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2013年04月15日

愛しきバンブーロッドの帰還。

春爛漫のロードをジムニーでひた走り、バンブーロッドビルダーTakiさんの工房に向かう。
昨シーズンのファイナル釣行でどういうわけかロッドティップが折れてしまった、Taki Rod 7'0" #4 / Garrison 201 Taper の修理が出来上がっているので受け取りに行ったのです。



まだシーズン初釣行すら果たしていないワタシです。何度かはチャンスもあったのですが、どういうわけかイマイチ出撃する気分になれない・・??
・・その原因は、もしかしたらこの愛しきバンブーロッドが手元になかったから・・なのかもしれませんね~ ^^;

まだまだ竹竿初心者なワタシですが、このロッドの完成度の高さは何尾ものネイティブ渓魚を釣って体感しました。
だから、せっかく麗しきヤマメやイワナたちと戯れるなら納得の行くタックルで挑みたい・・そんな思いがあったのかもしれません。



ロッドティップの修理+実質オーバーホールに加えて、リールシートのリング&ポケット金具の黒染めも施していただきグッと精悍な印象になりました ♪
その他にもたぶんコルクグリップの細かな修繕などもしていただいたようで、すっかりコンディションが甦りました!



Takiさんの工房では何本かのバンブーロッドを試し振りさせてもらったり、ブランクのオイルフィニッシュやコルクグリップ成形などのデモンストレーションを拝見させていただきました。
ホントにねぇ、感動しますよ!工房に並んだTakiさんの逸品バンブーロッドに囲まれるとね~!

今シーズンもこのバンブーロッドを携えて渓に行こう。豊かなロッドアクションで楽しい釣行を満喫しよう!
いよいよ本格的なFFシーズンが始まりそうな予感の信州です。それぞれのタックル(役者)はそろいましたよ~(笑)!  


2013年04月11日

リペア&モディファイ。

ワタシが愛用しているランディングネット Mosaic Frame Tear Drop Landing Net #001 は、使用し始めてからこれで3シーズン目。今年も麗しき渓魚たちを掬い、釣行の記念写真に彩りを添えてくれることでしょう。
先日ビルダーのshimaさんにリペアを依頼しました。ランディングネット本体にはさほどひどい傷は見当たらないのですが、塗装もし直してくれると言うのでグリップデザインの若干のモディファイも加えてお願いしました。

今回のリペアでは、前回とは違う塗料を使用して仕上げたそうです。知識の乏しいワタシにはあまり専門的なことはわからないのですが、より弾力と強度を兼ね備えたキズが付きにくい加工をしていただきました。
さらには前回も施していただいた、フレーム付け根部分のグリップえぐり加工をさらに強調してもらいました。
これによりますますランディングネットの色気が増すシェイプになりました!こりゃもう、ワタシにとって究極の銘木ランディングネットです!



2シーズン使用して、色落ちしてしまった手編みネットも染め直してもらいました。
質感・風合いもすっかり甦り、ますます釣行に持ち出すのが楽しみになりましたよ~♪
ホントにねぇ、このランディングネットは渓魚が映えるんですよね~!サイコーっす!




ビルダーのこだわりや心意気と、ユーザーのわがままや理想・・それらが融合してさらに熟成され完成された逸品。
こんなへなちょこフライフィッシャーoko-rocksになど何だかもったいないようですが(苦笑)、使い込みますよ!とことんね~!
ワタシには見えるのです!このランディングネットの中で
「あ~っ、くっそ~釣られちまったよ~(汗)!おいらをやさしく速やかにリリースしてね~!」
・・な~んて表情で苦笑いしている、あのゴルジュ渓のネイティブイワナの表情がね(笑)!  


2013年04月02日

グラファイトの個人的銘竿を復活させる・・その②。

先日の記事で紹介した古びたカーボングラファイトロッドの修理&リメイクで、素人細工ながらも何とかシーズン中に釣行へ持ち出せるサブロッドとして復帰させました。
でも・・実はワタシの手元には、もう一本あるんですよね・・やはり是非ともリメイクして復活させたい、古びて痛んでしまっているFREESTONE FS803 が・・。



この中古フライロッドは、状態などの詳細情報を得られぬままネット販売で入手した時点で、すでにとても残念な商品コンディションでした。
痛んでボロボロだったコルクグリップなどを自分でケミカル品を用いて気休めに修繕をしたけど、出来上がりは決して満足できるものではありませんでした。
それでも「ロッド自体の釣り味はFREESTONEそのものだから不満はないぞ」・・とやせ我慢して自分に言い聞かせてはいましたが、やはりね・・せっかく釣れた渓魚の記念写真にこのロッドを添えたりなんかすると、あまりにボロくて貧相で寂しい気分になるんですよね~(苦笑)。

だからね、やるぜ!やってやるぜ~!納得して使える溺愛フライロッドにリメイクして復活させてやるぜ~!←(そ、そんなに鼻息を荒くするほどのことではないのだが・・ ^^;)
「修理に万が一失敗したらそれもまた残念だよね」・・の弱気に支配されて今まで手が出せないでいたワタシでしたが(苦笑)、もうワタシの心に迷いはないぜ!

まずはボロボロに痛んで汚れたショボいコルクグリップを躊躇なくバリバリと破壊する!
ざ、ざまぁみろ!前から気に入らなかったんだぁ!もうこのヘボグリップに未練などないぞ~!←(だ、だからさ、そんなにキモチを荒げるななってば・・^^;)



次はリールシートのリングとエンドキャップを取り外して、今回の作業で一番の難関と予想されるフィラーの取り外しだ!失敗すると間違いなくブランクの破損につながる作業です・・ここは慎重に・・
・・な~んて柔な事など言わず!迷わず火力全開バーナーで火あぶりの刑だ~!←(な、なんかソレって違うんじゃないの~^^;)
・・でも結果オーライで、意外にあっさりとフィラーがブランクから抜けました・・ラッキー♪←(よいこのみなさんは、けっしてマネをしないでね・・^^;)

そんなこんなの緻密な作業で←(うそだ)、ワインディングチェックのみをそのまま残してブランク&パーツの解体が無事に成功!←(おお~っ!このおんぼろロッドの明るい未来が見えてきたぞ~(^^♪)
次は去年なんちゃってバンブーロッドを製作していた頃に購入してあった完成済みコルクグリップを、サイズなどが合うように慎重に削りだしてエポキシ接着剤で装着。



おお、我ながらここまではいつになく順調に作業が進行している気がするぞ~(笑)。
次はリールシートの装着だ!なんだか嬉しくなってきたぞ!←(ちょっとちょっとぉ~、何だか興奮気味すぎるんじゃないの・・^^;)
この頃のシマノのロッドのリールシートには、みんなこれと同じような樹脂製のフィラーが使われているモデルが多かったと記憶しています。
これはこれでワタシ個人としてはデザイン的に嫌いでもなかったのですが、せっかくだから今回はこのパーツにもこだわってみよう!

・・と言うことで、以前にネットオークションで入手済みだった、半完成品のカリンバール銘木フィラーの登場です。出来れば塗装はウレタン塗料で艶かしい光沢にしたいところですが、ワタシにはそんな技量もないので簡単なオイルフィニッシュです。
フィラーは数日前から、何度もカラーオイルで拭き上げて塗料を浸透させていました。すると自然な風合いと木目や杢を生かした、深みのある色に仕上がりました。



ブランクのバット径とフィラー穴の径が合わないので、こっそり台所から焼き豚調理用のタコ糸をバレないように拝借して下巻き←(おいおい、記事に書いちゃったらバレますがなぁ・・^^;)
そして接着・・おお~っ!完成がグッと近づいてきましたよ~!

あとはもともと装着されていたリングとエンドキャップを取り付けて・・完璧な復活です!
ちょっと嬉しいので(笑)、今回修理&リメイクをした私的銘竿FREESTONE FS803を2本並べて記念写真 ♪



・・無事にこのフライロッドをリメイク出来てホントによかった~!
メーカー製の古い量産フライロッドだって、こうなればますます愛着が増すものです。今シーズンもワタシはバンブーロッドを携えた釣行が多くなるかもしれませんが、この溺愛グラファイトロッドの出番もグ~ッと増えることでしょう。

以前に知り合いのベテランFFマンに「フライロッドの優劣は価格じゃないよね」・・とアドバイスをいただいたことがあります。
自分に合った一本のロッドに出会えれば、それだけで幸せなワタシなのです。
・・とか言いながら、
「今シーズンはあんなバンブーロッドや、こんなシチュエーションで使えるバンブーロッドを手にしてみたいなぁ~♪」
と、釣りバカ妄想が春の訪れとともに芽生えてきている愚かなoko父さんなのでした・・(苦笑)。