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2010年06月30日

モンカゲウォッチング。

突如「ガボッ!バシャン!」と水面が割れた・・
・・ド派手なスプラッシュライズで魚体をさらけ出す良型イワナを目撃。直後にその大きく広がる水面の波紋の中心から、フラフラと黄色いムチムチボディーのモンカゲロウが飛び立った・・
残念ながらあのイワナはハッチしたモンカゲを食べ損なったようです。
「シャックくらいは食べれたんだろうか?でもそれじゃ食べごたえがないだろうな・・。」
などと余計な心配をしているのん気なワタシがフライロッドを握り締めます(笑)。

気がつけばあちらこちらからハッチが見られ、水面に目を凝らせばスローな流れでモンカゲのニンフが浮いています。
これが渓魚たちを興奮させている正体なのかな。観察しているとニンフの背がプクッと割れてスルリと黄色いダンが抜け出して、思ったよりも素早く水面から飛翔します。
クリップルダンの形状や色調バランスを思い起こされる羽化の瞬間のシーン。しばしワタシはフライロッドを振るのも忘れて見入ってしまいました。

こんな水棲昆虫ウォッチングもなかなか楽しいものです。しかもモンカゲのように大きくて目立つものは見つけやすいのでついつい視線が釘付けになりますね。
さて、ライズめがけてフライをキャスト・・バシャッ!ヒット~!



ヒットしたイワナは9寸クラスの好ファイターでした。重々しくロッドを曲げて応戦する渓魚が水中で全身をくねらせる。なるべく速やかにネットに収めて記念写真を撮ってあげよう・・。



上流の落ち込みで#14CDCカディスをくわえたイワナは小ぶりではありますが、小気味良い引きで楽しませてくれました。
透明度の高い渓の流れに映える綺麗な魚体です。

お散歩釣行タイムアップ寸前でラストキャスト~!倒木際の怪しげなスポットからパクリとフライを吸い込みました。
ヒットしたのはけっこう男前な雄イワナ。サイズは最初の9寸よりわずかにサイズダウンかもしれませんが、暴れまわるパワーは明らかに上回っています!
何度も水中に突っ込み抵抗してワタシをシビレさせてくれました。いいぞ~!



いつになくのんびりした気分で・・って言っても60分ちょいだがな(汗)・・水棲昆虫の観察をしながらの釣り。いろいろ勉強になりました。
そういえばワタシどこかの川で拾ったストマックポンプを持ってたっけ。こんど良型を獲ったら試してみよう・・とか思ってると次回からは撃沈続きだったりして(苦笑)。  


2010年06月28日

梅雨イワナの渓。

梅雨真っ只中の空模様、ワタシにとって念願の一日釣行に出撃です!takaoさん shimaさんの釣りにご一緒させていただき、ネイティブイワナの渓に向かいます。
降雨の影響を心配しましたがどうやら大丈夫そう。濁りもなく増水もないようですが、やや水量が少なく水棲昆虫のハッチが少ないのが気になります。

早々にshimaさんが元気なネイティブイワナを連発!takaoさんも予想以上に渋いコンディションながらヒットさせます。
ワタシは小さなポイントで反応してきたイワナを連続して食わせそこないます・・フライの流し方が悪いのでしょうか(汗)。3度目のアタックでようやくヒット~!



この渓のイワナらしい強い引き味を楽しませてもらいました。いい感じです!
しかし・・カッパを着れば雨が上がり蒸し暑くなり、脱げばまたまた雨が降ってきて苦笑い。それにしても虫があまり出てこないぞ・・いったいどうした?!



思ったよりも浅い流れからイワナの反応があります。一級ポイントや淵に潜むイワナはまだ浮いてこないのでしょうか。
フライは#12CDCカディス。あれこれフライチェンジしてみましたが、この日ワタシにヒットをもたらしてくれたのはこのパターンのみでした。



静かにフライを吸い込むようなライズでヒットしたイワナ。これまた元気にロッドを曲げてくれました。
しっとりとした空気の渓では、ふと豊かな緑に目を奪われます。薄日に浮かび上がる木々の葉を見上げると心が癒されるようです。



瀬尻のほんの小さなポイントから反応がありますが残念ながらフッキングせず(泣)。
「すでにイワナの付き場が夏バージョンかなぁ。」
takaoさんたちでも戸惑う状況なのかな?
微妙に浅い瀬から飛び出してくれたイワナ。こういった小場所場所を探る丹念さも必要なようです(汗)。



その後ますます反応も渋くなり我々は閉口・・(苦汗)。潔く渓を移動することにしました。

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こちらの渓は水量も豊富で川を渡るのも苦労するほどです。早々にtakaoさんネイティブイワナを連発です!
淵やプールでは深みにイワナが定位していますがフライには見向きもしません。かなり釣り人に苛められてスレているのか、イタズラに近くまで歩み寄っても一瞬だけ逃げる様子を見せてまた定位します。



コンスタントにヒットさせるおふたりとは対照に、ワタシはやっとのことでまたまた小場所でなんとか一尾ヒットです。
それでもベテランフライフィッシャーの華麗なる釣りを拝見させていただき大満足!

「自分だって徐々にでもステップアップを!」・・な~んて心に誓うワタシでした(笑)。
takaoさん shimaさん、お疲れ様でした!またワタシにいろいろとレクチャーしてくださいね~!  


2010年06月22日

イブニングライズに救われる。

夕方からポッとフリータイムが生まれて思いがけない釣行チャンス!こりゃちょいとイブニング狙いに出撃するしかないな!!
心の準備は出来ていなくとも、タックルの用意は不思議といつでもOKなワタシです(笑)。ジムニーの荷室にロッドやらウェーダーやらをドカドカ詰め込んで、いざ向かえ!新緑の渓へ!!

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到着した渓はどこも満員御礼なムードです(汗)。そりゃそうでしょう・・ベストシーズンの日曜日となればね・・。
それでも目指していたポイントの駐車スペースで談笑している3~4人のグループはどうやら帰り支度のようです。
「プールでライズしてるよ!がんばって釣ってね~。」
気さくなフライフィッシャーマンがワタシに声をかけ見送ってくれました。その朗らかな笑顔から、かなり楽しめた様子が伺えます(羨)。
夕刻となり遠方から来ている釣り人はそろそろ脱渓のタイミングなのでしょう。イブ狙いのワタシはすれ違いの入渓となり、おかげで気兼ねなくフライロッドを振れます。

しかし・・イブニング前の肩慣らしで探ってみた区間は予想以上に激シブなコンディション・・。
「おかしいな・・もっとウハウハなシーズンのはずなのだが・・。」
うっとりするようなスローな流れでもライズなし、いくら覗き込んでも淵には魚影なし、いくらフライチェンジしたところで時折ピシャッと反応するのみで釣れる気配なし・・。
やはりノコノコと休日のこんな時間に訪れた渓で美味しい思いをしよう・・な~んてワタシの考えは完全にアマかったか・・(苦汗)。
そして絶好のイワナ好みの流れで、フライの直前まで浮上して反転し水底に戻っていったチビイワナの姿を確認して絶句・・。
春の蒲田川イワナを髣髴させるような「電光石火ライズ&スプーク」のシーンを目撃した瞬間に
「スレている(汗)・・本日まさかの撃沈なのか?!」
・・な~んてブログタイトルが、早くも脳裏で点灯し始めるワタシでした(苦笑)。

さらには増水した強い流れにフライを上手く流せられないワタシの未熟さが、今シーズン初めて訪れたこの美しきフリーストーンの流れで露呈されてしまったのか・・すっかり自信喪失です(泣)。
マズイな・・(汗)。でも今さらこの時間から過去の実績ポイントに移動しようにもムリがあるぞ・・。やはりここは潔くさきほどのFFマンに奨められたプールでしぶとくライズ待ちするしかないのか・・。

岩に腰掛けてティペットのノットやフライをチェックしながら、ホトトギスの鳴き声と渓のせせらぎをBGMに、夕暮れのフリーストーンでしばし心を落ち着ける・・。
#14CDCカディスをティペットに結び流れを観察するとピシャッ!・・「やっとライズが始まった!」たちまちに心穏やかじゃないワタシに変貌です(笑)。
バシャッ!・・沈黙していた水面が割れた!ヒット~!



キュンキュンと淵を疾走するイワナちゃん。逢いたかったよ~!
そして流れのあちらこちらでイブニングライズが始まったようです。先ほどまでまったく渓魚の気配すらなかったプールで、次々と涌いてくるようなイワナのライズが・・。
オマエら今まで一体何処にいたんだよ~!



気持ちの良いファイトを楽しませてくれるネイティブイワナさま。先ほどまでのワタシの敗北感を癒してくれる美しい魚体です。いいですね~!
さらにフライへの反応も良くなりヒット連発です。
・・とか言って、実は痛恨のバラシやフッキングミスも多かったがな・・(苦汗)。



ただ残念なのは、時間が経過するほどに暗さが増す渓でイワナの記念写真を撮影をしても、ワタシの低スペック旧式カメラや技量では所詮味気ないストロボ&ピンボケ画像しか残せないこと・・。
ワタシとしてはやはり暗くても自然光で撮った写真が好みなんですよね。せっかくの綺麗な魚体なのに・・う~む、ブログネタ的にちょっと個人的には不完全燃焼な事態です(苦笑)。



・・などと勝手なわがままをつぶやきながらも、なんとか5~6尾ほどのイワナと戯れているうちに、気がつけば渓はすっかり暗闇に包まれています。

そして往生際悪くラストキャストとばかりに結ばれたフライを整形していると・・どこからともなく獣臭が漂い、背後のヤブでガサガサと何かが近づいてくるような気がする?!
「アワワぁ*?#ぁ~何だ?お、オイ・・こ、こっちに来るなぁ~¥%あぎゃぎゃ~(汗)!」
慌ててティペットを歯で食いちぎり、リールのラインを収納して、熊鈴をかき鳴らし、対岸までジャボジャボと焦ってコケそうになりながら渡り、林の中をペンライトを照らす小心者のワタシでした(笑)。



かと思えば前方でなにやら黒い影が(汗)・・これは脱渓しようと草むらを歩くフライマンでした←ちょっとビビリすぎですワタシ・・(笑)。

・・と言うわけで、あ~、それにしてもまたまた自分の修行不足を痛感してしまったが、最後は何とかイブニングに救われた感のあるワタシでした。
まぁこれはこれで良い勉強になったと言うことにしておきましょう(笑)。  


2010年06月17日

雨上がりの梅雨入りイワナ。

早朝からこちらの里にも梅雨入りを告げるような雨が降り続ていましたが、午後にはあっさりと雨脚が弱まりました。
そしてジムニーを走らせて渓に到着した頃にはすっかり空も明るくなり、こりゃ渇水のこの時期としては願ってもない雨上がりの好コンディションではないか?!

流れを観察するとガポッ!と良型らしいライズが確認できます。まずは手前の流れに潜んでいるかもしれないチビッコ渓魚に要注意・・。
うっかり走らせて「お父さん、お母さん!コワ~イ釣り馬鹿オヤジが来たぞ~!」なんて警戒が水中を伝達したら一巻の終わりです(汗)。
フライで叩きながら徐々に前進して慎重にストーキング。そしてワンチャンスに賭けてライズ地点へ#14CDCカディスをキャストします。
するとバッサン!と超ド派手なライズでヒット~!

水中でパワフルに頭を振って抵抗するのはなかなかの良型イワナです!強烈なファイトで引き味を楽しませてもらいました。いいカンジです!
やがて無念そうな表情でネットに納まったのは、9寸はゆうに越えるちょいとマッチョで逞しい泣き尺イワナさまです。嬉しい~っす!



デジカメで記念撮影をしながら、
「イワナちゃん・・もっとシャキッと背筋を伸ばして、口先と尾鰭をピーンと張ったなら、一瞬『なんちゃって尺イワナ』にでもなりそうだな・・。」
な~んて語りかけながらベストのポケットからメジャーを取り出そうとすると、
「ふざけたなコト言わないでチョーダイ!相手にしておれんわ、アホめが~(怒)!」
と、ジャンプ一番でネットから逃げ出して、イワナさまは豪快に流れに戻っていきました・・失礼いたしました(苦笑)。



新緑がキラキラ眩しい季節になりました。浅い瀬から飛び出したヤマメも鮮やかな色彩です。
しかしこのあと岸壁際の怪しいポイントからしてやったりで誘い出したイワナは、焦ったワタシの早アワセで痛恨のフッキングミス(泣)。
次の落ち込みで浮上したイワナも僅かなドラグを嫌ってスプークされてしまった・・(苦汗)。む、ムズカシイなぁ~。

渇水と釣り人からのプレッシャーで、今後ますます際どい釣りになるのが必至であろうワタシのお散歩釣行です・・(汗)。

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梅雨入り前の休日に、以前から家族と計画していた「サイクリングで隣町の公園に出撃して遊ぼう!」というプチツーリングを決行しました。
道中の田んぼや小川でおたまじゃくしやヘビを見つけてワイワイキャーキャー。ペダルを漕ぐ足も軽やかに、難なく目指す公園に到着。
なんとも楽しい時間がゆっくりと過ぎていきます。




↑ 50㎝アップのモンスター級と戯れるオチビさん・・鯉ですけどね(笑)。
汗だくになって公園を走りまわり、水遊びで全身びしょびしょに濡れ今度は「冷た~い(笑)」とはしゃぎます。そして再び遊具で徹底的に遊び、またまた水遊びでクールダウン。

たっぷり外遊びを楽しんだ帰り道は、農道で迷子になりそうになり、
「okoとうさん!ホントにこの道でダイジョウブなの?!」
と子供に心配されるシーンも(苦笑)。そんなことは露知らずでチャイルドシートで寝息をたてるオチビさんたち。遊び疲れて完全バッテリー切れで夢の中。とてもキモチよさそうでした。

そして無事に完走・帰宅してミッションコンプリート!子供たちの無邪気な笑顔にたくさんの元気を分けてもらったoko家夫婦でした。
さらにこのあと居酒屋に直行で、生ビールをグビグビですっかり酔っ払ってしまったoko父さん・・ってのもいましたけどね(苦笑)。  


2010年06月12日

キャス練と泣き尺イワナ。

今さらなのではありますが、どうにもこうにもワタシは長年の我流キャスティングの悪癖がすっかり身体に染み付いているようです。過去に何度かベテランからのレクチャーも受けたし、日頃から自覚はしてはいるのだが・・なかなかコレが直らないんですよね~(苦汗)。
ここまでくるともうこれは修正できないものだと割り切って(苦笑)、キャス練を重ねて徐々に矯正してゆくしかないのかもしれないですな・・。

って言うわけで、9日にちょいとお散歩&キャス練60分釣行に出撃してきました。この日は使い慣れた#3ロッドに4番ラインを通して、ロッドやラインのフィーリングを確かめながらキャスティングを繰り返します。
とは言ってみても、時折目に飛び込んでくる刺激的なライズは放っておけないワタシです(笑)。
#14ピーコックパラシュートをティペットに結び、スローな流れのライズを叩きます。

するとガボッ!とライズがありヒット~!ロッドが一気に絞り込まれ水中でゴンゴンと頭を振り抵抗するイワナの姿が確認できます。
パワフルなナイスファイトでぐんぐんと水底に潜り、手元近くに寄せても再び泳ぎだしてワタシをシビレさせてくれます。いいねぇ~!もっと引いて引いてチョーダイ~(笑)!
そしてランディングネットにずっしりと納まったのは、重量感たっぷりの鰭ピン泣き尺イワナさまでした。嬉しいぞ~!



うれしい誤算のキャス練釣行です。「そろそろワタシの超短時間釣行も撃沈ムードが漂うのか(汗)」な~んて気分のお散歩だったのに、ちょっと贅沢な良型です!
リリースすると「くっそ~!今度は騙されないからなぁ~!」な~んて言いたげに、チラリとワタシに一瞥をするイワナさま。妙にもったいぶったようにゆったりと泳ぎ、流れの深みに戻って行きました。

↓ いつもしつこいようで申し訳ございませんが、同じイワナの写真をもう一枚(笑)。



結果としてこの#3フライロッド&WF4Fラインの組み合わせは個人的には良好のようです。
「スローアクション気味のフライロッドの繊細さが損なわれるのでは?」の思い込みがあったワタシでしたが、実際にはまったくそんなことは感じられません。むしろロッドの特性がつかみやすくていいカンジです。

思いがけず出逢えた良型イワナにすっかり満足してしまい、デジカメで記念撮影をしてそのまま帰りそうになりましたが・・いやいや!今日の目的はキャス練です(汗)。残り時間でもうちょい練習です(笑)。



小さな巻きから狙い通りにもう一尾イワナがバシャ!流れ込みのレーンからさらに一尾がヒット~!
最後の瀬でのミドルレンジキャストでのライズは残念ながらフッキングしませんでしたが、サイズはイマイチながら何尾かの渓魚に遊んでもらい、結局時間が経つのも忘れてキャストを繰り返すワタシでした(笑)。

う~む、やはりキャス練は大事で、そして楽しいです。ヤブ沢やボサ川で遊んでばかりいると、ムリな体勢や立ち位置からの特殊なアプローチばかりで、フライフィッシングらしいキャスティングを忘れがちなワタシです(汗)。たまにはロッドを存分にフリフリするのが精神衛生的にもよろしいのかと・・(笑)。
次回もまだまだキャス練あるのみですな・・修行修行の日々は続くのであった・・。  


2010年06月09日

貧果の渓に戸惑う。

「ほどよい曇天と蒸し暑さで絶好の釣り日和か!」・・な~んてニヤニヤしながら、7日にジムニーのハンドルを握りお散歩釣行へ(笑)。

入渓して早々のポイントが気になり試し釣り。ボサ籔が邪魔でキャスティングが出来ない小さな瀬尻を、リーダーキャスト・・って言うか「ちょうちん釣りスタイル」で、ロッドティップからティペットを4~50㎝ほど垂らしてフライを流す。
するとイワナが無邪気に浮上して、ワタシのすぐ目の前でフライを咥えヒット~!

拍子抜けするようなあっけない釣れ方に苦笑しながらも、「今日はポンポンとイケるかも!」な~んてすっかりワタシは獲らぬたぬきのナントカです(笑)。
調子にのってムフフと隣の小さな落ち込みへ再びちょうちん釣り。すると小さなイワナが反応・・がフッキングせず。
さて、ウォーミングアップはこれくらいにして真面目にキャスティング開始です。



・・ところが・・ここぞのポイントも、イワナちゃんが大好きそうな流れも、大岩のエグレや絶好の巻きも・・何故かまったく手応えなし(苦汗)。な、なんだこの反応が皆無なコンディションは??まさか先行者でもいたのかな?
前日の日曜日は好天にも恵まれ、もしかしたらこの小渓流にも多くの釣り人が訪れたのかもしれない。そしてその影響が色濃く残っていたのかもしれない・・な~んてのはワタシの都合のよい思い込みと負け惜しみ←オマエのウデが悪いと岩陰の渓魚たちがささやいていたのが聞こえたぞ・・(笑)。
それにしてももうちょっと何かこう、人影に驚き走る魚影のひとつくらいは確認できてもよさそうなのですが、渓魚はいずこへ・・。

なんだか戸惑いを抱きながら遡行すると、やがて集中力途切れて木の枝ヒットを連発したり不用意なライントラブルに陥ったりと、どんどん悪いリズムになっていきます(汗)。
結局「出だしの好調さは何だったの??」・・な思いを胸に、貧果なお散歩釣行でタイムアップ前に早めで切り上げました。

みなさんからの絶好調な釣行ブログを羨ましく拝見しています。そろそろワタシのお散歩釣行も、日に日にスレていくナイーブ渓魚たちに苦戦して、渓によってバラつきがあるコンディションに戸惑う・・そんな撃沈シーズンに突入の予感もありますなぁ~(苦汗)。
いつか実現するであろう(?)ベストシーズンの一日釣行を目指して、お散歩で精神修行を続けるワタシであった・・(次回はマジメにキャス練釣行でもしようかな(笑)・・)。

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初夏の爽やかな天気が嬉しい季節です。子供たちの日曜参観日や外遊び、そのあとの美味しいビールなんかもサイコーね(笑)!
チビッコたちの無邪気な笑顔がまぶしい季節でもありますな~!  


2010年06月05日

プードルで泣き尺ヤマメ。

いくらか敗戦気味で終わってしまった先週のお散歩釣行でのシビアなライズシーン
「あぁ、プードルを巻いてくればよかったかな・・。」
・・なんてそのとき一瞬頭を過ぎりました。プードルってけっこう結構皆さん好みが分かれるフライだと思いますが、渋~いライズ狙いや興奮のイブニング、スレたトラウトハンティングや釣り上がりにと、ここぞの勝負時でワタシにとってはとても信頼がおける実績フライのひとつなんです。
そして昨夜になって何だか無性に気になり、久々にプードルを何本か巻いてフライケースに忍ばせました。

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#12プードルをティペットに結んでいると、樹が覆う日陰のスローな流れで小さくライズが・・。ダウンクロスの位置からキャストして、ドラグフリーでフライを流せるか・・キャスト~!
・・う~む、リーダーが伸びきった・・ティペットが複雑な流れに揉まれたか・・ロッドのティップも水面を漂うフライに一直線になったぞ・・竿を握る腕も伸びきった・・ダメだ、ドラグがかかるぞ(苦汗)。
・・ジュポッ!ギュ~ン!
水面の蛍光ピンクのインジケーターが吸い込まれるように消える、プードル独特のヒットシーンです!ラインが完全に伸びきる寸前だったロッドを反射的に立てアワせる。すると一気にロッドが絞り込まれて、ギラリと一目で良型ヤマメとわかるローリングファイトが水中できらめく・・。

「おお~っ!いいぞ~!」←にんまりスケベ顔ではしゃぐワタシ(笑)。
しかし次の瞬間ヤマメは浅い流れで右に左にジェットラン!
「倒木や岩に潜られたらアウトだ・・あわわわわぁぁ~(汗)!」←焦りで顔が引き攣るワタシ(苦笑)。
そして慎重に、でもヤマメの引き味も楽しみながら、徐々に魚体を手元に寄せてランディングするスペースを確認して、無事にネットイン!
ずっしりとした重量感でランディングネットに納まったのは、ムチムチっとしたボディーの悩ましい目つきも妖艶な、グラマー泣き尺ヤマメちゃんでした。おお~っ、いいそ~!



初夏を感じさせる日差しに輝く魚体。ワタシのお散歩釣行で出逢える渓魚としてはなかなかの上玉です!嬉しいです(笑)!

ワタシがプードルについて多くを語れることなどありませんが、やはり不思議と釣れてしまうフライであるのは間違いありません。ワタシ的にはテレストリアルなどではなく、超繊細なボディーシルエットのガガンボなどのライズを獲るフライだと感じます。
今回は「プードル専用フック」として開発されたというワタシのお気に入りGamakatsuのC14-BV(#14)を昨シーズン使い切ってしまったため、MARUTOの軽量カーブフック c46FWBL-4XF(#12)でタイイングしてみました。
フックデザインがかなり違うのでどうかな?と思いましたが結果は上々で、タイイングにちょっとした工夫をしてみたらワタシ好みのバランスで仕上げることが出来ました。

↓ 嬉しいので別アングルでもう一枚(笑)。



上流の落ち込みでは無数のガガンボやカゲロウが水面近くを乱舞しています。時折ピシャッ!とライズがあるのを見逃さずにプードルをキャスト!
またまたフッ!とフライが視界から消えて魚影が走りヒット~!
さきほどの泣き尺がなかったらもっとウハウハ喜んでいたであろう清楚なヤマメちゃんです。綺麗です。心和みます。




数は出ませんでしたが充実のお散歩60分でした。
ようやくシーズンも盛期を迎えますが、その反面ムズカシさも上昇する頃です(汗)。修行あるのみですな。
・・できれば次回も二匹目のどじょうがナントカとか・・そううまくはいかないんだろうな(苦笑)。  


2010年06月01日

ショートグラスロッドを愉しむ。

ホントは予定はしていなかったのですが、ちょいと時間ができて急遽お散歩釣行に出撃です。納戸からベストとフライリールを鷲づかみにして、さて・・ロッドは・・久々にフェンウィックのイエローグラスでも振ってみるか。
今シーズンは8ft.3in.#3という、今や「ど定番」とも言えるカーボングラファイトロッドばかりを使用していたワタシですが、なんとなく先日から小渓流でショートロッドで遊んでみたくてうずうずしていたんですよね(笑)。

小さなヤブ沢は微妙にいやらしい所で樹木が張り出していたりして、長めのロッドでは取り回しに苦戦してばかりのワタシです。ロッドを振りまわす度に木々にティップやフライを引っ掛けてしまい・・タイムロスばかりなのですな・・(汗)。
そこで7ft.#3のショートグラスロッドで、さらにショートリーダー&ティペットで、いつも攻めきれなかったあの小渓流のあのポイントのあのスポットへフライを投入!
・・な~んて出来すぎのイメージばかりが先行してしまうのでした。←まぁ、実際のワタシはそう上手くはいかないがな(苦笑)。

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釣り始めてから立て続けにイワナがヒットするも、手元まで寄せてバラしまくりです(泣)。最近はすっかり柔らかいグラファイトロッドに慣れていたので、ファーストアクション気味のグラスロッドでちょいと戸惑う。
もうちょい繊細なロッドワークが要求されるのか・・ヒットしたのがオチビだったからかな(笑)。
超ショートバットにカットしたリーダーに結んだティペット長のバランスが悪かったのかもしれないな・・。潔くショート・ショート・ショートのタックル&ラインシステムに徹してみようか。
↑ あっ?!これらは完全にワタシの独り言ですからね。ワタシのお散歩釣行ヤブ沢コース限定のラインシステムです。一般渓流で遊ぶ方々にはおすすめいたしません(笑)。



などと何尾かのイワナちゃんたちに遊んでもらっていると、ワタシが過去に何度も負け続けてきたポイントに到着。
・・大岩下のエグレが薄暗い巻きになっていて、いかにも色黒なイワナが潜んでいるようなポイント。でもいつもワタシはここでキャストミスをしたり、頭上の枝にフライを引っ掛けたり、エグレにフライを流すことが出来なかったりして敗退していたのでした・・。よし、今日こそは!
いつもと立ち居地を変えてみて、ショートロッドの利点を生かして周囲のブッシュをかわしてキャスト~!おっ!いいカンジでフライが巻きの流れに乗ったぞ・・ヒット~!

べつに良型でもなんでもないのですが、狙った場所から出したイワナは嬉しいものです。グラスロッドの粘りのある引き味をちょっとだけ愉しめました。キュートなイワナちゃん、もっとデカくなったらまたおじさんと遊んでね~(笑)!



そんなこんなでそのあとも、小さいながら典型的なイワナの好ポイントの巻きから何尾かイワナをヒットさせて60分タイムアップ。バラシが多く本日無事にキャッチ&リリースできたのは4尾ほどか。
釣れる渓魚のサイズも小さくなってきたな。やはり抜かれているんだろうな。こんな小さな渓での乱獲は切ないな・・。

スニーカー感覚(?)でショートグラスロッド&ショートラインシステム&バルキーな#12エルクへアカディスでのヤブ沢イワナ釣り。
これはこれで気軽に愉しめていいものですね。