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2021年06月30日

雨上がりの尺上イワナ

朝まで降り続いた雨で、さすがに今日は釣りはお休みかな。のんびりコーヒーでも飲んで、ギターでも弾いていようか。
・・とか思ってたら、あれれ?空に晴れ間が出てるじゃん?!こりゃ山や渓も、天気が回復傾向なんじゃないかな?
スマホのお天気アプリで衛星画像を確認して、雨の影響が少なそうなエリアを調べて出撃(笑)。
到着した霧雨の渓谷の上空は、うっすらと太陽の輪郭が浮き上がっています。通り雨くらいは覚悟ですが、そんなに酷くは降られないでしょう。

水辺でタックルの準備をしていると、視界の端で大きなイワナの影が動いた気がしました。
雨上がりで流れは笹濁り、絶好のコンディションです。#14CDCカディスをキャストすると、イワナが浮上する・・が、ドラグを嫌われたか、フライを見切られた(汗)。
#11ビートルパラシュートに結び換えて、流れ込みと反転流が複雑に交差するポイントにキャスト・・しかし、やはり流れに揉まれてフライが水中に・・イワナの影が浮上して・・食った!
フライロッドを「ギュン!」と一気に曲げる重々しいファイト。流れにイワナの影が走る・・尺だ!




大岩の下に突っ込もうとする、明らかに尺越えのイワナの引きに耐え、落ち込みの白泡に逃れようとするのを抑え・・ネットイン!
ずっしりとした重み、ぶっとい魚体の33.5cm尺上イワナ!
雨上がりの幸運なのか、いきなりの出会いに驚きました。




雨上がりの水面に、モンカゲロウがバタバタと飛翔しています。
そのご馳走に心奪われたような渓魚たちが、ライズをしているシーンもありました。




釣りを終え熱いコーヒーを飲みながら、今日の余韻に浸りました~♪

  


2021年06月23日

修行の渓の源流イワナ

自分にとって、フライフィッシングの修行の場である渓に出撃しました。
1時間近く山を歩き、釣り場に到着した時点で足腰は疲労でヘロヘロです(汗)。
しかもこれだけ苦労して入渓しても、「イワナの楽園」であるかどうかは約束はされていません。
渇水と透明度の高い水の流れが、渓魚たちの警戒心をさらに高めている印象があります。

そして釣り上がり開始早々に、「やらかし」ました。
自分の気持ちの焦りだとか、注意力不足だとか・・この渓ではそんなマイナス要因が、釣果に反映されちゃうんですよね・・(^_^;)
そしてつまらないライントラブルのスパイラルに陥ったり、妙に足取りが重くなったり。
「心と身体の鍛錬が足りないぞ!」・・と、いつも痛感します(苦笑)



野性味のある、色鮮やかな渓魚がヒットしました。この渓独特の源流イワナ。
餌をたらふく食ったナイスボディーの魚体。引き味も強烈で、フライロッドがギュンギュンと曲げられます!
ある淵ではイワナ3連発。3尾目は久々にニンフで獲りました。
ある落ち込みの反転流では、これまた野性味のあるイワナが・・しかし岩の下に潜られ・・ラインを手で辿り、無事にキャッチ&リリース。



「夕刻から大雨の天気予報が出ているので、それまでに下山しなくちゃ・・でもできるだけ上流部まで遡行もしてみたいし・・。」
そんな時間に追われるような状況と精神状態が、ミスを誘発させるんでしょうね(笑)。
でも谷間の上空はまだまだ青空も出ていて、そんなにも焦らなくても大丈夫かな?





小さなプールに#14CDCカディスが漂う・・「ガボッ!」・・気持ちがいいフライへの出方です!
ナイスファイトで、透明な水の流れを縦横無尽に疾走。ズシリとした重みでネットイン!



ランディングしたのは29cm泣き尺イワナ。大満足の一尾です!
こんなイワナに逢えれば、苦労して釣り上がった甲斐がありますよ~♪

帰り道はスマホ&Bluetoothスピーカーで、爆音音楽をかき鳴らしながら下山。これだけにぎやかならば、熊もうるさくて近寄ってきませんね(笑)。
下山を済ませると、間一髪で大雨の土砂降りに・・ギリギリセーフだった。渓で降られてたらヤバかったな(汗)。
自分にとって、難しくもあり、教えてくれるものも多い、修行の渓。体力が続く限り、通い続けたいと思います。

  


2021年06月17日

梅雨入り前の渓にて

釣りバカ仲間Marioさんのお誘いで、梅雨入り直前のイワナの渓へ行きました。
天気予報では午後から雷雨。ムリをせず雲行きが怪しくなってきたら、退渓しましょう。

どこからでもイワナが飛び出してきそうな流れですが、渓魚の反応はいくらか渋めかな。
それでも釣り上がり開始序盤の流れ込み。いいサイズで真っ黒な魚体のイワナが、岩陰からすっ飛んできてフライに食いつく!
ガッチリとフッキングの手ごたえ、強烈な引きでフライロッドを曲げます!
・・が、遊ばせ過ぎたか沈み石の下に潜り込まれて・・フックアウト(泣)
バラしたのは残念でしたが、ヒット&ファイトの場面が鮮明に目に焼き付くようなシーンでした。

その後も釣り上がりますが、かなりフライをじっくりと渓魚に見せないとライズしないようなムード。
あるポイントでは流れのよどみに小さな渓魚たちが群れていますが、何故かドライフライに無反応だったり。
かと思えば、倒木に寄り添ったイワナがスッと浮上してフライにアタックしたり。



「あ~?!スプークされたぁ~(笑)」
「お~!いいサイズがヒット~♪」
6月の日差しに照らされた釣りバカふたりの笑い声が、谷間に響きます。




爽やかな景観の中での釣り上がりで、気分はサイコー!
やがて遠くで雷鳴が轟き始めました。自分たちのから見渡せる視界には、まだまだ雨雲は出現していません。
スマホのGPSマップアプリで、自分たちの居場所や脱渓ポイントを随時確認しながらまだまだ釣り進みます。
いよいよ雷が近づいてきた様子です。Marioさんが良型イワナをヒットしたところで、ちょうど退渓ポイントに到達。

車まで戻りコーヒーを飲みながら釣りバカ談義。あれ?雷は去っちゃったね(笑)。
でもウェーダーも脱いで着替えちゃったし、余った時間であちらこちらの周辺の釣り場&ポイント探索をしましょうか。
まったく、やってることがいつまでたっても釣りキチ小僧のまんまですね(笑)。
楽しい楽しい一日でした~♪




  


2021年06月10日

護岸の渓魚たち

渓流FFシーズン中はいつも、険しい山岳渓流ばかり釣り歩いていますが、今回は穏やかな里川ムードの流れで遊びました。
護岸や堰堤の流れは、一見すると味気ない景観ではありますが、ちょっとした変化があるポイントにはイワナが着いていました。

切り立った護岸コンクリートの壁が続き、水辺に降りれる場所が見当たりません。しばらく川沿いを歩くと、護岸の切れ目のような区間があり、そこから入渓。
堰堤の上からダウンでフライをキャストすると、さっそく元気なイワナがヒット!気をよくしてそこから釣り上がりを開始しました。

しばらくは自然渓流のながれが続き、渓魚が着く典型的なポイントにはやはり、イワナが潜んでいます。
ところが藪ボサでビミョーに張り出した木々の枝が煩わしく、キャスティングに制限があり「やらかし」てばかり・・。自分の未熟さを思い知りました (^_^;)




やがて護岸された区間に入ると、キャスティングもラクになりのびのびとフライロッドが振れます。
わずかな水深だったり底石だったり、気になるポイントからはやはりイワナが飛び出すぞ。




その後は護岸区間を釣り終わり、渓流区間へ。人口建造物がない自然の流れは、やはり心が落ち着きますね。
サイトフィッシングやライズハンティングで、元気がいいイワナたちと遊びました。
神経質そうなイワナが、すぐ目の前でライズした!岩がイワナから見て壁になっているのか、こちらの存在に気付いていないようです。
何度も何度もフライをキャストして、あきらめかけたその瞬間、やはり自分のすぐ目の前で鋭くフライに襲いかかり、ヒット~♪



フライロッドを気持ちよく曲げて、流れの中を重々しく泳ぐイワナです。
ランディングネットで掬ってみれば、ズシリとした魚体は29cm泣き尺イワナ!
満足感があふれる一尾でした!

いつもだったら釣行のあとは身体がヘロヘロに疲れ果てているのですが、里川メインだったので今日はそれほどでもないね。
でも雨も降ってきちゃったけど、まだジムニーを走らせて近場の釣り場探索をする余裕がありました(笑)。
今日も山と渓谷とイワナたちに感謝です~♪






  


2021年06月06日

泣き尺イワナが湧く

ライズハンティングのチャンスを期待して、ジムニーを走らせ渓に向かう。
ほどよい薄曇りで気温も上昇中。季節も時間帯もいいし、期待できるかな~♪

水辺に立ち準備をしていると、水面にライズリングを発見。ボコッ!と派手にライズしているヤツもいるね。フライをキャストすると、あっさりとヒット~♪
引き続きライズに向かってキャスト。バシャッ!とフライに魚が襲いかかるけど今度はフッキングしない?おチビちゃんなのかな?それともウグイか何かかな?
プール状になった静かな流れを、ストーキングとキャスティングをしながらゆっくりと前進します。

何尾かのイワナをキャッチして、何やらデカそうな魚のライズを狙いキャストすると・・
「モコッ!」とライズしてヒット!ギューンとフライロッドを曲げて流れを疾走します。
気持ちよいファイトを味わい、良いサイズのイワナを手元にまで寄せてランディングネットを構えると・・またイワナは流れに走ります。それを何度か繰り返し、ネットイン!



ランディングネットに横たわるのは、29cm泣き尺イワナ
身体に鳥に襲われたような跡がありますが、力強くたくましい魚体ですね。
ライズの釣りを楽しんで、上流の淵ではサイトフィッシングです。



尺近いイワナが、沈み石の辺りに定位しているのが確認できます・・あ?!ライズしたぞ!こりゃ狙わなくちゃね~♪
水面近くで何かを捕食しては、また定位置に戻るを繰り返しています。
そのタイミングを見計らって、#15クイルボディーパラシュートをキャスト・・何度かトライして、ついに食った!
重量感溢れるイワナのファイト・・痺れるねぇ~♪




キャッチしたのは29.5cmほぼ尺イワナ!
その後も泣き尺近い良型や9寸越えのイワナなどが釣れて、まさに「イワナが湧く」ような渓のコンディションです。
まさにフライフィッシング最盛期を思わせる、楽しい一日を満喫しました~♪




  


2021年06月03日

ボウズか?尺か?!

「そろそろあの渓も、開幕してるかなぁ!」
期待に胸を膨らませ、獣道すらついていない森をひた歩き、ようやく水辺に到着。
まだちょっと水量が多いかな?とも思いますが、水棲昆虫のハッチも盛んで、流れの水に手を浸しても冷たさを感じません。
「こりゃ今日は、ウハウハ釣れちゃったりして~♪」
・・釣り馬鹿の頭の中を、妄想が支配します(笑)。

ところが・・釣れない・・魚影も走らない・・プールに目を凝らしてもイワナの姿がない・・?
こんなはずじゃないんだけどなぁ。時間の経過とともに、釣り上がる足取りが重くなってきます。
「ボウス」の黄色信号が点滅をはじめました(汗)。
長いプールに到着。無数の水棲昆虫が水面を乱舞しています。でもなんで、ライズのラの字もないんだろ?
まるでキャスティング練習でもしているかのように、フライラインとリーダーが伸びて行き、水面にフライが着水します。
沈黙していた水面が、かすかに盛り上がる・・ロッドを立てると、ヒット~♪
ラインが伸びきったところでヒットしたので、縦横無尽に水中を疾走するイワナを追うのに必死でロッドワーク。
ようやく魚体を確認できるまで寄せたところで、再び一気に走られ岩に潜られそうに・・ロッドのバットパワーを信じて応戦・・ネットイン!




6月の鮮やかな日差しに照らされたのは、31cm尺イワナ
「ボウズか?尺か?!」・・そんな日なんだな、今日は。
記念写真を撮ってリリースしたイワナが、ゆったりと流れに戻って行きます。

ようやくここから釣れ始めるのかな?・・と思いましたが、そうもいかず・・。
またまた虚しく水面を凝視しながら、キャスティングを続け釣り上がる時間が過ぎます。



やっとのことで、時々水面に浮上するイワナを発見。これは狙わないとね。
反転流でこちらを向いているので、モーションを小さくしてキャスティング。何度目かのトライでやっと、フライに食いつきました。




ポイントを移動するのにも苦労する地形の渓のため、徐々に体力が消耗してきました(汗)。
釣れてればそんなの気にならないのですが、釣れないとキモチもバテてしまうんですね(苦笑)。
その後は大場所で9寸クラスのイワナを、ランディング寸前でバラし、チビイワナに翻弄されたりなんかもして。

最後に8寸越えのイワナをキャッチして、釣りを終了。脱渓するのも藪こぎになるので、早めに下山をしました。
釣りを終えてみれば、「あと1~2週間早かったかな」とも思いましたが、思い通りにならないのが自然を相手にした遊びですからね。
近いうちに、この渓とイワナたちには再挑戦したいです!