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2025年04月03日

TALEX偏光グラスふたたび

このブログを開設した2007年頃・・20代後半から十数年の釣りブランクを経てフライフィッシングの世界に舞い戻ったワタシ。
当時年齢40歳代、だけど知識や技術・装備・タックルも、すっかり初心者レベルに戻っちゃってた(笑)。
・・で、まずは渓流フライフィッシングの必須アイテムとして、ぜひ入手しなくては!・・と思っていたのが偏光グラス。
TALEXという偏光レンズ専門メーカーに行きついて、お気に入りの偏光サングラスを手に入れたっけね・・。
そしてそのブログ記事がきっかけになり、地元信州の釣り仲間たちや全国のフライマンたちと知り合うことが出来たっけ・・

・・あれからさらに十数年の歳月が流れ、愛用していた偏光グラスは古びてとっくに引退。
それ以降代替え品サングラスも数多く使用してきましたが、やはりTALEXの「見え方の質」がやはり忘れられず・・

数年後には還暦を迎える自分にとって、ドライフライフィッシングの相棒として必需なのはやはり良質の偏光グラスかな。
今年の北信州のドライフライシーズンは、降雪・残雪で出遅れていますが、徐々に出撃の準備をしなくちゃね ♪



・・で、久々に入手したTALEX偏光サングラス。今やデザインやバリエーションも以前よりすっかり増えていて、お気に入りのアイテムを手に入れました。
以前の愛用TALEXレンズはTRUEVIEW SPORTSでしたが、今回は薄暗く谷深い源流域や朝夕の光量の少ない時間帯でも活躍してくれそうなEASEGREENをセレクト。

このサングラスを通して、今シーズン自分のフライフィッシング釣行には、どんな景色が待ち受けているんだろうね・・。

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・・ただ友だちを待っているんだ・・
ローリングストーンズの古い曲に、最近なんだか思い入れが募る・・

  
タグ :TALEX


2024年03月06日

フィッシングベストを新調しました

みなさんから各地の渓流FFシーズン開幕のご報告がアップされて、羨ましい気分でいっぱいの釣りバカokoオジサンです (^^ゞ
こちら信州北部はまだまだ冬景色の真っ只中。今日も一日雪が降り続けました (^_^;)
なのでワタシ的にはま~ったくキモチが渓流解禁・出撃モードに切り替わらないので、気分転換にフィッシングベストを買い換えました。


           ↑ こちらは旧ベスト

確か2019年の夏頃から着用しているフィッシングベストですが、度重なる釣行、激しい藪こぎ、そして酷使により、さすがに破れや色褪せもして古びてきました(笑)。
ファスナーの損傷などもあり、釣行時にポケットからフライボックスが落ちて川に流されたり、草むらで落として紛失しそうになったこともあります(苦笑)。
なので何度も買い替えを検討しましたが、自分としてはどうしてもこのベストのポケットのレイアウトが気に入っていて手放せず・・。
そんな矢先にふとネットショップのサイトを閲覧していたら、このフィッシングベストが今年になってバージョンアップしていたので、迷いもなくポチッ(笑)!


           ↑ こちらが新ベスト・・見た目は変わりませんが・・。

新しくなったベストは、旧モデルの弱点だった縫い目の強度がかなり改善されたように感じます。
さらにちょっとした工夫があちこちに施されていて、フィッシングベストとしての性能や機能がアップしていました。
肝心のポケットレイアウトもそのままなので、違和感なく渓流FF釣行を楽しめそうです。

旧ベストもまだまだ現役。さほどポケットの機能性を必要ともしない、本流ウェットFF専用に使い続ける予定です。

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天気予報では、もうしばらくは寒さが続きそうな信州。いつになったらシーズン初釣行に出撃できるのやら・・。
こんな曲を、拙いオジサンエレキギターで弾く日々が続いてます(笑)。

  


2020年10月07日

カメレオンを履いていこーぜ

MERRELL製ハイキング / トレッキングシューズのカメレオンシリーズが好きで、昔から何足か履いてきました。
ワタシは登山やトレッキングはやらないけど(源流FF釣行では同様か、もっとハードな歩きをするけどね・・)、普段履きのタウンユースでもアウトドア気分を感じていたくて、メレルのシューズを愛用しています。



近年ではドライフライで湖のスモールマウスバスを狙いに行くときに、やはりカメレオンの機能性がとても頼りになります。
岩場やぬかるみ、水たまりや砂地・草地など、変化に富んだ地形の湖畔でも、ゴアテックス製なので濡れることを気にせず釣りができるしね。
普通の長靴やスニーカーよりも、ソールががっちりとしたメレルのシューズの方が疲れないし、足元も安定する気がします。

汚れを気にせず「フライフィッシング釣行専用」に履いている古いモデルなんかは、けっこうボロボロで泥だらけになっちゃってるけど、それでも釣り場ではワタシの足を保護してくれる守護神のような存在です。




そんなメレル カメレオンを履いて、本日も湖でスモールマウスバスと遊びました。
湖畔には自分の足跡の他に、大型野生動物の足型なども残されていますね・・(汗)。
森の中で「バキッ!」と音がするたびに、思わずビビるokoじじいでした(苦笑)。





予想していた以上に季節が進んだのか、水温が下がり朝には霧雨が舞う。
バスの活性も下がったかな?・・と、思って油断するとパワフルなライズとファイトが始まる。
ところが「いいカンジに今日も釣れるかな?」と思った矢先に、ルアーマンたちがポイントの水面をボートでかき回して、反応が乏しくなりました・・。



休憩にコーヒーブレイクを淹れて釣りを再開しましたが、またもやボートとワタシの釣り歩きコースが被り戦意喪失して終了・・。
それでも「なんちゃってリールファイト」をしてくれる元気なスモールマウスバスが、ルアーマンたちが釣った後でも何尾か遊んでくれたのだから、文句は言っちゃイケマセンね。

秋の深まりを感じて、フライフィッシングを愉しむ。
ワタシの2020FFシーズンフィナーレは、もうすぐなのかもしれませんね。  


2020年01月15日

ジャンクフライロッドのリメイク

釣りバカokoオジサン的には、寒さに負けて冬ごもりのこの季節。なんとなく釣り道具の整理や修繕、手入れをしたりの日々が続いています。
先日友人から、折れてジャンク品となってしまったフライロッドを数本いただきました。
どれもたくさんの、釣りの思い出が詰まったロッドなのでしょうね。何とか直して、再びフィールドに持って行ってやりたいよね。
ワタシも過去にも何本か、自分の不注意で折ってしまったフライロッドを復活させたことがあります。さてどうなるかな?

それら折れたロッドの状態は様々ですが、その友人がアメリカ在住時に現地のロッドビルダーに、ブランクスからカスタムオーダーしたと言う、ウィンストン7'6"#4のロッドが興味深い。
・・しかし残念ながらロッドティップ下の部分が欠損しています・・(汗)
他のジャンクロッドと比べてみると、「レネハロップ シグネチャー」との刻印がある古い国産メーカー8’3”#5ロッドの、先端ピースが寸法的に合いそうだけどなぁ。
しかも奇跡的にブランクカラーやテーパーが似ていて、おっ!悪くはないよね。
あれ?もしかして、この2本を融合させて、管理釣り場トラウト用に使えそうな一本に出来ちゃうんじゃないかな~♪




他のジャンクロッドの中間部分を切り出して、「継」として使えないかな?
さほど慎重にブランクスの採寸をすることもなく、いきなり金鋸でギコギコとカット(笑)。
運良くガイド部で補強されている部分と、継ぎ足したい先ピースのサイズがマッチ。
エポキシ接着剤でつなぎ合わせ、元竿のフェルール接合部となる箇所を耐水ペーパーで慎重に削り、摺り合わせます。

元々は「スピゴットフェルール」でしたが、リメイク後は「なんちゃってスリップオーバーフェルール」に変身(?)。
百均のクリーナーでコルクグリップの汚れを落とし、ブランクスを布で磨き上げて完成!
ガイドの位置が微妙にズレてるし、サイズやパーツも違うけど、まぁいいか(苦笑)。
名付けて「ウィンストン 〇〇ハロップ スペシャル 7'6"#5」 (・・〇〇は前オーナーさんの名前ね)



当然本来のロッドアクションとは、別モノのフライロッドになったとは思います。だけどコレはこれでアリなのかな?な、ちょっと面白そうなフライロッドに仕上がりました。
20年以上も前に組まれたフライロッドだそうですが、リメイクされてまた新たな釣りの思い出を作っていただきましょうね ♪

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ロッドリメイク中、本日のBGM。
フライフィッシングも好みの音楽も、20年前とぜ~んぜん変わらないokoオジサンでした(笑)

  


2019年07月31日

くたびれフィッシングベストの引退

ワタシがフィッシングベストに求めることは、何よりもポケットの形状とレイアウトから生まれる機能性です。
ブランドなんてあまり気にしていないし、素材やデザインがショボくたって、道具として使い勝手が良ければ何だってこだわりません。
・・そう思い込んで長年着用してきた、古びた安物フィッシングベスト



特に気に入っているのが背面のサイドポケット。釣り場への入・退渓時や藪こぎの時、ポイント移動の時など、ランディングネットをサッと仕舞えて、いざ渓魚がヒットしたらスッと手を伸ばしてスムーズに取り出せるのがありがたい。
これを満たしてくれるフィッシングベストとなかなか出会えず・・って言ってもあまりマジメに探してなかったけど・・ず~っとこの古びたベストを着ていたってのが本音です (^^ゞ



しかしここへ来て、長年の度重なる洗濯と酷使からか、パーツやポケットの多くに傷みが目立ち、いよいよ「釣り道具」としての性能が落ちてきました・・まぁフツーは、20年以上も着ないけど(苦笑)。
さらにチープな生地・繊維で作られているためか、いくら洗濯しても「山と渓谷と、森と獣の匂い」みたいなものが染みついてしまっていて、段々と自分自身が耐えられなくなってきちゃった‥(^^;)

そんな矢先、ネット通販サイトを徘徊中に、自分好みのフィッシングベストをたまたま発見!
お値段もリーズナブルだし・・そこが大事(笑)・・ポケットレイアウトなども理想的 ♪
久々にやっちゃった、バーボンに酔って深夜の衝動ポチッ(笑)!



スマホやパソコン画面で観た商品画像と、実際に届いたベストの色合いが全然違うのでビックリしたけど、むしろ期待以上に自分好みのカラーだったので大満足。
今度は撥水・透湿加工を施した生地素材なので、道具としてグーンと性能アップ。
現在の自分の年齢から考えれば、ワタシのこの長期使用ペース(?)だと、このベストは年老いてフライフィッシングを引退するまで着用するでしょうね(苦笑)。

それにしても引退した古いフィッシングベストの、いくら洗っても落ちない汚れ、ハードに使ってガタがきたファスナー、険しい藪こぎで傷んだひっかき傷・・。
それってもう「釣りバカの勲章」みたいなものですね。額に入れてリビングに飾りたい気分です(笑)。
長い間ワタシの釣りをサポートしてくれてありがとう~♪

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ここのところ,、ちょっとだけ釣りはお休み。せっかく梅雨も明けたのにね。
新しいベストの入魂釣行をしなくちゃいけないんだけどね。職場の暑気払いなんかもあって、飲みすぎちゃった (^^ゞ


  


2019年07月11日

GPSの力を借りて渓流リサーチ

天気予報は曇り時々雨のため、源流域の釣行は断念。その代わりに、ここ10年くらいご無沙汰している渓谷を調査しようかな。
入渓ポイントや退渓ルートの記憶が曖昧なため、スマホの登山用GPS地図アプリで自分の位置や周辺の地形などを確認しながら、慎重に森の中を歩きました。

ところがルートが荒廃していて、過去の記憶以上に歩きと藪漕ぎがハードだった・・(激汗)。
しかもやっとのことで水辺に到着すると増水で、釣りスタート早々に流れが渡れないぞ(汗)
仮に頑張って流れを渡ったとしても、その先でまた遡行が困難になりそうです・・さてどうする?!



・・と思っていたら雨粒が落ちてきて、「ここは無理はしないで、撤退しよう」・・とオトナの判断。
竿も出さず再び汗だくになりながら森を歩き、ジムニーに戻ります。

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皆さんもけっこう活用されてるのではないかと思う、スマホの登山用GPS地図アプリ。
大昔だったら登山用品店でしか入手出来なかったGPS専用機の機能が、普段使ってるスマホで簡単に代用品になるのですから、こりゃ使わない手はないですよね。

ちなみにワタシが使用しているのは、中古で入手したかなり旧式なスマホです (^^ゞ
色々とハプニングが多い山中や渓谷でも、使用中に万が一壊れても惜しくないような安価なスマホに、アプリをインストールしています・・OSのバージョンなんか化石のように古くて、GPSの精度もそれほど高くないようなのですが・・(苦笑)。
もちろんバッテリー切れや、水没して動作しなくなったり(・・経験済み (^_^.)するトラブルもあり得ますので、過信してはいけないとは思いますが。

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雨脚が強くなる前に、最初の渓を無事に脱渓。スマホアプリで先程の渓のルートやマーカーを確認しながら、ジムニーの車内で昼食とコーヒータイム。
しばらく雨宿りしていると、雨が上り薄日も射してきました。再び準備をして、次の渓に向かい新規開拓調査を開始。
ここでも退渓が安全・確実であるように、スマホアプリでルートを記録しながら入渓します。

ところが水辺に降りて、ロッドをセットしていざフライをキャスト!・・と思った途端、流れがコーヒー色に濁ってきて The End ・・どうやら上流部は、まだまだ強い雨が降っているようです。



結局フライロッドを振ることすらなく、本日の調査は終了・・。
釣りバカ的には不完全燃焼ではありますが、当然のことながら安全が最優先ですからね。
それでもいくつかのトラックログも取れたので、次回訪れた時に活用できることでしょう。

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厳しい自然が相手のこの遊びでは、勘や記憶だけに頼っていても何が起きるかわかりません。
何年かぶりに訪れる川とかでは、自分の記憶があやふやだったりするし、台風や大水の影響でまるで違う川かと思わせるほど風景や渓相が激変していて、遡行に戸惑うこともありますからね。
そんな時は自分の現在位置が確認出来ると安心するので、GPSの力がとても頼りになります。

あとこの古いスマホには、もう一つ強力アイテムを装着していまして・・



・・釣りバカ仲間からいただいた、「釣人守護シール」です!
・・結局最後はそこに頼るんかい~(笑)
・・「大漁祈願シール」バージョンもありますけど (^^ゞ  


2019年02月21日

フィッシングベストを染める ②

ワタシが愛用しているフィッシングベスト。某アウトドアショップのオリジナル商品で、かれこれ20年以上昔に入手したモノ。
古びてきたので8年ほど前に自分で染めて、ずーっと気に入って着ていたのだけど、さすがに生地やポケットなどに傷みも多くなってきました。
すると先日、何気なく納戸を整理していたら同じベストがもう一着出てきた!・・すっかり忘れていたぞ?ショップのバーゲンで格安になっていたので、もうひとつ買い置きがあったんだ。
今シーズンはコイツも活用しようかなぁ・・そして今回も、お好みの色に染めちゃえ~♪


↑ 右がオリジナルカラー、左が前回染めたベスト

さっそく手芸店で染料を購入。前回はあまりにテキトーすぎる染め方をしちゃったので「色ムラ」ができちゃったっけね・・(^^;)
今回はもうちょい丁寧に作業して・・おおっ!けっこうイイカンジの色合いに染まりました~!
まぁ例によっていくらかは色ムラがありますが、それはホラ、「味」ってことで・・(笑)。



このフィッシングベストは、どうにもこうにもワタシにとって使い勝手がいいんです。特にポケットのレイアウトが自分好みで、他メーカーのベストを着たこともあったけど、やっぱりこれに帰ってきちゃう。
さてさて、寒さに弱いワタシはすっかり冬ごもりしていますが、そろそろ渓流シーズン開幕の準備を、コツコツと開始しましょうかね~!
・・釣りには当分行かなそうだけど・・(苦笑)。  


2018年12月05日

折れた竹竿やジャンクフライリールを直して出撃も、ラストはボウズに終わる

この秋にネットオークションで落札した、日本製の古びたフライリール。使ってみたらディスクドラグシステムが使いやすく気に入り、替えスプールが欲しくなりました。
すると某中古釣り具サイトで、スペアスプールが2個も付属する「ジャンク品」が格安で販売されています。
とりあえずスプールだけでも欲しかったので即購入。リール本体の「ジャンク」の理由は、巻き取るときにクリック音がして、ラインが出されるときがサイレントと、動作が本来と逆になってしまっていると言うことのようです。

ディスクドラグをすべて分解してみると、ほんの小さなパーツひとつの向きが逆だっただけでした。
すべての部品を組み直し、ついでに自分好みの左巻きにチェンジ。ちょっとお値打ち品を手にできてラッキーでした ♪



そして数年前の釣行時に転倒して、バット部分から無残にも折れてしまったバンブーロッド・・
Taki Rod 6'3"#4 / Paul H.Young Midge Taper (H) を修理しました。
このバンブーはビルダーさんのご好意で試供品として頂戴したものなので、「折れちゃいました。修理をしてください」とは言えず放置してあって・・う~む、ならば自ら素人技で直してみようか。

本音では修復など完全にあきらめていたんだけど、思いのほか接着が上手くいきました。
曲がりや歪みが発生してしまいましたが、ファンヒーターでゆっくりと曲げ直しをしたら矯正できた!
ついでにブランクカラーも変えちゃえ!ローズカラーの油性ニスで塗装したら・・おぉ!塗りムラもあり仕上がりは雑だけど、けっこうイイ感じです!
竹竿って不思議だね。あの状態からでも復活・再生するんだ。そして手を掛けると、また新たな愛着が湧いてくるよね。

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12月だというのに、まるで初秋のような暖かな晴天。こりゃ修理したバンブーとフライリールをテストしに、近所の川に行かなくちゃね~!オイカワくらいなら、まだ遊んでくれないかな?
それにしても、暑いくらいにまで気温が上昇してきた。12月の信州だっていうのに、ついにはパーカーも脱いで半袖Tシャツ一枚でキャスティングです。




・・ところが、肝心のオイカワの姿がない(汗)?!過去の実績ポイントだったはずなんだけど・・。
極小のクチボソが#22ミッジにヒット&オートリリースしただけで、ボウズです (ToT)/~~~
2018年最後の釣りが、完全なる撃沈とは・・(泣)。
ま、まぁ・・とりあえず修理したバンブーロッドのフィーリングや、フライリールとのバランスを確認できたのが、せめてもの救いでしたけど・・(苦笑)。
それにしても今年は、秋の渓流禁漁~初冬まで、天気に恵まれて釣行回数を伸ばせたな。

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夜は某スゴ腕釣りバカご夫妻と一緒に、オフ会で田舎町の居酒屋に出撃。



釣りバカ談義は止まることもなく、けっこうな時間まで呑んじゃいました ♪
今年はワタシの勤務都合で釣行をご一緒出来なかったけど、来年は是非行こう!
・・と、ほろ酔いで来シーズンへの約束をしました。

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ラスト釣行では釣れなかったけど、何だかんだで楽しかった一日。
広々とした河川のダートを走りながら、ジムニーのカーステレオから聞こえてきた一曲

  


2018年10月09日

古びたフライリールを持って釣りへ

秋晴れの湖畔では、少年少女のカヌー教室が開催されていて賑やかです。
サイトでスモールマウスバスの姿が確認できる。静かにストーキングしてフライをキャスト・・
・・スーっと魚影が浮上してフライを飲み込む・・ヒット~!
子供たち 「あ?!あのオジサン、何か魚を釣ったよ~!」
気持ち良い水辺に楽しそうな笑い声が響く、癒されるようなひと時だね。




先日たまたま訪問したネットオークションサイトで、ふと古びたフライリールと出逢ってしまった。
Made in japan ・・リールフットに刻印されているのは、その文字とシリアルナンバーらしき数字。
本来ならばボディーにメーカー&モデル名などの刻印があったはずなんだけど、古くなって消えてしまったのか、前オーナーが意図的に取り除いたのか、表記はないけどまぁいいさ。

ちなみにこのリールは右巻き。ワタシの好みは左巻きなんだけど、どうやって換えるんだろう?
・・この後日、わずかな情報をネットで検索して、けっこう苦労しながらも変更出来ました (^^;)



ワタシが新しい(中古ですけど・・)フライリールを手に入れたのは何年ぶりだろうか?その古びたフライリールを持ってのデビュー戦が本日でした。
今日の相方バンブーロッドはTaki Rod 7'0"#4 / Garrison 201 Taper
リールシート&リングとリールフットの相性が良くなさそうだけど、ロッドを振って感じるバランスはいいね。色合いも悪くない。

どれもサイズは大きくないけど、数十尾どころか百何十尾とかそう言った単位のスモールマウスバスを釣りまくりました。フライは#8フォームグラスホッパーの各色。
ちょっとお菓子のちっちゃなブリキ缶をケースにしていますが、フライの色分けをしてるんです。
このバンブーもフライリールも、まさかバス釣りに使われるとは思っていなかったかもね。
でもこれだけの数の魚と対戦して良い仕事をすれば、ロッドもリールもストレス発散でしょ(笑)。 




スモールマウスバスってのも、けっこう体色や模様に個体差があって面白いよね。
引き味もトルク派とジャンプ派、スピード派など、ファイトの仕方もそれぞれです。

結局期待したほどのサイズアップは叶いませんでしたが、夕刻にはワンキャスト&ワンフィシュ状態に突入で、いつまでも釣りを終われない・・という贅沢な時間帯に (^^ゞ
例によって辺りが真っ暗になるまで釣り続けました。釣りバカは時間の概念がないのか(笑)。  


2018年09月05日

シーズン終盤ですが、ロッド入魂

台風の影響をあまり受けてなさそうな地域の降雨量を、スマホお天気アプリで夜通しチェック。
翌朝には台風一過の青空が広がり、ジムニーに乗り込み信州ワインディングロードをひた走る。
山中に到着して、果てしない藪こぎをしてようやく渓へ立つ・・(汗)。

いい感じの長瀬に、思いっきりフライロッドを振ってフライをキャスト・・
・・静かに#14CDCカディスが吸い込まれヒット・・もの凄い疾走感で流れを走るファイト!
ちょっと秋めいてきた日差しの中、水中にイワナの魚体が輝く・・気持ちイイ~♪



とても強い引き味を楽しませてくれたのは、27cm9寸イワナでした。
実は今日はニューロッドの入魂式・・って言っても、ネットオークションで落札した廃盤モデルの中古フライロッドなんですけどね (^^ゞ
外国製ロッド、マニアックアクショングラファイトロッド、グラスロッド、バンブーロッドなどを過去10年ほどあれこれ使ってきましたが、現時点でワタシが愛用するのは国産エントリーモデル(苦笑)。



けっこうハードな行程の釣りをする自分には、やはりマルチピースのグラファイトフライロッドが一番合っているのかな?・・と言うことで、以前は予備として携行していたロッドを、昨シーズンからメインに使っています。
それは8ft3in#3ロッドなんですけど、以前からこのシリーズの7ft6in#3モデルが気になっていて、オークションや中古釣り具店のサイトなどを時々徘徊していました。



そんな矢先にその古い廃盤フライロッドの良品を入手。早速使ってみると、とてもいい感じです ♪
キャストフィールが自分にとても合っているのか、使用開始からすぐにピンポイントキャストも、ミドルレンジのキャストも、ループのコントロールも、とても扱いやすいロッドだと感じました。
・・まぁ、初心者向けモデルを愛でるワタシは「万年初心者フライフィッシャーです」・・って言うことの証明ですけど(笑)。



入漁権を購入したコンビニの店員さんが言っていた通り、昨夜の台風ではこちらの地域はそれほど雨は降らなかった様子。
増水はしているのですが、むしろ夏の渇水を回復してくれた雨だったようです。
ほんのりと濁った増水という、願ってもない好コンディション。バブルラインや反転流、瀬や大淵やゴルジュでも、イワナがとても「イワナらしい出方」をしてくれるのが嬉しいよね。
渇水の真夏に突入して以来、何だか久しぶりにこう言う釣りができた気がします。

だけどやはり夏を過ぎたナーバス感も健在で、サイトで狙った何尾かのイワナにはフライ直前でUターンされる悔しいシーンも多々ありまして(汗)。
フッキングが浅く、バラしたイワナもかなりの数。まだまだワタシの修行が足りませんね・・。



フライは#10 CDCブラックカディスが効きました。で~っかいサイズのフライをロングキャストして、モコッとイワナが飛び出してギューン!とフライロッドを曲げる・・これが気持ちよかったなぁ~♪

だけどやがて釣り人の真新しい足跡が見え始めると、まったく魚影が消え失せノーヒット(泣)。
それでも無事にニューロッドの入魂も済ませたし、ロッドの感触も気に入ったし、久々に訪れた渓のコンディションも把握できたし、秋の気配が迫る山と渓谷で気持ち良い汗が流せました。  


2018年06月20日

ウェーディングシューズの修理とテスト

降雨だった天気予報を覆して、朝目覚めたら梅雨の合間の爽やか晴天。
スロースタートだったけど、今日もた~くさんの渓魚と遊んでもらいました ♪



今シーズン購入して10回ほど出撃のお供をしてくれているお気に入りのウェーディングシューズが、先週の釣行出発前に一部の個所を破損してしまった。
シューズおよびメーカーさんの名誉のため先に言っておきますが、悪いのはワタシで、マジックテープのベルトを無理やりきつく締めすぎて、バックル部分の縫い目を痛めてしまったのです。
ワタシの悪い癖で、靴でもなんでも必要以上に締めあげちゃうんですよね・・スキーブーツのバックルを壊したこともあったよなぁ・・(反省)。

破れた部分を直さなきゃな。糸で縫って・・丈夫な糸のほうがいいよな・・そうだ、ロッドメイキング用のラッピングスレッドがあるな。
縫い上げたら、ウェーダーの補修用シートを強力接着剤で張り付けて補強・・ふぅ、これで安心して渓へ行けるでしょ!



「そうだ!修理したウェーディングシューズのテストをしなくちゃね~♪」・・というわけで渓へ出撃!
・・次から次へと、釣りに行く口実が生まれるな・・(笑)

渓に到着してフライロッドを振り始めたのはすでに午前10時過ぎ・・でもまぁ、この時間帯からが美味しいよね ♪
・・と目論んでたけど・・激シブじゃないっスか~(^^;)
本命ポイントは無反応・・ならば竿抜け狙いで際どい流れを攻め続けますが・・
・・とてもイワナとは思えないような電光石火ライズで、ま~るでフッキングしない・・(?_?)
・・やっとヒットしてもバラしの連続で、何尾かキャッチは出来たけど、何だか不完全燃焼・・(-_-;)




昼過ぎになり、プールでライズハンティング!水棲昆虫のハッチも多くなり面白いように釣れるんだけど、この先のポイントを確認したいので遡行を再開。
・・しかし思ったほどの戦果は得られず、アベレージサイズをいくつか追加するのみ。
プールで粘ったほうがよかったかな・・いやいや、今日の目標は「イワナらしい場所」から出す・・なんだよね。
だけどその後も、「らしい場所」ではシブい反応ばかりで釣れたり釣れなかったり。

どんどん釣り上がり、気がつけば夕刻。またまたプールに到達でライズも盛んです。
狙い撃ちするようにイワナをヒットさせ、午前中の借りを返すかのように釣りまくり~♪




ようやくイワナも活性が上がったのかな・・それにしたってちょっと、遅すぎでしょ・・(汗)。
ハイシーズンで連日釣り人に追われているからね・・そう言うワタシもその一人ですけど (^^ゞ
そうそう、肝心の修理したウェーディングシューズの具合はバッチリで、シーズンの残りも安心してサポートしてくれそうです。

やがて時間帯もすっかりイブニングに突入。ようやく ↓ のような「イワナらしい場所」に着水したフライを、水面から消えるように静かに吸い込むヤツが出てくれました。




力強く重々しいファイトでロッドを曲げてくれました。その他にも「らしい場所」から「らしい出方」をしてくれるようになり、またまた次のプールに到着。
「イブニングライズだ!」
絵にかいたようなライズリングが広がり、無数のイワナがライズを繰り返しています。フライをキャストすると、次々とイワナがヒット~♪



辺りがすっかり暗くなるまでの間、いったいどれだけのイワナを釣ったかカウントはしていませんでしたが、このままエンドレスで釣れ続けるような爆釣モード ♪

そんなこんなのウェーディングシューズテスト釣行。心配していた雨などまったく降らず、逆に「ひと雨欲しいくらいかな」・・と思えるほどでした。
本格的な梅雨が到来して、渓がのコンディションがリセットされればいいなぁ・・と期待します。  


2014年01月12日

偏光オーバーグラスの力を借りる。

フライフィッシングに欠かせないのが、偏光グラスですよね。
ワタシも今まで色々なタイプの偏光サングラスを使用ましたが、なかなか自分に合ったモノに出会えなくて悩んでいました。
ちなみにワタシの弱点は視力・・。ただ極度の近視ではないため日常生活ではメガネはかけていませんが、やや乱視気味なので運転免許証には「眼鏡等」の記載があります。
渓流ドライフライフィッシングでも、ドリフトするフライを凝視するのにメガネを着用したほうが効率が良く感じます。

だからこれまでもメガネにクリップオン装着するタイプの偏光グラスだとか、メガネとサングラスが二重構造になっているフリップアップタイプのサングラスだとかを使ってたのですが・・。
「だったら度入りの偏光グラスをオーダーすればいいじゃん」と言われそうだけど、度入りレンズのサングラスだと、薄暗い渓やイブニングではグラスを外さないと見辛いし、そうなると通常のメガネと偏光グラスの両方を持ち歩かなくてはならない・・。

そこで数年前から愛用しているのが「オーバーサングラス」、つまりメガネの上からかけられる偏光グラスです。



スポーツサングラスやスキーゴーグル専門メーカーAXEの製品で、かなりリーズナブルな価格なのですがとても気に入ってます。
顔面へのフィット感も良く、偏光レンズの性能もワタシにとって十分満足できるレベル。当然普段から使用しているメガネの上からかけても、何の違和感もありませんし脱着もかんたん。
釣行でけっこうハードな山岳渓流を遡行する時もズレたりしないし、スキーゴーグルとして極寒の雪山で激しくカラダを動かすようなシーンで使っても大丈夫。

春夏秋冬を通して様々なシーンで出番が多かったこの変更オーバーグラスでしたが、何シーズンか使用したのでさすがに本体がややくたびれてきました。
同じものを再購入しようかとネット通販サイトを徘徊していると、このモデルよりさらにデザインがスタイリッシュになった新製品が発売されていました。

前モデルでは「釣り用サングラス」というより、スキーやバイク乗り用「ゴーグル」のような大型デザインだったけど、ニューモデルはよりスリム&コンパクトになっていい感じです ♪
そして気がつけば「自分のお誕生日プレゼント」という名目で(笑)、さっそく購入ボタンをポチッ!としていたワタシなのでした (^^ゞ



ちなみにワタシ、実際はこんな劇画タッチにするほどのルックスな男ではありませんが・・画像エフェクトの力も借りることにしようか (^_^;)

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誕生日プレゼントに、長女が念願の尺狙いミサンガを編んでくれました (^^♪
これで今シーズンの釣行は万全だぜ (^_-)-☆

  


2013年11月15日

季節はずれだけどフライラインを新調。

しばらくサボっていたキャス練を、ちょっとした空き時間を利用して再開しました。例え短時間でもコツコツ練習して、お気に入りの竹竿たちをもっともっと使いこなせるようにならなくてはイケません・・。
近所の空き地で三脚を立てて、デジカメの動画モードで自分のキャスティングを色々なアングルから録画して確認します。
そして録画した自分撮り動画と、某フライフィッシャーのDVD動画などを比較してまたまたキャス練を繰り返す・・すると長年の我流・自己流で覚えてカラダにすっかり染み付いてしまった、間違ったダブルホールの仕方やタイミング・フォームの悪癖などが見えてきました (^_^;)

練習を繰り返しているうちに、ワタシのクセであるちぐはぐだったホールのタイミングが、ある瞬間から合って来て気持ちよくフライラインが伸びて行く・・
・・ワタシのへなちょこキャスティングが、ようやく一皮むけた瞬間と言いましょうか (^^ゞ
長年滞っていた自分のフライ技術の向上が、小さいながらようやく一歩だけ前進した!・・そんな手応えを感じたのです!またしてもバンブーロッドに学んだ・・とも言えますね。

そう言えば巻かれているフライラインが、痛んだりひび割れしてたりしてるリールがいくつかあったなぁ。そろそろ交換したほうがいいかも・・
・・そう思い、気がついた時にはパソコンの前に座り、新品フライラインの購入ボタンをポチッ♪
・・としてましたけどね~(笑)。



渓流FFオフシーズンに突入、しかもこちら信州はこれから日に日に寒くなり、やがて積雪が始まればキャス練だってままならないって言うのに、季節はずれのフライライン新調でした ^_^;
商品名もズバリ「VARIVAS Sensitive Presentation」 ・・センシティブなプレゼンテーションをしちゃうフライラインだぞ!←意味をわかってねぇだろ、コイツ(笑)?
「ネーミングからしてどれだけスゴい性能のフライラインなんだろう?!」と思わせるわりに、実はけっこうお手頃価格だったりしてうれしかったけどね(笑)。

日本メーカー製のフライラインってのも、実はワタシははじめて使うかも・・思えば今まではず~っと3M(Made inUSA)のラインだったから、Made in japanのクオリティーに期待しよう (^^)v
テーパーも「精密に計算されたプレシジョンテーパー」だって。ループコントロールやトリックキャストがしやすいデザインらしい・・
・・まぁ、そんな上級テクニックは、そもそもワタシにはないけどね~(^_^;)

久々の新品 ラインはキモチいいよね~♪・・ということで、さっそく近所の空き地でキャス練。
ループの形状なんかを確認するように、現実的な渓流FFシーンをイメージしてキャスティングを試し、妄想フライフィッシングの世界に入り込みます(笑)。
・・目の前に現れたのは、岩盤縁に良型イワナでも潜んでいそうな大淵。滑りが良いこのフライラインは、いいカンジでラインが伸びてゆきますね~。そして着水したフライにイワナがライズ!
・・な~んて(笑)。来シーズンの実釣が楽しみです (^^♪



とは言っても、こちら北信州の渓流フライフィッシング「勝負の季節!」はまだまだ最低7ヶ月は先の話です・・(汗)。
だけど怠けて「釣り勘」を鈍らせないように、晴れて温かい日にはキャス練に励もうかな~(^.^)  


2013年04月11日

リペア&モディファイ。

ワタシが愛用しているランディングネット Mosaic Frame Tear Drop Landing Net #001 は、使用し始めてからこれで3シーズン目。今年も麗しき渓魚たちを掬い、釣行の記念写真に彩りを添えてくれることでしょう。
先日ビルダーのshimaさんにリペアを依頼しました。ランディングネット本体にはさほどひどい傷は見当たらないのですが、塗装もし直してくれると言うのでグリップデザインの若干のモディファイも加えてお願いしました。

今回のリペアでは、前回とは違う塗料を使用して仕上げたそうです。知識の乏しいワタシにはあまり専門的なことはわからないのですが、より弾力と強度を兼ね備えたキズが付きにくい加工をしていただきました。
さらには前回も施していただいた、フレーム付け根部分のグリップえぐり加工をさらに強調してもらいました。
これによりますますランディングネットの色気が増すシェイプになりました!こりゃもう、ワタシにとって究極の銘木ランディングネットです!



2シーズン使用して、色落ちしてしまった手編みネットも染め直してもらいました。
質感・風合いもすっかり甦り、ますます釣行に持ち出すのが楽しみになりましたよ~♪
ホントにねぇ、このランディングネットは渓魚が映えるんですよね~!サイコーっす!




ビルダーのこだわりや心意気と、ユーザーのわがままや理想・・それらが融合してさらに熟成され完成された逸品。
こんなへなちょこフライフィッシャーoko-rocksになど何だかもったいないようですが(苦笑)、使い込みますよ!とことんね~!
ワタシには見えるのです!このランディングネットの中で
「あ~っ、くっそ~釣られちまったよ~(汗)!おいらをやさしく速やかにリリースしてね~!」
・・な~んて表情で苦笑いしている、あのゴルジュ渓のネイティブイワナの表情がね(笑)!  


2013年04月02日

グラファイトの個人的銘竿を復活させる・・その②。

先日の記事で紹介した古びたカーボングラファイトロッドの修理&リメイクで、素人細工ながらも何とかシーズン中に釣行へ持ち出せるサブロッドとして復帰させました。
でも・・実はワタシの手元には、もう一本あるんですよね・・やはり是非ともリメイクして復活させたい、古びて痛んでしまっているFREESTONE FS803 が・・。



この中古フライロッドは、状態などの詳細情報を得られぬままネット販売で入手した時点で、すでにとても残念な商品コンディションでした。
痛んでボロボロだったコルクグリップなどを自分でケミカル品を用いて気休めに修繕をしたけど、出来上がりは決して満足できるものではありませんでした。
それでも「ロッド自体の釣り味はFREESTONEそのものだから不満はないぞ」・・とやせ我慢して自分に言い聞かせてはいましたが、やはりね・・せっかく釣れた渓魚の記念写真にこのロッドを添えたりなんかすると、あまりにボロくて貧相で寂しい気分になるんですよね~(苦笑)。

だからね、やるぜ!やってやるぜ~!納得して使える溺愛フライロッドにリメイクして復活させてやるぜ~!←(そ、そんなに鼻息を荒くするほどのことではないのだが・・ ^^;)
「修理に万が一失敗したらそれもまた残念だよね」・・の弱気に支配されて今まで手が出せないでいたワタシでしたが(苦笑)、もうワタシの心に迷いはないぜ!

まずはボロボロに痛んで汚れたショボいコルクグリップを躊躇なくバリバリと破壊する!
ざ、ざまぁみろ!前から気に入らなかったんだぁ!もうこのヘボグリップに未練などないぞ~!←(だ、だからさ、そんなにキモチを荒げるななってば・・^^;)



次はリールシートのリングとエンドキャップを取り外して、今回の作業で一番の難関と予想されるフィラーの取り外しだ!失敗すると間違いなくブランクの破損につながる作業です・・ここは慎重に・・
・・な~んて柔な事など言わず!迷わず火力全開バーナーで火あぶりの刑だ~!←(な、なんかソレって違うんじゃないの~^^;)
・・でも結果オーライで、意外にあっさりとフィラーがブランクから抜けました・・ラッキー♪←(よいこのみなさんは、けっしてマネをしないでね・・^^;)

そんなこんなの緻密な作業で←(うそだ)、ワインディングチェックのみをそのまま残してブランク&パーツの解体が無事に成功!←(おお~っ!このおんぼろロッドの明るい未来が見えてきたぞ~(^^♪)
次は去年なんちゃってバンブーロッドを製作していた頃に購入してあった完成済みコルクグリップを、サイズなどが合うように慎重に削りだしてエポキシ接着剤で装着。



おお、我ながらここまではいつになく順調に作業が進行している気がするぞ~(笑)。
次はリールシートの装着だ!なんだか嬉しくなってきたぞ!←(ちょっとちょっとぉ~、何だか興奮気味すぎるんじゃないの・・^^;)
この頃のシマノのロッドのリールシートには、みんなこれと同じような樹脂製のフィラーが使われているモデルが多かったと記憶しています。
これはこれでワタシ個人としてはデザイン的に嫌いでもなかったのですが、せっかくだから今回はこのパーツにもこだわってみよう!

・・と言うことで、以前にネットオークションで入手済みだった、半完成品のカリンバール銘木フィラーの登場です。出来れば塗装はウレタン塗料で艶かしい光沢にしたいところですが、ワタシにはそんな技量もないので簡単なオイルフィニッシュです。
フィラーは数日前から、何度もカラーオイルで拭き上げて塗料を浸透させていました。すると自然な風合いと木目や杢を生かした、深みのある色に仕上がりました。



ブランクのバット径とフィラー穴の径が合わないので、こっそり台所から焼き豚調理用のタコ糸をバレないように拝借して下巻き←(おいおい、記事に書いちゃったらバレますがなぁ・・^^;)
そして接着・・おお~っ!完成がグッと近づいてきましたよ~!

あとはもともと装着されていたリングとエンドキャップを取り付けて・・完璧な復活です!
ちょっと嬉しいので(笑)、今回修理&リメイクをした私的銘竿FREESTONE FS803を2本並べて記念写真 ♪



・・無事にこのフライロッドをリメイク出来てホントによかった~!
メーカー製の古い量産フライロッドだって、こうなればますます愛着が増すものです。今シーズンもワタシはバンブーロッドを携えた釣行が多くなるかもしれませんが、この溺愛グラファイトロッドの出番もグ~ッと増えることでしょう。

以前に知り合いのベテランFFマンに「フライロッドの優劣は価格じゃないよね」・・とアドバイスをいただいたことがあります。
自分に合った一本のロッドに出会えれば、それだけで幸せなワタシなのです。
・・とか言いながら、
「今シーズンはあんなバンブーロッドや、こんなシチュエーションで使えるバンブーロッドを手にしてみたいなぁ~♪」
と、釣りバカ妄想が春の訪れとともに芽生えてきている愚かなoko父さんなのでした・・(苦笑)。  


2013年03月31日

グラファイトの個人的銘竿を復活させる・・その①

昨シーズンは竹竿の面白さに目覚めてしまい、いい歳こいてバンブーロッドにどっぷりハマってしまったワタシでした。
釣行のほとんどをバンブーを携えて出撃したわけですが、それでもカーボングラファイト フライロッドの出番がまったくなかったわけでもありません。
特に自作した竹竿や素人技術で修理したバンブーロッドのティップを折ってしまったことが数回あり・・
・・その度にお気に入りグラファイトロッドの世話になったのです・・(^_^;)

FREESTONE FS803・・カーボングラファイト フライロッドとしての私的銘竿です。とは言っても今やかなり古いロッドだし、独特のロッドアクションは発売当時からかなり評価が分かれていたようですけどね。
でも今にして思えば、FREESTONEはワタシにとってカーボンからバンブーへの橋渡し的な役割を果たしたフライロッドなのかもしれません。他にも何本かのグラファイトロッドを所持しているワタシですが、近年渓流FF釣行ではFREESTONEしか使う気がしなかったんだよね~。



さて、一昨年のシーズン中にワタシの不注意でジムニーのリアゲートに挟んで折ってしまったFREESTONE FS803。折れた箇所を強引にエポキシ接着剤で繋げて、ツーピースのフライロッドをワンピースロッドへ強引に作り直して使っていました。
バンブーロッドを使うようになってからは必ず「予備ロッド」を携行するようになりました。だけどやはり車内に積載するにはワンピースロッドってのは何かと不便ですね。
やはりツーピースのほうが使い勝手がいいんだよなぁ・・ということで、またまた修理・改造をしてみました。

とりあえず糸鋸であっさりと2分割して、さてフェルールはどうする?ショップでバンブーロッド用のニッケルシルバー製フェルールを購入するのが一番確実なのですが、今回はそこまで手間ひまをかける気にもならず・・
・・あ?そうだ、去年なんちゃってバンブーロッドを自作していたときに使った「ワカサギ竿用ジョイント」があったっけ・・。
工具箱の中をガサガサと探してみれば・・あったあった、ちょうどサイズもぴったりなのがワンセット余っていました ♪



エポキシでジョイントのオスメスをそれぞれのブランクに接着します。フライロッド専用フェルールのような精度の高い装着感は期待できないのが本音ですが(苦笑)、予備ロッド程度としてだったらこれでも十分に機能してくれそうです。
あとはスレッドでラッピングしてニスを塗って・・あぎゃ~?!巻いたスレッドがほつれているのに気付かずにニスが乾燥して固まってしまった~(泣)・・ま、まぁいいか・・いかにも不器用なワタシらしい仕上がりですけど(苦笑)。

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先日までのポカポカ陽気は何処へやら・・??近くの山も冠雪したし気温も急降下しました。それでも悪あがきでお散歩釣行でシーズン初出撃!・・な~んてもくろんでいたけど、冷たい降雨でワタシはすっかり戦意喪失・・(泣)。
自宅でおとなしく釣り道具の整理をしたり、もう一本のFREESTONEの修理でもしてみようかな・・。
明日からはもう4月かぁ・・すでに2月上旬にHR漁協の年券を購入済だって言うのに、いまだ個人的解禁は果たせませんわ~(苦笑)。  


2012年03月17日

フライラインを新しくしたよ。

ここのところ怠けていたフライキャスティングの感触を、少しでも自分のカラダに染み込ませようと近所の空き地で短時間キャス練をしました。
ワタシのへなちょこキャストでフライラインが伸びてゆく・・が、途中でなにやら「引っ掛かる」ような感じがする・・?
ループの形状もちょっといびつな感じ??←それはオマエがヘタクソだからだろ(笑)。
どうやらフライラインが傷んでいるようです。シーズン中はけっこうマメにラインクリーナーなどを使っていましたが、オフシーズンになってからはまったくメンテナンスしていなかったからなぁ・・。
しかも縒れたまま無理やりリールに巻いて放置しちゃったりして、ひび割れや折れ曲がりがあるラインもけっこう見られます。

そもそもワタシのフライリールに巻かれているフローティングラインは、どれもこれもかなり古びているのも事実です。
ライン自体が硬化しちゃっているものもあるし、完全にクラックや切り傷が入っているラインもあるぞ・・こりゃそろそろ寿命ってコトでしょうか(汗)。
ここは潔くフライラインを新品に巻き替えようかな・・。



ということで、さっそく購入したのがコレ ↑
人気のロングドリフトラインです。まぁ、ちなみにワタシなんかは「ロングリーダー&ティペット」なんて一生かかっても使いこなすことはないでしょうけどね・・(苦笑)。
近年は何となく「アイボリー」などの地味カラーのフライラインを使うことが多かったワタシなので、「気分一新でほどよく色鮮やかなオレンジのフライラインを選んだ」ってのが本音かな(笑)。

・・って言うのは半分冗談でして、本当のところワタシがこのフライラインに期待した特徴は、同じ番手のフライラインと比較してライン径が細くて軽く仕上げてあり、かなり細い先端部から一気にきつくなるテーパーデザインにしてあるらしい・・ということ。
「えっ?同じ#3ラインでも重量が違うなんてアリなの?」
無知なワタシは雑誌の記事でこのことを知ってちょっと戸惑いましたが、規格にとらわれずに自分のキャスティング技術やロッドに合ったフライラインを探して選べばいいんだな・・ってことか。

自作したお散歩バンブーロッドは自分の感覚では#2~3ラインが適合、強いて言えばやはり#2か出来れば#2.5(そんなのあるのか?)がちょうどいい感じかな。
今まで使っていた古い#3ラインでは「ちょっと太くて重い?」と感じたので、このロングドリフトラインが合えばいいんだけど・・。



そしてさっそくお試しキャスイティング。おおっ!やっぱおニューなフライラインは気持ちがいいぜ!←もっと詳細なインプレはねぇのかよ、オイ(笑)!
まぁワタシのショボいFF技量では正直言ってフライラインについてエラそうに語れることなど少ないのですが(苦笑)、しなやかなフライロッドとの相性は良好なようです。

ショートリーダーでも使いやすそうだし、細くてコントロールの自由度が効きそう。
しかし・・クセもなく扱いやすいフライラインのおかげで、逆にワタシのお散歩バンブーロッドは「良くも悪くもかなりのクセがあるロッドだな」と言うことが判明してしまった(汗)。
一般のバンブーロッドとは違い、ブランクの曲がり具合や「方向性」のようなものが、縦面と横面とで差があるのがこの工法で作られたバンブーロッドの特色だと思います。
だけどワタシのバンブーはその特徴がちょっと顕著すぎるような気がするなぁ・・。

でもその特徴を前提に、ポイントまでの距離やラインのプレゼンテーションをイメージしながら、ロッドを振る「ブランクの面」を変えながらキャスティングをすると・・これはこれでけっこう面白いかも・・難しくもあるけどね・・(苦笑)。
説明し始めると長くなるのでここらでやめときますが(笑)、クセがあるロッドを使いこなせるかどうか?・・ってのもワタシには今年のFFの愉しみ方のひとつになりそうです。
あぁ~ますます渓流シーズンの私的開幕が楽しみになりましたよ~♪  


2011年12月18日

Code No. 31300

9月にワタシの不注意で折ってしまったフライロッド・・FREESTONE FS803 ・・。
素人修理で一応なんとか「お散歩ヤブ沢チョイ釣り」などではそこそこ使える程度にリメイク&復活をしてみたものの、当然のことながら出来上がりは別物フライロッド・・やはり本来のロッドアクションが恋しい・・。
今年の渓流釣りでワタシはワンシーズンほぼこのロッドだけを使用したので、ほかのフライロッドでは「何故かイマイチ物足りない」カラダになってしまっているようです・・(苦笑)。

「やはり同じロッドを購入するしかないな・・。」
・・とは言ってもFSシリーズのフライロッドは今や中古品でしか入手方法がないので、フライタックル販売webサイトやネットオークションなどをしらみつぶしに調べる日々が続いたのでした・・(汗)。



そしてようやく某中古タックルwebショップでお目当ての品を見つけて購入・・しかしワタシにとって、その2本目のFS803は、ちょっぴり残念なコンディションのフライロッドでした・・。
前オーナー、もしくは前々オーナーや陳列していた店舗での管理が悪かったのか、ブランク塗装面はキズも多く水ぶくれも発生している・・濡れたままケースに無造作に仕舞いこんで密封してしまったという証だ・・。

しかもコルクのグリップがボロボロです・・古いロッドに見られるコルクのひび割れや凸凹の穴、黒ずみなどがひどく・・握った感触があまりにショボい・・ネット通販ということである程度は覚悟していましたがね・・。
詳細な商品画像も無く、程度・状態などの説明も乏しい中古フライロッドを購入したのだから不平不満を言うなよ・・とも思うが・・手に入れた翌日に「新品同様」の同じロッドがオークションに出品されたりしてちょっぴりショック←事実です(苦笑)。

・・などと嘆いてみても、いざフライラインをこのロッドのガイドに通して近所の空き地でお試しキャスティングをしてみれば・・
「おおっ!やっぱコレだよ!このフィーリングだよ~♪」
やっぱこのロッドアクションがお気に入り。フライラインが伸びてゆく目の前の芝生が、たちまちイワナやヤマメが泳ぐ盛春の渓に見えてしまう、イカれた釣りバカオヤジoko-rocksなのでした(笑)。



さてさて、しかしこのままではキャス練にも身が入らないぞ。何とかしてこの古びたフライロッドを実用的なコンディションに修復せねばならぬ・・。
さっそくブランクを艶出し剤で磨き、「コルクパテ」なるものを入手して、グリップのメンテナンスを試みました。

しかしこのコルクパテは、グリップのちょっとした傷みや隙間を埋める程度が本来の使用方法。
今回入手したロッドのグリップの凸凹や穴を埋めるとなると・・ほぼ全体的に施さなくてはならないぞ・・(苦汗)。
むむむ・・や、やってやるぜ!快適なロッドフィーリングの実現のためになぁ~!!
・・ということで、グリップ全面にパテを塗りこみ、十分に乾燥したところで各番手のサンドペーパーで仕上げる・・おおっ?!握り心地は良くなったぞ~♪



最終的にはかなり目の細かなサンドペーパーでフィニッシュ!当然見た目はコルクグリップらしからぬ、まだら模様のビンボー臭いモノになってしまったが、まぁよかろう・・(苦笑)。
まだまだ未熟なフライフィッシャーであるワタシには、こんなボロいフライロッドがお似合いってものでしょう・・(笑)。
やがて渓流シーズンが開幕すれば、たちまちに使い込んで手垢で汚れて、それなりに違和感の無い雰囲気になる・・と思い込みます。

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渓流FFオフシーズン中はなにやら物欲がムクムクと芽生えて・・むたみやたらにフライロッドメーカーのwebサイトやらネットオークションに夜な夜な見入ってしまうワタシです(苦笑)。
魅惑のバンブーロッド、良質なグラスロッド、評判の高いカスタムロッド・・釣りへそくりの乏しいワタシにはどれも高嶺の花ですが、なかには手が届きそうな掘り出し物価格の商品があったりして、
「あぁ、このフライロッドを振ってみたいなぁ~。」
・・などと妄想が膨らみます(笑)。

でもね、再びシーズンが到来して、お気に入りロッドでグラマーヤマメや9寸イワナと戯れれば(←できれば尺なんかが嬉しいが)、
「やっぱこのロッドは楽しい~♪」
となって、ワタシの物欲は封印されることでしょう(笑)。

Code No. 31300とはFREESTONE FS803のモデルナンバー。
たかが大手釣具メーカーの量産フライロッドである・・しかも生産・販売されたのは15年以上前の完全旧式ロッド・・。
だけれどもワタシにとっては、「なんでこんなにもマニアックなロッドアクション設定なの??」・・な魅力に満ちたフライロッドでもある。

以前はミディアムファーストアクションのフライロッドを愛用してましたが、近年は柔らかなアクションのSHIMANOロッドが自分に合っている感じ。
LIMESTONE LS8033FREESTONE FV833 も大好きなフライロッドで、色々と楽しませてもらい学ばせてもらいました。
来シーズンもこのフライロッドを携えて、FF修行に励もうと思うワタシなのでした・・春が恋しいぞ!←って、まだまだぜ~んぜん気が早すぎるだろ、オイ(笑)。  


2011年11月19日

Mosaic Frame Tear Drop Landing Net #001

フライフィッシングのタックルは釣行のたびに傷むものですよね。ウェーディングシューズのソールは減るし、ベストやウェアー類は日焼けして何だか色褪せた感じだし、ロッドやリールには気がつけばたくさんの小キズが刻まれているし・・。
それもまた「使い込んだ道具の風格だ!」と、ひとりで勝手に思い込むのもワタシの主義なのですがね(笑)。

今年初めに手に入れた Mosaic Frame Tear Drop Landing Net #001 も渓流釣りシーズンを終えてみれば、けっこうそれなりの使用感が残されていますなぁ・・。
「粗雑に扱うつもりはないが、神経質になって馬鹿丁寧に使用するつもりもない」・・のがワタシのタックルとの付き合い方です。
釣り道具の傷のひとつひとつだって、ある意味釣行での思い出になることもありますからね・・ワタシの場合。



渓流オフシーズン期間を利用して、先日このランディングネットのビルダーであるshimaさんにリペア&再塗装を依頼しました。

全体的にはそれほど気になる塗装面のキズなどはないのですが、実は夏頃の釣行時に渓で転倒しそうになり、自分の膝でランディングネットを踏みつけるような格好になったことがありました。
「あちゃぁ~(泣)?!フレーム・・逝っちゃったかなぁ・・(激汗)??」
・・と思いきや、かなりの衝撃を与えてしまったはずなのに、なんと奇跡的に思えたほどにランディングネットは無事でした。完成度の高さは強度にもつながるのでしょうか?!
・・とは言ってもやはりフレーム外側には小さなひび割れが入っているようです・・うむむ、匠の技ならばこの程度のキズは直せるのだろうか・・。


↑ リペア前の状態 これでもじゅうぶん綺麗ですが ↑ 修繕してもらったフレームのキズ

そして数日後、再塗装が出来上がってワタシの手元に届いた銘木ランディングネット・・やっぱコイツがお気に入り。
しかもあちらこちらの箇所をリファイン&モディファイしてもらったようで、より洗練されたティアドロップ型のランディングネットに仕上がっていました!

まずはフレーム全体を極限まで薄くしてよりスタイリッシュに・・グリップのセンター部分を削り込んで、くびれたウエストを強調。
フレーム付け根部分のグリップをえぐり加工をして綺麗で色っぽいラインを表現・・。
その他にも削り込んだことにより新たな杢が浮かび上がったりして、素材の極上紅黒花梨の美しさがさらに映えました!




艶かしいほどの光沢を放つ塗装も完璧!グッとグラマーになったボディーシェイプがステキです。
そしてグリップの握り心地がこれまたバージョンアップ・・ワタシの手にますますしっくりくるデザインになりました。
またまたフィールドで使うのがもったいないほどの出来栄えですが、早く・・来シーズンも渓魚をランディングして記念写真を撮りたいです・・(笑)。  


2011年01月17日

背中の顔はティアドロップ。

以前ベテランフライフィッシャーtakaoさんのブログ記事にあったタイトルを真似てみました。
「背中の顔」・・多くのフライフィッシャーたちがフィッシングベストの背から吊り下げているアレ・・ランディングネットですね。ヒットした麗しき渓魚たちを優しくいたわりながら掬うアイテムです。
そして今シーズンの渓流解禁からワタシの背中の顔としてデビューするであろう、逸品ハンドクラフトランディングネットが完成しました!

このランディングネットを作製してくださったのも、知る人ぞ知るランディングネットビルダーshimaさんです。
ワタシが彼のランディングネットを最初に拝見したのは2~3年前、初対面で釣行をご一緒させていただいたときでした。
当時のワタシはランディングネットには特に執着もなく、安物の市販ネットを不満もなく使用していました。世の中にはハイクオリティーなハンドメイドのネットが存在することくらい知ってはいましたが、まぁ自分には身分不相応なモノと思い込んでいました(笑)。
ところが彼が作ったカーブタイプのランディングネットを手に取り見て仰天絶句!その完成度と美しさに惚れ惚れしました。
「いつの日かワタシもこんなカッチョいいランディングネットを背中から提げてみたい!」・・そんな想いに駆られたのでした。

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そして昨年の晩秋にいよいよshimaさんにネット製作の依頼をしたところ、快く引き受けてくれ様々な銘木の知識や魅力、工法やデザイン、出来上がりイメージなどをワタシに伝えてくれました。
せっかく作るならば妥協を許さない、何処までも納得のゆく完成度を求めるキモチは作る側もユーザーも同じです。
絶妙なフレームのシェイプや微妙なグリップのシルエット、銘木の選別から網色のコーディネイトや微妙な染め具合まで、時々工房を訪れてはあれこれワタシの相談に乗ってもらいました。
そして、完成したのがこの素晴らしきランディングネットです!ハッキリ言ってスゴイです!



目の肥えたブロガーの皆さんやハンドクラフトでネットを作製している方、すでに彼の作品を所持してらっしゃる方々なら、一目でこのランディングネットの美しさがわかると思います。
ワタシの拙いデジカメ撮影画像でコレですからね。手にとって肉眼で実物を見てみれば・・想像できますよね?
shimaさんらしいセンス溢れるベンドタイプのカーブネットも捨てがたいのですが、作製していただいたのはあえてオーソドックスなティアドロップタイプのストレートネット
でもフレーム寸法やグリップ長などはミリ単位のこだわりで、グッとセクシーなシェイプにデザインしてもらいました!

最初は花梨の木塊からグリップ部分の選定が始まり、フレーム木型のデザインから製作過程をその都度確認させていただき、納得の・・いやいや、期待以上!想像以上!!ワタシの理想をはるかに越える絶品ランディングネットの出来栄えになりました!
ホントにもうワタシのFF人生で、ここまで完全なるフルオーダーメイドのランディングネットを手にする日が訪れるとは思っても見ませんでした。ホンキで嬉しいワタシです(嬉)!

一応おおまかな説明をさせていただきますと・・

shimaさんのネットを愛用している全国のFFマンやコレクターたちの間では「霜降り葡萄杢」と呼ばれているらしい、スポルトが輝く極上の紅黒花梨をグリップに、フレーム内張りにも同様に綺麗な模様の花梨を使用、フレーム外側にはシャム柿へさらに花梨バールを埋め込み(!)・・などなど。
その他にも強度と美しさを両立させるための様々な工法が施され、クラフトの知識がないワタシなどには語りつくせないほどの、職人の妙技が盛り込まれて作られているのです。ホントこれは半端じゃないっす!




高度な技術で仕上げられた塗装も完璧!艶かしい光沢についついうっとり見とれてしまいます。銘木の美しさを最大限に引き出す職人の技なんですな~。
手編みネットのカラーコーディネイトも、当初はかたくななまでに地味なオリーブグリーン系にこだわっていたワタシでしたが、最後の最後にコロっとこのパンプキン&ゴールドの2トーンカラーに心変わり(笑)。
一見するとちょっと色調が鮮やかすぎるように思えますが、実は濡れた状態の落ち着いた色彩を想定して、これがまたいい色合いなのよ!shimaさんの抜群のセンスがにじみ出ますな~。

これはもはやタックルの領域を超えて、芸術品に近い美学が宿っていると思います。大マジで使うのがなんだかもったいなく、自宅の壁に飾っておきたいくらいです。
それでもやはりこのランディングネットの美しさが最も映える場所は、妖艶グラマーヤマメがライズを繰り返すあの渓谷の流れだったり、燻し銀ネイティブイワナが棲むあの源流なのでしょう。
いずれはリペア&メンテナンスを依頼するほどフィールドで徹底的にガンガン使い込むであろう、ワタシにとっての一生モノランディングネットです!・・・ううう、うれしいぞ!




光線の強弱や見る角度で、不思議なほどに杢の輝きを変化させる銘木の美しさ。そんな極上の素材から作られたランディングネットにふさわしい、綺麗な渓魚たちとはやく戯れたいぞ!
そして素晴らしき逸品アイテムを手にできた悦びは、この釣りバカ親父oko-rocksをますますフライフィッシングジャンキーにさせてしまうことであろう(笑)。

今シーズンも凄腕フライフィッシャーshimaさんと何度か釣行をご一緒できることを期待しています。そしてこのランディングネットで麗しき渓魚たちを掬うたび子供みたいにはしゃぐ自分の姿が、はやくもワタシの目に浮かびますよ~(笑)。