」なシーンもあったりして(汗)。
かと思えば、さほど水深のない流れから、#16CDCカディスを吸い込む魚影が・・



ヒットの瞬間はオチビかと思ったけど、水底を縦横無尽に走ってファイトする元気なイワナ!
引き味をたっぷり楽しませてもらいランディングしたのは、黄金色に輝く26cmイワナでした♪
こりゃ嬉しい!お散歩釣行としては大満足な魚体です!イワナってのは、本当にどこにいるかわからないよね。

その後も緑鮮やかな渓での楽しいひと時は続き、「ここが最終ポイントかな」と決めた場所からは、これまたフライをフッと吸い込むようなライズ。
アワセるとサイズの割に強烈な引きで、ロッドを気持ちよく曲げてくれます。



ネットに収めた魚体は、超ぷくぷくに太ったイワナでした。どうりで重量感があったわけだ。
そんなこんなでツ抜けくらいはしたかな?といった釣果で脱渓。獣が通った跡をたどって下山。
すると対岸の水辺からダーッ!と斜面を駆け上る真っ黒な獣の姿が?!熊だ!
岩やら樹木やらで複雑であるはずの地形なのに、もの凄いスピードで音もなく瞬時に藪の中へ姿を消した!
すごいな・・あんなのとまともに対面したら、まず敵わないな・・(大汗)。



この熊鈴の音に気付いて熊の方から去って行ってくれたみたいだけど、当然これ以降は熊鈴をジリンジリン!と大袈裟に鳴らして下山したのは言うまでもありません(笑)。

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熊の目撃でびっくりしたのでジムニーに到着してすぐ帰宅しようと走らせましたが、やはり別の渓に寄り道してしまいました(笑)。
水辺に降りてみると、プールでイブニングライズが始まっています!
「こりゃもらったも同然!」とばかりにフライをキャストしますが・・ま~るで空振り(泣)。
何なんだろう?渓魚たちが捕食しているのは?水面には水棲昆虫の目立った流下は見られないのでミッジか?
#18ユスリカアダルトからスタートして、最後は#24ブユまで試したけどノーヒット(汗)。

自分の視線を水面ギリギリに持ってゆくと、「あっ!コイツらか?」
羽が透明でボディーの色が水面と同化している、何の種類かはわからないけど、無数の虫たちが乱舞するスピナーフォール。
#14CDCピーコックカディスに結び換えると、コレが大正解!イワナが次々と水面を割って飛び出しました。



そんなこんなで暗くなって肌寒くなるまで釣って、本日終了~♪
ありゃ?お散歩釣行どころか、イブニングまでみっちりと楽しんじゃいました(笑)。  


2017年05月10日

源流尺イワナをサイトで狙っちゃえ

過去に何度か挑戦したけど、苦労して遡行するわりにいつもイマイチ不完全燃焼な釣果で終わってしまう渓(?)に出撃。
入渓してもしばらくはまるで登山のように歩き、足腰がパンパンになった頃に・・さ、さぁそろそろロッドを振ろうか。それにしても流れに魚影が走らないな・・(大汗)。
ん?・・上流に何やら人影が?うげげぇ~?!餌釣り師がいるじゃないのよ~?!
・・まさかの先行者ありの大誤算・・釣り師もワタシの存在に気付いたようなので軽く会釈をします。
まいったなぁ、いまさら下山して違う渓に向かうのも無理だし、しかたないので地道に餌釣り師の後追いをするか・・。

竿抜けポイントを探りながらサイトで渓魚を見つけ出す。すると小場所や餌釣りに向かないポイントにイワナの姿を発見。
#16ビーズヘッドフェザントテールのサイトニンフィングでヒット~♪その次の淵でもニンフでイワナをキャッチ。
その上流では渓の流れが2つに分かれています。餌釣り師はどちらを遡行したのかな?
少し開けた感じの流れにワタシは上がり、どうやら餌釣り師は反対の流れに向かったようです。
ふぅ、これで遠慮なくサイトフィッシングでフライロッドが振れる。



水の透明度が高い渓なので、面白いようにイワナたちをサイト&ドライフライで狙えます。
ただ、当然渓魚たちからもワタシの気配を気付かれやすいので、ストーキングやアプローチは超慎重に行わなくてはなりません。
いかにもイワナが好みそうな、岩盤縁の巻き返しでイワナがライズ&ジャンプ。魚の方から姿を見せてくれたのでピンポイントにフライをキャスト・・気持ち良くイワナが飛び出しました ♪



そんなこんなで楽しく遡行して、そろそろ下山のタイミングを考慮しなくてはならない時間。
すると流れのヒラキでイワナが遊んでいるのを発見!静かなプレゼンテーションで着水したフライに、素直にライズしてくれました。



元気なファイトで楽しませてくれたのは、ムチムチボディーの9寸イワナ!
一時は先行者の存在に落胆し渓を後に引き返そうかと思った本日でしたが、あきらめずに遡行したご褒美のようなイワナです!これは嬉しい ♪



標高も高くなってきて、景色の色彩も淡い早春ムードになってきました。そろそろ脱渓して下山しようか・・でも、あともう一つだけ上のポイントを確認したら帰ろう(笑)・・釣りバカの性ですね~(^^;

水底に魚影がサイトで確認できる小規模な流れ。一応念のためティペットを新しくして、フライも#16CDCカディスに結び換えキャスト。
水面のフライに、先ほど見えていた魚とは違う魚影がグワッ!と浮上してライズ!
アワセた瞬間にロッドが満月に曲げられるすごいパワー!水中にイワナの姿が躍る!
もの凄い重量感でロッドティップが水面に突き刺さりそう・・イワナが白泡の中に突進。うわっ?岩の下に潜り込んだか(汗)?!
ティペットが岩に擦れる感触がロッドに伝わる・・ヤバいヤバいヤバい?!・・こんな時に限ってティペットは6.5X・・いつもなら5Xなのに(泣)。
ロッドを真横に倒しバットパワーに頼り応戦・・なんとかイワナは岩の下から出てきた様子。ラインテンションに最大限の気を使いながら、じっくりとイワナを寄せる・・
「デカい!完全に尺越えてる!
ランディングネットから大きくはみ出す魚体を、強引に掬った・・





GW明けの渋い中、最後に出会えたのは源流ネイティブ33cm尺上イワナ!
デジカメの前で大暴れするイワナを手早く記念撮影。最後まであきらめなければこんな幸運が訪れることもあるんだな。シビレましたわ~!
しばし逞しい尺上イワナの姿を目に焼き付け、もと居た流れにそっとリリース。
まさかまさかの本日の釣果。「8寸クラスが釣れれば御の字」・・の予想だったのに、終わってみれば大満足の釣行になりました ♪



これだから、渓流フライフィッシングはやめられないよねぇ~(^^)v  


2017年05月08日

五月晴れとイワナ

雲ひとつない青空に向かい、ジムニーを走らせワインディングロードと未舗装路を駆け抜ける。
ワタシの今シーズン初釣行・・鈍った身体と釣り勘をウォーミングアップしなくては・・(汗)。

藪こぎして入渓して早々、何尾かの可愛いイワナがフライに飛び出してくれる。
だけど、どれもみんな「釣れてた」って感じのヒットシーン(苦笑)。キャスティングの精度も水面のフライを追う視力も、ワタシはすっかり鈍ってますね~(^^;

「ここは良いイワナが居てほしいよね」なポイント。淵の大岩下の反転流に浮かべた#14CDCカディスを、いかにもイワナらしいライズフォームで飲み込みました。




まだまだあちこちに残雪がある源流域。限りなく透明な水の流れ、空の青さと淡い色彩の新緑、芽吹き前の樹木の清楚さ。
渓の気持ち良さにワタシの心は癒され充電されていくようです。
だけど渓魚たちのコンディションはまちまちで、フライに激しくアタックする元気くんもいれば、水面にはまだまだ無反応なお寝坊さんもいるようです。



このイワナのヒット以降、しばしポイントから複数の反応があったり連発したりの楽しいひととき。
初夏のような日差しに照らされるけど気温は涼しい。でも水温はまだ、手を浸すと痺れるほどに冷たいよね。
見逃してしまいそうな何のことはない流れをドリフトするフライに、イワナがゆったりと浮上して銜えた。



こんなネイティブイワナに逢えれば大満足なワタシ。気持ち良くロッドを曲げてくれました。
しかしこれより上流は近年の台風やゲリラ豪雨の影響なのか、流れやポイントがすっかり荒れ果てていて遡行を断念‥(-_-;)
ゆっくりと下山することにしました。


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帰り道のジムニーの窓越しに、イブニングに良さそうな渓を発見。下車して再び釣りの支度をしてチャレンジ(笑)。
フライを#16CDCカディスに結び変えて釣り上がると、小さいけどヤマメとイワナを数尾連発。
しばらく遊んでもっと良い時間帯になるまでコーヒータイム。イブニングなんて、超久しぶりです ♪



午後6時を過ぎてイブニング狙いのプールで粘りましたが・・
期待したほどのイブニングライズは起こらず、#18ユスリカアダルトでライズしていたイワナを2尾キャッチするのが精一杯でした・・(苦笑)。
辺りも真っ暗になり、さすがに肌寒くなり脱渓。鈍ったワタシの釣り勘が回復したかどうかはビミョーですが、久々の釣行は本当に楽しかった~♪