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2009年11月26日

ジムニーJA11 白煙を噴く・・。

今年の春の出来事でした・・。

実はその当時ワタシはかなりココロが凹んでいて、正直言ってブログ記事になどしないつもりだったのですが、自分自身の気持ちと溺愛している我がジムニーJA11の整備の記録、と言った意味で、やはり残しておかなければならぬと思い書き綴ります・・。



例年よりも暖かだった3月春うららの心地良い日差しを浴びて、いつもどおりにトコトコと田舎町を走るワタシのジムニーJA11。ステアリングを握りウィンドウ越しに山々を見上げれば、
「お~っ!春だぜぇ~っ!そろそろ渓流釣りシーズンだぁ~!」
・・な~んて、ついついルンルン♪ と妄想を膨らませていました。
ところが・・パーキングスペースにクルマを進めると、何故か妙に白い煙がモクモクと車の周囲に・・?ん?な、なんだ??

嫌~な予感がしてクルマから降りると、マフラーからはオイルが焼けたような臭いが混じる白煙が排気されていた・・
「えっ?!けむり・・って?エンジントラブル?!」
・・一瞬ワタシは目の前が真っ暗になりそうになりました・・。
すでに高年式の車体であるワタシのジムニーです。カーステの音が鳴ならなくなった、エアコンがまったく効かなくなった、バッテリーの寿命が尽きた、ステアリングが重くなった、クラッチワイヤーが今にも切れそうだった・・。
年々なにかしらのトラブルは訪れてはいたが、ついにエンジンまわりに・・来たか・・(苦)。

その晩ワタシは深夜までネットにかじりついてあれこれ調べました。検索キーワードは「ジムニー JA11 白煙」・・。
すると「タービンブロー エンジン乗せ換え 廃車  etc」・・身の毛もよだつような文章・語彙が羅列されます・・。そして意味不明な汗がワタシの全身の毛穴から噴出するのを自覚しました・・マズイぞ・・(汗)。
翌日クルマに詳しいジムニーJB23を駆る知り合いに症状などを話してみると、やはりタービンが怪しいだろうと言う。リビルドパーツを取り寄せて交換してもらうのがお勧めらしい・・。

けっしてクルマに詳しいわけではないワタシなので、早々に行き付けの自動車整備工場に行って相談すると、
「これはねぇ・・まずはエンジンを降ろして調べてみないとわかりませんが・・最悪の場合は・・。」
優しく遠慮がちに語る整備士のお兄さんの言葉ではあったが、やはり深刻な故障であることには違いない。ワタシの気持ちはさらにドドーンと沈み行くのであった・・。
最悪の場合・・極端な高額修理やエンジン乗せ換えなどの大事になれば・・もはやワタシには手が負えない。そうなれば・・我がジムニーJA11よさらば・・なのか・・(泣)。

先日までの「フライフィッシングシーズン到来ウキウキ気分」は何処へやら・・。今年もジムニーと渓に出撃するはずだったのに・・林道をドコドコと走り回れるはずだったのに・・。
ワタシの得意とする超短時間のお散歩釣行だって、ジムニーの悪路走破力があってこそ実現しているのです。ジムニーの走りへの信頼があるからこそあの谷この渓谷へと向かえるのですから・・。
整備工場のプロの腕を信頼して修理を任せるワタシであった。



そして一週間以上の入院を経て我がジムニーは整備工場の奥から再び姿を現した。なんとか「最悪の場合」は免れタービン交換のみで済み、とりあえず復帰を果たしました。
タービン交換前と比べるとかなりエンジンフィーリングが変わり、エンジンの吹け具合も落ちて、なんだかキュルキュルと妙な音がするようになったが(?)、とりあえずワタシはホッと安堵の表情を浮かべ、さっそく何度か渓にお散歩釣行に出撃しました・・そればっか(笑)。
・・と、ところがぁ?!
数日後に再び白煙の悪夢?!しかも今度は異音も発生しているぞ?!ああぁぁ・・も、もうダメなのかぁぁぁぁ・・(泣)。

半べそをかいてまたまた整備士のお兄さんに泣きつくワタシ(苦笑)。再度一週間ほど整備工場に入院するジムニーJA11。
どうやら交換したリビルドパーツが不良だったのか何なのか、今度は無償修理されて本来のエンジンフィーリングが甦りました!
整備時工場の駐車場で整備士のお兄さんにいろいろと説明とアドバイスを話してもらい素直に聞き入るワタシ(笑)。やはりターボ車はエンジンオイルの管理をもっとしっかりしないとダメみたいだな・・反省。
話をしている傍らで佇むジムニーJA11。
「okoの旦那ぁ~、心配かけて申し訳なかったッスねぇ。もうダイジョウブっすよ~。てへへ(笑)。」
ジムニーがそんなことを言い出しそうな表情に見えました(笑)。

そういえば昔々ジムニーの購入を決意してあちこちの中古車センターを探し回っていた時も、
「この年式のジムニーはオイル交換をサボったオーナーにタービンをダメにされているケースが多いですからね。」
な~んて話を聞いたことがあったっけ・・。そんな典型的な駄目オーナーになっていたワタシだったのか。そんなにも怠っていたつもりもなかったんだけどな・・大反省です・・。

なんとか無事に復活を遂げたワタシのジムニーJA11。その活躍は今シーズンの釣行を支え、通勤や子供の幼稚園の送り迎えで疾走し、幾度となくおつかいやお買い物の指令を受けて出撃を果たしたのでした(笑)。
古い車両と付き合うのは大変ではあります。エコカー全盛のこのご時勢に真逆な存在の旧年式軽四駆・・。でも・・好きなんですよ!この無骨なジムニーがね!

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晩秋から初冬の移り変わりの季節。落ち葉を集めて焚き火だ焼き芋だ!の季節でもあります(笑)。
本格的な冬を間近に感じながら無邪気な時間を愛しむ我が家なのであった。  


Posted by oko at 00:04Comments(14)ジムニー JA11

2009年11月16日

リールシートを削り調整。

オフシーズンになり秋の夜長にフライを巻いてみたり、雑誌やブログの記事を閲覧してみたりの日々です。そうそう忘れてた!ちょいと重い腰を上げてシーズン中おさぼりしていたタックルのメンテナンスでもしてみようかな。
そういえばワタシが所持するフライロッドの何本かについてちょっと気になることが・・リールシートとフライリールのフットが合わないロッドがけっこうあるんです・・。



まず先日の鹿島槍ガーデン出撃でホコリをかぶった納戸の中から何年かぶりに出動したAlltmor 866 8'6" #6
ワタシにとって初めて購入した記念すべきフライロッドで、組んでいるリールはORVIS BAR-STOCK C.F.O Ⅳ。でもロッドのリング&ポケットに僅かに引っかかる程度にしかリールのフット部が入らなくて、以前から何だかしっくりこないと感じていました。
そして昨年ワタシの不注意で折ってしまった(泣)EUFLEX XF833 8'3" #3
こいつは逆に緩すぎてリールがリールシートで泳いでしまう・・。
さらに今シーズン中はかなり登場機会が多かったフライロッド Limestone 8033 8'3" #3
やはりシートへの装着感がきつくてポケットとリングに辛うじてフット先端が挿入できているような状態。
実際にキャストしようとロッドを振ったらリールが外れて流れの中にドボン!慌ててラインを手繰り寄せてもアレレレレ~・・(汗)!まるでドリフのギャグのような経験をしたこともあります・・。

まずはLimestoneをどうにかしたい・・。このロッドはコストダウン目的のためか木目調の樹脂製スペーサーが使われています。パーツの素材としてはいかにも廉価モデル用というカンジでかなり評価の分かれるところだと思いますが、ワタシはあまり気になりませんし、むしろヘタにチープなウッド材を使用したモデルよりも見た目は落ち着いていると感じます・・まぁ好みや価値観の問題でしょうけどね・・。
さて、このスペーサーの形状が同じメーカーのFreestone FV 833 8'3" #3 などと比較してもリールフット装着部の切れ込みがけっこう浅いんですよね。
以前にはリールのフットを削って調整という荒っぽいこともしましたが、今回は・・ロッドのリールシートを削るか・・。



というわけで、さっそく道具箱から彫刻刀をとりだして、FV 833のスペーサーの形状を参考に削りました。樹脂パーツの特性が幸いして、けっこうラフに彫り込んでも極端には見た目が悪くならないので助かりました。
塗装の必要もないので最後は耐水ペーパーなどで程ほどに仕上げて(どうせリールを装着すれば見えない部分だし)・・おおっ!ようやくどのリールもピッタリと装着できるようになりました!

フライロッドのリールシートやフライリールのフットのデザインには統一された規格なんてないんでしょうね。それとも上級クラスのフライロッドは違うのでしょうか?
銘木ウッドのリールシートに交換している方々の記事も参考にさせていただきましたが、今回はこれでOKです。
う~む、それにしても相変わらずワタシ流の荒っぽい修理・調整(?)ですが、これで来シーズンはより手に馴染むフライロッドになってくれることでしょう(笑)。

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深まる秋、忍び寄る冬の足音・・。タックルやアイテムを手にするたびに、来春の渓に早くも想いが馳せるワタシです・・(笑)。

天気が穏やかな日は我が家にとって貴重な外遊び。これからの信州は寒さが日に日に堪えるようになるんですよね~(泣)。
雪国生まれのはずなのに、何故か極端に寒さに弱い軟弱なoko父さんなのでした・・(笑)。

  


2009年11月01日

怪力トラウトと戯れる。

オフシーズンのお楽しみはやはり管釣りですね。というわけでtakaoさんと一緒に鹿島槍ガーデンへ出撃しました。エリアフィッシングもワタシにとっては久しぶりなので何だかワクワクです。
・・でも、ちなみにワタシの場合、昨年夏に爆釣ファミリー虹鱒釣り堀で、家族の中で唯一撃沈した経歴がある男なわけですがね・・(汗)。ま、まぁ今回はイクラ餌じゃなくフライですから何とかなるんじゃないかと・・ハハ(苦笑)。

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天気予報では強い寒気が訪れていて北国は大荒れの模様ですが、幸い昼過ぎ頃までは温かで最高の天気に恵まれて気持ちよくフライロッドを振れました。そして肝心の釣りの方も、かなり気分良く楽しめました。
ワタシにとっては6番のフライロッドを振ることすら超久しぶりです。そしてスタートは定番のマラブー系のフライ。リトリーブするとギュッ!ゴン!とアタリがありヒット~!いきなりのデカくて綺麗なパワフルレインボーです・・でもその後があまり続かず思ったほどの反応を示さない・・なんでだ??

ライズしていたり水面を意識しているように思えるトラウトが目に付きます。その事にいち早く気づいたtakaoさんがドライフライに切り替えてさっそくヒット~!
おおっ!ドライでイケちゃうのか?!これは美味しいぞ!そうとなればワタシだって!・・でも今日はマラブーで万全と思い込んでいたのでフライケースの中はドライフライなんてあまりないぞ(汗)。
しかも渓流用ファインワイヤーフックに巻かれたのばかりだ・・うむむ・・しかたあるまい。何とかなるだろう・・。

そして再びキャストを開始すると次々にヒット~!う~む、やはりドライフライを使ってサイトで良型トラウトを狙うのは楽しいっす(笑)。
そしてなにやらパワフルででかいのが掛かった・・イトウです!おお~嬉しいいぞ~!



う~む、イトウなんて若い頃に北海道単独キャンプ旅をした時にルアーフィッシングで釣って以来です。しかもドライフライで釣れちゃうなんて。
ここの魚はとてもコンディションが良く綺麗な魚体なので、管理釣り場といえども野性味あふれるイトウの姿を見て、昔々の思い出が瞬時に甦りました。
気分も上々でフライをキャストし続けます。レインボーにブラウン、どいつもこいつもとっても元気なファイトでワタシを楽しませてくれます。



しかし・・その怪力ぶりが本領を発揮すると・・一気に水底に潜られて、ジェットランで瞬時に沖まで泳いで行き、ヒステリックなまでにフライリールのドラグ逆転音を響き渡らせて、縦横無尽に暴れまわります・・す、すげーやつらだぜ・・(汗)。
たちまちワタシの指先はリールから引き出されるフライラインの摩擦熱でやけどして、超高速逆回転するリールのノブが手を弾き、限界まで曲げられたフライロッドを両手で保持するのが精一杯です。
そして最後には好き放題に走られて・・フックを伸ばされたりラインブレイクをしたり・・無念の敗退(泣)。
でもその負けっぷりが段々と快感に変わってきている、ちょいと変態お馬鹿フライフィッシャーなワタシが水辺に佇みます(笑)。



超マッチョなレインボートラウト。けっしてメタボなんかじゃない、怪力パワーのスーパートラウトです。もう凄いんだから!
大物トラウトハンターtakaoさんも次々とでっかいのをヒット~!相変わらずビッグトラウトと尺イワナの似合うフライフィッシャーです。フィールドを観察してセレクトしたカメムシフライで好調のようでした。


        ↑ takaoさん

しかし、さすがの怪力ぶりに音をあげはじめたのはワタシです(苦笑)。この日極太ティペットに結ばれたヒットフライ #10エルクへアカディスが次々とトラウトたちの強靭さに負けて破壊されたりあっさりとフックを伸ばされたり・・。
それでも時折ペンチで曲がりを直しながら何とか使用したのですが、ついに弾切れです(泣)。
どいつもこいつも、なんちゅうサカナたちなんだ・・(汗)。



そして予想通り・・ワタシの腕が筋肉痛です(苦笑)。ロッドを握った手がファイト中に攣っちゃったりして、思わずうめき声をあげてそれでも釣り続けている釣りバカオヤジoko-rocksです・・(笑)。
そんなこんなで怪力トラウトと戯れていると、天候が一転して雨脚が強くなってきました。もちろん雨合羽を着込んで予定していた時刻まで釣りを満喫しちゃいました(苦笑)。




こうしてワタシの今シーズン全てのフライ釣行が終了しました。最後はこんな痛快なエリアフィッシングで締めくくれて楽しかったです。それにしても・・大マジで・・腕が・痛たたた・・(苦)。
takaoさんお疲れ様でした。お互い湿布して腕を休めましょうね(笑)。