2013年11月10日
竹竿入門2シーズン目の2013年FFシーンを振り返る。
実釣から遠ざかる日々、ワタシにとってオフシーズンの悪癖が顔を出す季節になりました (^_^;)
連日ショップやメーカーのサイト、ネットオークションなどを夜な夜な徘徊しております・・(笑)。
先日目に留まって思わず入手してしまったのが、かれこれ12~3年前の古本「フライフィッシャー増刊号」・・タイトルもズバリ 「The Bamboo Fly Rod」
竹竿の泥沼にハマりつつあるワタシにふさわしい、釣りバカを狂わせる一冊のようですね~♪
昨シーズンに突如目覚めてしまい、竹竿の面白さに気付いてしまったワタシです。
以来ブログやメッセージを通じて竹竿の魅力をワタシにお伝えしてくださった皆さん、実際にバンブーロッドに触れさせてくれた知り合いのフライフィッシャーさんたち、そしてこの悪の世界へまんまと引きずり込んでくれたバンブーロッドビルダーさん・・皆様には感謝のキモチでいっぱいです・・
・・ホントにもう、なんてコトしてくれたんですかぁ!恨みますよ~(笑)!

さてさて、バンブーロッドを携えて釣りに出撃するようになり2シーズン目を迎えたワタシの、フライフィッシングシーズンを振り返りましょうかね。
今年は諸事情により、釣行回数もずいぶんと減少してしまったワタシでした。だけどそのことにメゲずに、ブレないキモチで渓流フライフィッシングに向き合ってこれたのも、もしかしたら愛用する何本かのバンブーロッドの存在があったからなのかもしれません・・。


↑ ギャリソン201テーパー バンブーで尺イワナ 「名作テーパーの竹竿で尺!」・・シビれましたわ~!源流域の過酷な環境を生き延びる渓魚たちにも感動しました。


↑ ミッジテーパーでネイティブイワナ ショートバンブーロッドの面白さを魅せつけられたシーンでした ♪ 盛期の訪れを感じさせる釣行を存分に味わいました。


↑ 完璧ボディーの尺上イワナと出会う この日のためにオーダーしたパーフェクショニストテーパーで、苦戦しながらも手にした輝ける一尾。

↑ 今シーズンはワタシのスケジュール都合などで、何人かのFFマンへはなかなか釣行のお誘いが実現できなかったのですが、新たなFFマン&ブロガーとの出会いもありました。


↑ シビアなコンディションで出逢った尺上イワナ 激渋なムードが漂う渓であきらめかけていれば、まさかの尺上のお出まし! 貫禄十分な魚体でした。

↑ 真夏のナーバス渓魚との駆け引き 思うように釣りに行けず、すっかり「釣り勘」が鈍っているのを自覚するワタシ(汗)。そんな釣りバカを慰めてくれた、7月のまぶしい太陽に照らされた美麗なるネイティブイワナ。
もちろんこれらの渓魚以外にも、目を閉じればサイズにかかわらず強烈な印象をワタシに与えてくれた、いくつもの魚体やヒットシーン&バラシシーン(苦笑)がまぶたに浮かびます。
・・だけどその後の8月~9月もなかなか出撃のチャンスが得られず、ムリムリに短時間お散歩釣行に挑んでも無残な結果で終わっちゃったなんかりして・・^_^;
それでも竹竿をお供にして山中を釣り歩くのは楽しかったです (^^)v
ワタシにバンブーロッドについて多くを語るような技量も経験もまだまだありませんが、竹竿の魅力を適切な言葉で表現できる知識も備わっていませんが、バンブーロッドで釣りをすることは自分にとってとても愉しい時間だ!とは声を大きくして言えます。


↑ でも、だからといって「竹竿至上主義」ではなく、バンブーを知ったからこそグラファイトやグラスの良さを再確認できたこともた~くさんありますよ ♪
子供たちとの釣り&キャンプでは、shimanoのライムストーンやフェンウィックのグラスロッドが活躍してくれました。
***********************************************
ワタシがこのブログを開設して7年目・・つまり一時は忙しさに負けてすっかり遠ざかっていた、フライフィッシングの世界に舞い戻り7シーズンが経過しました。
そしてバンブーロッドとの出会いは、以前にも増してフライフィッシングへの情熱を高ぶらせる機会になりました。
・・味わい深いフライフィッシングの道具たちには、そんな思い入れを注入して長い年月付きあって行くのもまた楽しいこと。
雑誌の記事やコラムだったか、どなた様のブログ記事で読んだのかは忘れましたが、「竹竿と一緒に楽しく歳をとる」みたいなことが語り綴られていたのを思い出しました。
「気に入った道具を使い込んで、自分のカラダに馴染んで、やがて劣化して、その劣化にも馴染んでさらに自分のモノにして一生付き合ってゆく・・。」
そうだ!今後ワタシは年々オヤジ化して年老いても、バンブーや銘木ランディングネットなどの溺愛アイテムと一緒に釣りをして、相も変わらず「釣りバカであり続けるであろう」
・・と、確信いたしましたわ~(笑)!

天気が良い日は、空き時間にキャス練を再開しました。深まりつつある秋と忍び寄る冬の気配。
・・ワタシがフライフィッシングを始めてずいぶんと歳月が流れたはずなのに、一向に上手くならない自分のキャスティング技術を嘆きますけどね~(苦笑)。
連日ショップやメーカーのサイト、ネットオークションなどを夜な夜な徘徊しております・・(笑)。
先日目に留まって思わず入手してしまったのが、かれこれ12~3年前の古本「フライフィッシャー増刊号」・・タイトルもズバリ 「The Bamboo Fly Rod」
竹竿の泥沼にハマりつつあるワタシにふさわしい、釣りバカを狂わせる一冊のようですね~♪
昨シーズンに突如目覚めてしまい、竹竿の面白さに気付いてしまったワタシです。
以来ブログやメッセージを通じて竹竿の魅力をワタシにお伝えしてくださった皆さん、実際にバンブーロッドに触れさせてくれた知り合いのフライフィッシャーさんたち、そしてこの悪の世界へまんまと引きずり込んでくれたバンブーロッドビルダーさん・・皆様には感謝のキモチでいっぱいです・・
・・ホントにもう、なんてコトしてくれたんですかぁ!恨みますよ~(笑)!

さてさて、バンブーロッドを携えて釣りに出撃するようになり2シーズン目を迎えたワタシの、フライフィッシングシーズンを振り返りましょうかね。
今年は諸事情により、釣行回数もずいぶんと減少してしまったワタシでした。だけどそのことにメゲずに、ブレないキモチで渓流フライフィッシングに向き合ってこれたのも、もしかしたら愛用する何本かのバンブーロッドの存在があったからなのかもしれません・・。


↑ ギャリソン201テーパー バンブーで尺イワナ 「名作テーパーの竹竿で尺!」・・シビれましたわ~!源流域の過酷な環境を生き延びる渓魚たちにも感動しました。


↑ ミッジテーパーでネイティブイワナ ショートバンブーロッドの面白さを魅せつけられたシーンでした ♪ 盛期の訪れを感じさせる釣行を存分に味わいました。


↑ 完璧ボディーの尺上イワナと出会う この日のためにオーダーしたパーフェクショニストテーパーで、苦戦しながらも手にした輝ける一尾。

↑ 今シーズンはワタシのスケジュール都合などで、何人かのFFマンへはなかなか釣行のお誘いが実現できなかったのですが、新たなFFマン&ブロガーとの出会いもありました。


↑ シビアなコンディションで出逢った尺上イワナ 激渋なムードが漂う渓であきらめかけていれば、まさかの尺上のお出まし! 貫禄十分な魚体でした。

↑ 真夏のナーバス渓魚との駆け引き 思うように釣りに行けず、すっかり「釣り勘」が鈍っているのを自覚するワタシ(汗)。そんな釣りバカを慰めてくれた、7月のまぶしい太陽に照らされた美麗なるネイティブイワナ。
もちろんこれらの渓魚以外にも、目を閉じればサイズにかかわらず強烈な印象をワタシに与えてくれた、いくつもの魚体やヒットシーン&バラシシーン(苦笑)がまぶたに浮かびます。
・・だけどその後の8月~9月もなかなか出撃のチャンスが得られず、ムリムリに短時間お散歩釣行に挑んでも無残な結果で終わっちゃったなんかりして・・^_^;
それでも竹竿をお供にして山中を釣り歩くのは楽しかったです (^^)v
ワタシにバンブーロッドについて多くを語るような技量も経験もまだまだありませんが、竹竿の魅力を適切な言葉で表現できる知識も備わっていませんが、バンブーロッドで釣りをすることは自分にとってとても愉しい時間だ!とは声を大きくして言えます。


↑ でも、だからといって「竹竿至上主義」ではなく、バンブーを知ったからこそグラファイトやグラスの良さを再確認できたこともた~くさんありますよ ♪
子供たちとの釣り&キャンプでは、shimanoのライムストーンやフェンウィックのグラスロッドが活躍してくれました。
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ワタシがこのブログを開設して7年目・・つまり一時は忙しさに負けてすっかり遠ざかっていた、フライフィッシングの世界に舞い戻り7シーズンが経過しました。
そしてバンブーロッドとの出会いは、以前にも増してフライフィッシングへの情熱を高ぶらせる機会になりました。
・・味わい深いフライフィッシングの道具たちには、そんな思い入れを注入して長い年月付きあって行くのもまた楽しいこと。
雑誌の記事やコラムだったか、どなた様のブログ記事で読んだのかは忘れましたが、「竹竿と一緒に楽しく歳をとる」みたいなことが語り綴られていたのを思い出しました。
「気に入った道具を使い込んで、自分のカラダに馴染んで、やがて劣化して、その劣化にも馴染んでさらに自分のモノにして一生付き合ってゆく・・。」
そうだ!今後ワタシは年々オヤジ化して年老いても、バンブーや銘木ランディングネットなどの溺愛アイテムと一緒に釣りをして、相も変わらず「釣りバカであり続けるであろう」
・・と、確信いたしましたわ~(笑)!

天気が良い日は、空き時間にキャス練を再開しました。深まりつつある秋と忍び寄る冬の気配。
・・ワタシがフライフィッシングを始めてずいぶんと歳月が流れたはずなのに、一向に上手くならない自分のキャスティング技術を嘆きますけどね~(苦笑)。
2012年10月13日
バンブーロッド デビュー2012年渓流シーズン。
ワタシの2012年渓流フライフィッシングは、バンブーロッドの愉しさに目覚めたシーズンでしたねぇ~。
「バンブーロッドなんてワタシには無縁のアイテム」・・などと長年勝手に思い込んではいましたが、年齢40代半ばを過ぎて(苦笑)初めてその世界の扉を叩いてみたら・・あらあら、どっぷりとその愉しさにハマってしまいましたわ~(笑)。

ことのはじまりはオフシーズン中に楽しんだ、FF用品ハンドクラフト初挑戦の「自作バンブーロッド作り」でした。
近所の商店から分けて貰った真竹を素材に、専門工具など使わない簡単工法の竹竿作り。不慣れでひたすら竹片を手作業で削る日々でしたが、なんとかそれらしきモノが完成したときは嬉しかったなぁ~(笑)。
・・ただ、期待を込めた蒲田川でのデビュー戦では・・開始20分で折れて撃沈しましたけどね・・(苦笑)。


後日そのバンブーを修理して早春の地元の渓にて、雪中ニンフフィッシングで無事入魂。
しかしワタシの自作バンブーはやはりキャスティング性能が劣り、いざドライフライシーズンが開幕したらやはり実戦には不向きという事を痛感して、現在わが家のリビングの壁にインテリアとして飾られていますけどね(苦笑)。
バンブーロッド自作にあたっては、多くのブロガーの皆さんから励まされたり、メールでアイデアやアドバイスを頂戴したり、本当に皆さん優しくて感謝一杯です!ありがとうございました。
その後いよいよ春の本格的な渓流FFシーズンが開幕・・そこでネットオークションで落札したのがジャンクバンブーロッドです。
ティップ先端が折れて欠損していた状態のジャンク品を手に入れて、ブランクを自作して修理して使ってみたら・・お、おもしろい!バンブーロッドってこんなに楽しいロッドなの?!・・と、一気にバンブーの世界に引きずり込まれました(笑)。


さっそくの入魂釣行では釣り上がりからプールでのミッジングもこなし、愛犬連れの木曽遠征釣行では念願のヤマトイワナをキャッチ!
そしてティップセクションのブランクを何本か製作して、あれこれ試行錯誤で自分好みのバンブーに仕上げて迎えた6~7月の信州ベストシーズン。
ネイティブイワナが躍動する渓にて9寸~泣き尺~尺イワナと、存分に満喫できる釣行を楽しみました。


今年も何人かのフライフィッシャーマンと釣行をご一緒させていただきました・・時には子供やオヤジ犬ビー助たちも同行しましたが・・(笑)。
サイトフィッシングで渓魚を捜し求め、ライズを狙い、時にはおおらかに渓で語らい・・単独釣行では味わえない楽しい時間をすごせました。




グラファイトのフライロッドも登場しなかったわけではありません。釣行途中でバンブーを折ってしまった時や(泣)修理している間は、愛用しているFREESTONEシリーズに持ち替えました。
するとやはりカーボンにはカーボンの良さがあることを改めて感じました。バンブー、グラス、グラファイト・・どれかに優劣をつけるのではなく、どの素材のロッドもそれぞれに素晴らしい特性があるということなんですね。


8~9月、渇水と猛暑・残暑の夏。ひょんなことからあるバンブーロッドビルダーさんからお声を掛けていただき、ついに完成された逸品バンブーロッドを手に入れました。
そしてそのロッドを携えてバンブー入魂!より標高の高い渓を目指し、たくさんの源流域のイワナたちと遊びました。




そんなこんなでワタシのバンブーデビューイヤーは無事にシーズン閉幕。今では頼れるフライタックルとして、バンブーロッドは自分の標準アイテムとなりました。
来シーズンもお気に入りのバンブーロッドで、あの淵のネイティブイワナや、あの輝く瀬のなかに潜むグラマーヤマメに挑戦したいワタシなのです。
***********************************************
へなちょこフライマンなワタシにはバンブーロッドについてエラそうに語れるような技量も経験もないのですが、竹竿を携えて渓に立つだけで何だか豊かな気分にさせられるのは何故なのでしょうね?
なにかこう・・上手く言えないけど・・気分良く釣りが出来るんですよ←説明になってねぇぞ、オイ(笑)!
そりゃぁ出来れば大物を釣りたいし、どうせなら数多くの渓魚を釣り上げたいのも本音です。だけど「納得する釣り道具で、苦労して遡行した納得できるフィールドで、いかにして納得できる渓魚に出会うか」・・と言うことが現在のワタシのフライフィッシングの愉しみ方になってきているようです。
そんなお楽しみの釣りにバンブーロッドを携えて、ムフフとにやけたスケベ顔で渓に立つことが、釣りバカオヤジoko-rocksの至福の時間なんですよ・・。
山と渓谷と、そこに育まれた渓魚たちよありがとう!来シーズンも是非ともワタシと無邪気に遊んでやってくださいね~!
「バンブーロッドなんてワタシには無縁のアイテム」・・などと長年勝手に思い込んではいましたが、年齢40代半ばを過ぎて(苦笑)初めてその世界の扉を叩いてみたら・・あらあら、どっぷりとその愉しさにハマってしまいましたわ~(笑)。

ことのはじまりはオフシーズン中に楽しんだ、FF用品ハンドクラフト初挑戦の「自作バンブーロッド作り」でした。
近所の商店から分けて貰った真竹を素材に、専門工具など使わない簡単工法の竹竿作り。不慣れでひたすら竹片を手作業で削る日々でしたが、なんとかそれらしきモノが完成したときは嬉しかったなぁ~(笑)。
・・ただ、期待を込めた蒲田川でのデビュー戦では・・開始20分で折れて撃沈しましたけどね・・(苦笑)。


後日そのバンブーを修理して早春の地元の渓にて、雪中ニンフフィッシングで無事入魂。
しかしワタシの自作バンブーはやはりキャスティング性能が劣り、いざドライフライシーズンが開幕したらやはり実戦には不向きという事を痛感して、現在わが家のリビングの壁にインテリアとして飾られていますけどね(苦笑)。
バンブーロッド自作にあたっては、多くのブロガーの皆さんから励まされたり、メールでアイデアやアドバイスを頂戴したり、本当に皆さん優しくて感謝一杯です!ありがとうございました。
その後いよいよ春の本格的な渓流FFシーズンが開幕・・そこでネットオークションで落札したのがジャンクバンブーロッドです。
ティップ先端が折れて欠損していた状態のジャンク品を手に入れて、ブランクを自作して修理して使ってみたら・・お、おもしろい!バンブーロッドってこんなに楽しいロッドなの?!・・と、一気にバンブーの世界に引きずり込まれました(笑)。


さっそくの入魂釣行では釣り上がりからプールでのミッジングもこなし、愛犬連れの木曽遠征釣行では念願のヤマトイワナをキャッチ!
そしてティップセクションのブランクを何本か製作して、あれこれ試行錯誤で自分好みのバンブーに仕上げて迎えた6~7月の信州ベストシーズン。
ネイティブイワナが躍動する渓にて9寸~泣き尺~尺イワナと、存分に満喫できる釣行を楽しみました。


今年も何人かのフライフィッシャーマンと釣行をご一緒させていただきました・・時には子供やオヤジ犬ビー助たちも同行しましたが・・(笑)。
サイトフィッシングで渓魚を捜し求め、ライズを狙い、時にはおおらかに渓で語らい・・単独釣行では味わえない楽しい時間をすごせました。




グラファイトのフライロッドも登場しなかったわけではありません。釣行途中でバンブーを折ってしまった時や(泣)修理している間は、愛用しているFREESTONEシリーズに持ち替えました。
するとやはりカーボンにはカーボンの良さがあることを改めて感じました。バンブー、グラス、グラファイト・・どれかに優劣をつけるのではなく、どの素材のロッドもそれぞれに素晴らしい特性があるということなんですね。


8~9月、渇水と猛暑・残暑の夏。ひょんなことからあるバンブーロッドビルダーさんからお声を掛けていただき、ついに完成された逸品バンブーロッドを手に入れました。
そしてそのロッドを携えてバンブー入魂!より標高の高い渓を目指し、たくさんの源流域のイワナたちと遊びました。




そんなこんなでワタシのバンブーデビューイヤーは無事にシーズン閉幕。今では頼れるフライタックルとして、バンブーロッドは自分の標準アイテムとなりました。
来シーズンもお気に入りのバンブーロッドで、あの淵のネイティブイワナや、あの輝く瀬のなかに潜むグラマーヤマメに挑戦したいワタシなのです。
***********************************************
へなちょこフライマンなワタシにはバンブーロッドについてエラそうに語れるような技量も経験もないのですが、竹竿を携えて渓に立つだけで何だか豊かな気分にさせられるのは何故なのでしょうね?
なにかこう・・上手く言えないけど・・気分良く釣りが出来るんですよ←説明になってねぇぞ、オイ(笑)!
そりゃぁ出来れば大物を釣りたいし、どうせなら数多くの渓魚を釣り上げたいのも本音です。だけど「納得する釣り道具で、苦労して遡行した納得できるフィールドで、いかにして納得できる渓魚に出会うか」・・と言うことが現在のワタシのフライフィッシングの愉しみ方になってきているようです。
そんなお楽しみの釣りにバンブーロッドを携えて、ムフフとにやけたスケベ顔で渓に立つことが、釣りバカオヤジoko-rocksの至福の時間なんですよ・・。
山と渓谷と、そこに育まれた渓魚たちよありがとう!来シーズンも是非ともワタシと無邪気に遊んでやってくださいね~!
2011年10月29日
デジカメ画像で振り返る2011年渓流シーズン。
思い出のデジカメ写真をフォトレタッチソフトでイラスト・水彩画風に加工して、ショップでネットプリントを依頼するのが最近わが家の流行りです。
それらをフォトフレームに入れてリビングの壁や棚に飾ったりすると、普通の写真とはひと味違う趣で楽しめます。
気が付けばワタシの旧式デスクトップPCのハードディスクの空き容量がいよいよ残り僅かです・・今年も何だかんだとデジタルカメラで写真やムービーをいっぱい撮ったからな・・そろそろ増設が必要かな(汗)。
あっという間に過ぎ去った2011年渓流シーズン。データの整理やバックアップのために、デジカメ画像がたくさん詰まったフォルダをうっかり開くと、ついつい次々と楽しかったシーンが甦ってしまいます・・(笑)。

今年も釣行の出撃回数だけは何とか稼げました・・って言ったって、相変わらず小一時間ほどの短時間お散歩釣行がほとんどでしたけどね・・(苦笑)。
それでも気持ちの良い渓谷に身を置けるだけで、ずいぶんとキモチが癒されたって言うものですなぁ・・フィールドに感謝です!
***********************************************
↓ 3月下旬 まだまだ残雪が多い信州の渓で、ワタシのお決まりお散歩釣行が開幕。
まずはニガテなニンフフィッシングでランディングネット&ロッドを入魂。




↑ 季節を追うごとに渓魚たちを追う・・ベストシーズンのお散歩釣行では贅沢な9寸~尺クラスのイワナや可憐なヤマメたちに出会い感激!
そして今シーズンも素敵なフライフィッシャーたちと、何度か釣行をご一緒させていただきました。
日頃は単独釣行ばかりなワタシなので、同行者がいる釣りはとても勉強になり楽しいことです。

↑ 4月中旬 蒲田川にて無残にも撃沈・・釣れないoko-rocks(苦笑)。


↑ 5月上旬 手強いイワナが棲む渓に挑みました。


↑ 6月上旬 お気楽なお散歩釣行でなんて釣れちゃイケない尺イワナ!短時間ながらワンチャンスの幸運が降りていました(笑)。


↑ 6月下旬 麗しきネイティブイワナの渓を彷徨う。


↑ 7月中旬 朗らかなFFマンとの出会い。愛すべきイワナたちと戯れ、釣り談義に花が咲きました。





↑ 8月~夏休み 家族での釣行連戦。親バカ&釣りバカなoko父さんが一番楽しそうにしていましたね~(笑)。
釣れない季節を盛り上げて楽しませてくれたのは、実は子供たちの無邪気な笑顔だったのかも・・。


↑ 9月渓流シーズンラストスパート しかし台風の影響などもあり、何だか不完全燃焼なフィナーレ・・。
でもまぁ、文句は言っちゃイケませんね(笑)。ズタズタになってしまった渓には、来シーズンの回復力に期待します!
***********************************************
皆さんお疲れ様でした!そして今シーズンも多くのFFマンやブロガーの方々から釣行のお誘いをただいたのに、なかなかワタシが日程を合わせられずスミマセンでした m(__)m
来年こそは一人でも多くのフライフィッシャーとの出会いが実現できればいいなぁ・・。
それらをフォトフレームに入れてリビングの壁や棚に飾ったりすると、普通の写真とはひと味違う趣で楽しめます。
気が付けばワタシの旧式デスクトップPCのハードディスクの空き容量がいよいよ残り僅かです・・今年も何だかんだとデジタルカメラで写真やムービーをいっぱい撮ったからな・・そろそろ増設が必要かな(汗)。
あっという間に過ぎ去った2011年渓流シーズン。データの整理やバックアップのために、デジカメ画像がたくさん詰まったフォルダをうっかり開くと、ついつい次々と楽しかったシーンが甦ってしまいます・・(笑)。

今年も釣行の出撃回数だけは何とか稼げました・・って言ったって、相変わらず小一時間ほどの短時間お散歩釣行がほとんどでしたけどね・・(苦笑)。
それでも気持ちの良い渓谷に身を置けるだけで、ずいぶんとキモチが癒されたって言うものですなぁ・・フィールドに感謝です!
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↓ 3月下旬 まだまだ残雪が多い信州の渓で、ワタシのお決まりお散歩釣行が開幕。
まずはニガテなニンフフィッシングでランディングネット&ロッドを入魂。




↑ 季節を追うごとに渓魚たちを追う・・ベストシーズンのお散歩釣行では贅沢な9寸~尺クラスのイワナや可憐なヤマメたちに出会い感激!
そして今シーズンも素敵なフライフィッシャーたちと、何度か釣行をご一緒させていただきました。
日頃は単独釣行ばかりなワタシなので、同行者がいる釣りはとても勉強になり楽しいことです。

↑ 4月中旬 蒲田川にて無残にも撃沈・・釣れないoko-rocks(苦笑)。


↑ 5月上旬 手強いイワナが棲む渓に挑みました。


↑ 6月上旬 お気楽なお散歩釣行でなんて釣れちゃイケない尺イワナ!短時間ながらワンチャンスの幸運が降りていました(笑)。


↑ 6月下旬 麗しきネイティブイワナの渓を彷徨う。


↑ 7月中旬 朗らかなFFマンとの出会い。愛すべきイワナたちと戯れ、釣り談義に花が咲きました。





↑ 8月~夏休み 家族での釣行連戦。親バカ&釣りバカなoko父さんが一番楽しそうにしていましたね~(笑)。
釣れない季節を盛り上げて楽しませてくれたのは、実は子供たちの無邪気な笑顔だったのかも・・。


↑ 9月渓流シーズンラストスパート しかし台風の影響などもあり、何だか不完全燃焼なフィナーレ・・。
でもまぁ、文句は言っちゃイケませんね(笑)。ズタズタになってしまった渓には、来シーズンの回復力に期待します!
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皆さんお疲れ様でした!そして今シーズンも多くのFFマンやブロガーの方々から釣行のお誘いをただいたのに、なかなかワタシが日程を合わせられずスミマセンでした m(__)m
来年こそは一人でも多くのフライフィッシャーとの出会いが実現できればいいなぁ・・。
2010年10月10日
手紙を綴り2010年シーズンを振り返る。
渓流シーズンが終了して何だか気が抜けた状態に陥っていたら、北海道からH師匠の手紙が届いた。
老後をフルムーン旅行三昧しているH師匠ご夫妻はどうやら北海道旭川周辺を旅行中のようです。北の大地か・・そういえば1996年の真夏にワタシとH師匠と仲間2人の計4人で北海道釣り&キャンプ旅行をしたっけな~(懐)。
我が家の古いアルバムを開くと、台紙に貼り付けられた写真からは色褪せないような当時の記憶が甦るようでした・・。




今回の北海道でH師匠は、昔の足跡をたどり過去にワタシたちと訪れた朱鞠内湖や支笏湖、道東・北の河川などを巡りたかったらしいのです。
・・ところが年寄り夫婦二人連れの旅行を心配した息子さん御一家も同行することになり、となると観光名所やお孫さんが喜ぶ動物園などに出撃ということになったようで、すると
「なんだかなぁ、ペテンにかけられちまった気分だ(苦笑)。」
と不完全燃焼の思いに駆られて、ホテルでコーヒーでも飲みながら家族にナイショでワタシへの手紙を書き綴っていたそうです(笑)。
そんなH師匠のいつまでも子供みたいな無邪気マインドが面白おかしいような、達者に夫婦水入らずで旅を続ける元気オヤジにエールを贈りたいような、ほのぼのするようなエピソードでした。
ということで、H師匠に今年もワタシの渓流フライフィッシングの戦果報告を兼ねた手紙を綴り、シーズンを振り返ろうか・・。
***********************************************
今年のシーズンインはいつまでたっても訪れない信州の遅い春に参りました・・。それならばと期待して出撃した蒲田川では撃沈寸前(汗)・・5月のゴールデンウィーク頃になってようやく渓魚たちも目覚めはじめたように感じました。
それでもひとたびヤマメやイワナたちがその気になってくれれば、ユキシロなごりの増水に苦しみながらも渓を楽しみました。




フライフィッシングベストシーズンの6月でしたが、あれこれの野暮用や町内会の活動などを掻い潜っての釣行でした。
思いのほかシブい渓もあり、なんとか魚の顔を拝むのがやっとのシーンもありましたが、通い続けた渓では新たな発見も多く、何だかんだで楽しめました(笑)。
例年なら渓によっては魚たちが結構なーバスになったり渇水で苦戦し始める7月なのですが、今年はちょっと様子が違い予想以上に楽しめたことも度々ありました。
梅雨明けまでの低温期が長かったからかなぁ。




そして記録的な猛暑となったキビシイ~8月でした(汗)。でも暑さに負けじと渓に山にプールに海に、キャンプだ遊園地だ観光地へ出撃だ~!で、子供たちのまぶしい笑顔を栄養にた~くさん遊びました(笑)。
・・で、当然どさくさに紛れてチョイ釣りなんかしちゃうoko父さんでして(笑)、はじめて訪れた憧れの地である木曽の渓で遊びました。
そして人生初のアマゴに出会い感激!炎天下の子連れお散歩釣行でタナビラなんか釣れちゃうし、来シーズンも是非とも開拓したいエリアの第一候補となりました。




そしてようやく酷暑も過ぎた9月後半。相変わらず渓のコンディションもまちまちで渓魚たちの反応はシブかったのですが、何とか元気な魚たちがワタシと遊んでくれました。
終盤には婚姻色で彩られた渓魚たちに魅せられ、短時間ながら印象的な釣りを経験できたりもしました。




ということで、ほとんどが短時間釣行だったけど回数だけは一人前に重ねて、トータルで40回以上は渓に立ってフライロッドを振ったかもしれません。
・・でもまぁ、たとえ10回行っても皆さんの一日釣行一回分にも相当しませんが・・(苦笑)。これでも今のワタシには精一杯、釣りに行けただけでも感謝しなくてはなりませぬ。
今シーズンも一応全ての釣行はブログ記事としてアップしました。しかしこれらはあくまでワタシの超個人的な釣行記です。自慢できるほどの戦歴ではないですが、自分にとっては意味のある記録なのです。
たぶん来年の同じ季節ごとに「あぁ、去年はこんなフライで実績をあげていたんだな。あの渓は調子良かったんだな・・。」なんて独りで思うことでしょう(笑)。
***********************************************
来シーズンはどんな渓魚たちがワタシと遊んでくれるだろう・・どんな表情の渓谷を訪れることができるだろう・・。
今年はワタシの諸事情で、お誘いしてくださったフライフィッシャーの方々と釣行をご一緒できるチャンスが少なかったのですが、来年は是非とも!と思ってま~す。
老後をフルムーン旅行三昧しているH師匠ご夫妻はどうやら北海道旭川周辺を旅行中のようです。北の大地か・・そういえば1996年の真夏にワタシとH師匠と仲間2人の計4人で北海道釣り&キャンプ旅行をしたっけな~(懐)。
我が家の古いアルバムを開くと、台紙に貼り付けられた写真からは色褪せないような当時の記憶が甦るようでした・・。




今回の北海道でH師匠は、昔の足跡をたどり過去にワタシたちと訪れた朱鞠内湖や支笏湖、道東・北の河川などを巡りたかったらしいのです。
・・ところが年寄り夫婦二人連れの旅行を心配した息子さん御一家も同行することになり、となると観光名所やお孫さんが喜ぶ動物園などに出撃ということになったようで、すると
「なんだかなぁ、ペテンにかけられちまった気分だ(苦笑)。」
と不完全燃焼の思いに駆られて、ホテルでコーヒーでも飲みながら家族にナイショでワタシへの手紙を書き綴っていたそうです(笑)。
そんなH師匠のいつまでも子供みたいな無邪気マインドが面白おかしいような、達者に夫婦水入らずで旅を続ける元気オヤジにエールを贈りたいような、ほのぼのするようなエピソードでした。
ということで、H師匠に今年もワタシの渓流フライフィッシングの戦果報告を兼ねた手紙を綴り、シーズンを振り返ろうか・・。
***********************************************
今年のシーズンインはいつまでたっても訪れない信州の遅い春に参りました・・。それならばと期待して出撃した蒲田川では撃沈寸前(汗)・・5月のゴールデンウィーク頃になってようやく渓魚たちも目覚めはじめたように感じました。
それでもひとたびヤマメやイワナたちがその気になってくれれば、ユキシロなごりの増水に苦しみながらも渓を楽しみました。




フライフィッシングベストシーズンの6月でしたが、あれこれの野暮用や町内会の活動などを掻い潜っての釣行でした。
思いのほかシブい渓もあり、なんとか魚の顔を拝むのがやっとのシーンもありましたが、通い続けた渓では新たな発見も多く、何だかんだで楽しめました(笑)。
例年なら渓によっては魚たちが結構なーバスになったり渇水で苦戦し始める7月なのですが、今年はちょっと様子が違い予想以上に楽しめたことも度々ありました。
梅雨明けまでの低温期が長かったからかなぁ。




そして記録的な猛暑となったキビシイ~8月でした(汗)。でも暑さに負けじと渓に山にプールに海に、キャンプだ遊園地だ観光地へ出撃だ~!で、子供たちのまぶしい笑顔を栄養にた~くさん遊びました(笑)。
・・で、当然どさくさに紛れてチョイ釣りなんかしちゃうoko父さんでして(笑)、はじめて訪れた憧れの地である木曽の渓で遊びました。
そして人生初のアマゴに出会い感激!炎天下の子連れお散歩釣行でタナビラなんか釣れちゃうし、来シーズンも是非とも開拓したいエリアの第一候補となりました。




そしてようやく酷暑も過ぎた9月後半。相変わらず渓のコンディションもまちまちで渓魚たちの反応はシブかったのですが、何とか元気な魚たちがワタシと遊んでくれました。
終盤には婚姻色で彩られた渓魚たちに魅せられ、短時間ながら印象的な釣りを経験できたりもしました。




ということで、ほとんどが短時間釣行だったけど回数だけは一人前に重ねて、トータルで40回以上は渓に立ってフライロッドを振ったかもしれません。
・・でもまぁ、たとえ10回行っても皆さんの一日釣行一回分にも相当しませんが・・(苦笑)。これでも今のワタシには精一杯、釣りに行けただけでも感謝しなくてはなりませぬ。
今シーズンも一応全ての釣行はブログ記事としてアップしました。しかしこれらはあくまでワタシの超個人的な釣行記です。自慢できるほどの戦歴ではないですが、自分にとっては意味のある記録なのです。
たぶん来年の同じ季節ごとに「あぁ、去年はこんなフライで実績をあげていたんだな。あの渓は調子良かったんだな・・。」なんて独りで思うことでしょう(笑)。
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来シーズンはどんな渓魚たちがワタシと遊んでくれるだろう・・どんな表情の渓谷を訪れることができるだろう・・。
今年はワタシの諸事情で、お誘いしてくださったフライフィッシャーの方々と釣行をご一緒できるチャンスが少なかったのですが、来年は是非とも!と思ってま~す。
2010年02月14日
さらば、「釣れない釣り人徒然ジムニー」・・?
さらば、釣れない釣り人 徒然ジムニー・・。
・・な~んて言ってもブログをやめるわけじゃありませんよ~。べつにたいしたことじゃないんですけど、ちょっとブログタイトルを変更しようかな~と思いまして・・。
過去にワタシはナチュログにエントリーする以前にも他サイトで「釣れない釣り人 徒然ジムニー oko's blog」 という同タイトルのブログを管理していました。
ちなみにそのブログを開設していた1年半ほどの期間のワタシの実釣回数はゼロ!よって当然釣行記事が皆無だったという、なんともお寂しいブログでしたなぁ~。(現在は閉鎖しています)
その延長でナチュログに転向してからも「釣れない釣り人・・」を名乗ってきましたが、そのタイトルもそろそろ変えたいな・・と思いまして。
ま・・まぁ、もちろんワタシが以前よりも「釣れる釣り人」になったわけじゃぁ~ございませんがね・・(笑)。

というわけで、新しいブログタイトルは近日中に、
「フライを浮かべて oko's blog」
・・となる予定です。これからもよろしくどうぞです!
ちなみに実は既にFC2のサイトでも「フライを浮かべて」というタイトルの釣りブログが存在するのですが、Author の flytimesさんにはすでに了承を得ていますので・・まぁ良しとしましょうか(謎笑)。
ブログタイトルを変更しても、ワタシの日々の出来事、家族や仲間とのささやかなお外遊び、そして時にはプチ釣行記などなど・・を相変わらず綴るつもりです。
ナチュログをはじめて来月でもう4年目かぁ・・思えば我ながらこんな「ブログ」などというものが長続きするとは思っていませんでした。
フライフィシングのカテゴリーでエントリーしてはいますが、やはりこのブログはあくまでワタシの超個人的な日記です・・華々しい釣果自慢できるほどの実績もなかなか残せませんしね(苦笑)。
これからはますますフライフィッシングやフィールドを楽しみながら、今まで以上により気ままなブログを書き綴ろうかと思ってますよ~。
************************************************


子供たちの手づくりバレンタインデーチョコレート、美味しかったよ~。2月も中旬かぁ・・もうすぐ地元の河川のいくつかも解禁を迎えますなぁ。でも、連日の降雪に心が折れてなかなか釣りモードになれないワタシです(汗)。
・・と言い訳をして、子供たちと雪遊びに励むoko父さんでした(笑)。
・・な~んて言ってもブログをやめるわけじゃありませんよ~。べつにたいしたことじゃないんですけど、ちょっとブログタイトルを変更しようかな~と思いまして・・。
過去にワタシはナチュログにエントリーする以前にも他サイトで「釣れない釣り人 徒然ジムニー oko's blog」 という同タイトルのブログを管理していました。
ちなみにそのブログを開設していた1年半ほどの期間のワタシの実釣回数はゼロ!よって当然釣行記事が皆無だったという、なんともお寂しいブログでしたなぁ~。(現在は閉鎖しています)
その延長でナチュログに転向してからも「釣れない釣り人・・」を名乗ってきましたが、そのタイトルもそろそろ変えたいな・・と思いまして。
ま・・まぁ、もちろんワタシが以前よりも「釣れる釣り人」になったわけじゃぁ~ございませんがね・・(笑)。

というわけで、新しいブログタイトルは近日中に、
「フライを浮かべて oko's blog」
・・となる予定です。これからもよろしくどうぞです!
ちなみに実は既にFC2のサイトでも「フライを浮かべて」というタイトルの釣りブログが存在するのですが、Author の flytimesさんにはすでに了承を得ていますので・・まぁ良しとしましょうか(謎笑)。
ブログタイトルを変更しても、ワタシの日々の出来事、家族や仲間とのささやかなお外遊び、そして時にはプチ釣行記などなど・・を相変わらず綴るつもりです。
ナチュログをはじめて来月でもう4年目かぁ・・思えば我ながらこんな「ブログ」などというものが長続きするとは思っていませんでした。
フライフィシングのカテゴリーでエントリーしてはいますが、やはりこのブログはあくまでワタシの超個人的な日記です・・華々しい釣果自慢できるほどの実績もなかなか残せませんしね(苦笑)。
これからはますますフライフィッシングやフィールドを楽しみながら、今まで以上により気ままなブログを書き綴ろうかと思ってますよ~。
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子供たちの手づくりバレンタインデーチョコレート、美味しかったよ~。2月も中旬かぁ・・もうすぐ地元の河川のいくつかも解禁を迎えますなぁ。でも、連日の降雪に心が折れてなかなか釣りモードになれないワタシです(汗)。
・・と言い訳をして、子供たちと雪遊びに励むoko父さんでした(笑)。
2009年12月24日
It's only Flyfishing
釣れない釣り人 oko は万年ビギナーから脱却できるのか?
私がフライフィッシングを始めてはや十数年の歳月が流れた。その年月を考えればとっくにベテランの領域に入ってもおかしくはないのではあるが、残念ながらまだまだ自身が万年ビギナーレベルであることを認めざるを得ない、と言う思いに私は常々駆られていた。
過去に幾度となく語った釣れない言い訳であるが、2年前にフライフィッシングをテーマにした「ブログ」なるものなどを始める以前の私は、ある意味フライフィッシングに対する情熱が衰退期に陥っていたと言える。
ほとんど釣行もせずタイイングバイスの前に座ることすらまれな日々、そんな空白のシーズンが何年も過ぎ去っていたのだ。
そんな私が今ではすこしでもフライフィッシング技術のレベルアップをと切に願い、たとえほんの僅かな時間でも渓に立ち上達への手応えを掴もうとロッドを振るようになった。
巻いたフライの数もバリエーションも、無精者の私としてはまずまずであったと思う。
あと数年で40代の半ばにさしかかろうかというこの中年釣り師が、まるで魚釣りをおぼえたばかりの子供のように、がむしゃらに何でも吸収しようとする若者のように、時に探究心・向上心の噴出が抑えきれないことが不思議である。
さて、はたして私は昨年末に自ら宣言した「目標!脱・万年ビギナー」というテーマを達成できるのであろうか?

な~んて(笑)、いつになく堅苦しい文調で綴ったら、慣れないからか何だか肩がこっちゃったよ~ん(汗)。
♪ It's only Flyfishing but I like it ♫
~ たかがフライフィッシングだけど、俺はコイツが大好きなのさ!
ロックミュージック往年の名曲、ローイングストーンズの「It's only Rock'n Roll」をまんまパクったフレーズではありますが、これが現在のワタシのフライフィッシングへの想いです。
「今シーズンこそはレベルアップを目指すぞ!」な~んて鼻息荒く眉間にシワをよせて意気込んではいましたが、渓魚との出会いをを求めて渓に向かうほどに楽しさばかりが増幅していましたなぁ~(笑)。
フライフィッシングの技術論的にワタシ自身が今シーズン飛躍的な向上を遂げたかどうかは別として・・遂げませんでしたけど・・(苦汗)、ワタシなりのレベルで過去にないほどフライフィッシングを楽しめるようになったのは事実です。
もしかしたらフライフィッシングを始めたばかりでまだ初々しかった20代頃のワタシよりも、再びフライフィシングの世界へ舞い戻り完全に釣り馬鹿オヤジ化してしまった現在の方が、どっぷりとその世界にのめり込んでいるんじゃないかと自覚はしています・・(笑)。
そしてフライフィッシングとそれを通して出逢えた人々や渓魚たちに、気持ちをを潤され、心身を鍛えられ、ときに辛い思いを癒されることもあり、素直に感謝の念を抱くことすらあります。
たかがフライフィッシング・・だけどワタシにとってはかけがえのないフライフィッシング・・なんだなぁ、これが。大好きなんだよね~。
そう言えば初夏の頃に読んだ某フライ誌で、フライキャスティングを題材にしたコラムにこんなコメントでの締めくくりがあり、当時「レベルアップ!レベルアップ(汗)!」で連日目が血走っていたワタシはハッ!としました。
「キャスティング(フライフィッシング)はむずかしい、でも・・(中略)
・・それに、簡単すぎては、長く楽しめないではないか。」
そうなんだ!慌てなくたって焦らなくたって、徐々にだって僅かずつだって、ゆっくりとした技術のレベルアップを自覚・体感するプロセスそのものを、もっともっと楽しんじゃえばいいのか!
フライフィッシングを無邪気・純朴に愉しむことにかけては、今やワタシは上手いもんだぜ(笑)。
このことに気付かされたワタシは、今シーズンをもってようやく「自称万年ビギナー」の肩書きを捨て去る決意に至りましたとさ・・(笑)。
ま、まぁ・・かと言ってもちろん、来シーズンから突如ワタシが「釣れる釣り人 oko-rocks」に変貌できるわけじゃありませんけどね・・修行あるのみですなぁ・・(苦汗)。
************************************************
今年も残り僅かです。何かと大変な面も多々ありましたが、家族とちからをあわせて無事に一年をすごせました。色々と応援してくれた家内には感謝しなくてはならない事が沢山あります。
そして来年も親馬鹿oko父さんは子供たちの無邪気な笑顔に何度も勇気付けられることでしょう。
・・な~んて言っちゃって、どうせまたワタシは釣りバカ三昧でしょうけどね(苦笑)。


♪ It's only Flyfishing but I like it ♫
私がフライフィッシングを始めてはや十数年の歳月が流れた。その年月を考えればとっくにベテランの領域に入ってもおかしくはないのではあるが、残念ながらまだまだ自身が万年ビギナーレベルであることを認めざるを得ない、と言う思いに私は常々駆られていた。
過去に幾度となく語った釣れない言い訳であるが、2年前にフライフィッシングをテーマにした「ブログ」なるものなどを始める以前の私は、ある意味フライフィッシングに対する情熱が衰退期に陥っていたと言える。
ほとんど釣行もせずタイイングバイスの前に座ることすらまれな日々、そんな空白のシーズンが何年も過ぎ去っていたのだ。
そんな私が今ではすこしでもフライフィッシング技術のレベルアップをと切に願い、たとえほんの僅かな時間でも渓に立ち上達への手応えを掴もうとロッドを振るようになった。
巻いたフライの数もバリエーションも、無精者の私としてはまずまずであったと思う。
あと数年で40代の半ばにさしかかろうかというこの中年釣り師が、まるで魚釣りをおぼえたばかりの子供のように、がむしゃらに何でも吸収しようとする若者のように、時に探究心・向上心の噴出が抑えきれないことが不思議である。
さて、はたして私は昨年末に自ら宣言した「目標!脱・万年ビギナー」というテーマを達成できるのであろうか?

な~んて(笑)、いつになく堅苦しい文調で綴ったら、慣れないからか何だか肩がこっちゃったよ~ん(汗)。
♪ It's only Flyfishing but I like it ♫
~ たかがフライフィッシングだけど、俺はコイツが大好きなのさ!
ロックミュージック往年の名曲、ローイングストーンズの「It's only Rock'n Roll」をまんまパクったフレーズではありますが、これが現在のワタシのフライフィッシングへの想いです。
「今シーズンこそはレベルアップを目指すぞ!」な~んて鼻息荒く眉間にシワをよせて意気込んではいましたが、渓魚との出会いをを求めて渓に向かうほどに楽しさばかりが増幅していましたなぁ~(笑)。
フライフィッシングの技術論的にワタシ自身が今シーズン飛躍的な向上を遂げたかどうかは別として・・遂げませんでしたけど・・(苦汗)、ワタシなりのレベルで過去にないほどフライフィッシングを楽しめるようになったのは事実です。
もしかしたらフライフィッシングを始めたばかりでまだ初々しかった20代頃のワタシよりも、再びフライフィシングの世界へ舞い戻り完全に釣り馬鹿オヤジ化してしまった現在の方が、どっぷりとその世界にのめり込んでいるんじゃないかと自覚はしています・・(笑)。
そしてフライフィッシングとそれを通して出逢えた人々や渓魚たちに、気持ちをを潤され、心身を鍛えられ、ときに辛い思いを癒されることもあり、素直に感謝の念を抱くことすらあります。
たかがフライフィッシング・・だけどワタシにとってはかけがえのないフライフィッシング・・なんだなぁ、これが。大好きなんだよね~。
そう言えば初夏の頃に読んだ某フライ誌で、フライキャスティングを題材にしたコラムにこんなコメントでの締めくくりがあり、当時「レベルアップ!レベルアップ(汗)!」で連日目が血走っていたワタシはハッ!としました。
「キャスティング(フライフィッシング)はむずかしい、でも・・(中略)
・・それに、簡単すぎては、長く楽しめないではないか。」
そうなんだ!慌てなくたって焦らなくたって、徐々にだって僅かずつだって、ゆっくりとした技術のレベルアップを自覚・体感するプロセスそのものを、もっともっと楽しんじゃえばいいのか!
フライフィッシングを無邪気・純朴に愉しむことにかけては、今やワタシは上手いもんだぜ(笑)。
このことに気付かされたワタシは、今シーズンをもってようやく「自称万年ビギナー」の肩書きを捨て去る決意に至りましたとさ・・(笑)。
ま、まぁ・・かと言ってもちろん、来シーズンから突如ワタシが「釣れる釣り人 oko-rocks」に変貌できるわけじゃありませんけどね・・修行あるのみですなぁ・・(苦汗)。
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今年も残り僅かです。何かと大変な面も多々ありましたが、家族とちからをあわせて無事に一年をすごせました。色々と応援してくれた家内には感謝しなくてはならない事が沢山あります。
そして来年も親馬鹿oko父さんは子供たちの無邪気な笑顔に何度も勇気付けられることでしょう。
・・な~んて言っちゃって、どうせまたワタシは釣りバカ三昧でしょうけどね(苦笑)。


♪ It's only Flyfishing but I like it ♫
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2009年10月19日
手紙を綴り2009年シーズンを振り返る。
毎年今頃になるとワタシは千葉県在住の渓流釣りの師匠Hさんに手紙を送ります。その内容はと言えば・・家族などの近況報告はもちろんですが・・やはり自分の釣りバカぶりを伝えているわけですがね(苦笑)。
そして先日もH師匠に今年のワタシのフライフィッシングの戦果・・そんなに自慢できるほどのものではないが(汗)・・の報告がてら手紙を綴り、今シーズンを振り返ってみました。

今シーズンのワタシの釣行は超メジャー河川 蒲田川への初挑戦で開幕しました。フライフィッシングの激戦区、そしてなによりも解禁当初からドライフライでの釣りが楽しめる・・噂には聞いていましたが初めて出掛けた蒲田川にはなんだか感激しました。
例年3月の渓ではほとんどフライロッドを振ったことすらなかったワタシなので、早春の青空の下でドライフライをキャストできるだけで楽しかったです。
そしてフライフィッシング銀座とも言うべき(?)釣り人の多さと超速攻ライズのナーバス渓魚に苦戦しながらも、2戦目に尺イワナをキャッチして・・嬉しかったなぁ~。




そしてついに手にしてしまった、釣れないワタシのフライフィッシング人生になどありえないはずのハンドクラフト ランディングネット・・ Kawatombo net No.38 カーブネットⅢ・・禁断のアイテム、自分だけの完全オリジナル。
以来今シーズンのワタシの釣行での皆勤賞タックルがこのカーブネットでした。源流域の釣り上がりでも、小渓流のお散歩釣行でも、子連れで水遊びがてらのお気楽釣りだって。
ロッドやリールなどの装備はその都度変わりましたが、ベストの背中やショルダーバッグのポケットにはいつもこの Kawatombo Netが存在しました。
超短時間であるワタシのお決まりお散歩釣行も、何だかんだで回数を重ねましたなぁ~。まぁ仮に10回お散歩釣行に出撃したところで皆さんの1回分の本格釣行の充実度には到底かなわないのですが(汗)、まぁ今のワタシにはこれでも精一杯の釣行時間捻出なので文句は言いませんけどね(笑)。
それでも今シーズンはそこそこ好調で、何かしらの手ごたえを得た釣行出撃になったことが多かったです。なかなか本格釣行が実現できなかった頃だって、この僅かな時間の修行釣行が良いシュミレーションになったこともありました。
何だかんだの釣行回数はトータル30回以上でした。ただその内訳は8割以上がこんなお散歩釣行・キャス練釣行・ネット進水式・ロッドお試し振り釣行などのかなりムリな短時間釣行でしたが・・30分だけロッドを振ったなんてのもありましたな(汗)・・それでもワタシには貴重で有意義なひとときでしたよ。
今シーズンも何人かのフライフィッシャーとの、ネット上のバーチャルな出会いでなくリアルな釣行出撃を実現できました。
なかなか皆さんとうまいこと都合を合わせられないワタシでしたが、やはり同行者がいる釣行経験はワタシにとってかけがえのない財産です。
独学・我流自己流・思い込みのフライフィッシングでこれまで突き進んできてしまったワタシです。ご一緒して学ぶことや楽しめることはとても豊富だなぁと感じました。




そしてやはり印象深い釣りといえば、尺クラスをバラしたりあと一歩のところで手にできなかった良型渓魚との遭遇など、悔しいけど心臓ドキドキだったシーンですね(笑)。
逃した獲物はナントカ・・で、ワタシの妄想の中では日に日に良型に成長するキャッチできなかったサカナたち(笑)。最後の詰めの甘さがワタシのいつもの敗因ですが、来シーズンも挑戦させていただきますのでよろしくどうぞです!




こうやって振り返ってみれば、釣れない釣り人oko-rocksにとっては充実した渓流シーズンだったと思います。
40代に突入した数年前にブログなるものを始めて以来、その勢いを借りて当時完全に萎えていたワタシの渓への想いと釣行が復活しました。
昨年一昨年は何かと釣りどころじゃない個人的事情が多々あり、またまた一時停滞気味ではありました。そして今年もやはり色々なこともありましたが、自分なりのレベルではフライフィッシングを十分満喫できたんじゃないかなと思います。
来シーズンのワタシはまた新たな気持ちでフライフィッシングに臨めるんじゃないかなと思います。単なる釣行回数・実績だけじゃなく、よりおおらかな気分で渓やフィールドに親しめる予感があります。
そして今シーズンお会いできなかった方々ともリアルに釣行をご一緒できればなぁ・・と期待していますよ!
************************************************
今月は地域の活動や子供たちのイベントが盛り沢山です。親バカoko父さんもそんなシーンの一コマをデジカメで記録するのが楽しい季節です。
秋晴れの青空や夕焼けの鮮やかさ、木々の色づきが綺麗に感じる今日この頃でした。

そして先日もH師匠に今年のワタシのフライフィッシングの戦果・・そんなに自慢できるほどのものではないが(汗)・・の報告がてら手紙を綴り、今シーズンを振り返ってみました。

今シーズンのワタシの釣行は超メジャー河川 蒲田川への初挑戦で開幕しました。フライフィッシングの激戦区、そしてなによりも解禁当初からドライフライでの釣りが楽しめる・・噂には聞いていましたが初めて出掛けた蒲田川にはなんだか感激しました。
例年3月の渓ではほとんどフライロッドを振ったことすらなかったワタシなので、早春の青空の下でドライフライをキャストできるだけで楽しかったです。
そしてフライフィッシング銀座とも言うべき(?)釣り人の多さと超速攻ライズのナーバス渓魚に苦戦しながらも、2戦目に尺イワナをキャッチして・・嬉しかったなぁ~。




そしてついに手にしてしまった、釣れないワタシのフライフィッシング人生になどありえないはずのハンドクラフト ランディングネット・・ Kawatombo net No.38 カーブネットⅢ・・禁断のアイテム、自分だけの完全オリジナル。
以来今シーズンのワタシの釣行での皆勤賞タックルがこのカーブネットでした。源流域の釣り上がりでも、小渓流のお散歩釣行でも、子連れで水遊びがてらのお気楽釣りだって。
ロッドやリールなどの装備はその都度変わりましたが、ベストの背中やショルダーバッグのポケットにはいつもこの Kawatombo Netが存在しました。
超短時間であるワタシのお決まりお散歩釣行も、何だかんだで回数を重ねましたなぁ~。まぁ仮に10回お散歩釣行に出撃したところで皆さんの1回分の本格釣行の充実度には到底かなわないのですが(汗)、まぁ今のワタシにはこれでも精一杯の釣行時間捻出なので文句は言いませんけどね(笑)。
それでも今シーズンはそこそこ好調で、何かしらの手ごたえを得た釣行出撃になったことが多かったです。なかなか本格釣行が実現できなかった頃だって、この僅かな時間の修行釣行が良いシュミレーションになったこともありました。
何だかんだの釣行回数はトータル30回以上でした。ただその内訳は8割以上がこんなお散歩釣行・キャス練釣行・ネット進水式・ロッドお試し振り釣行などのかなりムリな短時間釣行でしたが・・30分だけロッドを振ったなんてのもありましたな(汗)・・それでもワタシには貴重で有意義なひとときでしたよ。
今シーズンも何人かのフライフィッシャーとの、ネット上のバーチャルな出会いでなくリアルな釣行出撃を実現できました。
なかなか皆さんとうまいこと都合を合わせられないワタシでしたが、やはり同行者がいる釣行経験はワタシにとってかけがえのない財産です。
独学・我流自己流・思い込みのフライフィッシングでこれまで突き進んできてしまったワタシです。ご一緒して学ぶことや楽しめることはとても豊富だなぁと感じました。




そしてやはり印象深い釣りといえば、尺クラスをバラしたりあと一歩のところで手にできなかった良型渓魚との遭遇など、悔しいけど心臓ドキドキだったシーンですね(笑)。
逃した獲物はナントカ・・で、ワタシの妄想の中では日に日に良型に成長するキャッチできなかったサカナたち(笑)。最後の詰めの甘さがワタシのいつもの敗因ですが、来シーズンも挑戦させていただきますのでよろしくどうぞです!




こうやって振り返ってみれば、釣れない釣り人oko-rocksにとっては充実した渓流シーズンだったと思います。
40代に突入した数年前にブログなるものを始めて以来、その勢いを借りて当時完全に萎えていたワタシの渓への想いと釣行が復活しました。
昨年一昨年は何かと釣りどころじゃない個人的事情が多々あり、またまた一時停滞気味ではありました。そして今年もやはり色々なこともありましたが、自分なりのレベルではフライフィッシングを十分満喫できたんじゃないかなと思います。
来シーズンのワタシはまた新たな気持ちでフライフィッシングに臨めるんじゃないかなと思います。単なる釣行回数・実績だけじゃなく、よりおおらかな気分で渓やフィールドに親しめる予感があります。
そして今シーズンお会いできなかった方々ともリアルに釣行をご一緒できればなぁ・・と期待していますよ!
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今月は地域の活動や子供たちのイベントが盛り沢山です。親バカoko父さんもそんなシーンの一コマをデジカメで記録するのが楽しい季節です。
秋晴れの青空や夕焼けの鮮やかさ、木々の色づきが綺麗に感じる今日この頃でした。


2009年04月11日
Kawatombo Net No.38 カーブネットⅢ
深夜に仕事から帰宅した男はおもむろに冷蔵庫に向かい、製氷機からロックアイスをわしづかみにしてグラスの中に放り込んだ。
日常的な疲労感からつい動作が粗雑になるのを自覚しながら、ロックグラスに琥珀色のアルコールを注ぐ。一日を終えた彼にとって癒しの時間だ。
彼は古びたオイルライターで火をつけた煙草のけむりに目を細めると、ふとリビングのテーブルに置かれた小包に気がついた。静かな夜の気配の中、グラスの氷がコトリと音をたてる。
男は一度深呼吸をして椅子に腰掛けると、自らを焦らすかのようにゆっくりと包装を解き開け始めた。
男には包みの中身が推測できていた。おそらく中に入っているのはあるクラフトマンに製作を依頼していたハンドメイドのランディングネットだろう。
そして梱包から美しい木目のグリップの一部分が姿を現した。彼は嬉しさでため息を漏らしながらさらにネット本体を取り出し、室内灯の柔らかな明りにかざして見つめていた。
そのハンドメイドのランディングネットを手にして、彼はその美麗さに心を打たれた。目はネットのパーツの隅々にまるで嘗め回すかのように視点が移っていった。
グリップを握った手のひらともう片方の指先は官能的なまでにネットのフレームを這い、その木のぬくもりと質感にまたため息を漏らした。

杢の輝きは深さと鮮やかさを合わせ持ち、惹きこむようなきらめきで彼を魅了した。そしてそのランディングネットをそっとテーブルの上に置き再び指先で触れると、たちまち彼の目の前にはまるでSFXの映像のように現実にはそこにあるはずのない情景・・美しき渓の景色が広がっていった。
・・色鮮やかな底石が敷き詰められた、清冽で豊かな水の流れ。
・・大小の落ち込みに弾ける水飛沫やプールに映りこむ、広葉樹原生林の柔らかな新緑の装い。
・・木漏れ日のきらめきの合間にのぞく、青く眩しく広がった大空。
・・フライロッドの先端からしなやかに流れに向かって伸びてゆく、色鮮やかなフライライン。




・・さらには小鳥のさえずりや蝉の鳴き声、心地よい瀬の流れの音まで聞こえてきてしまう。
・・もしかしたら渓流の爽やかな空気をも感じていたのかもしれない・・。
「こ、これはいったいどういうことだ?何なんだ?!」
彼は目の前に広がる幻影から強引に逃れるかのように、ズキズキと脳天が痛みを感じるほどに頭を振り、ようやく我に返り視点が定まりかけた。
・・息遣いは荒くなり額はほのかに汗ばんでいる。心臓は激しくドクドクと鼓動していた。
そして徐々に冷静さを取り戻すと、握っていたグリップに固着してしまったかのような左指の一本一本を、反対の手を使いまるでゆっくりと剥がすかのようにこじ開けた・・。
「このランディングネットが俺にあの幻を見させたのか・・。」
しかし彼には先ほどの不可思議な現象に困惑しながらも、何故かもう一度その幻覚のようなものを見たいという欲望があふれ出していた。
そして抑えられなくなった感情の赴くままにふたたびネットに触れた途端、今度は彼の指先から身体までもが、徐々に広がる幻影の景色に溶け出していった・・。
・・現実にはまだ肌寒さのある早春であるはずだが、幻の中ではすっかり初夏のフライフィッシング最盛期だ。
・・水棲昆虫のおびただしいハッチがあちらこちらで涌きあがり、あちらこちらで魅惑のライズリングが広がっていた。
・・足元の流れを源流イワナの黒い影がスッと何尾も泳ぎ去ってゆく・・。
「パパーン!ファーン!」
偶然窓の外から聞こえた緊急自動車のサイレンと自動車のクラクションの音で、男は再び現実に引き戻された。
しかし男はすっかり幻影の虜になってしまっていた。またも無意識にランディングネットに手が伸びてしまい、夜更けまで何度も何度もある種の快楽に似た妄想を見続けていた。
そして彼は確信した・・
「・・このランディングネットには・・紛れもなく、恐るべき強大な釣り馬鹿の魂が宿っている・・。」
そしてこのネットを手にしてしまった彼には、今後さらなる釣り馬鹿に豹変するという、呪縛の運命が待ち受けていたのだった。
***********************************************
「川蜻蛉の舞う渓にて」Kawatombo Kenさんクラフト、Kawatombo Net No.38 カーブネットⅢ
完成記念短編小説。
日常的な疲労感からつい動作が粗雑になるのを自覚しながら、ロックグラスに琥珀色のアルコールを注ぐ。一日を終えた彼にとって癒しの時間だ。
彼は古びたオイルライターで火をつけた煙草のけむりに目を細めると、ふとリビングのテーブルに置かれた小包に気がついた。静かな夜の気配の中、グラスの氷がコトリと音をたてる。
男は一度深呼吸をして椅子に腰掛けると、自らを焦らすかのようにゆっくりと包装を解き開け始めた。
男には包みの中身が推測できていた。おそらく中に入っているのはあるクラフトマンに製作を依頼していたハンドメイドのランディングネットだろう。
そして梱包から美しい木目のグリップの一部分が姿を現した。彼は嬉しさでため息を漏らしながらさらにネット本体を取り出し、室内灯の柔らかな明りにかざして見つめていた。
そのハンドメイドのランディングネットを手にして、彼はその美麗さに心を打たれた。目はネットのパーツの隅々にまるで嘗め回すかのように視点が移っていった。
グリップを握った手のひらともう片方の指先は官能的なまでにネットのフレームを這い、その木のぬくもりと質感にまたため息を漏らした。

杢の輝きは深さと鮮やかさを合わせ持ち、惹きこむようなきらめきで彼を魅了した。そしてそのランディングネットをそっとテーブルの上に置き再び指先で触れると、たちまち彼の目の前にはまるでSFXの映像のように現実にはそこにあるはずのない情景・・美しき渓の景色が広がっていった。
・・色鮮やかな底石が敷き詰められた、清冽で豊かな水の流れ。
・・大小の落ち込みに弾ける水飛沫やプールに映りこむ、広葉樹原生林の柔らかな新緑の装い。
・・木漏れ日のきらめきの合間にのぞく、青く眩しく広がった大空。
・・フライロッドの先端からしなやかに流れに向かって伸びてゆく、色鮮やかなフライライン。




・・さらには小鳥のさえずりや蝉の鳴き声、心地よい瀬の流れの音まで聞こえてきてしまう。
・・もしかしたら渓流の爽やかな空気をも感じていたのかもしれない・・。
「こ、これはいったいどういうことだ?何なんだ?!」
彼は目の前に広がる幻影から強引に逃れるかのように、ズキズキと脳天が痛みを感じるほどに頭を振り、ようやく我に返り視点が定まりかけた。
・・息遣いは荒くなり額はほのかに汗ばんでいる。心臓は激しくドクドクと鼓動していた。
そして徐々に冷静さを取り戻すと、握っていたグリップに固着してしまったかのような左指の一本一本を、反対の手を使いまるでゆっくりと剥がすかのようにこじ開けた・・。
「このランディングネットが俺にあの幻を見させたのか・・。」
しかし彼には先ほどの不可思議な現象に困惑しながらも、何故かもう一度その幻覚のようなものを見たいという欲望があふれ出していた。
そして抑えられなくなった感情の赴くままにふたたびネットに触れた途端、今度は彼の指先から身体までもが、徐々に広がる幻影の景色に溶け出していった・・。
・・現実にはまだ肌寒さのある早春であるはずだが、幻の中ではすっかり初夏のフライフィッシング最盛期だ。
・・水棲昆虫のおびただしいハッチがあちらこちらで涌きあがり、あちらこちらで魅惑のライズリングが広がっていた。
・・足元の流れを源流イワナの黒い影がスッと何尾も泳ぎ去ってゆく・・。
「パパーン!ファーン!」
偶然窓の外から聞こえた緊急自動車のサイレンと自動車のクラクションの音で、男は再び現実に引き戻された。
しかし男はすっかり幻影の虜になってしまっていた。またも無意識にランディングネットに手が伸びてしまい、夜更けまで何度も何度もある種の快楽に似た妄想を見続けていた。
そして彼は確信した・・
「・・このランディングネットには・・紛れもなく、恐るべき強大な釣り馬鹿の魂が宿っている・・。」
そしてこのネットを手にしてしまった彼には、今後さらなる釣り馬鹿に豹変するという、呪縛の運命が待ち受けていたのだった。
***********************************************
「川蜻蛉の舞う渓にて」Kawatombo Kenさんクラフト、Kawatombo Net No.38 カーブネットⅢ
完成記念短編小説。
2008年12月31日
フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅤ
2008年も残すところあと数時間となりましたねぇ~。ワタシのブログ本年最後となる投稿記事は、過去にアップした「フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅠ~Ⅳ」の続きです。
ちなみにこれも決して「ワタシの堂々たる輝く釣り実績をご披露!」というわけではありません(笑)。自分の釣り歴やルーツについて自分なりに再確認して書いてみたくなったのです。
むやみやたらにお暇な方、お時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
***********************************************
さてこれまでに4回にも分けて書き綴ってきたワタシのブログ投稿「フライフィッシングへの目覚め」でしたが、ようやくこの記事で完結です。
2007年3月にワタシがナチュログに「釣れない釣り人 徒然ジムニー oko's blog」でエントリーしてはや1年9ヶ月。気がつけば釣行記やフライフィッシングとは無縁な話題に度々脱線しながらも、まぁよくブログも続いているなぁと我ながら感心しています(笑)。
しかしそのナチュログデビュー直前まで、実はワタシのフライフィッシングライフはとても停滞していた時期だったのです・・。

上の画像は近年情熱が薄れつつあったワタシのフライフィシイングへの想いを辛うじて繋ぎとめくれた象徴・・信州のある渓へ半信半疑で出撃して、運よく出逢えたネイティブイワナのデジカメ画像です。
この小さいながらも美しいイワナを釣った忘れられない嬉しさがあったからこそ、今のナチュログユーザー oko-rocksは存在するのでしょうね。
十数年前に長野に転居して釣り仲間たち・・とくに昨年のワタシの大晦日のブログに記事にしたH師匠たち・・とはまったく休暇などの日程が合わなくなってしまい、残念ながらほとんど釣行をご一緒出来なくなり何だか寂しく思っていました。
それでも時々は単独出向いてみたいくつかの渓での釣行には慰められました。
地元の渓の魅力を再発見できたこともありましたし、学んだこと考えさせられたことも多くありました。運よく出会えた渓魚はどれも美しく、いつまでもフィールドを大切にしたいという思いが強まりました。


しかし近年は釣行回数が徐々に減少し、行かなくなればなるほどフライフィッシングに対するモチベーションのようなものが衰退してゆくのを自覚してはいました。
定期購読していたフライフィッシング専門誌は立ち読みすらしなくなり、タックルはどれも納戸でホコリをかぶった状態・・。
やっと釣行チャンスが巡ってきても、何だかワタシ自身が出不精になっていて燻っているばかり。ようやく重い腰をあげて出撃するも、ちょっと試して釣れないと早々に音をあげて撤退・・ダメだなぁ~(汗)。
ついに2006年はただの一度もフライロッドを振ることなくシーズンを終えました・・。
もはや「ワタシの趣味はフライフィッシングです!」・・なんて言えるレベルじゃなくなっていました。
そんな頃にたまたまホームページで注目していた何人かのフライフィッシャーの方々が相次いでブログ「blog@naturum」に移行していることに気づきました。
「な、なんだぁ?!ブログ@ナチュラムって?!」
以前からワタシも他サイトで個人的なホームページやブログなるものを開設してはいましたが、「blog@naturum」は何だかとてもホットでエキサイティングな感じがしました。
そして早速ワタシもナチュログに参加すると、次々に皆さんからのアドバイスや励ましのコメントが届きとても勇気付けられました!
「oko父さん、ブログの釣りネタの勢いを借りて、せっかくだから多少ムリしてでも釣りに行って楽しんでくれば?」
理解あるワタシの家内や子供たちからは嬉しい後押しもしてもらいました。行きたいくせにいつでもウズウズしているだけのワタシを、周囲の皆は見るに見かねたのでしょうね(笑)。
以来ワタシは釣れなくなったと嘆いていた地元の渓に再び通うようになり、釣り人だらけの有名河川から名もなき小渓流までも時間をつくっては探索しました。
そして完全にワタシ自身のフライフィッシングの炎が再燃し始めたのを自覚したのです(笑)。
さらにはブログやホームページを通じて知り合えたフライフィッシャーとの嬉しい釣行がついに実現!
何度かエキスパートな方々との楽しいひと時を過すことができました!そしてこれらの釣行を通じてワタシの近年燻っていた釣り馬鹿魂が再び覚醒。
その後もたびたび釣行のお誘いを多くのナチュログメンバーの皆さんや他サイトのブロガーの方々からいただき感謝のキモチが昂りました!ありがとうございます!
その度にいつかご一緒できるならば恥のないようにウデを磨きたいと日々願っているワタシです。
自分でもなかば呆れるほどですが(汗)、釣りへの向上心が未だかつてないほどにムクムクと芽生えているのです!
そうです・・きっかけはナチュログへのエントリーから始まった・・これはもう完全に、ワタシにとっての
「フライフィッシングへの新たなる目覚め」です!
まるでフライフィッシングを始めたばかりでがむしゃらに没頭していた若かりし日のように(笑)、とっくに40代に突入している今頃になって釣り馬鹿魂が再燃しフライフィッシングにのめり込んでいるワタシです。
そして来シーズンこそは「目標!脱・万年ビギナー宣言!」です!
いまではこのワタシの拙いブログを通じて出会えた皆さんが、ワタシの師匠のような存在です。どうか皆さんあたたかく見守ってやってください(笑)。本人はいたってマジメですから(笑)!
***********************************************
↓下の画像はワタシにとって懐かしい何年も前の古い写真です。5月の小渓流に家内と子供を連れて出撃・・このあとワタシは小さなヤマメを、家内は綺麗なイワナをヒットした時の思い出のひとコマ。
この写真を見るたびに年月の経過を感じずにはおれません・・まぁ、まだ今よりチョットだけ若かったなぁ~(笑)。
・・体力の衰えは年齢相応のことと受け止めていますが(汗)、キモチのうえではナチュログエントリー以来、ここ最近の方がどうやら以前よりもフレッシュな感じでフライフィッシングに取り組んでいるワタシなのでした(笑)。
ちなみにこれも決して「ワタシの堂々たる輝く釣り実績をご披露!」というわけではありません(笑)。自分の釣り歴やルーツについて自分なりに再確認して書いてみたくなったのです。
むやみやたらにお暇な方、お時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
***********************************************
さてこれまでに4回にも分けて書き綴ってきたワタシのブログ投稿「フライフィッシングへの目覚め」でしたが、ようやくこの記事で完結です。
2007年3月にワタシがナチュログに「釣れない釣り人 徒然ジムニー oko's blog」でエントリーしてはや1年9ヶ月。気がつけば釣行記やフライフィッシングとは無縁な話題に度々脱線しながらも、まぁよくブログも続いているなぁと我ながら感心しています(笑)。
しかしそのナチュログデビュー直前まで、実はワタシのフライフィッシングライフはとても停滞していた時期だったのです・・。

上の画像は近年情熱が薄れつつあったワタシのフライフィシイングへの想いを辛うじて繋ぎとめくれた象徴・・信州のある渓へ半信半疑で出撃して、運よく出逢えたネイティブイワナのデジカメ画像です。
この小さいながらも美しいイワナを釣った忘れられない嬉しさがあったからこそ、今のナチュログユーザー oko-rocksは存在するのでしょうね。
十数年前に長野に転居して釣り仲間たち・・とくに昨年のワタシの大晦日のブログに記事にしたH師匠たち・・とはまったく休暇などの日程が合わなくなってしまい、残念ながらほとんど釣行をご一緒出来なくなり何だか寂しく思っていました。
それでも時々は単独出向いてみたいくつかの渓での釣行には慰められました。
地元の渓の魅力を再発見できたこともありましたし、学んだこと考えさせられたことも多くありました。運よく出会えた渓魚はどれも美しく、いつまでもフィールドを大切にしたいという思いが強まりました。


しかし近年は釣行回数が徐々に減少し、行かなくなればなるほどフライフィッシングに対するモチベーションのようなものが衰退してゆくのを自覚してはいました。
定期購読していたフライフィッシング専門誌は立ち読みすらしなくなり、タックルはどれも納戸でホコリをかぶった状態・・。
やっと釣行チャンスが巡ってきても、何だかワタシ自身が出不精になっていて燻っているばかり。ようやく重い腰をあげて出撃するも、ちょっと試して釣れないと早々に音をあげて撤退・・ダメだなぁ~(汗)。
ついに2006年はただの一度もフライロッドを振ることなくシーズンを終えました・・。
もはや「ワタシの趣味はフライフィッシングです!」・・なんて言えるレベルじゃなくなっていました。
そんな頃にたまたまホームページで注目していた何人かのフライフィッシャーの方々が相次いでブログ「blog@naturum」に移行していることに気づきました。
「な、なんだぁ?!ブログ@ナチュラムって?!」
以前からワタシも他サイトで個人的なホームページやブログなるものを開設してはいましたが、「blog@naturum」は何だかとてもホットでエキサイティングな感じがしました。
そして早速ワタシもナチュログに参加すると、次々に皆さんからのアドバイスや励ましのコメントが届きとても勇気付けられました!
「oko父さん、ブログの釣りネタの勢いを借りて、せっかくだから多少ムリしてでも釣りに行って楽しんでくれば?」
理解あるワタシの家内や子供たちからは嬉しい後押しもしてもらいました。行きたいくせにいつでもウズウズしているだけのワタシを、周囲の皆は見るに見かねたのでしょうね(笑)。
以来ワタシは釣れなくなったと嘆いていた地元の渓に再び通うようになり、釣り人だらけの有名河川から名もなき小渓流までも時間をつくっては探索しました。
そして完全にワタシ自身のフライフィッシングの炎が再燃し始めたのを自覚したのです(笑)。
さらにはブログやホームページを通じて知り合えたフライフィッシャーとの嬉しい釣行がついに実現!
何度かエキスパートな方々との楽しいひと時を過すことができました!そしてこれらの釣行を通じてワタシの近年燻っていた釣り馬鹿魂が再び覚醒。
その後もたびたび釣行のお誘いを多くのナチュログメンバーの皆さんや他サイトのブロガーの方々からいただき感謝のキモチが昂りました!ありがとうございます!
その度にいつかご一緒できるならば恥のないようにウデを磨きたいと日々願っているワタシです。
自分でもなかば呆れるほどですが(汗)、釣りへの向上心が未だかつてないほどにムクムクと芽生えているのです!
そうです・・きっかけはナチュログへのエントリーから始まった・・これはもう完全に、ワタシにとっての
「フライフィッシングへの新たなる目覚め」です!
まるでフライフィッシングを始めたばかりでがむしゃらに没頭していた若かりし日のように(笑)、とっくに40代に突入している今頃になって釣り馬鹿魂が再燃しフライフィッシングにのめり込んでいるワタシです。
そして来シーズンこそは「目標!脱・万年ビギナー宣言!」です!
いまではこのワタシの拙いブログを通じて出会えた皆さんが、ワタシの師匠のような存在です。どうか皆さんあたたかく見守ってやってください(笑)。本人はいたってマジメですから(笑)!
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↓下の画像はワタシにとって懐かしい何年も前の古い写真です。5月の小渓流に家内と子供を連れて出撃・・このあとワタシは小さなヤマメを、家内は綺麗なイワナをヒットした時の思い出のひとコマ。
この写真を見るたびに年月の経過を感じずにはおれません・・まぁ、まだ今よりチョットだけ若かったなぁ~(笑)。
・・体力の衰えは年齢相応のことと受け止めていますが(汗)、キモチのうえではナチュログエントリー以来、ここ最近の方がどうやら以前よりもフレッシュな感じでフライフィッシングに取り組んでいるワタシなのでした(笑)。

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2008年11月02日
2008年渓流シーズンを振り返って~師匠への手紙。
2008年の渓流シーズンはほとんどの河川が禁漁となりはやくも一ヶ月以上経ちましたね。
最近のワタシはといえば9月末のラスト釣行の余韻をまだまだ引きずっておりまして(笑)、気分ははやくも来シーズンに向けての装備・タックルの購入や補充をもくろみ家族が寝静まる深夜にネットオークションやショップウェブサイトなどを徘徊をしてばかりいます・・(汗)。
頭ではシーズン終了を理解していても、キモチがまるでトップシーズンのままでいるようでして(笑)。夜中に突然水漏れしているウェーダーのことが気になってしまったり、劣化してきたフライラインを巻き直したくなったり、意味もなくフライロッドを繋いでみたりして・・。
禁漁からたったひと月程度でこんな禁断症状のようになってしまうようでは・・う~む・・我ながら「来年の解禁までにワタシは一体どうなってしまうのやら?!」と心配してしまいます(笑)。
さて、年末のワタシのブログ記事「シーズンを振り返って~師匠への手紙」でも紹介しましたが、ワタシには師匠と崇めるHさんという老釣り師がいます。
千葉県在住のH師匠も今では渓に立つのも遠征するのも難しい年齢であるため、ワタシは時折自分の釣行報告記を交えた手紙を送っています。
先日もH師匠への手紙をつづりながら、今シーズンのワタシのフライフィッシングを振り返ってみました。

思えばあっという間に過ぎ去ったワタシの2008年渓流シーズンでしたが、終わってみればいろいろな事がありました。
赤ん坊が生まれてまずは育児サポートが最優先なワタシは釣りどころじゃありませんでしたが、それでもすきあらば渓に向けてジムニーを走らせていました(笑)。
しかし3月の雪中初出撃ではフライロッドを振りかぶった瞬間に上流より泥水が流れだし・・例年早春頃にいつも綺麗なヤマメに癒してもらっている釣り場は上流の河川工事のため今期絶望・・の無残な初撃沈・・。
その後も何度かちょこっと時間を捻出しては地元の渓に出掛けてみるものの撃沈続きでして・・(汗)。
ゴールデンウィーク明けのベストシーズンの到来。ワタシは鼻息も荒く源流域に出向きましたが残雪の釣り場はまだ季節が早すぎたのか試練の釣行・・。
それでも何とか最後の最後のラストキャストでに今シーズン初の獲物を手にしたものの、直後に不注意で一番のお気に入りロッドを折ってしまいました・・(泣)。
これには久々に「目の前が真っ暗になる」ということをまさしく体感しましたね。天国から地獄に突き落とされるってのはこういうことを言うのでしょうか(汗)。まぁ、ワルいのは私自身なので諦めましてその後一ヶ月ほど釣行は沈黙していましたけど・・。
6月も半ばを過ぎてようやく時間制限のない満足ゆく釣行日程が実現して初夏の源流イワナに癒してもらえました。
そしていまさらながら実は十数年にも及ぶワタシのフライフィッシング歴初となる(汗)イブニングに初挑戦しました!楽しかったです(笑)。ベストシーズンの美味しさを満喫した釣行になりました。




真夏から初秋にかけては毎度ワタシが得意としている(?)実質数十分という超短時間制限アリのお散歩釣行に何度か出撃。ムリムリな釣行スケジュールではやはり撃沈も多かったですが、ときには運よく美麗なる渓魚に癒してもらえました。
ちょっとやそっとの時間が捻出できたくらいじゃなかなか釣りになんて行けない都会のアングラーの皆さんには羨ましいことなのかもしれませんが、まぁこれも田舎暮らしの特権のひとつのようなものでして(笑)。またまたすきあらばジムニーを走らせて渓に向かっていました。
そして晩秋、渓流禁漁のキーワードが目の前をチラつき始めた頃。折ってしまったフライロッドを素人修理で何とか渓に復帰させました。この古びたフライロッドにまつわるエピソードの一つ一つはワタシにとってフライタックルの概念を見直す良い機会にもなりました・・まぁもちろんワタシの低レベルな次元の話ですけれどもね(笑)。
そしてシーズンラスト釣行。ベテランフライフィッシャーのおふたりとご一緒させていただいてワタシはまさしく目から鱗の貴重な釣行体験をさせていただきました(喜)。
興奮と感動のひと時でした。昨年エキスパートな方々にお誘いいただいた釣行の時にも感じましたが、なかなか皆さんと日程が合わず日頃単独でコソコソと釣りに出掛けているワタシにとって得られるものはとても大きいです。
単に釣果やそんなものじゃなく、心豊かになる経験をさせていただきました。ありがとうございました!


ナチュログに参加してその勢いで渓とフライフィッシングに復帰して二年目となったワタシでした。来シーズンは釣れないワタシなりに飛躍の年になればいいなぁと期待しています。
来年も美しき渓魚と素敵なフライフィッシャーに逢いたいです!!よろしくお願いいたしますねぇ~!
*************************************
拝啓H師匠。
ご無沙汰しております。
こちら信州は秋も深まり、里から見上げる近くの山々にも冠雪が見られるようになりました。冬の足音もすぐそこまで来ているようです。
関東地方も晩秋の肌寒い天候が訪れているようですが、師匠も風邪など召せずお元気でお過ごしでしょうか。
さて、ワタシは今年も渓流釣りシーズン中せっせと渓にくりだしました。さすがに赤ん坊が生まれて間もない春のベストシーズンには、家内や赤ん坊そして子供たちの育児・サポートが最優先でなかなか出掛けられませんでしたが、初夏から秋に向けては何度か満足のゆく釣行が実現しました。
豪快な流れの源流では惚れぼれするような天然イワナに逢えましたし、谷間のひっそりした渓ではヤマメの美しさに魅了されました。
H師匠たちと出掛けた東北・岩手の渓流を懐かしく思うこの頃です。渓を釣り上がって次々目の前に現れる美しい渓相に癒されるたび、師匠とご一緒した〇〇沢や〇〇川、△△川などの情景とダブり思い出します。
そしてこちら信州にも探してみればまだまだ師匠達グループと遠征した東北 にだって負けない美しい自然と渓流があり、そして綺麗な天然魚に出逢うことができます。
単独釣行ではワタシはなかなか深い渓谷に入り込む勇気や時間もなく比較的近くの小渓流で遊ぶのがせいぜいなのですが、9月末の禁漁間際には地元のベテラン西洋毛鉤釣り師のおふたりに御同行いただいて美しい源流で楽しいひと時を過せました。
渓流餌釣りではワタシにとってHさんが誰よりもいちばんの師匠なのですが、フライフィッシングに関してはこれまで十数年も独学で通してきたワタシにとってエキスパートな釣り人と釣行をご一緒できるのはとても勉強になると痛感しました。釣りの教科書には載っていない何かとても奥深いエッセンスを会得・習得できた気分になりました。
ワタシにとっての西洋毛鉤釣り・フライフィッシングの師匠がまたひとりふたりと増えたようですね。嬉しい出会いでした。
この夏には赤ん坊連れのファミリーキャンプにも挑戦しました。群馬県 嬬恋高原での気持ちよい夏休みのひと時を満喫しました。
ワタシ自身にとってもキャンプは2年ぶりで、師匠から伝授されたはずのご飯炊きにあわや失敗しそうになり慌ててしまいましたけどね(笑)。
山や渓谷は心和むフィールドです。イワナ釣りや山菜採りもいいですが家族水入らずのキャンプも楽しかったですよ。
ワタシは相変わらず以前にもお知らせしたインターネットの個人的日記「釣れない釣り人 徒然ジムニー oko’s blog 」を書き続けています。ワタシの釣り日記や近況はこちらで公開されていますので、H師匠もパソコンに詳しいお知り合いなどがいらっしゃったら是非一緒にごらんになってください。
「釣れない ジムニー」という二つのキーワードで検索するとトップで出てくるようですよ(笑)。
師匠もなかなか都会からとびだして渓に!というわけにはいかないでしょうから、せめてワタシが運よく時折釣れたイワナやヤマメの画像でも閲覧して癒されてくださいね(笑)。
それではまたお逢いできる日を楽しみにしております。お身体に気をつけてください。
oko-rocks
最近のワタシはといえば9月末のラスト釣行の余韻をまだまだ引きずっておりまして(笑)、気分ははやくも来シーズンに向けての装備・タックルの購入や補充をもくろみ家族が寝静まる深夜にネットオークションやショップウェブサイトなどを徘徊をしてばかりいます・・(汗)。
頭ではシーズン終了を理解していても、キモチがまるでトップシーズンのままでいるようでして(笑)。夜中に突然水漏れしているウェーダーのことが気になってしまったり、劣化してきたフライラインを巻き直したくなったり、意味もなくフライロッドを繋いでみたりして・・。
禁漁からたったひと月程度でこんな禁断症状のようになってしまうようでは・・う~む・・我ながら「来年の解禁までにワタシは一体どうなってしまうのやら?!」と心配してしまいます(笑)。
さて、年末のワタシのブログ記事「シーズンを振り返って~師匠への手紙」でも紹介しましたが、ワタシには師匠と崇めるHさんという老釣り師がいます。
千葉県在住のH師匠も今では渓に立つのも遠征するのも難しい年齢であるため、ワタシは時折自分の釣行報告記を交えた手紙を送っています。
先日もH師匠への手紙をつづりながら、今シーズンのワタシのフライフィッシングを振り返ってみました。

思えばあっという間に過ぎ去ったワタシの2008年渓流シーズンでしたが、終わってみればいろいろな事がありました。
赤ん坊が生まれてまずは育児サポートが最優先なワタシは釣りどころじゃありませんでしたが、それでもすきあらば渓に向けてジムニーを走らせていました(笑)。
しかし3月の雪中初出撃ではフライロッドを振りかぶった瞬間に上流より泥水が流れだし・・例年早春頃にいつも綺麗なヤマメに癒してもらっている釣り場は上流の河川工事のため今期絶望・・の無残な初撃沈・・。
その後も何度かちょこっと時間を捻出しては地元の渓に出掛けてみるものの撃沈続きでして・・(汗)。
ゴールデンウィーク明けのベストシーズンの到来。ワタシは鼻息も荒く源流域に出向きましたが残雪の釣り場はまだ季節が早すぎたのか試練の釣行・・。
それでも何とか最後の最後のラストキャストでに今シーズン初の獲物を手にしたものの、直後に不注意で一番のお気に入りロッドを折ってしまいました・・(泣)。
これには久々に「目の前が真っ暗になる」ということをまさしく体感しましたね。天国から地獄に突き落とされるってのはこういうことを言うのでしょうか(汗)。まぁ、ワルいのは私自身なので諦めましてその後一ヶ月ほど釣行は沈黙していましたけど・・。
6月も半ばを過ぎてようやく時間制限のない満足ゆく釣行日程が実現して初夏の源流イワナに癒してもらえました。
そしていまさらながら実は十数年にも及ぶワタシのフライフィッシング歴初となる(汗)イブニングに初挑戦しました!楽しかったです(笑)。ベストシーズンの美味しさを満喫した釣行になりました。




真夏から初秋にかけては毎度ワタシが得意としている(?)実質数十分という超短時間制限アリのお散歩釣行に何度か出撃。ムリムリな釣行スケジュールではやはり撃沈も多かったですが、ときには運よく美麗なる渓魚に癒してもらえました。
ちょっとやそっとの時間が捻出できたくらいじゃなかなか釣りになんて行けない都会のアングラーの皆さんには羨ましいことなのかもしれませんが、まぁこれも田舎暮らしの特権のひとつのようなものでして(笑)。またまたすきあらばジムニーを走らせて渓に向かっていました。
そして晩秋、渓流禁漁のキーワードが目の前をチラつき始めた頃。折ってしまったフライロッドを素人修理で何とか渓に復帰させました。この古びたフライロッドにまつわるエピソードの一つ一つはワタシにとってフライタックルの概念を見直す良い機会にもなりました・・まぁもちろんワタシの低レベルな次元の話ですけれどもね(笑)。
そしてシーズンラスト釣行。ベテランフライフィッシャーのおふたりとご一緒させていただいてワタシはまさしく目から鱗の貴重な釣行体験をさせていただきました(喜)。
興奮と感動のひと時でした。昨年エキスパートな方々にお誘いいただいた釣行の時にも感じましたが、なかなか皆さんと日程が合わず日頃単独でコソコソと釣りに出掛けているワタシにとって得られるものはとても大きいです。
単に釣果やそんなものじゃなく、心豊かになる経験をさせていただきました。ありがとうございました!


ナチュログに参加してその勢いで渓とフライフィッシングに復帰して二年目となったワタシでした。来シーズンは釣れないワタシなりに飛躍の年になればいいなぁと期待しています。
来年も美しき渓魚と素敵なフライフィッシャーに逢いたいです!!よろしくお願いいたしますねぇ~!
*************************************
拝啓H師匠。
ご無沙汰しております。
こちら信州は秋も深まり、里から見上げる近くの山々にも冠雪が見られるようになりました。冬の足音もすぐそこまで来ているようです。
関東地方も晩秋の肌寒い天候が訪れているようですが、師匠も風邪など召せずお元気でお過ごしでしょうか。
さて、ワタシは今年も渓流釣りシーズン中せっせと渓にくりだしました。さすがに赤ん坊が生まれて間もない春のベストシーズンには、家内や赤ん坊そして子供たちの育児・サポートが最優先でなかなか出掛けられませんでしたが、初夏から秋に向けては何度か満足のゆく釣行が実現しました。
豪快な流れの源流では惚れぼれするような天然イワナに逢えましたし、谷間のひっそりした渓ではヤマメの美しさに魅了されました。
H師匠たちと出掛けた東北・岩手の渓流を懐かしく思うこの頃です。渓を釣り上がって次々目の前に現れる美しい渓相に癒されるたび、師匠とご一緒した〇〇沢や〇〇川、△△川などの情景とダブり思い出します。
そしてこちら信州にも探してみればまだまだ師匠達グループと遠征した東北 にだって負けない美しい自然と渓流があり、そして綺麗な天然魚に出逢うことができます。
単独釣行ではワタシはなかなか深い渓谷に入り込む勇気や時間もなく比較的近くの小渓流で遊ぶのがせいぜいなのですが、9月末の禁漁間際には地元のベテラン西洋毛鉤釣り師のおふたりに御同行いただいて美しい源流で楽しいひと時を過せました。
渓流餌釣りではワタシにとってHさんが誰よりもいちばんの師匠なのですが、フライフィッシングに関してはこれまで十数年も独学で通してきたワタシにとってエキスパートな釣り人と釣行をご一緒できるのはとても勉強になると痛感しました。釣りの教科書には載っていない何かとても奥深いエッセンスを会得・習得できた気分になりました。
ワタシにとっての西洋毛鉤釣り・フライフィッシングの師匠がまたひとりふたりと増えたようですね。嬉しい出会いでした。
この夏には赤ん坊連れのファミリーキャンプにも挑戦しました。群馬県 嬬恋高原での気持ちよい夏休みのひと時を満喫しました。
ワタシ自身にとってもキャンプは2年ぶりで、師匠から伝授されたはずのご飯炊きにあわや失敗しそうになり慌ててしまいましたけどね(笑)。
山や渓谷は心和むフィールドです。イワナ釣りや山菜採りもいいですが家族水入らずのキャンプも楽しかったですよ。
ワタシは相変わらず以前にもお知らせしたインターネットの個人的日記「釣れない釣り人 徒然ジムニー oko’s blog 」を書き続けています。ワタシの釣り日記や近況はこちらで公開されていますので、H師匠もパソコンに詳しいお知り合いなどがいらっしゃったら是非一緒にごらんになってください。
「釣れない ジムニー」という二つのキーワードで検索するとトップで出てくるようですよ(笑)。
師匠もなかなか都会からとびだして渓に!というわけにはいかないでしょうから、せめてワタシが運よく時折釣れたイワナやヤマメの画像でも閲覧して癒されてくださいね(笑)。
それではまたお逢いできる日を楽しみにしております。お身体に気をつけてください。
oko-rocks
2008年03月12日
フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅣ
先日アップした「フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅠ~Ⅲの続きです。ちなみにこれも決して「ワタシの堂々たる輝く釣り実績をご披露!」というわけではありません(笑)。自分の釣り歴やルーツについて自分なりに再確認して書いてみたくなったのです。
むやみやたらにお暇な方時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
***********************************************
#6番フライタックルを抱えて各地の釣り場に出撃していたワタシ。広大な湖やお気軽な管理釣り場、トラウト&バス&パンフィッシュなどをターゲットにして楽しんでいました。

そしてやはり挑戦したくなるのが日本特有の美しき渓流でのフライフィッシングです。さらにできることなら軽快にドライフライで渓魚を射止めたい!想いは膨らみました。
しかしその前にワタシにとって釣り人生を左右するような貴重な経験をしたのがやはり、昨年末「今シーズンを振り返って~師匠への手紙。」でお話したHさんたちとの釣りでした。

様々なフィールドで餌釣り・ルアー・フライフィッシングとそれぞれの手法を垣間見てしまったワタシは、当時何だか迷いを抱きながら釣り場に挑んでいました。いずれのスタイルの釣りにも日々思い入れが増してくるために「今日はどのタックルを手にしようかな??」・・と終始どっちつかずの釣りをしていた記憶があります。
そんなときに岩手の名も無きような小渓流で、H師匠直々に餌釣り・ちょうちん釣りの手ほどきを受けて数多くの美麗なるイワナに出会えました。
そしてその釣行を通じて渓魚へのアプローチや礼儀作法のようなものを会得させて頂きました。今でもその頃の釣行の数々の光景が鮮明に目に浮かぶワタシです。
その後完全にフライフィッシングに転向したワタシはようやく渓流用の#3番タックルをそろえて渓に挑みました。やはり独学でフライタイイングやらキャスト&アプローチをそれなりには習得しました。
当時H師匠を隊長とする我々釣り遠征部隊が親しんだ岩手県の釣り場は何処も素敵でした。
純朴な渓魚たちはセオリー通りのアプローチでワタシの拙いフライフィッシングにも迷いもなく反応して楽しませてくれました。
何よりも緑豊かなフィールドは身を置くだけで心地よく、ベースキャンプ地ではいつも楽しげな声が夜更けまで続いたものです。
ワタシの場合決して大物には恵まれませんでしたが、どの渓魚との出会いも思い出深いものばかりです。
一尾また一尾ヒットするたびに発見があり、美しきイワナやヤマメを手にして眺めるたびにうっとりさせられました。渓のほとりを歩くほどに様々なことを学び、流れのきらめきを見つめるほどに心が癒されるようでした。
渓流釣りの悦びを教えてくれた岩手の渓をH師匠たちとまたいつか訪れてみたいです。
日本の美しき渓魚はまるで宝石のようです。釣っても釣っても「もっと美しいサカナに出逢えるんじゃないかな?!」
ワタシはいつまで経ってもそんな終わりのない旅を歩いているような気分です(笑)。
外国産の渓流魚の魅力も知っているつもりですが、やはりワタシには身近な存在の日本の渓魚がやはり愛おしいですけどね(笑)。
キラキラ輝く透き通った渓に飛沫があがりドライフライが水面から消え去る・・。あぁ思い出だすだけでなんだかドキドキしちゃいます(笑)。
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oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまたまた後日アップします。
むやみやたらにお暇な方時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
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#6番フライタックルを抱えて各地の釣り場に出撃していたワタシ。広大な湖やお気軽な管理釣り場、トラウト&バス&パンフィッシュなどをターゲットにして楽しんでいました。

そしてやはり挑戦したくなるのが日本特有の美しき渓流でのフライフィッシングです。さらにできることなら軽快にドライフライで渓魚を射止めたい!想いは膨らみました。
しかしその前にワタシにとって釣り人生を左右するような貴重な経験をしたのがやはり、昨年末「今シーズンを振り返って~師匠への手紙。」でお話したHさんたちとの釣りでした。

様々なフィールドで餌釣り・ルアー・フライフィッシングとそれぞれの手法を垣間見てしまったワタシは、当時何だか迷いを抱きながら釣り場に挑んでいました。いずれのスタイルの釣りにも日々思い入れが増してくるために「今日はどのタックルを手にしようかな??」・・と終始どっちつかずの釣りをしていた記憶があります。
そんなときに岩手の名も無きような小渓流で、H師匠直々に餌釣り・ちょうちん釣りの手ほどきを受けて数多くの美麗なるイワナに出会えました。
そしてその釣行を通じて渓魚へのアプローチや礼儀作法のようなものを会得させて頂きました。今でもその頃の釣行の数々の光景が鮮明に目に浮かぶワタシです。

当時H師匠を隊長とする我々釣り遠征部隊が親しんだ岩手県の釣り場は何処も素敵でした。
純朴な渓魚たちはセオリー通りのアプローチでワタシの拙いフライフィッシングにも迷いもなく反応して楽しませてくれました。
何よりも緑豊かなフィールドは身を置くだけで心地よく、ベースキャンプ地ではいつも楽しげな声が夜更けまで続いたものです。

一尾また一尾ヒットするたびに発見があり、美しきイワナやヤマメを手にして眺めるたびにうっとりさせられました。渓のほとりを歩くほどに様々なことを学び、流れのきらめきを見つめるほどに心が癒されるようでした。
渓流釣りの悦びを教えてくれた岩手の渓をH師匠たちとまたいつか訪れてみたいです。

ワタシはいつまで経ってもそんな終わりのない旅を歩いているような気分です(笑)。
外国産の渓流魚の魅力も知っているつもりですが、やはりワタシには身近な存在の日本の渓魚がやはり愛おしいですけどね(笑)。
キラキラ輝く透き通った渓に飛沫があがりドライフライが水面から消え去る・・。あぁ思い出だすだけでなんだかドキドキしちゃいます(笑)。
********************************************
oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまたまた後日アップします。
2008年03月02日
フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅢ
先日アップした「フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅠ」およびエピソードⅡの続きです。ちなみにこれも決して「ワタシの堂々たる輝く釣り実績をご披露!」というわけではありません(笑)。自分の釣り歴やルーツについて自分なりに再確認して書いてみたくなったのです。
むやみやたらにお暇な方時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
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ほろ苦くも甘く切ない思い出が残ったワタシの実質フライフィッシングデビューシーン。フライフィッシングの悦びと可能性を垣間見た想いに浸り、その後はアタマの中が完全に「フライ!フライ!フライ!」に侵されてしまいました(汗)。

お馴染みとなった芦ノ湖釣行や各地の管理釣り場ではルアーフィッシング一辺倒だったワタシに徐々に変化が訪れました。本来は気分転換のつもりで持参したフライロッドを振る割合が増加したのです。
そしてその頃もっぱら親しんでいた湖やポンドタイプのフィールドという特性上シンキングライン&マラブー、ウーリーバガー、アオミドロなどのストリーマーなどを多用して楽しんでいましたが、入門タックルでは段々ワタシなりに不満が感じられるようになりました。
そうなるとワタシの探求欲は留まることを知りません。当然ネット環境などまだ無い時代、釣り雑誌と店舗カタログや釣具メーカーパンフレットが主な情報源。
そしてなんといってもワタシがこの頃最大の影響を受けた極めつけは、当時人気釣り番組でフィッシングキャスターとして活躍していた故西山徹氏の存在でした。
番組では彼が開発に携わる大手釣具メーカーのフライタックルが当然紹介されていました。その中でも西山氏が#6ロッドで芦ノ湖や河口湖のトラウトからパンフィッシュ、多摩川の鯉、西表島のユゴイや南方の汽水域の黒鯛まで釣りまくってるのをみてワタシはとても憧れていました。
「フライロッド一つで何でも釣ってしまう・・カッコいいなぁ!」
そしてワタシはこの釣り番組の思惑通り(かな?)番組で西山氏が使っていたハイグレードモデルの廉価版ロッド「Daiwa Alltmor 866 8'6" #6 」を入手。それに合わせたのは新宿の某フライショップで一目惚れした「ORVIS BAR-STOCK C.F.O Ⅳ」でした。
ワタシが本気でフライフィッシングを始めて以来最初に手にした記念すべきこの本格的フライタックル。その後の芦ノ湖・河口湖・野反湖・野尻湖のトラウトやスモールマウスバス・パンフィッシュからカナダ・BC州のカットスロートなど、いろいろな渓魚との思い出があるロッドです。
当時枕元に置いて熟読していた西山氏のフライフィッシング教書の「最初の一本は6番ロッドでキャスティングを身につけよう」との教えどおり選びました。
さすがにワタシが最初に購入した安価なフライ入門セットのタックルとは段違いなクオリティーで、ガイドからスルスルと長く伸びたフライラインの表面の質感すら手元に伝わりヒットした渓魚の躍動感がビシビシ体感できる・・感動しました。
この後も更にフライリールのスペアスプールにはフローティングラインとシューティングヘッド風に加工したタイプIのシンキングラインを巻き分けて使用し、釣れないワタシとしてはそこそこ実績をあげることができました。
しかし相変わらず釣りのスタイルとしては遠投してグリグリフライをリトリーブ&ヒット!ルアーフィッシングの延長線とも言えます。
やがてワタシが子供の頃より憧れ愛しく想う渓にフライフィッシング初挑戦となりました。しかし本州の典型的な渓流では#6ロッドを心地よく振れるフィールドは稀です。
中小規模の人気河川に出掛けてはみたものの、なんと言うか・・例えるならば曲がりくねった細い未舗装の林道を大排気量のオンロードモンスターバイクで疾走しようとしているようで・・やはり釣り場のスケールとタックルのバランスの必要性を痛感しました。
そして何より湖やポンドでの釣りよりも更に、ある意味格段に繊細な世界に改めて戸惑いました・・。

それでも東北 岩手の心優しい渓魚たちは、そんなワタシの期待に応えて顔を出してくれたりもしました。嬉しかったなぁ~(喜)!
記念すべきワタシのフライフィッシングでの初渓魚「岩手純朴イワナ」。震える手で慌ててコンパクトカメラで撮影した写真は、決してよくは写っていませんが今でもワタシにとって心に残る一枚です。
その後、やはり渓の魅力にとりつかれたワタシは早速渓流向きのフライタックルを探索に、またまた釣具店を渡り歩く日々を始めたのでした(笑)。
********************************************
oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまたまた後日アップします。
むやみやたらにお暇な方時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
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ほろ苦くも甘く切ない思い出が残ったワタシの実質フライフィッシングデビューシーン。フライフィッシングの悦びと可能性を垣間見た想いに浸り、その後はアタマの中が完全に「フライ!フライ!フライ!」に侵されてしまいました(汗)。

お馴染みとなった芦ノ湖釣行や各地の管理釣り場ではルアーフィッシング一辺倒だったワタシに徐々に変化が訪れました。本来は気分転換のつもりで持参したフライロッドを振る割合が増加したのです。
そしてその頃もっぱら親しんでいた湖やポンドタイプのフィールドという特性上シンキングライン&マラブー、ウーリーバガー、アオミドロなどのストリーマーなどを多用して楽しんでいましたが、入門タックルでは段々ワタシなりに不満が感じられるようになりました。

そしてなんといってもワタシがこの頃最大の影響を受けた極めつけは、当時人気釣り番組でフィッシングキャスターとして活躍していた故西山徹氏の存在でした。
番組では彼が開発に携わる大手釣具メーカーのフライタックルが当然紹介されていました。その中でも西山氏が#6ロッドで芦ノ湖や河口湖のトラウトからパンフィッシュ、多摩川の鯉、西表島のユゴイや南方の汽水域の黒鯛まで釣りまくってるのをみてワタシはとても憧れていました。
「フライロッド一つで何でも釣ってしまう・・カッコいいなぁ!」
そしてワタシはこの釣り番組の思惑通り(かな?)番組で西山氏が使っていたハイグレードモデルの廉価版ロッド「Daiwa Alltmor 866 8'6" #6 」を入手。それに合わせたのは新宿の某フライショップで一目惚れした「ORVIS BAR-STOCK C.F.O Ⅳ」でした。

当時枕元に置いて熟読していた西山氏のフライフィッシング教書の「最初の一本は6番ロッドでキャスティングを身につけよう」との教えどおり選びました。
さすがにワタシが最初に購入した安価なフライ入門セットのタックルとは段違いなクオリティーで、ガイドからスルスルと長く伸びたフライラインの表面の質感すら手元に伝わりヒットした渓魚の躍動感がビシビシ体感できる・・感動しました。
この後も更にフライリールのスペアスプールにはフローティングラインとシューティングヘッド風に加工したタイプIのシンキングラインを巻き分けて使用し、釣れないワタシとしてはそこそこ実績をあげることができました。
しかし相変わらず釣りのスタイルとしては遠投してグリグリフライをリトリーブ&ヒット!ルアーフィッシングの延長線とも言えます。
やがてワタシが子供の頃より憧れ愛しく想う渓にフライフィッシング初挑戦となりました。しかし本州の典型的な渓流では#6ロッドを心地よく振れるフィールドは稀です。
中小規模の人気河川に出掛けてはみたものの、なんと言うか・・例えるならば曲がりくねった細い未舗装の林道を大排気量のオンロードモンスターバイクで疾走しようとしているようで・・やはり釣り場のスケールとタックルのバランスの必要性を痛感しました。
そして何より湖やポンドでの釣りよりも更に、ある意味格段に繊細な世界に改めて戸惑いました・・。

それでも東北 岩手の心優しい渓魚たちは、そんなワタシの期待に応えて顔を出してくれたりもしました。嬉しかったなぁ~(喜)!
記念すべきワタシのフライフィッシングでの初渓魚「岩手純朴イワナ」。震える手で慌ててコンパクトカメラで撮影した写真は、決してよくは写っていませんが今でもワタシにとって心に残る一枚です。
その後、やはり渓の魅力にとりつかれたワタシは早速渓流向きのフライタックルを探索に、またまた釣具店を渡り歩く日々を始めたのでした(笑)。
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oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまたまた後日アップします。
2008年02月16日
フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅡ
先日アップした「フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅠ」の続きです。ちなみにこれも決して「ワタシの堂々たる輝く釣り実績をご披露!」というわけではありません(笑)。自分の釣り歴やルーツについて自分なりに再確認して書いてみたくなったのです。
むやみやたらにお暇な方時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
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かれこれ15~6年以上も前のお話です。芦ノ湖トラウトルアーフィッシング初釣行により少年の頃以来、本格的に釣り魂が再燃しフィッシングにのめり込んでしまったワタシ。US製のFenwickバスロッドを片手に日本各地で様々な魚を相手にルア-タックルで挑戦しました。

芦ノ湖ワイルドトラウトから某渓流のヤマメたち、富士五湖のブラックバスや関東近郊沼のブル-ギル。栃木の超有名管理釣り場などのニジマス・ブラウントラウトやウグイなどの外道やら・・。
他にもいろいろな場所・様々な魚を相手にゲ-ムフィッシングを探究していくうちに、やはりどうしてもフライフィッシングというものが気になってしきたのでした。
そんな頃にCoatac製入門用フライタックルを入手。近所の空き地や川原に出掛けては入門書のキャスティングフォームの白黒写真を見て自己流にロッドを振り回したり、ショップで少量のマテリアルがパッケージになってるフライタイイングキットを購入しては家庭用裁縫糸と瞬間接着剤でハックルなどをフックに「貼り付けて」ドライフライを巻かずに「作る」などして・・(汗)。かなりムリムリな独学フライフィッシングでした(笑)。
そしてワタシにとってフライフィッシングの可能性のようなものを痛感させられたのは夏の終わり、北国のある湖での出来事からでした。
真夏でもなお肌寒い空気が漂う山上湖。日中強い日差しが照りつける時間帯だというのに無数の鱒類たちが無邪気にライズを繰り返す。かなりのスレていない魚影が確認できるパラダイスのようなフィールド。
水面を見つめると何やら水泡のようなものが浮上してきて、その泡からポッと小さな昆虫が生まれでて空に向かい飛び立つ。そのうちのいくつかはトラウトが水面に急浮上してガボッと飲み込まれてしまう。
それでも絶え間なく涌いてくる様な水泡を見つめながらワタシは摩訶不思議な気分になってきました。
今思えば大型のモンカゲロウなどの集中ハッチの瞬間だったのかもしれないのですが、当時のワタシは「水棲昆虫」の知識など皆無でした。てっきり湖でゲンゴロウやミズズマシなどが引越しのため飛び立つ光景なのだろう、その昆虫をトラウトが狙っているのか???・・程度にしか思っていませんでした(汗)。
夕刻になりワタシは再び湖畔に足を運びました。
「おおっ?!あそこにもここにも!魚がいるいる!!」
湖面に無数の波紋が広がり時折渓魚がハネる光景を目の当たりにして、ワタシは湧き上がる興奮を抑えられないほどでした。
しかし手をのばせば届きそうな鱒たちも、ワタシが次々にキャストするルア-には見向きもしない。時にはワタシをあざ笑うかのように泳ぐルア-のすぐ横で派手なライズをする。
「なっ、なぜだ?!何故無視するのだ!はは~ん、そうか。さては虫を食べているなあ。小さなスピナ-にだったら反応するだろう。」
早速ルア-を色々なタイプに交換してキャストするも思いどうりの答えは返ってきません。
「だめだ。完全に昆虫を追っている。ルア-タックルじゃ手も脚もでない、攻めきれない・・ということなのかなぁ・・。」
その釣行時にはフライタックルも持参してはいましたが、まだまだ使い慣れたルアータックルに固執する思い入れとフライに関する知識の拙さか、自慢のルアーに渓魚が無反応という焦りからか、車内に積み込まれているはずのフライロッドの存在をすっかり忘れていました(汗)。
キラキラと羽化していく無数の昆虫とそれを食べる鱒たち。ワタシは何とかルアーでヒットさせた何匹かのウグイを水に戻しながら、小さな頃「小魚を食べて生活する大きな魚が存在する」ことによりルアーフィッシングが成立するということを知った時と同レベルの衝撃的事実、「ほんの小さな水棲昆虫にしか魚が反応しない時がある」、という事に気づき愕然と立ちすんだのです。
そしてならば何とかしたいという気持ちを抱きながらもなすすべもなく、ワタシは湖畔の夕暮れに包まれていたのでした。
イブニングライズ・・その釣り用語を知ったのはそれから数日後のことでしたが、今思い出しても「あ~っ。あの時柔軟に判断して素直にフライフィッシングでトライしてみればよかったのになぁ(泣)。」なんて今この瞬間でさえ悔やんでしまう自分が情けないですが(笑)、夢のような幻のようなライズシーンでした。
その数日後、ワタシはまた別の湖畔に立っていました。北国の山上湖での敗戦を踏まえワタシは準備していた入門用フライロッドを降りまわしていました。
さすがに北国の湖といえどもそこそこ水温が上がるこの季節は鱒類よりもウグイなどの方が圧倒的に生活圏を広げているらしく、慣れない手つきでようやくドライフライにヒットさせたのもやはり予想通りでっぷり太ったウグイでした(笑)。
ワタシにとってフライフィッシングでの初獲物は外道のウグイ。それでもワタシは何だか新しい世界に一歩足を踏み入れたような気分になり嬉しかったのです。
そんなこともあってワタシは再び少年の頃のように釣りに関する書物、特にフライフィッシングの書を読みあさり始めました。
知れば知るほどにその世界は深いというかややこしいというか、「こだわり」の多そうなものと感じました。タックルについて、そのキャスティングについて横文字ばかりの専門用語について、フライそのもののタイイングについて、それらを使うシチュエ-ションについて。
まったく何から何まで終わりのない探究です。でも実はそれが楽しいんですけどね(笑)。
ほろ苦くも甘く切ない思い出が残ったワタシの実質フライフィッシングデビューシーン。その翌シーズンからはワタシのフライフィッシング探究の成果が何とか実るスタ-トの年となりました。
釣果実績としてはどうってことは無いのですが、個人的に思い出深い釣行を何度か体験することになったのです・・。
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oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまたまた後日アップします。
むやみやたらにお暇な方時間のある方は読んでやってくださ~い(笑)。
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かれこれ15~6年以上も前のお話です。芦ノ湖トラウトルアーフィッシング初釣行により少年の頃以来、本格的に釣り魂が再燃しフィッシングにのめり込んでしまったワタシ。US製のFenwickバスロッドを片手に日本各地で様々な魚を相手にルア-タックルで挑戦しました。

芦ノ湖ワイルドトラウトから某渓流のヤマメたち、富士五湖のブラックバスや関東近郊沼のブル-ギル。栃木の超有名管理釣り場などのニジマス・ブラウントラウトやウグイなどの外道やら・・。
他にもいろいろな場所・様々な魚を相手にゲ-ムフィッシングを探究していくうちに、やはりどうしてもフライフィッシングというものが気になってしきたのでした。
そんな頃にCoatac製入門用フライタックルを入手。近所の空き地や川原に出掛けては入門書のキャスティングフォームの白黒写真を見て自己流にロッドを振り回したり、ショップで少量のマテリアルがパッケージになってるフライタイイングキットを購入しては家庭用裁縫糸と瞬間接着剤でハックルなどをフックに「貼り付けて」ドライフライを巻かずに「作る」などして・・(汗)。かなりムリムリな独学フライフィッシングでした(笑)。

真夏でもなお肌寒い空気が漂う山上湖。日中強い日差しが照りつける時間帯だというのに無数の鱒類たちが無邪気にライズを繰り返す。かなりのスレていない魚影が確認できるパラダイスのようなフィールド。
水面を見つめると何やら水泡のようなものが浮上してきて、その泡からポッと小さな昆虫が生まれでて空に向かい飛び立つ。そのうちのいくつかはトラウトが水面に急浮上してガボッと飲み込まれてしまう。
それでも絶え間なく涌いてくる様な水泡を見つめながらワタシは摩訶不思議な気分になってきました。
今思えば大型のモンカゲロウなどの集中ハッチの瞬間だったのかもしれないのですが、当時のワタシは「水棲昆虫」の知識など皆無でした。てっきり湖でゲンゴロウやミズズマシなどが引越しのため飛び立つ光景なのだろう、その昆虫をトラウトが狙っているのか???・・程度にしか思っていませんでした(汗)。

「おおっ?!あそこにもここにも!魚がいるいる!!」
湖面に無数の波紋が広がり時折渓魚がハネる光景を目の当たりにして、ワタシは湧き上がる興奮を抑えられないほどでした。
しかし手をのばせば届きそうな鱒たちも、ワタシが次々にキャストするルア-には見向きもしない。時にはワタシをあざ笑うかのように泳ぐルア-のすぐ横で派手なライズをする。
「なっ、なぜだ?!何故無視するのだ!はは~ん、そうか。さては虫を食べているなあ。小さなスピナ-にだったら反応するだろう。」
早速ルア-を色々なタイプに交換してキャストするも思いどうりの答えは返ってきません。
「だめだ。完全に昆虫を追っている。ルア-タックルじゃ手も脚もでない、攻めきれない・・ということなのかなぁ・・。」
その釣行時にはフライタックルも持参してはいましたが、まだまだ使い慣れたルアータックルに固執する思い入れとフライに関する知識の拙さか、自慢のルアーに渓魚が無反応という焦りからか、車内に積み込まれているはずのフライロッドの存在をすっかり忘れていました(汗)。
キラキラと羽化していく無数の昆虫とそれを食べる鱒たち。ワタシは何とかルアーでヒットさせた何匹かのウグイを水に戻しながら、小さな頃「小魚を食べて生活する大きな魚が存在する」ことによりルアーフィッシングが成立するということを知った時と同レベルの衝撃的事実、「ほんの小さな水棲昆虫にしか魚が反応しない時がある」、という事に気づき愕然と立ちすんだのです。
そしてならば何とかしたいという気持ちを抱きながらもなすすべもなく、ワタシは湖畔の夕暮れに包まれていたのでした。
イブニングライズ・・その釣り用語を知ったのはそれから数日後のことでしたが、今思い出しても「あ~っ。あの時柔軟に判断して素直にフライフィッシングでトライしてみればよかったのになぁ(泣)。」なんて今この瞬間でさえ悔やんでしまう自分が情けないですが(笑)、夢のような幻のようなライズシーンでした。

さすがに北国の湖といえどもそこそこ水温が上がるこの季節は鱒類よりもウグイなどの方が圧倒的に生活圏を広げているらしく、慣れない手つきでようやくドライフライにヒットさせたのもやはり予想通りでっぷり太ったウグイでした(笑)。
ワタシにとってフライフィッシングでの初獲物は外道のウグイ。それでもワタシは何だか新しい世界に一歩足を踏み入れたような気分になり嬉しかったのです。
そんなこともあってワタシは再び少年の頃のように釣りに関する書物、特にフライフィッシングの書を読みあさり始めました。
知れば知るほどにその世界は深いというかややこしいというか、「こだわり」の多そうなものと感じました。タックルについて、そのキャスティングについて横文字ばかりの専門用語について、フライそのもののタイイングについて、それらを使うシチュエ-ションについて。
まったく何から何まで終わりのない探究です。でも実はそれが楽しいんですけどね(笑)。
ほろ苦くも甘く切ない思い出が残ったワタシの実質フライフィッシングデビューシーン。その翌シーズンからはワタシのフライフィッシング探究の成果が何とか実るスタ-トの年となりました。
釣果実績としてはどうってことは無いのですが、個人的に思い出深い釣行を何度か体験することになったのです・・。
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oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまたまた後日アップします。
2008年02月09日
フライフィッシングへの目覚め~エピソードⅠ
ABU Cardinal33 スピニングリールとCoatac CR34 フライリール。この画像はワタシのフライフィッシングへの道程で出逢い使い込んだ、思い出深い二つのリールの写真です。

幼少の頃から一応各種の釣り経験があるワタシは、密かに渓流釣りに対する想いを抱いていました。近所の湖沼や小川で遊ぶ小鮒や鯉ではなく、山間の神秘的で清冽な流れや透き通った美しき湖に潜むヤマメやイワナ、ニジマスなどのトラウトを狙う釣り。
その頃のワタシは子供向け釣り入門書の「渓流釣り」の項目や漫画「釣りキチ三平」を熟読していて渓への憧れは日に日に募るばかりでしたが、やはり子供の機動力ではなかなかそのような釣り場に出掛けるのは難しく・・。
そしていつしか少年から大人になり、ロックミュージックとかモーターサイクルとかファッションだとかに興味を持ち始めると、知らず知らずのうちに釣りからは遠のいていたのです。
時は流れ、忙しさと慌しさが交錯する職場でのある日のこと、仲間とのあいだで突然「魚釣りに行こう!」という話題がでて箱根の芦ノ湖でルアー釣りをする計画が持ち上がりました。
「釣り!トラウトフィッシング?!」・・その言葉で随分長いこと眠っていたワタシの釣りキチ魂が一気に目覚めました。
そして翌日からワタシは来る日も来る日も釣り雑誌などの情報をもとに都内の釣具量販店からプロショップまで地下鉄やバスを駆使して渡り歩き、たったひとつのルアー スプーンから1スプールのラインまでを捜し歩いたのです。
入手したいくつかのルアーとABU製のスピニングリール、そしてたまたま知人より譲り受けたFenwickのワンピース3/8ozワームロッドとの組み合わせ。
ワタシはまるで子供のように眠る時にも枕元に置いてしまいたくなるほどそのタックルの出撃を夢見ていました(笑)。
その後ワタシにとって初挑戦となった芦ノ湖の釣行では、大物には恵まれませんでしたが銀ピカのレインボーを見事に仕留めて意気揚々。予想通りすっかりその世界にハマり込みました。
それからというもの、休日のたびに深夜の第三京浜~西湘バイパス~箱根新道のルートを走り抜け、「ノザキ」前のパーキングで仮眠をして明け方から日暮れまで芦ノ湖にトライ!の日々が続きました。
そんなある日、いつもはさほど気にも留めていなかった芦ノ湖畔のフライフィッシャーの存在・・早朝は冷え込み時には深々と雪が舞い降りる湖に胸元までウェーディングしてブンブンとロッドやぶっとい蛍光色のラインを振り回す・・が妙に気になり観察しました。
観光遊覧船が作り出してしまう大波小波に揉まれながらウェーディングして、今にも水没しそうになりながらも淡々とロッドを振り、そして黙々とトラウトを釣る。
何だかよくわからないけど独特な世界をあのフライフィッシャーは知っていて愉しんでいる・・いったい何なんだ・・その悦びとは?!
気がつくとその釣行翌日の仕事帰り、閉店間際の釣具店でCoatac製入門用フライフィッシングセットを手に取りしげしげと見入るワタシがいました(笑)。そして閉店のアナウンスとともにそれを持ってカウンターに駆け込みました。
#4/5の見るからに安価な仕上がりのグラファイトロッドにシンプルなアウトスプールタイプのフライリール。チープなビニールパッケージのセット内容は蛍光イエローの#4フローティングラインとコネクターとリーダー、5本ほどのドライフライ。
帰宅して早速パッケージから取り出し手にするとルアーロッドとは降ってみた時のニュアンスがかなり異なり戸惑いました。がしかし、何故か妙に興奮する自分を自覚していました。
薄暗い部屋の中でガイドにフライラインを通して・・「な、なんでこんなラインでキャストができるんだ???」・・沸き起こる疑問とフライフィッシングに関する知識欲。
夜が白々と明けてくるまでフライフィッシングの基本技術や横文字だらけでチンプンカンプンな専門用語について書かれた釣り雑誌や入門書を読み漁りました(笑)。
そしてその入門用フライタックルと使い慣れたルアータックル、時にはシンプルな振出し渓流竿をも車内に搭載して、各地の釣り場に出掛けるようになったのです。
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oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまた後日アップします。

幼少の頃から一応各種の釣り経験があるワタシは、密かに渓流釣りに対する想いを抱いていました。近所の湖沼や小川で遊ぶ小鮒や鯉ではなく、山間の神秘的で清冽な流れや透き通った美しき湖に潜むヤマメやイワナ、ニジマスなどのトラウトを狙う釣り。
その頃のワタシは子供向け釣り入門書の「渓流釣り」の項目や漫画「釣りキチ三平」を熟読していて渓への憧れは日に日に募るばかりでしたが、やはり子供の機動力ではなかなかそのような釣り場に出掛けるのは難しく・・。
そしていつしか少年から大人になり、ロックミュージックとかモーターサイクルとかファッションだとかに興味を持ち始めると、知らず知らずのうちに釣りからは遠のいていたのです。
時は流れ、忙しさと慌しさが交錯する職場でのある日のこと、仲間とのあいだで突然「魚釣りに行こう!」という話題がでて箱根の芦ノ湖でルアー釣りをする計画が持ち上がりました。
「釣り!トラウトフィッシング?!」・・その言葉で随分長いこと眠っていたワタシの釣りキチ魂が一気に目覚めました。
そして翌日からワタシは来る日も来る日も釣り雑誌などの情報をもとに都内の釣具量販店からプロショップまで地下鉄やバスを駆使して渡り歩き、たったひとつのルアー スプーンから1スプールのラインまでを捜し歩いたのです。
入手したいくつかのルアーとABU製のスピニングリール、そしてたまたま知人より譲り受けたFenwickのワンピース3/8ozワームロッドとの組み合わせ。
ワタシはまるで子供のように眠る時にも枕元に置いてしまいたくなるほどそのタックルの出撃を夢見ていました(笑)。

それからというもの、休日のたびに深夜の第三京浜~西湘バイパス~箱根新道のルートを走り抜け、「ノザキ」前のパーキングで仮眠をして明け方から日暮れまで芦ノ湖にトライ!の日々が続きました。
そんなある日、いつもはさほど気にも留めていなかった芦ノ湖畔のフライフィッシャーの存在・・早朝は冷え込み時には深々と雪が舞い降りる湖に胸元までウェーディングしてブンブンとロッドやぶっとい蛍光色のラインを振り回す・・が妙に気になり観察しました。

何だかよくわからないけど独特な世界をあのフライフィッシャーは知っていて愉しんでいる・・いったい何なんだ・・その悦びとは?!
気がつくとその釣行翌日の仕事帰り、閉店間際の釣具店でCoatac製入門用フライフィッシングセットを手に取りしげしげと見入るワタシがいました(笑)。そして閉店のアナウンスとともにそれを持ってカウンターに駆け込みました。
#4/5の見るからに安価な仕上がりのグラファイトロッドにシンプルなアウトスプールタイプのフライリール。チープなビニールパッケージのセット内容は蛍光イエローの#4フローティングラインとコネクターとリーダー、5本ほどのドライフライ。
帰宅して早速パッケージから取り出し手にするとルアーロッドとは降ってみた時のニュアンスがかなり異なり戸惑いました。がしかし、何故か妙に興奮する自分を自覚していました。
薄暗い部屋の中でガイドにフライラインを通して・・「な、なんでこんなラインでキャストができるんだ???」・・沸き起こる疑問とフライフィッシングに関する知識欲。
夜が白々と明けてくるまでフライフィッシングの基本技術や横文字だらけでチンプンカンプンな専門用語について書かれた釣り雑誌や入門書を読み漁りました(笑)。
そしてその入門用フライタックルと使い慣れたルアータックル、時にはシンプルな振出し渓流竿をも車内に搭載して、各地の釣り場に出掛けるようになったのです。
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oko-rocksのフライフィッシングへの目覚め・・この記事の続編はまた後日アップします。
2008年01月12日
「少年とモンスターフィッシュの幻影」

「少年とモンスターフィッシュの幻影」 by oko-rocks
少年のほかに誰も客がいない田舎町の釣具店。会計カウンターの奥では地元漁業協同組合の刺しゅうが入るキャップを被った店主が退屈そうに煙草の煙を燻らせていた。
安物AMラジオのノイズ交じりな懐メロが流れている古びた店内の片隅には、妙に不似合いなガラス張りのショーウィンドウが置かれている。その脇には千枚通しで開けられた穴にタコ糸を通して縛り付けられている釣具メーカーのカタログ本と釣り入門洋書がある。
鮒釣り用棒ウキと練り餌を買いに来たはずの少年の輝く瞳は何気なく手にしてみた表紙がひび割れて手垢まみれになったそれらの本を開いた瞬間に、目の前に広がる世界に釘付けになり引きずり込まれた。
「ゲームフィッシング」の項。ハンティングベレ-をかぶった老人が艶かしく鈍い光沢を放つ金属製ルアーをラインに結ぶ写真。
摩訶不思議な存在感のちいさな西洋毛鉤。ラインとともに宙を舞うその生命感。
信じられないほど鮮やかな色彩のサーモンフライとその緻密な説明文。そしてその釣り針を咥えた銀色に輝く魚体の美しき写真。
頬を紅潮させながらそれらを静かに読み終えた少年は、お目当ての鮒釣り道具を購入してちらりと一度だけルアーやフライ、鈍く輝くリールなどが陳列されているショーウィンドウを振り返り店から出ていった。
その少年の後姿をカウンター越しにさりげなく見つめる店主は、燻らせる煙草の煙越しに優しく目を細めていた。
少年は夏休みのある日、友人とふたり電車とバスを乗り継ぎ深い霧が舞い降りる高原の静かな湖畔に到着した。
大事そうに手にする布袋に仕舞われているのは小遣いを貯めて入手したルアーロッド・・ライフル銃のような形状のラバー製グリップ。オレンジとあめ色をミックスしたようなグラスファイバーのブランク。
そしてロッドにはシンプルなシルバーボディーのクローズドフェースリールが装着されていた。
彼らはある「極秘情報」を入手していた。
「釣り人なんて誰も訪れないその湖には大きなレインボ-トラウトがいるらしいぜ。虹鱒なんかじゃないぜ!レインボーさぁ!」
まん丸な形の小さな湖の水面は鏡のように静かで、いかにもと言うような流れ込みや立ち枯れの木がひっそりとたたずんでいる。
霧の合間から覗く高原の夏の日差しは鋭く、空気は澄んで冷ややか。湖の周りを覆う木々や草花からは優しい緑の香りが漂っていた。
少年達は観光客用の貸しボ-トに乗り込みルア-をキャストし続けた。しかしアタリらしきものもなく時間ばかりが過ぎてゆく。
「自然というのはそう気安く期待に応えてくれるとは限らないんだ。」
そんな事に、少年達はようやく気がつき始めた。
それでも少年は、ほぼやけくそにルア-をキャストしカウントダウンをする。
「いち、に、さ・・なな、は・・じゅう・・」
そして、
「ガツン!」
リールを巻き始めた瞬間にロッドのグリップにものすごい衝撃が伝わる。そしてまるでラインの先にボ-トのアンカ-でも縛りつけたかのように、握ったロッドの先端が強烈に水面に向かって引き込まれる。
「な、何だ?根掛かり?魚?」
そして次の瞬間、ラインをたどる少年の視線の先には信じられない光景があらわれた。
木々の緑を映す水面を切り裂く様に、銀色に輝く魚体が水しぶきをあげてはじけ飛ぶ。空中にしばし留まるほどに高くジャンプするその魚体は、弧の字に身をくねらせ激しく左右に頭を振る。
一回、二回、三回…。その圧倒的パワ-に翻弄されてただロッドを握るだけの少年の目の前を、銀色の弾丸の様な魚体はタタタ・・!と音をたて、その大きく強靭な尾ヒレで水面をたたきテイルウォ-クを繰り返す。
その魚体が持つかつて味わったことのないほどの生命の躍動感が、ラインを通して彼の体の中に伝わり少年は愕然としていた。
どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。少年にとっては数分だったような気もするし、数十分だったような気もする。だんだんとジャンプする間隔と回数が減ってきた銀色の魚体は、ようやく少しずつ彼らのボ-トに近寄ってきた。
そして彼らはやっと手元近くまで寄せられてきたその魚体を目のあたりにして、小さく驚きと喜びの声を上げた。
「うわあ、レインボ-トラウト・・。」
釣り堀や河川の釣り大会などで見るどんなに大きな『虹鱒』よりも、その体は美しく銀色に輝き湖を悠然と泳ぐにふさわしいその顔だちは鋭かった。
うっすらとゴ-ルド・ピンク・グリ-ンの色彩が浮かんだ体高のあるプロポ-ションは威厳に満ちている。尾ビレはくびれていて完璧に整った形をしており、背ビレなどの部位や魚体のバランスは野生化した魚のみが誇示できる力強さをあらわしていた。
いまやレインボ-トラウトの目つきからは精悍さが失せて、観念した表情で大きく広げる口とエラは渓魚の疲労と敗北を象徴していた。
いくらか西に傾きだした真夏の太陽は相変わらず彼らの肌を灼きつけ、少年は日差しの眩しさと獲物をそっとハンドランディングした悦びに目を細めていた。
時は流れ少年が住む静かな田舎町に突如活気が訪れた。国内有数の大手企業施設誘致により日を追うごとに人々があふれ始めたのだった。
町外れの山の麓に建設された工場は増設に次ぐ増設を繰り返し、まるでモンスターのように施設が肥大化して町の象徴的な建造物となった。周辺に乱立する住居ビルディングや年々延長工事される整然と整備された道路やショッピングモールもそのモンスターの血管や臓器のように増殖していった。
少年はいつしか青年になりそのモンスター企業の下請け工場で働くようになった。勤勉に働く日々の息抜きに休日には、時々工場がある山の麓から程近いちいさな渓流に出掛けた。
町の人口が多くなるにつれてその渓流と山々は荒れていった。レジャーなどで訪れる人々にごみを捨てられ産業廃棄物の不法投棄も多かった。
静かに流れていた川にある年「砂防ダム建設予定地」の大きな看板が立てられた。着工はまだまだ先の話ではあったが。調査と称し工事用の車両が出入りを始めた途端に渓魚は姿を消し、青年はその川に訪れなくなった。
寡黙に働き続ける日々を送っていたある夏の日、青年は突然思い立ったように古びたライトバンの荷室に釣り道具と寝袋そしてソロキャンプ道具一式を積み込み北の大地に旅立った。
早朝から高速道路をひた走り、到着した港から乗り込んだカ-フェリ-は夕暮れに拍子抜けするほど小さな港町に到着した。フェリ-を降りて車を走らせると、たちまちのうちに辺りは闇に包まれた。
夜通し車を走らせて北上する彼はやがて疲れで力尽き、闇夜の国道脇パーキングスペースに車を止めるやいなやそのまま崩れる様に深い眠りに就く。
翌朝、眼が覚めるとそこは広い原野のど真ん中だった。駐車する彼の車のすぐ脇を何台ものトラックが唸りをあげて走り去ってゆく。
青年は旅を急いだ疲れからか頭痛がひどく喉がカラカラに乾いており、さらに車のガソリン残量はゼロに近かった。辺りはどんよりと曇り空でトラックがまき散らす排気ガスが風景をさらに暗くしているようだった。
やっとのことで起き上がりエンジンをかけると、ガソリンとその日の食糧とビ-ルを求めて彼はゆっくりと車を走らせた。
いくつもの街や村を通り過ぎて国道を北上すると、ようやく目の前に広がる景色は自然に満ちあふれてきた。
名も知らぬ真っ白い花が辺り一面に咲き乱れる平原。恐ろしいほどにひと気の無い静かな河の流れ。雨に濡れ深く緑を敷きつめた山々。その間を通るワインディングロ-ドを駆け登ると、その先の眼下には雲の切れ間からのぞく太陽に照らされた蒼い緑の大地が広がってゆく。
そしていくつもの雨雲と青空を追い抜いて「モンスターフィッシュが棲む」と言われる湖に着いた。
目的地に到着した彼は、はやる心を抑え野営の準備を済ませてテントを張り寝袋を干して身じたくをすると、おもむろに釣竿と小物がいっぱいに詰まったフライベストを鷲掴みにして湖畔に足を急がせた。
彼のフライロッドには重々しく無骨なアメリカ製フライリールが装着されていた。やや色褪せているオレンジのフライライン、極太サイズのリーダー&ティペット。その先には青年がラビットスキンを用いてフライフィッシング教書を見よう見真似でタイイングした大型のフライが結ばれている。
先客に一人釣り人の姿が見える。かなり大型のミノープラグをラインに結んでいるが、煙草をふかす仕草ばかりで積極的にルアーをキャストしている様子にも見えない。
青年もどれだけの時間、何百回とフライをキャストしただろうか。真夏の晴天にが照りつける水面は沈黙して、モンスタートラウトの気配は感じられないと思えた。
透き通った水の中にはワカサギやウグイの稚魚が無邪気に泳ぎまわり、岬の先端に立つ青年の足元を戯れている。
「とても釣れる雰囲気や時間帯じゃないな・・。」
しかし次の瞬間、青年はは口から心臓が飛び出そうな驚きに襲われて視界の端に起きた光景を凝視した。
先程までのどかに泳いでいたワカサギの群れが、まるで雨あられが降るような音を立てて逃げまどう。
静かだった水面は小刻みに震え波立っていた。そして逃げまどい飛び散るワカサギの群れの塊の中から、銀色の巨大な魚の頭が大きく口を開けてたちそびえた。
「イトウだあ!モンスタ-だあ!」
直感的に彼はそう思った。信じられない光景だ。白昼堂々しかも近くを観光遊覧船が行き来する長閑な景色の中、怪物は悠然と無数のワカサギをもてあそぶかの様に轟音をたててライズしている。
「ガバッ、バシャッ…。」
あっけにとられながらも彼は、すかさずそのライズに向けてフライをキャストしたがまったく反応は無く水面に静けさが戻ってしまった。
ガツガツと背後から慌しい足音がしたかと思うと、地元の釣り人らしい中年男性が駆け寄ってきた。
「お前、ミノ-プラグ持ってねえのか、でっけえやつ。なんだぁ、毛鉤かぁ。馬鹿でけぇの結べよ!」
男が彼の所にゆっくりと近付きながらながら叫んでいた。
「あれが、もしかしてイトウ、ですか?」
「ああ。60~70センチメ-トルくらいかなぁ。そう大きくはねえぞ。俺は前にここで1メ-トルっくらいのを見たことあるぜ。
お前、イトウ釣ったことあるか?」
「いや、とんでもない。そもそも初めてこの湖に来たんですよ。」
「ほう、初めてここに来ていきなりイトウを見れたのなら良かったなあ。ついてるぞ、お前。」
「すごいの、見ちゃったな。」
会話がとぎれた瞬間に、もう一度モンスタ-は少し場所を移りワカサギを
追いまわし、再びその気配を消してしまった。
ぶっきらぼうな口調で、でもとても暖かく語るその男は、煙草を岩に押し付けて消火させると手際よく携帯灰皿をポケットら取り出して荷物をまとめ始めた。
2~3本のやけにごつい感じのルア-ロッドをスピニングリールが装着されたままベルトで束ね、飾りけのないディーゼル4WDのトラックに乗り込んだ。
「がんばれよぉ。粘れば釣れるかもよぉ!」
男はウィンドガラスごしに力強くそして優しく手を振りながら、砂煙をあげて立ち去っていった。
青年は携帯ガスコンロでお湯を沸かしカップ麺とインスタントコーヒーを作り、じっと水面を凝視しながら胃袋に食料を詰め込んだ。
オレンジ、紫、真紅にと数分ごとに色彩を変える夕焼け、雷鳴を轟かせる不気味な厚い雨雲。次ぎつぎと押し寄せる様な空と大気の流れを見ながら、彼は途方もなく広大な原始時代の野原で独りだけ取り残されて釣りをしている様な錯覚に陥った。
フライをキャストする自分のちっぽけさと、こんな人間ごときの存在など目に入らんと言わんばかりに雄大にふるまう自然のスケ-ルの大きさを痛感していた。
そして彼はおそらく太古の人類とほぼ同じ気持ちで夕焼けを見つめていたことだろう。翌日の晴天と旅の幸運を願って。
何時間何百回とキャストしたことだろう。いくつの雨雲が通り過ぎただろう。先程まで時折彼のフライに食いついてきていた大きなウグイなどの魚信はすっかり遠のいて、ワカサギの群れたちの波紋もぱったりと止んだ。
フライボックスに残された大型のフライをきっちりとラインに結びつけ思いっきり沖にキャストする。
「すこし、疲れた、かな。」
ごつごつとした岩にもたれかかり、ゆっくりと力なくフライをリトリ-ブする。雨雲もすっかりと遠のいた空を見上げ、遠くから聞こえる水鳥の鳴き声に耳を澄ます。ぼんやりと岩の陰から水面をみつめるとフライが小魚のようにゆっくりと彼の方にたぐり寄せられるのが見える。
そしてフライに続いて、岩陰から大きな影が疲れて岩と同化してしまっている彼の方に近づいてくるのがぼんやりと見える。
ふっとロッドに重みを感じた彼は視界をはっきりさせようとする。その瞬間、彼の腰が抜けかかる。
「うわわっ。」
思わず彼は意味不明の声を上げる。何が何だか分からない、彼はまだいったい何が起きたのか、うまく把握できていない。
巨大な影がまさにその瞬間にすぐ足元で大型のストリーマーをくわえたのが、彼の目に映っているのだ。
気がつくと彼は岬の先端の岩の上に立ち両足をふんばっている。8番ライン指定のファーストアクションのフライロッドが弓なりになってラインが張りつめている。
興奮の坩堝にあるはずの彼の様々な感覚は不思議とやけにはっきりとしている。遠くのキャンプ場から子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。薄暗くなっているはずの空がいやに明るく見える。
ウェーディングシュ-ズの下の岩がごつごつと感じる。ロッドに伝わる魚の重みをずしりと体全体で感じる。
彼にはイトウのファイトが思ったほど強烈ではないと感じられた。十数年前のあの小さな湖のレインボ-トラウトの様には華麗なファイトを見せなかった。
それでもひとたび重い巨体を水面でくねらせるだけで、リ-ルのドラッグを鳴らし水中に潜ることが容易にできるパワーを持ち合わせている。その度に彼は右に左に岩の上を走り回る。
虹鱒や山女、岩魚とは明らかに違う体格。軽く70cmを越える巨体、彼にとってのトロフィーサイズ、しかも純粋な野生のランカ-。
大蛇の様に長く太い体。左右のヒレや尾ヒレがゆったりとなびく。大きく扁平した樣な頭、左右の目の位置はマス類に比べ離れて無表情な感じだ。すべてを飲み込んでしまいそうなを口は大きく開き、獰猛な歯が並ぶのがちらりと見える。
彼が所持していたランディングネットでは到底入りきらないサイズの魚体だ。強引に水際に引き上げてもその野生の魚体を傷つけるだけだろう。
彼はポケットからコンパクトカメラを取り出してネガフィルムの残量が続く限りシャッターボタンを押し続けた。
やがて巨体の底知れぬパワーにすっかり伸ばされてしまったフックは、彼がそっと手を伸ばすだけで意図も簡単にイトウの口から外れた。
せめて少しでも長い間自分の目に幻の魚の姿を焼きつけておきたいと思った彼は、まだ自分が釣り針から逃れられたことに気がついていないらしい魚体を見つめていた。そしてしばらくするとイトウはゆったりとした水の流れに揺られながら、ゆっくりと彼の視界から遠ざかり深場にもたもたと泳いでいった。
やがてイトウの姿が見えなくなるのと同時に、急に辺りは暗くなり再び雨音が忍び寄ってきた。彼は独りぽつんと湖の岬に立っていた。
翌朝、彼は目覚まし時計のベルが鳴るのを待たずに目を覚ました。もぞもぞと寝袋から這い出ると辺りのキャンパーはまだ寝静まっており、テントのジッパ-を開ける音すら大きく聞こえてしまい気がひけた。
そろりそろりと外に出てみると、昨夜の雨雲は何処かに消え去り空は澄み渡っていた。さわやかな空気は彼の体の細胞のすみずみにまで浸透していく様だった。
そして彼は湖に眼をやった途端、靴を履くのももどかしくまだ覚めきらない目をこすりながら湖畔に駆け寄っていってしまった。
「あぁ・・。」
目の前に広がる鏡のように静かな湖面には、信じられないほど美しい朝焼けが、この世の始まり、原始の空の様に七色に輝き映っていた。彼は思わず砂地にひざまづいてしまい、赤・青・紫・白・オレンジに染まった遠くの空に見入っていた。
すべての音が消え去り、まるで時の流れが止まってしまった大地に独りだけ取り残されてしまったかの様に、または太古の時代に迷い込んでしまったかの様に、彼は呆然と朝焼けに照らされていた。
耳を澄ますと遠くから、モンスタ-級の魚が轟音を立ててジャンプやライズをしている音が聞こえる。ワカサギやらウグイやらがピシャピシャと可愛らしくライズするのも聞こえる。湖の小島を覆い尽くす原生林の緑からは、小鳥のさえずりや大きな水鳥が羽ばたく音がようやく聞こえ始める。
大自然の幾つもの生命たちが目を覚まし始めたのだ。大地は今日も無事に生きている。彼はなんだかとても幸せな気分になり、いつまでもこうしていたいと、いつまでもこうであってほしいと心から願いながら目の前に広がる光景を見つめていた。
さらに時は流れた。過去には栄華を極めた地方都市のビル群は荒廃して墓標のように冷たく聳え立っている。あるとき突如企業が撤退し瞬く間にして住民の過疎化が進行し、誰もいなくなった町に変貌していたのだった。
町一番の大きな工場はSF映画に登場するモンスターのように不気味なほどに夕日のシルエットに映えている。
それらの工場地帯を横目に見ながら、その先の山間に流れるちいさな渓に初老の男は車を走らせていた。たどり着いた渓は青年の頃親しんだ景色の記憶と異なりグロテスクなまでのコンクリート護岸が施されており、まるで生命感などない流れに変貌していた。
しかしその中を流れる清冽な水には確かに渓魚が潜んでいる。
その衰退した地方都市の存在とともに皆から忘れ去られた名も無き小さな渓。誰も訪れることも無くなった渓で無邪気にライズを繰り返すイワナたち。
古びて無骨なアメリカ製フライリールを装着したロッドをゆったりと振る男。そのラインの先端に結ばれたトラディショナルなドライフライを、心優しき渓魚は疑いもなく咥えた。
その魚体の躍動感をロッドを通して身体の隅々まで感じる男は、くわえた煙草の煙越しに目にする魚体に優しく目を細めていた。
土砂や大岩で砂で埋もれつつある砂防ダムの流れに戯れる、一度は過去に姿を消した渓魚たちの再生。それを確認できただけで彼は満足だった。
彼にとってのトロフィーサイズのイワナ。爬虫類のような顔立ちとそれに似合わないスレンダーな魚体。この渓ネイティブ独特の容姿。
男はコンパクトカメラのレンズをイワナに向けた。若い頃出遭ったイトウを撮った写真はすべてピンボケの失敗作ばかりだった。年月を経て写真機は進化し失敗など無い高性能になっていた。その機体にはこの田舎町から立ち去ったモンスター企業が製造した精密部品が数多く組み込まれている。
しかし男はわざと水中の被写体をやや遠目にシャッターを切った。冷たいコンクリート護岸とその先の豊かな森の景色に溶け込む流れ、そして幻影のような渓魚の写真。
男は差し伸べたリリースネットに魚体を入れることなく、釣り針から外された渓魚が自力で泳ぎだすのをいつまでも待ち続けている。
いつしか木枯らしが吹き始め、男はロッドを仕舞い林道に置かれた車にゆっくりと足を運んだ。木々から舞い降りる枯葉に初老の男の姿が溶け込んでいった。
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「川蜻蛉の舞う渓にて」Kawatombo Kenさん ブログ企画「短編 釣小説大賞」応募作品。
2007年12月31日
今シーズンを振り返って~師匠への手紙。
ナチュログ参加一年生、そして二年ぶりに渓とフライフィッシングへ復帰したワタシの2007年ブログ投稿も最後です。
アクセス&コメントしてくださった皆さん!いつも親切に釣行お誘いをしてくださる皆さんほんとうにありがとうございました!来年こそはもう少し釣れる釣り人を目指しますよ~(笑)!
今年最後の話題ではワタシが「師匠」と崇め尊敬する釣り人のお話をさせていただきます。

師匠は現在御歳七十○歳、千葉県在住。東京下町出身で江戸っ子気質がまだまだ健在、なんとも粋なオヤジです。
決して気取らずカッコつけず、素朴に整理整頓した釣り仕掛けをさりげなく速やかに支度して渓に立つ。そんな釣り師です。
ワタシが若かりし頃、彼が所属する職場では「オヤジ」と誰からも親しまれていた師匠・・ここでは「Hさん」と紹介させていただきます・・に岩手の名も無き小渓流で餌釣りの手ほどきを受けたのはかれこれ15~6年前頃だったかなぁ。
その釣行の経験や悦びが今でもワタシのフライフィッシング魂の源になっているのです。

当時職場の現役を退く年齢が近づいていたHさんと釣行を初めてご一緒させていただいたのは北陸 富山・岐阜の渓流でした。その頃ワタシは芦ノ湖ルアーマンとしてせっせと釣り場に通っていて、フライフィッシングにも興味を抱き始めた頃でした。
ある年の夏季休暇の直前に、Hさんを筆頭とする職場のベテラン釣り師グループにお誘いをうけてワタシと職場の仲間が同行させていただきました。
Hさんはじつに達筆で、同行した当時まだ若手だった我々に釣行スケジュールやら釣り場の地図までも緻密な手書きで書き綴ってくれました。Hさんの頭の中では完全に渓の流れや小さな支流までも記録されていて、驚くほどの描写でした。
人脈も豊富で現地に帰省した釣り人から情報や毛鉤を収集していました。
その釣行では未熟なワタシのルアーや素人餌釣りなんかではまともにサカナなんて釣れもせず、師匠たちベテラン勢の釣り技術に見入るばかりでした。
翌年の盛春の頃Hさんたちには恒例だった岩手釣行が訪れました。ワタシも是非ともということでご一緒させていただきました。
訪れた岩手の渓はどこも素敵でした。釣り場の情報もまだまだあまり無かった時代でしたが、国土地理院の地図を収集してあえてマイナーな河川ばかり探し出しているベテラン達に感心したものです。
そしてあるちいさな渓流でワタシはHさんから餌釣り・ちょうちん釣りの技術を教えていただき一緒に釣り上がりました。
その頃ブンブンとルアーロッドや始めたばかりのフライロッドを振り回すばかりのワタシには、ある意味新鮮な釣り方法だと感じました。
岩に同化するようにポイントに忍び寄り、振り出し竿の穂先をするすると伸ばして、全長がほんの数十センチほどしかない仕掛けを静かに着水させる。
するとセルロイドの目印がフッと不自然な動きをしたかな?と思うと同時にロッドにククッ!とアタリが感じられ、ビシッ!と合わせるとほんの小さなポイントには不似合いな良形のイワナが流れのなかをビュンビュン走り回るのでした。

いまでも忘れられない至福の時間が過ぎてゆきました。Hさんに「あそこを狙え!」と言われて仕掛けを流すたびに、次の小さな落ち込みからも、大岩のエグレからも、枯葉が渦を巻いているプールからも、次々イワナが釣れてきました。
キャンプ地の夜の宴では貧弱なランタンの灯りに照らされた仲間達の嬉しそうな表情が闇夜に浮かび上がります。
実はHさんはその時の釣行を最後に、仲間との渓流釣りキャンプ旅は引退しようと決意していたそうです。年々体力の衰えを感じてゆく中で同行する若手の足手惑いになるのが自分自身納得いかないと感じていたのでしょう。
パチパチと音をたて燃え盛る、テン場の焚き火の炎を見入りながらHさんが静かにそんなことをつぶやいていたのを憶えています。
しかし我々釣り仲間のHさんへのラブコールは続き翌年もその次の年もまたまたその次も・・誘い続け我々の期待に応えて「オヤジ」はマイペースに渓に佇み続けました。
ワタシはその仲間の中ではいち早くフライフィッシングに転向して独学でキャスティングやらタイイングやらを学びました。そしてHさんに学んだ渓流釣り作法のお陰で仲間内ではなかなかの釣果をフライであげることができるようになりました。
「西洋かぶれの毛鉤かよぉぅ!」と負けず嫌いのHさんは口を尖がらせてはいましたが、内心自分の弟子のようなワタシが新しいジャンルの釣りで成果をあげるのを微笑ましく見守ってくれていたようです。
それから数年後ワタシの勤務先が変わり、さらに長野へ転居してからはお互いに勤務スケジュールなどの都合で残念ながらまったく釣行をご一緒できなくなりました。
しかしその翌年の夏季休暇にワタシが家内とふたり東北釣り&キャンプ旅を敢行した際に、Hさん率いる釣り部隊と岩手県のある無名河川の橋の下で偶然再会ができたのです!
嬉しかったなぁ・・。まさか逢えるなんて思ってもいませんでしたから。
「今年こそはオレも引退さぁ。」と逢うたびにHさんは口にしていましたが、渓流釣りはまだまだ現役で気風のよいオヤジ節も健在でした。
さすがに年齢的な事情もありHさんはその翌年の東北釣り&キャンプ旅を最後に潔く渓流釣り&キャンプ旅からは引退したと聞きましたが、江戸川のハゼ釣りや木更津沖堤防のクロダイ釣りなどは現在も楽しまれているようです。
ワタシにとってHさんは渓流釣りに限らずいろいろな意味での師匠であり目標です。あんな魅力的な存在感のある「オヤジ」になりたいものです。
まだまだワタシなどは修行不足ですが、釣り場でなかなかの渓魚を手にするたびに「H師匠ぉ~!いい型のサカナが釣れましたよ~!」と心の中で囁くのです。
年々Hさんとお会いできる機会は減ってしまいましたが、年賀状や暑中見舞い、時にはワタシの「釣れたよぉ~!」の手紙をやり取りもしています。
最後に先日Hさんに送った手紙の一部を転載します。
拝啓H師匠。
~中略
さて今年のワタシは例年にない渓流釣りに没頭した早春~晩秋を過しました。
長野に越してはや十数年。結婚生活や仕事、子育てを理由に年々釣りに行けなくなり、去年などは一度も釣りに出掛けませんでした。
そんな私が今年はなんと数えてみたら27回以上も渓や湖に出掛けていました。釣行回数としては私の人生で最高です。もっぱら近くの渓谷の釣り場が遊び場でしたが、長野の渓もまだまだ良い場所がありますよ。
そして私は今でも渓のほとりに佇むたびにHさんと遡った岩手の○沢や、皆で遊んだ○○川の流れを思い出します。
綺麗なイワナやヤマメを手にするたびに「H師匠~!釣れましたよぉ~!」と思わずつぶやいてしまいます。なかなか釣行をご一緒するのは難しくなりましたが、Hさんから学んだ事や気持ちはいつも釣り場に持参しているのですよ。
同封した印刷物は私がインターネットで公開しているブログ(日記)の一部です。Hさんももし家族や知人にパソコンやインターネットに詳しい方がいらっしゃれば、一度閲覧してみてはいかがでしょうか。
実はこのブログを通して知り合った釣り人にお誘いを受けて釣行を実現したこともありますし、色々と勉強させてもらっています。
「釣れない釣り人連れづれジムニー oko's blog」というタイトルで私の釣り馬鹿ぶりが披露されていますよ(笑)。
それではHさんもお身体に気をつけてください。また会える日を楽しみにしています。
oko-rocks
アクセス&コメントしてくださった皆さん!いつも親切に釣行お誘いをしてくださる皆さんほんとうにありがとうございました!来年こそはもう少し釣れる釣り人を目指しますよ~(笑)!
今年最後の話題ではワタシが「師匠」と崇め尊敬する釣り人のお話をさせていただきます。

師匠は現在御歳七十○歳、千葉県在住。東京下町出身で江戸っ子気質がまだまだ健在、なんとも粋なオヤジです。
決して気取らずカッコつけず、素朴に整理整頓した釣り仕掛けをさりげなく速やかに支度して渓に立つ。そんな釣り師です。
ワタシが若かりし頃、彼が所属する職場では「オヤジ」と誰からも親しまれていた師匠・・ここでは「Hさん」と紹介させていただきます・・に岩手の名も無き小渓流で餌釣りの手ほどきを受けたのはかれこれ15~6年前頃だったかなぁ。
その釣行の経験や悦びが今でもワタシのフライフィッシング魂の源になっているのです。

当時職場の現役を退く年齢が近づいていたHさんと釣行を初めてご一緒させていただいたのは北陸 富山・岐阜の渓流でした。その頃ワタシは芦ノ湖ルアーマンとしてせっせと釣り場に通っていて、フライフィッシングにも興味を抱き始めた頃でした。
ある年の夏季休暇の直前に、Hさんを筆頭とする職場のベテラン釣り師グループにお誘いをうけてワタシと職場の仲間が同行させていただきました。

人脈も豊富で現地に帰省した釣り人から情報や毛鉤を収集していました。
その釣行では未熟なワタシのルアーや素人餌釣りなんかではまともにサカナなんて釣れもせず、師匠たちベテラン勢の釣り技術に見入るばかりでした。
翌年の盛春の頃Hさんたちには恒例だった岩手釣行が訪れました。ワタシも是非ともということでご一緒させていただきました。
訪れた岩手の渓はどこも素敵でした。釣り場の情報もまだまだあまり無かった時代でしたが、国土地理院の地図を収集してあえてマイナーな河川ばかり探し出しているベテラン達に感心したものです。
そしてあるちいさな渓流でワタシはHさんから餌釣り・ちょうちん釣りの技術を教えていただき一緒に釣り上がりました。
その頃ブンブンとルアーロッドや始めたばかりのフライロッドを振り回すばかりのワタシには、ある意味新鮮な釣り方法だと感じました。
岩に同化するようにポイントに忍び寄り、振り出し竿の穂先をするすると伸ばして、全長がほんの数十センチほどしかない仕掛けを静かに着水させる。
するとセルロイドの目印がフッと不自然な動きをしたかな?と思うと同時にロッドにククッ!とアタリが感じられ、ビシッ!と合わせるとほんの小さなポイントには不似合いな良形のイワナが流れのなかをビュンビュン走り回るのでした。

いまでも忘れられない至福の時間が過ぎてゆきました。Hさんに「あそこを狙え!」と言われて仕掛けを流すたびに、次の小さな落ち込みからも、大岩のエグレからも、枯葉が渦を巻いているプールからも、次々イワナが釣れてきました。
キャンプ地の夜の宴では貧弱なランタンの灯りに照らされた仲間達の嬉しそうな表情が闇夜に浮かび上がります。
実はHさんはその時の釣行を最後に、仲間との渓流釣りキャンプ旅は引退しようと決意していたそうです。年々体力の衰えを感じてゆく中で同行する若手の足手惑いになるのが自分自身納得いかないと感じていたのでしょう。
パチパチと音をたて燃え盛る、テン場の焚き火の炎を見入りながらHさんが静かにそんなことをつぶやいていたのを憶えています。

ワタシはその仲間の中ではいち早くフライフィッシングに転向して独学でキャスティングやらタイイングやらを学びました。そしてHさんに学んだ渓流釣り作法のお陰で仲間内ではなかなかの釣果をフライであげることができるようになりました。
「西洋かぶれの毛鉤かよぉぅ!」と負けず嫌いのHさんは口を尖がらせてはいましたが、内心自分の弟子のようなワタシが新しいジャンルの釣りで成果をあげるのを微笑ましく見守ってくれていたようです。
それから数年後ワタシの勤務先が変わり、さらに長野へ転居してからはお互いに勤務スケジュールなどの都合で残念ながらまったく釣行をご一緒できなくなりました。
しかしその翌年の夏季休暇にワタシが家内とふたり東北釣り&キャンプ旅を敢行した際に、Hさん率いる釣り部隊と岩手県のある無名河川の橋の下で偶然再会ができたのです!
嬉しかったなぁ・・。まさか逢えるなんて思ってもいませんでしたから。
「今年こそはオレも引退さぁ。」と逢うたびにHさんは口にしていましたが、渓流釣りはまだまだ現役で気風のよいオヤジ節も健在でした。
さすがに年齢的な事情もありHさんはその翌年の東北釣り&キャンプ旅を最後に潔く渓流釣り&キャンプ旅からは引退したと聞きましたが、江戸川のハゼ釣りや木更津沖堤防のクロダイ釣りなどは現在も楽しまれているようです。
ワタシにとってHさんは渓流釣りに限らずいろいろな意味での師匠であり目標です。あんな魅力的な存在感のある「オヤジ」になりたいものです。
まだまだワタシなどは修行不足ですが、釣り場でなかなかの渓魚を手にするたびに「H師匠ぉ~!いい型のサカナが釣れましたよ~!」と心の中で囁くのです。
年々Hさんとお会いできる機会は減ってしまいましたが、年賀状や暑中見舞い、時にはワタシの「釣れたよぉ~!」の手紙をやり取りもしています。
最後に先日Hさんに送った手紙の一部を転載します。
拝啓H師匠。
~中略
さて今年のワタシは例年にない渓流釣りに没頭した早春~晩秋を過しました。
長野に越してはや十数年。結婚生活や仕事、子育てを理由に年々釣りに行けなくなり、去年などは一度も釣りに出掛けませんでした。
そんな私が今年はなんと数えてみたら27回以上も渓や湖に出掛けていました。釣行回数としては私の人生で最高です。もっぱら近くの渓谷の釣り場が遊び場でしたが、長野の渓もまだまだ良い場所がありますよ。
そして私は今でも渓のほとりに佇むたびにHさんと遡った岩手の○沢や、皆で遊んだ○○川の流れを思い出します。
綺麗なイワナやヤマメを手にするたびに「H師匠~!釣れましたよぉ~!」と思わずつぶやいてしまいます。なかなか釣行をご一緒するのは難しくなりましたが、Hさんから学んだ事や気持ちはいつも釣り場に持参しているのですよ。
同封した印刷物は私がインターネットで公開しているブログ(日記)の一部です。Hさんももし家族や知人にパソコンやインターネットに詳しい方がいらっしゃれば、一度閲覧してみてはいかがでしょうか。
実はこのブログを通して知り合った釣り人にお誘いを受けて釣行を実現したこともありますし、色々と勉強させてもらっています。
「釣れない釣り人連れづれジムニー oko's blog」というタイトルで私の釣り馬鹿ぶりが披露されていますよ(笑)。
それではHさんもお身体に気をつけてください。また会える日を楽しみにしています。
oko-rocks
2007年08月14日
ノスタルジック画像のメモリアル。
このblog@naturumに私が以前から続けていたホームページ・ブログを移行してはや5カ月ほどが経ちました。
最近は諸事情・都合によりなかなか釣りにも行かずブログネタも乏しいので、今回はそのなかで個人的に印象的だった画像を再アップします(笑)。
この夏oldflymanさんのブログで印象的だった「渓の残影」のセピア&モノクロ画像ネタの完全パクリですが・・スミマセン(汗)。

早春から盛春頃に通ったお散歩の渓。わずかな時間帯での釣行・・それでも心優しく釣れない私を出迎えてくれた渓魚に感謝します!!

近年極端に回数が減少した私の釣行・・昨年に至っては実釣ゼロ・・。もはやワタシは潔く「脱フライフィッシャー宣言」を公言するかぁ・・。な~んてイジけていた矢先に出会えたナチュログ。
皆さんの楽しそうなブログを拝見するうちにムクムクと芽生えてきた、渓とフライフィッシングへの返り咲き(笑)。そうとなれば多少のムリは覚悟で連日慣れ親しんだ渓で遊んでみたこの春でした。
我がジムニーJA11は林道を走り続け・・。車体にこびりついたドロ汚れすら勲章のような気分になりました(笑)。
ジムニーも「ココがオイラの本領発揮の場だぜ!」とばかりにドコドコと文句も言わず走り回ってくれました。
どこまでも走破してしまいそうな旧年式ジムニーの底力にあらためて感心しました。
そんな日々の中素敵なフライフィッシャーたちのお誘いを受け美しき渓に・・。
この釣行をきっかけにワタシの目の前にパッ!と渓への小路が開けたかのように、渓流釣り・フライフィッシングの喜びが倍増されたのでした。
多くの皆さまからはブログを通じてアドバイスや励ましのコメントも沢山いただきました。ありがとうございます。いつもホントに感謝!感謝!!です。

いくつかの渓でいくつかの渓魚と戯れ・・。この夏の終わりか秋にふたたび彼らと出会えることを夢見る毎日なのです。

この画像は本物のセピア写真です。昭和初期頃のものでしょうか・・ワタシの故郷の現在の駅周辺の風景だそうです。
当時のこの地方のモダンボーイたちが駆っていたのは鋼鉄のモーターサイクルや四駆カーではなく、「馬」だったのですね。なかなか味わい深い写真です。

この写真のモデルは若かりし頃の祖父と幼少の頃の父です。大の馬好きで田舎町ではちょいと知られたこのふたり。何か馬にまつわる大会などで賞をいただいた記念の写真だったのでしょうか。
この画像に目をやるたびにご両人との懐かしい思い出が蘇ります。古き良き時代の写真はなかなかオツなものですね。
最近は諸事情・都合によりなかなか釣りにも行かずブログネタも乏しいので、今回はそのなかで個人的に印象的だった画像を再アップします(笑)。
この夏oldflymanさんのブログで印象的だった「渓の残影」のセピア&モノクロ画像ネタの完全パクリですが・・スミマセン(汗)。

早春から盛春頃に通ったお散歩の渓。わずかな時間帯での釣行・・それでも心優しく釣れない私を出迎えてくれた渓魚に感謝します!!

近年極端に回数が減少した私の釣行・・昨年に至っては実釣ゼロ・・。もはやワタシは潔く「脱フライフィッシャー宣言」を公言するかぁ・・。な~んてイジけていた矢先に出会えたナチュログ。
皆さんの楽しそうなブログを拝見するうちにムクムクと芽生えてきた、渓とフライフィッシングへの返り咲き(笑)。そうとなれば多少のムリは覚悟で連日慣れ親しんだ渓で遊んでみたこの春でした。

ジムニーも「ココがオイラの本領発揮の場だぜ!」とばかりにドコドコと文句も言わず走り回ってくれました。
どこまでも走破してしまいそうな旧年式ジムニーの底力にあらためて感心しました。

この釣行をきっかけにワタシの目の前にパッ!と渓への小路が開けたかのように、渓流釣り・フライフィッシングの喜びが倍増されたのでした。
多くの皆さまからはブログを通じてアドバイスや励ましのコメントも沢山いただきました。ありがとうございます。いつもホントに感謝!感謝!!です。

いくつかの渓でいくつかの渓魚と戯れ・・。この夏の終わりか秋にふたたび彼らと出会えることを夢見る毎日なのです。

この画像は本物のセピア写真です。昭和初期頃のものでしょうか・・ワタシの故郷の現在の駅周辺の風景だそうです。
当時のこの地方のモダンボーイたちが駆っていたのは鋼鉄のモーターサイクルや四駆カーではなく、「馬」だったのですね。なかなか味わい深い写真です。

この写真のモデルは若かりし頃の祖父と幼少の頃の父です。大の馬好きで田舎町ではちょいと知られたこのふたり。何か馬にまつわる大会などで賞をいただいた記念の写真だったのでしょうか。
この画像に目をやるたびにご両人との懐かしい思い出が蘇ります。古き良き時代の写真はなかなかオツなものですね。
2007年03月28日
2005年6月14日 某渓流
【 2005年6月14日:晴れ:某渓流:am11:00-pm16:00 】
久々の本格渓流釣行に出掛けました。釣れない私としては爆釣で、良型のネイティブイワナをはじめ面白いように釣れました。
それにしてもエキスパートな皆さんは釣った魚の写真を上手に撮っていますが、
私はどうにもこうにも上手くいきません。
フライロッドやネットと渓魚をならべて撮るのなんて、どうやっているんすかね?

ここ最近ホームページのリニューアル、真面目に取り組むフライフィッシングへの姿勢。近年釣行回数は限られますが、せっかくのチャンスの日には本腰で楽しんでみましょう。
久々に訪れた本格渓流。相変わらず美しい青空と緑のコントラストの渓。広々とフライロッドを振れるロケーション。やっぱり素敵な渓だなぁ。
思いのほか入渓者は少ないようだ。水辺に立つと思わず「来てヨカッタなぁ。気持ちのよい渓だ。」とつぶやいてしまう。
おびただしい水棲昆虫が乱舞する水辺。大小さまざまなポイントが点在する流れ。
「これだけ素敵な渓でそこそこ渓魚が釣れるなら、Hさんに報告したいようだな。」
期待と不安を胸に丹念にポイントを探り釣り上がる。


入渓地点からしばらくは手ごたえも無く、チャラ瀬が続くポイントはなんとなく不慣れで攻めきれない。日頃○○川のヤマメプールみたいな特殊な釣り場でばかり遊んでいるものだから、本格渓流を目の前にして身体も頭も戸惑っている感じだ。
それでも大岩裏のタルみに#14パラダンを流してみれば、狙い通りに何尾かのイワナに遊んでもらえる。お久しぶりネイティブイワナさん。
何尾かイワナの姿を拝見できると急に気持ちに余裕が生まれて、視野も行動範囲も広くなってくる。流れを渡ると足元を走るイワナの姿が見える。遠いポイントでも小さなライズを見逃さない。
今日は久々にノレてる気分がしますよ。


すっかり釣れる気になってくると、釣れるものです。今度はなかなかのイワナがヒット!#3ロッドをグイグイ曲げて、元気いっぱいです。
新調したランディングネットに収めようとしたら、口径が小さいためか上手く獲物をネットですくえない(笑)。そりゃそうッスよねぇ(笑)絶対ちいさいんだもの。
ありゃりゃと思っていたら、イワナはフックからはずれて流れに戻ってしまった。いつもだったら「あああぁぁ・・。いいイワナだったのに・・。千葉県在住のH師匠に報告できるくらいのいい形・・。」と声にならないため息を漏らすところだが、今日は手ごたえ十分なので「まぁいい、まだまだ出るぜい!」と妙に強気です(笑)。
少し開けて明るい流れを過ぎると、絶好の、私好みのポイントが続いていた。岸壁の際にトロッと流れる「いかにも」の好ポイント。オーバーハングした木々の真下でイワナが無邪気にライズを繰り返していた。
パラダンでは反応が悪く、サイドキャストでフライを投入してもメンディングがし辛いのですぐにドラグがかかってしまう。ソラックスやCDCダンも試すがイマイチ。
#12マルチステージカディスを結びドライシェイクを摺り込み手前のライズに向けてキャストすると今度は一発だ。しかもなかなかのイワナだ!
いままでで味わったことの無いパワフルなイワナの引きだ。慎重にやり取りをして慎重にネットに収める。
「よーっし!H師匠!やりましたよぉぉぉ!」
誰もいない渓でひとり小さくガッツポーズを決めている自分がかわいらしく思えました、はは(笑)。
細身の魚体のためかやり取り中はさほど感じなかったけれど、ネットに収める瞬間に自分にとってはいちばんのイワナだと気づいた。
この程度のイワナなど世間のベテランフィッシャーや幸運な釣り人にはどってことないサイズですけど、めったに釣れない私や千葉県在住のH師匠を中心とした釣り仲間の間ではなかなかのイワナなんですよ、仲間内ではね(笑)。
H師匠たちも「俺だってよぉ、十ン年前の岩手なんかじゃよぉ、それくらいのは結構釣ったぜぃ。」とよく言ってたっけ。懐かしいなぁ、皆と一緒に釣りがしたいなぁ・・。
その上流の落ち込みも、またその次の落ち込みも私好みのポイント。活性の高いイワナが次々にヒットする。ノレてる私も次々に流れのイワナを見つけ出し、狙った魚は確実に仕留めてゆく。
すぐ目の前、手が届きそうな場所、フライをピックアップする寸前でもイワナは食いついてきて存分に楽しませてくれる。イワナっていうサカナはナーバスなときはホントにナーバス、大胆なときは本当に大胆だよなぁ。
ウェーダーがどうやら水漏れしているらしく(内心朝から気づいていましたけど・・。)いよいよ身体が冷えてきてしまった。存分に楽しんだし、今後の期待・展望も開けたので先ほどからてこずっている岸壁際のライズをとって帰ろうか。
#20のパラシュートミッジをライズの下流から回り込んでキャストするとヒット、小さなライズフォームだったけど手にしたイワナはなかなかのサイズ。今日の締めくくりとしてはまずまずでしょう。
今日はたのしかったなぁ。実釣回数が極端に少ない釣れない私としては近年まれに見る満足できた釣行でしたよ。少ないチャンスをモノにした充実感でいっぱいです。

リリース直後に岩陰で身体を休めるイワナさん。お疲れ様でした。会えて嬉しかったですホントに。
リリースした渓魚が「あー、ビックリしたぁもう!」とばかりに流れに戻っていく姿って可愛らしいですよね。非常に楽しい光景です。
Tackle Rod: EUFLEX XF833 8'3" #3
Reel: C.F.OⅢ
Line Leader: 7 1/2feet 6X
Tippet: 6~6.5X
Fly #14 ソラックスダン
#12 マルチステージカディス
#20 パラシュートミッジ など
久々の本格渓流釣行に出掛けました。釣れない私としては爆釣で、良型のネイティブイワナをはじめ面白いように釣れました。
それにしてもエキスパートな皆さんは釣った魚の写真を上手に撮っていますが、
私はどうにもこうにも上手くいきません。
フライロッドやネットと渓魚をならべて撮るのなんて、どうやっているんすかね?

ここ最近ホームページのリニューアル、真面目に取り組むフライフィッシングへの姿勢。近年釣行回数は限られますが、せっかくのチャンスの日には本腰で楽しんでみましょう。
久々に訪れた本格渓流。相変わらず美しい青空と緑のコントラストの渓。広々とフライロッドを振れるロケーション。やっぱり素敵な渓だなぁ。
思いのほか入渓者は少ないようだ。水辺に立つと思わず「来てヨカッタなぁ。気持ちのよい渓だ。」とつぶやいてしまう。
おびただしい水棲昆虫が乱舞する水辺。大小さまざまなポイントが点在する流れ。
「これだけ素敵な渓でそこそこ渓魚が釣れるなら、Hさんに報告したいようだな。」
期待と不安を胸に丹念にポイントを探り釣り上がる。


入渓地点からしばらくは手ごたえも無く、チャラ瀬が続くポイントはなんとなく不慣れで攻めきれない。日頃○○川のヤマメプールみたいな特殊な釣り場でばかり遊んでいるものだから、本格渓流を目の前にして身体も頭も戸惑っている感じだ。
それでも大岩裏のタルみに#14パラダンを流してみれば、狙い通りに何尾かのイワナに遊んでもらえる。お久しぶりネイティブイワナさん。
何尾かイワナの姿を拝見できると急に気持ちに余裕が生まれて、視野も行動範囲も広くなってくる。流れを渡ると足元を走るイワナの姿が見える。遠いポイントでも小さなライズを見逃さない。
今日は久々にノレてる気分がしますよ。


すっかり釣れる気になってくると、釣れるものです。今度はなかなかのイワナがヒット!#3ロッドをグイグイ曲げて、元気いっぱいです。
新調したランディングネットに収めようとしたら、口径が小さいためか上手く獲物をネットですくえない(笑)。そりゃそうッスよねぇ(笑)絶対ちいさいんだもの。
ありゃりゃと思っていたら、イワナはフックからはずれて流れに戻ってしまった。いつもだったら「あああぁぁ・・。いいイワナだったのに・・。千葉県在住のH師匠に報告できるくらいのいい形・・。」と声にならないため息を漏らすところだが、今日は手ごたえ十分なので「まぁいい、まだまだ出るぜい!」と妙に強気です(笑)。
少し開けて明るい流れを過ぎると、絶好の、私好みのポイントが続いていた。岸壁の際にトロッと流れる「いかにも」の好ポイント。オーバーハングした木々の真下でイワナが無邪気にライズを繰り返していた。
パラダンでは反応が悪く、サイドキャストでフライを投入してもメンディングがし辛いのですぐにドラグがかかってしまう。ソラックスやCDCダンも試すがイマイチ。
#12マルチステージカディスを結びドライシェイクを摺り込み手前のライズに向けてキャストすると今度は一発だ。しかもなかなかのイワナだ!
いままでで味わったことの無いパワフルなイワナの引きだ。慎重にやり取りをして慎重にネットに収める。
「よーっし!H師匠!やりましたよぉぉぉ!」
誰もいない渓でひとり小さくガッツポーズを決めている自分がかわいらしく思えました、はは(笑)。
細身の魚体のためかやり取り中はさほど感じなかったけれど、ネットに収める瞬間に自分にとってはいちばんのイワナだと気づいた。
この程度のイワナなど世間のベテランフィッシャーや幸運な釣り人にはどってことないサイズですけど、めったに釣れない私や千葉県在住のH師匠を中心とした釣り仲間の間ではなかなかのイワナなんですよ、仲間内ではね(笑)。
H師匠たちも「俺だってよぉ、十ン年前の岩手なんかじゃよぉ、それくらいのは結構釣ったぜぃ。」とよく言ってたっけ。懐かしいなぁ、皆と一緒に釣りがしたいなぁ・・。
その上流の落ち込みも、またその次の落ち込みも私好みのポイント。活性の高いイワナが次々にヒットする。ノレてる私も次々に流れのイワナを見つけ出し、狙った魚は確実に仕留めてゆく。
すぐ目の前、手が届きそうな場所、フライをピックアップする寸前でもイワナは食いついてきて存分に楽しませてくれる。イワナっていうサカナはナーバスなときはホントにナーバス、大胆なときは本当に大胆だよなぁ。
ウェーダーがどうやら水漏れしているらしく(内心朝から気づいていましたけど・・。)いよいよ身体が冷えてきてしまった。存分に楽しんだし、今後の期待・展望も開けたので先ほどからてこずっている岸壁際のライズをとって帰ろうか。
#20のパラシュートミッジをライズの下流から回り込んでキャストするとヒット、小さなライズフォームだったけど手にしたイワナはなかなかのサイズ。今日の締めくくりとしてはまずまずでしょう。
今日はたのしかったなぁ。実釣回数が極端に少ない釣れない私としては近年まれに見る満足できた釣行でしたよ。少ないチャンスをモノにした充実感でいっぱいです。

リリース直後に岩陰で身体を休めるイワナさん。お疲れ様でした。会えて嬉しかったですホントに。
リリースした渓魚が「あー、ビックリしたぁもう!」とばかりに流れに戻っていく姿って可愛らしいですよね。非常に楽しい光景です。
Tackle Rod: EUFLEX XF833 8'3" #3
Reel: C.F.OⅢ
Line Leader: 7 1/2feet 6X
Tippet: 6~6.5X
Fly #14 ソラックスダン
#12 マルチステージカディス
#20 パラシュートミッジ など
2007年03月28日
2002年7月14日某渓流
02/07/14(日) 【 7月14日 某渓流:晴れ:pm12:00-pm1600 】
先月の渓流探索により見つけた○川。身近な渓流なのに何故か敬遠していた渓流。
「都会の釣り人の車が沢山いるよ。」「熊や猿の出没がねェ・・。」いろいろな話を知人の釣り人から聞かされていた。事実釣り雑誌やらホームページやら、様様なメディアに取り上げられたこの渓はまさしく「釣り銀座」のようだ。


このあたりの景色は実はなかなかなものだ。青空と深い緑のコントラストが嬉しい。やはり渓流釣りには景色の良さは欠かせないなぁ。
そして肝心の渓谷の流れがまた、良い!コンクリートのかけらも無い渓なんて久しぶり!先日の台風のや昨夜の雨の影響でかなり増水しているらしく、流れはキツく河畔の雑草も水没している。
平水がどれくらいなのかはしらないけど、こんな特級の渓流は岩手釣行以来だ。渓の行程もなかなかあるし岩手の○○川支流の○川に似た雰囲気かも。
まずは無難に入渓できる地点から。上流にフライマンがひとり。ワタシは少し下流から攻める。水量が多くドライフライでは厳しい状況だけどまずはもちろん#12ライツロイヤルで探る。
大岩裏の小さなポイントが気になり丹念にキャスト。するとかわいらしいアタックがある。


久々の本格渓流での手応えに思わず慌ててしまい、四苦八苦してネットに収めたのは綺麗なイワナ。
天然イワナよ!ありがとう!初めての渓での魚は嬉しいねェ!
その後ここぞと言うポイントで反応が無く移動。時間帯とかがよくなかったんだろう。真夏の渓の難しさを久々に実感。
滝の上流のポイントに降りる。数十メートル下に見えるポイントは文句無しの滝壷。その上流のポイントには倒木の影にイワナの姿が見え隠れする。なるほどこんな良いサイズの岩魚がいるのね。
#10のライツロイヤルの下にヘアーズイヤーニンフを結んで無造作にキャストするうちに何だかヒット!流れの力も加わるのか、なかなかの手応え?!
しかしふっとスッポ抜けてそこまでだった。雨や雷の気配も近づいてきたし、今回はここまでかな。また次回に期待です。
とりあえずちいさくてもネイティブイワナに会えて良かった!!
先月の渓流探索により見つけた○川。身近な渓流なのに何故か敬遠していた渓流。
「都会の釣り人の車が沢山いるよ。」「熊や猿の出没がねェ・・。」いろいろな話を知人の釣り人から聞かされていた。事実釣り雑誌やらホームページやら、様様なメディアに取り上げられたこの渓はまさしく「釣り銀座」のようだ。


このあたりの景色は実はなかなかなものだ。青空と深い緑のコントラストが嬉しい。やはり渓流釣りには景色の良さは欠かせないなぁ。
そして肝心の渓谷の流れがまた、良い!コンクリートのかけらも無い渓なんて久しぶり!先日の台風のや昨夜の雨の影響でかなり増水しているらしく、流れはキツく河畔の雑草も水没している。
平水がどれくらいなのかはしらないけど、こんな特級の渓流は岩手釣行以来だ。渓の行程もなかなかあるし岩手の○○川支流の○川に似た雰囲気かも。
まずは無難に入渓できる地点から。上流にフライマンがひとり。ワタシは少し下流から攻める。水量が多くドライフライでは厳しい状況だけどまずはもちろん#12ライツロイヤルで探る。
大岩裏の小さなポイントが気になり丹念にキャスト。するとかわいらしいアタックがある。


久々の本格渓流での手応えに思わず慌ててしまい、四苦八苦してネットに収めたのは綺麗なイワナ。
天然イワナよ!ありがとう!初めての渓での魚は嬉しいねェ!
その後ここぞと言うポイントで反応が無く移動。時間帯とかがよくなかったんだろう。真夏の渓の難しさを久々に実感。
滝の上流のポイントに降りる。数十メートル下に見えるポイントは文句無しの滝壷。その上流のポイントには倒木の影にイワナの姿が見え隠れする。なるほどこんな良いサイズの岩魚がいるのね。
#10のライツロイヤルの下にヘアーズイヤーニンフを結んで無造作にキャストするうちに何だかヒット!流れの力も加わるのか、なかなかの手応え?!
しかしふっとスッポ抜けてそこまでだった。雨や雷の気配も近づいてきたし、今回はここまでかな。また次回に期待です。
とりあえずちいさくてもネイティブイワナに会えて良かった!!
2007年03月27日
blog@naturum に移転しました。
以前からコツコツ続けていた管理人oko-rocks のホームページやブログ。その中からフライフィッシングなどを中心にした話題はこちらにアップすることにしました。
気ままに綴る釣れない釣り人oko-rocks のたわごとにお付き合いくださいませ。
気ままに綴る釣れない釣り人oko-rocks のたわごとにお付き合いくださいませ。
