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2007年10月28日

ちょっと不完全燃焼・・・スローにフライフィッシング。

昨夜までの大荒れの天気が嘘のように、明け方から輝くような秋空が広がっていました。眩しい朝日に照らされた山々の紅葉の彩を楽しみながら、ジムニーで釣り場に向かいます。



到着したのは群馬県のカンパーニャ嬬恋 バラキ湖。キャンプ、デイキャンプ&釣りなどで例年何度か家族で訪れるお気に入りのフィールドです。しかし今年になってからは初めて来ました。

現地に到着した時刻は午前7:00前頃で一番乗りでした。まだ管理棟の係の方が準備も整いきらぬうちに受付をしてもらい、さっそうと支度をしてまずはインレットのポイントに。
「スローな気分でフライフィッシングでも楽しもうか」という趣旨に反して、完全にワタシはアセっていて目は血走ってます。ワタシにとって魚釣りは久しぶりですから(汗)。入れ込みすぎです(笑)。

冷たくて美味しい空気と文句なしに美しい樹木や山の景色を味わいながら、湖畔の遊歩道をサクサク歩き湖面に目を凝らします。が、うむむ・・妙に静まり返った雰囲気?!何故?冷え込み?昨夜までの雨の影響?いつもよりも水が濁って見える気もするが?

ついに道中ライズの一つも目撃することなくポイントに到着。それにしても先月頃発売されたフライフィッシング専門誌の特集で取り上げられたこのバラキ湖。これからさぞかし釣り人がわんさかと訪れるのかと思いきや、意外なほど釣り人は疎らです。
お陰でスローなテンポでタックルをセットして遠慮なくポイントを探れるのでヘタクソなワタシにはありがいのですが。しかし・・。

気がつけば何も起こらないまま早くも小一時間以上が経過しました。湖面を観察したりフライをキャストするも依然と静寂したまま・・あれこれフライを交換してもただ漂うばかり・・当然ライズの一つも魚影やジャンプも見られません。
「ま、マズイ・・?!管理釣り場に来てまでまさかのボウズなのかァ?!ワタシと言う釣れない釣り人は・・?!」
完全に楽勝お気楽気分でこの釣り場に訪れたのに。冷や汗が寒風に吹かれて悪寒を感じ、思わずムンクの叫びのような形相になっている自分を自覚します(汗)。

しばらくすると釣り桟橋に妙に軽装にフライロッドを抱えた釣り人がやってきました。そして釣り始めて間もなく見事なトラウトを一尾ヒット&ファイトするとまたまた駐車スペースに戻っていきました。
今日はここで某ショップ主催のフライフィッシング教室があるようで、釣り人はそのショップオーナーか講師であるようです。どうやらシンキングラインとストリーマーで難なく釣り上げたようです。

今日ワタシが持参したタックルはフローティングライン&3番ロッドとドライフライがほとんど(汗)。湖用のシンキングラインのタックルやストリーマー・マラブーフライは納戸でごちゃごちゃになったまま修復待ち状態です(泣)。
それでも何とかトライあるのみ!釣り桟橋に移動して辛うじてボックスに残っていた#6ウェットフライを結び下手なワタシなりに精一杯のロングキャストォ~!!ヘニャヘニャ~・・ポトリ(汗)。

それを目撃していた紅葉狩りで遊歩道を歩くどうやら釣りの知識のあるらしい中年男性グループからは、
「あんなの20号くらいのでっけぇ鉛のオモリでも付けて投げりゃいいのになぁ。あんなぴゅんぴゅん竿なんか振らなくたってなぁ。」
言われちゃいました(笑)。く、苦しいィ~!恥ずかしい~!穴があったらワカサギ釣りに転向したい(泣)(まだ氷張ってないよって・・。)

それでも苦しみながらも何とかウェットをリトリーブして虹鱒をヒット&キャッチ。しかし魚体は決して綺麗ではなく一部ただれたような鱗の一尾でした。

この調子でせかせかとキャスト&リトリーブを繰り返して我慢強く続ければまだまだ釣れる可能性はあるとは思えるのですが、ちょっと今日のテーマと違ってきてしまいテンションが下がってきました。

終了予定していた昼まではまだまだ時間があるのですが・・何だか帰りたくなりました(汗)。




それでもせめてラストトライで意地を張り、再びインレットのポイントに移動して#8エルクヘアカディスを結んでキャストします。「スローにフライフィッシング」なんてキーワードなど何処へやら(笑)。
すると日が昇り水温が上昇していくらかトラウトの活性が上がってきたのかちらほらライズが確認できます。風はアゲインストなのですがちょうどインレットが風下の吹き溜まりになり、レインボートラウトを狙うのには好条件となりました。
何とかワタシでもキャストできる距離にライズが!おもむろにフライをキャストすると小さなライズフォームで!

会心のヒットです!!先ほどの魚とはけた違いの躍動感でロッドをグイグイ曲げてファイトします!やったぁ~!!
まずまずのサイズと良コンディションのトラウトが推測されて思わずニンマリするワタシ・・が、しか~し?!
やはりここでも今シーズン通して悩み続けた「バラし癖」が顔を出します・・(泣)。

ランディング地点を探すうちに足元に絡みそうになっているラインをリールで巻き取ろうとして、うっかりラインテンションを緩めてしまいました・・。
まさかまさかでしたが・・抜群の手応えと感触をロッドのグリップに残したまま・・。無情にもトラウトは針から外れてしまいました・・トホホ(泣)。



やはり今日も釣れない釣り人oko-rocksならではのダメダメエピソードのブログを更新してしまいました(汗)。
でも負け惜しみじゃなく、釣果としてはちょっと不完全燃焼でしたがこんな素敵な風景の中で私なりにスローなフライフィッシングを満喫できたのは何よりです。
明日への活力!次回の釣行への目標!としてはバッチリです。行きも帰りも道中ジムニーのハンドルを握りながら紅葉を楽しみ心身ともにリフレッシュされました。

それにしたってワタシはよくバラすなぁ~(泣)。こりゃもう完全にリハビリが必要ですな。サカナを釣って釣って釣りまくる魚影の濃厚な管理釣り場で修行しなくてはなりませんなぁ・・。ふぅ~(汗)。
次回いつ釣りに行けるかわかりませんが・・が、がんばるぞ~(笑)!  


2007年09月16日

ラスト釣行も釣れない釣り人~また来春逢いましょう、渓魚たち!

秋の気配が着実に忍び寄るこの頃。ワタシが楽しく読ませていただいているブログの文章やコメントにも「いよいよシーズン終了間近。」とか「渓流釣りラストスパート。」だとかの言葉を目にすることが多くなりましたね。
禁漁まではまだ日がありますが、今日は早朝から私にとって今シーズン最後の釣行に出掛けました。
皆さんのブログ記事に触発され、ブログを通して後押しコメントなどもいただき、何とか数少ないチャンスをものにして釣行が実現しました。
何より釣り馬○なオヤジoko-rocksを快く渓に送り出してくれた理解ある家族にありがとうですね・・(感謝!)。

里では残暑が続き昨晩も寝苦しいほどでした。秋雨を予想した天気予報は大外れですっかり秋晴れの渓。清々しすぎる風景が眩しいくらいです。
今日も残り少ない渓流釣りシーズンを満喫しようと目論む釣り人が多数訪れています。中には5~6人の大所帯グループも出撃準備中です。もちろんワタシもそんな目論見を抱く一人ですけどね(笑)。

訪れた渓は5年ほど前に訪れたことのある釣り場。その時は入渓地点周辺で遊んだだけなので、今回は入念に準備して単独で釣り上がってみようと思います。区間としては私にとってラスト釣行にしてようやくゆったりと制限・制約のない時間を掛けられる行程です。
入渓して一歩一歩流れに近づくにつれて、大きくなる川の流れと腰からぶら下げた熊鈴の音のみが私の耳に響きます。
そしてしばらく歩くと、目の前には待ち焦がれた渓の流れが広がります。



・・「未練たらしく、いきましょう。フライの竿を振りに。
すこし、色づきはじめた木々の間を縫って流れる、開けた渓で、思い切りラインを伸ばしましょう。魚はでればいいし、でなくてもいいではありませんか。
渓の空気に竿もリールも触れさせて、「今年は終わったぞ」とでも言い聞かせますか(笑)。」
・・先日oldflymanさんからお寄せいただいた素敵なコメントを胸に秘めて、ワタシはいつになく物静かで穏やかな気持ちでフライロッドを振ります。

しかし・・透き通った爽やかな流れには妙に渓魚の気配が感じられません。しばらく遡るとハッキリと先行者の足跡が残されています。しかも数人のグループらしく、途中のわずかに分流する箇所も入念にまんべんなく攻められているようです。
どうやら私が入渓した地点よりさらに下流から、それこそ夜明け前頃に出発した釣り人たちが釣り歩いた直後に入渓した様子です。

「ダメでもともと。」とか言いながら内心「なんとか厳しいコンディションながら一尾くらいは・・。」と思っていたのも正直なところでした(泣)。でも期待とは裏腹に渓魚の反応がまったく無いナーバスな状況だったのは先行者のせいだけではないのです。
エキスパートな皆さんはこんな状況下でも何とか渓魚に出会えることができるのですから、まだまだ私が未熟だと言うことでしょう。
濃厚な先行者の気配に一気に集中力を欠いて、丹念にポイントを攻められなかったのが敗因。つまらないライントラブルに時間を費やしたのも敗因。いずれにしろ期待していたシーズンラストの釣行も完敗ですな(泣)。

そうと決まればむしろ潔く、釣り始めて早々ではありますが次回に訪れた時のポイント確認も狙いに入れて、開けた渓で思い切りラインを伸ばしました。
素敵な流れには来年のベストシーズンに是非訪れてみたいポイントが続きます。いかにもライズリングが広がりそうな淵に到着すると思わずハッ!と息を飲み込んでしまします。
そして先行グループすら目にくれなかったようなチョロチョロ流れで、ようやくちいさなイワナたちが流れで戯れるのを目撃します。
しかし当然釣りの対象外のチビさんたちなので、ちょいと悪戯に馬鹿でかいフライを見せて反応を遊んでその場を後にしました。

遡れども渓魚の反応はまったく無く、先行者との間隔を少しでも空けようと休憩を入れても、さらに途中から新たな先行者が入渓した可能性もあります。
対岸にキノコや山菜を採る人の姿が見えます。釣り目的以外にも多数の人間が訪れているようですね。

早朝から気負って半日の行程でトライした渓。しかし渓魚の反応やライズ、フライへのアタックすら一度もなかった釣りも久しぶりです。いかに釣り人の多さでスレきっているかを実感した釣行になりました。
それでも・・負け惜しみじゃなく、心地よい渓を存分に歩けてフライロッドを振れて楽しかったのは事実です。デジカメ画像に収めた多数の緑と水のきらめき。こいつを肴に来春まで美味しい酒が飲めそうです(笑)。



脱渓して帰り支度を済ませると、なんと家内と子供達が釣り場のすぐ近くまでロングドライブに来ていました!
ちょうど昼頃に合流してプチピクニックを満喫しました。今日も下界は朝からうだるような暑さだそうですが、山々の風はひんやりと心地がいいです。

近くのスキーリゾートを訪れてみると偶然「ハワイアンフェスティバル」なるものが開催されていて家族で鑑賞しました。
子供から年配の方までそれぞれに日本各地から集合したグループがダンスを披露していて、思いのほか楽しめました。
釣り歩いて釣れなくて疲れた私にとって、家内のおにぎり・お弁当を食べて子供達と無邪気に遊び、ハワイアンダンスに癒されて、思っても見なかった嬉しいクールダウンになりました(笑)。



私にとって「今年は終わったぞ。」ですなぁ・・。釣れないワタシなりにいろいろ体験できた貴重なシーズンでした。渓流釣りの禁漁までカウントダウンも間近です。来シーズンも何とか楽しみたいなぁ。

あっ・・?!管理釣り場っていう手もあったっけ(笑)。  


2007年08月31日

秋雨の合間に・・惨敗。

今日は思いがけず釣りに行ける時間が少々捻出できて(・・って言っても60分程ですが・・。)あたふたと用事を済まして久々に渓へジムニーを走らせました。

久々に訪れたお散歩の渓。いつものように時間や天候の様子を伺いながらの釣行なので、せいぜい入渓地点周辺でロッドを振って遊ぶ程度ではありますが・・。
それでもやはり水辺に立つと気持ちが安らぎます。透明な水の流れやせせらぎの音を聞いているだけで何だか癒される感じです。

今回はおよそ10年ぶりくらいに納戸から引っ張り出された家内のフライロッドを持ち出しました。なかなか釣りに行けなかったこの約一ヶ月間、何だか無性に気になっていたこのロッドを振ってみたくてしかたがなかったのです。
釣り場は最近めっきり「釣れない激戦区」と評判のポイントで(汗)、それでも内心私ははかない期待を抱いてはいますが・・。

「ダメでもともと、釣れなくてもしかたがない・・。」と思いながらロッドを振って・・やはり釣れませんでしたけどね(笑)。本人はホンキでしたけど・・(汗)。
キャストしたフライに反応して水底からイワナが浮上してくるも・・くわえません(泣)。グッドプロポーションの渓魚も目撃しますが、へたくそな私なんかに釣れる相手じゃなさそうです。

何だかんだで久々釣行の60分は瞬く間に過ぎて、それでも何年かぶりに振ってみたフライロッドの感触を再発見・確認し渓魚の姿を眺め、渓に身を置く心地よさを味わい退散しました。
「しばらく使っていなかったタックルの良さを再発見する」
皆さんもそれぞれの釣り道具にはどれにも愛着や思い入れがあると思います。フライフィッシングというシンプルなタックル構成の場合さらにあれこれと思い込みや思い出も注入されますよね。

今日の釣行で釣れなかったのはもちろん残念ではありますが、お散歩程度にジムニーを走らせて渓でロッドの試し振りができるなんてありがたいことなんだなぁ~なんて思いました。

明日から9月・・ラストスパートですね。いつも慢性的に釣れないこの私でも、あと一回くらいはお散歩じゃなくしっかり渓を歩く釣行を実現したいなぁ・・。チャンスを待ちます。  


2007年08月09日

真夏の渓の夢・・追記。

追記:「カワネズミと釣り場争奪戦・・?!」

先日アップした「真夏の渓の夢」の「前編」および「後編」の続きブログです。「なにもたかだか三時間少々の釣行記を3回にも分けてブログでアップしなくたって(汗)。」と、我ながら思ってはいたのですが・・(笑)。
久々に美しい渓を歩けばやはり楽しく、渓魚に出会えれば思わず飛びあがりたくなるほどに嬉しく、自然と戯れる悦びを自分なりに満喫できることに何よりも感謝して、ついついPCのキーボードを打ち込んでしまいます(笑)。



まずまずの渓魚を手にして気分上々のワタシでしたが、どうやらこれから先は先行者の存在があるようです。岩の濡れ方・渇き具合から推測してまさしく私が下流地点に入渓した頃についた足跡かなぁ・・とも感じられます。
こうなると「いかにも!」のポイントは当然反応なし。いつもならうっかり大岩に立てばいくつかのイワナが逃げ惑う姿を目撃するはずなのですが、いくら目を凝らして見ても走るイワナの姿はみえません。

しばらく遡ると、水量の多い頃には探れなかったポイントに到達できました。過去に美味しそうなライズを目の前にして、あとほんのチョット距離がありすぎてどうしてもフライをフィーディングレーンに乗せ切れなかった悔しい思い出のある場所です。
水位が落ち着いている今回、そのポイントの流れは小さく緩やかになってアプローチも容易になっています。
「よぉ~っし!今日こそ一発入魂でフライをキャストォ~!」・・とか言いながらしくじってミスキャスト(汗)・・数投目に・・。



まるで「ポツン!」と音がしたかのようにフライに小さなアタック!そしてヒット!!
心地よい引きを味あわせてくれたのは優しい顔立ちのイワナです。物憂げな目つきで「わたし・・はやく流れに戻りたいなぁ・・。」とでも言いたげです。やさしくリリースしてあげましょう。

その後の落ち込みポイントで私の視界の端に何かが走るのを感じます。「イワナの影か?!」そう思ってすかさずフライをキャストすると、水面をスイスイ泳ぐのは何やら小さな哺乳類のような?!ん・・??
「カワネズミ」なのでしょうか。まるで子供の頃読んだ開口健の著書「オーパ!」などで紹介されていた「ネズミルアー」のようなシルエットです。魚とは明らかに違う泳ぎを見せる生物です。

「何だか珍しい生き物を目撃できたなぁ。」とか喜んだのもつかの間・・。そのカワネズミは次から次へとワタシがフライをキャストしようと思っていたポイントをどんどんと遡るじゃないですか・・(汗)。
その度に落ち込みから驚いたイワナがスッ!と逃げてゆく影が見えます・・(泣)。ただでさえナーバスなコンディションの渓魚たち、これではとてもじゃないけど釣りになりませんなぁ(笑)。
「渓でカワネズミを見かけたらつれなくなるぜぃ。」そんなセリフを釣り仲間から聞いたのか雑誌などの記事で読んだのか忘れましたが、たしかにその通りなようですね(苦笑)。

途中川の流れが少しだけニ岐に別れる区間に入りました。いつもは手前の太い流れの方を遡るのですが、今日は水位も落ち着いているので奥の細い流れに入ることが可能です。試しにのぞいてみましょうか。
その流れは予想以上に渇水した状態で、ちいさな落ち込みなどではまるで止水のように感じます。それでもうっかり水の中を覗き込めば驚いたイワナが何尾かスッ!と逃げ惑います。
フライをキャストすると純真無垢なチビイワナが浮上してアタックしてきます。でもさすがに小さな魚体ではワタシの大きなフックサイズでもじゃもじゃに巻かれたフライをしっかりくわえ込むことができず、渋々岩の間に戻って行きます。
「でももしかして・・こんな釣り人が相手にしないようなポイントこそが今日のような日の穴場かも?!」
極力釣り人の気配を殺して遡れば、今日はまだ釣り人が入っていないポイントらしいので期待できそうです。

そう思い込んだワタシは忍者のように大岩から大岩へ姿を隠しながらポイントを探ります。・・が、しか~し?!
またまたここでもカワネズミの登場です(泣)。
「ち、ちょっとぉ~?!そこの落ち込みかなりいい感じなんだから泳がないでちょーだいよぉ~(泣)。」
しかし時すでに遅し・・(泣)。見るみるうちにポイントから次々イワナたちを追い払いワタシを悲しい気分にさせてくれたのでした・・(笑)。

こんなのもいかにも釣れないワタシらしいエピソードでして・・ハハッ(汗)。カワネズミのせいにするつもりもありませんが(笑)このあとはまったく渓魚の姿をみることもなく今日の釣りを終えました。
後半は満足感と物足りなさが入り混じったように感じていた釣行でしたが、後から思い起こしてみればやはり楽しい釣りでしたね。
今日の釣行で撮影したデジカメ画像を肴に、当分夜な夜な美味しい酒が飲めてしまいそうです・・(笑)。

釣行を終え、次回に向けて何箇所かポイントの探索・確認をしました。何とか朝の時間帯のうちに帰宅して、その後は子供達とプールで遊び、地元のおみこしを応援して、徐々に真夏の夜のムードの到来です。
楽しい笑顔のシーンがどれも自分には嬉しく、それぞれのお楽しみイベントが終了するたびに何だか物悲しさを憶えます。何故だかわかりませんが、まるで子供の頃みたいな感覚ですね(笑)。

今回の釣行が私にとってこの夏最後の釣りになるかもしれません。勤務のスケジュールやら諸事情などでなかなか釣行時間やチャンスを捻出できそうにもありませんので。
それもあっての今回の強行早起き釣行&ブログ三部作アップだったのですけどね・・(笑)。
この夏の皆さんの釣行ブログを楽しみにしています。期待してますよぉ~!!

それでもはかない期待を込めて、夏の終わりや禁漁前に一度くらい渓に立ちたい・・渓魚の姿を拝みたいワタシでございます。チャンスを待ちますよ~っ(笑)!  


2007年08月07日

真夏の渓の夢・・後編。

先日アップした「真夏の渓の夢・・前編。」の続きブログです。この日は早朝からワタシの予想以上に多くの釣り人の気配が濃厚に漂う渓。それでも幸先良くまずは無事に一尾のイワナをキャッチしましたが・・。



入渓早々に「今日もダメかなぁ~・・。」なんて弱気になっていたので、実は思いがけず渓魚を手にすることができて嬉しくなっている私。
「コイツが私にとってこの夏デジカメで撮影できる最後のイワナかも・・。」そんな気分になって思わずシャッターをバシバシッ!と切りまくります(笑)。

その後も丹念にポイントを探りますがイマイチ反応は渋いです。朝靄とうす曇りで視力の弱い私には釣り辛い天候と時間帯ですけど、イワナの気配は何となく感じられるのですが。

さらに何十メートルか遡行してちょっと何だか気になる雰囲気のたるみにフライをキャスト。

すると小さなモーションのアタックがありヒット!!
流れの中でグイグイと心地よい引きを楽しませてくれるイワナさま・・じっくりと手元に寄せてみるとまずまずのプロポーションの魚体です!

さらにネットインするまでは慎重にやり取りをして、思わず緊張でこわばる自分自身の表情を自覚します(笑)。



「よぉ~っしゃー!!」と妙に体育会系ノリのガッツポーズを思わずキメてしまう自分が照れくさくて、誰もいるはずがないであろう渓のほとりでキョロキョロしてしまいます(笑)。
リリースネットに納まった綺麗なイワナは日頃釣れない私にとっては文句なしに合格点。嬉しい出会いです!!この時点で私の本釣行の満足度はかなり上昇しています(笑)。
#10のかなりブッシーにタイイングされたフライをガッチリと銜えたイワナさま。大きな各ヒレが凛々しいですよぉ。私は思わずデジカメで連写モードです(笑)。

「釣り師の旦那ぁ・・まだですかぁ~。オイラそろそろ疲れたから流れに戻りたいんですけどぉ・・。」
「あ?!すまんすまん!ついついお前さまに見とれてしまったよ(笑)。」
記念撮影に付き合ってくれた心優しきイワナに感謝してそっとリリース。
もっさりと渓の深みに戻っていく様がまた可愛らしいものですね、岩魚っていう渓魚は。

その先は過去に実績もあり今回も期待していたポイントが続くのですが、何故かその区間に入った途端に渓魚の反応がパタッ!と途絶えた気がします。もしかして・・。
そういえば先ほどから歩いて渡る岩が何やら不自然な濡れ方をしているのが気になります・・。

どうやらこの辺りから先行者が入ったようです。こうなるとへたくそな私の腕ではこの先まったく期待できないので、美しい渓の写真でもデジカメに収めて遡るとしましょうか・・。
ここらで一休み。慌ててものんびりしても釣果は一緒でしょうから・・。ウェストバッグからドリンクとコンビニおにぎりを取り出して頬張ります。

真夏の渓の夢・・ワタシは内心もしかしてまさかの爆釣!を期待していましたが(笑)、現実はこんなものですよね・・ワタシの場合(汗)。
「夢」は「ユメ」で大釣りの願いが叶うのをまた夢見ているワタシなんですよねぇ~(笑)。みなさんおやすみなさ~い。




とか言いながら、後日「追記」をアップ予定です(笑)。本釣行でもういくつか私らしいオッチョコチョイなエピソードがあったので・・。
特に釣れてませんけどね・・(汗)。  


2007年08月05日

真夏の渓の夢・・前編。

こちらの地方では何だか足踏みをし続けていた梅雨が先日ようやく明け、入れ違いに訪れた台風がフェーン現象の蒸し暑さを一気に運んできました。今年の夏はいつもと何だか様子が違うのか・・。
そんな中いつも釣れない私は今日は早朝から渓に出掛けました。



「あの川も六月の二十日頃を過ぎるとさぁ、途端に釣れなくなるんだぁ。(都会や県外から)一斉にワーッと釣り人が押し寄せるからなぁ・・。」

この渓と周辺の山々の遊びに精通しているIさんに偶然お会いしてそんな話を聞いたのはこの夏の始め頃だったか・・。確かに私も以前に釣り目的以外でたまたまドライブなどでその渓を通りかかった時には、駐車スペースには必ずと言っていいほど釣り人らしき姿や車を見かけました。
完璧なまでの都会的ブランドコーディネートされたフライフィッシングファッション&アイテムを身にまとい、笑みを浮かる釣り人たちはこれからが出陣なのか撤収なのか。思わず羨ましくなるような光景でした。
人気河川ならではの釣り人の多さ・・連日攻められた渓はタフでシビアなコンディションであるのは必至です・・それでもなかなか釣行機会のとれないワタシにとって今回はかなり気合の入った釣行でしたが・・(汗)。



入渓しようと狙っていたポイントは過去にも何度か訪れた事のある場所です。ただその時はいずれも入渓地点周辺でコソコソ遊んでみた程度なので、今日は思い切ってある程度釣り上がってみようと思いました。
単独での釣行とあって無理は禁物。ドリンク・食料・地形地図を用意、熊鈴も腰からぶら下げそれなりに準備は万全です。初めての行程なのでいざとなったらいつでも潔く引き返せるように、時間と天候を常に注意しながらの釣り上がりです。
しかし・・。

誰よりも俺様が一番乗り!のつもりで渓に到着してみれば・・みなさん考えてらっしゃることが一緒なようで(汗)。第一希望ポイントにはすでに先客の車が止まってます。
第二希望の場所も一台・・観念してここで妥協して入渓しようと思っていると、私が決断にモタモタしている隙に後から来た釣り人が駐車・・。
しかたなく林道を戻り過去に何度か遊んだポイントに入りました。しかしこの区間は途中からも入渓が容易なので、今日のように釣り人が多い日には辛いと思われます。
予想通りですが休日はキビシーですなぁ(汗)。ワタシのようなのんびり弱腰釣り人には思い通りの入渓すらできません(笑)。

入渓してすぐに頭上背後からくしゃみや咳払い、釣り人らしき気配がします。後から来た釣り人がこちらの様子を伺っているようです。まぁこんな釣り人が多い日にはへたくそなワタシにはどの道釣り辛いでしょうから、久々に渓でフライロッドを振れるだけでも良しとしますか。



何だか気負いすぎたわりには思い通りに行かない始まりで釣り上がり初めて早々、流しきったフライをピックアップしようとしたら・・ん?!重い?!釣れちゃった(笑)?!
こ、こんなものですけどね・・(汗)、ワタシの釣りのレベルなんて(笑)。「釣れちゃった」ってのが結構アリます・・ワタシの場合(笑)。
それでもワタシにとっては釣れた渓魚の画像を撮影できるのが久々なので妙に慎重です(笑)。

一尾釣れればキモチがぐっと穏やかになり、朝靄の渓に身を置くことにすら嬉しくなってきます。早起きしてやってきてヨカッタ!なんてニンマリとしながらロッドを振り続けます・・(笑)。

今回もまたまた「後編」に続きます。例によって「後半は爆釣!でブログ投稿をもったいぶっている?!」・・というわけではありません(笑)。
朝のうちに帰宅して、引き続き地元のひなびた市営プールに出掛けてクールダウン。その後あれこれ家族と遊んで先ほどから晩酌にチョット焼酎でも!とかはじめたら寝不足からかたちまちほろ酔い加減になってしまいまして・・(笑)。

続きは後日アップする予定です・・(汗)。  


2007年07月22日

懐かしき渓にて・・前編。

この週末は地元の夏祭りでした。最近様々なメディアでは日本各地の梅雨明け、お祭り、花火大会、子供の夏休み・・そんなキーワードやニュースを目にすることが増えましたね。
都市とは一味違う夏祭り、田舎町ならではのほのぼのとした地域住民たちのひとときの安らぎだとか、無邪気な子供達の笑顔とそれを愛しむ年配者の喜びの表情だとかがなんとも嬉しく感じられます。
そんな夏風情を満喫できる季節がいよいよ到来ですな。



最近は渓の釣り上がりをしたくて私はどうにもこうにもムズムズ・・。ついに限界点に達して、実は今日いつも寝坊な私としては珍しく、早朝からお目覚め釣行をしてきました。
小雨気味で夜もまだ明け切らぬ時間帯、目覚まし時計にたたき起こされあれこれ準備して眠気眼でジムニーに飛び乗る私・・。そして6~7年ぶりに訪れたのは私にとって懐かしき渓。何だか妙に感慨深い朝になりました。

この釣り場も連日釣り人に攻められ続けているのは十分承知しています。しかしどうしてもこの渓でこの夏一度はノビノビとフライロッドを振って釣り上がってみたくて・・釣れるかどうかの期待はかなり薄いんですけどね(汗)。

しかし入渓直後に、以前とまったく流れが変わってしまった渓を目の前にして愕然とします・・それなりに覚悟はしていたことなのだけれど。
砂に埋もれ浅くなった流れ・・消え去った大淵・・魚の気配が薄れた渓・・。思わず一瞬ロッドにラインを通すことにすらためらうほどです。それでもフライフィッシャーにとってはこの梅雨の降雨で程よい濁りも入り、適度な水位にはなっているとも思われせめてものチャンスでもあります。まずはトライですな。

釣行予定していたのはとても短い行程なので、区間下流の堰堤から釣り始めます。昔は豊かな水を湛える巨大なプールだったこのポイントも完全に岩石で埋まっています。
今やプールどころか水溜りですらなくなったチョロチョロの流れにフライをキャスト。しかしどう見たって渓魚の付いている流れではありません。
その次、またその次のポイントも以前とは様変わりしています・・。小さなイワナがよく飛び出したポイントも沈黙のまま。

次の流れ込みのポイントもかなりスケールが小さくなってます。昔は真夏のうだるような暑い朝に、ここの深みでユラユラと幻のような大物スレッカラシ渓魚の姿をよく見たものです。しかしいまはそんな面影もありません。
気を取り直してフライをキャストすると鋭い反応があります。数回のチェイスの後にフライを銜えたのはスピードのあるトリッキーなファイトの渓魚、ヤマメです。

さほど大きな魚体ではありませんが、斑紋の模様が変わった菱形の個体で珍しいのでデジカメに画像を納めようとしましたが、例によって釣れない私の悪い癖が・・。
モタモタとヤマメを落ち着かせる場所を模索して、うっかりリリースネットを水没させた一瞬に・・元気なヤマメさまが飛び出して(泣)。それでも浅瀬に逃げ込んだので素手で追い込みましたが、傷つけたくもないので躊躇したらピシュッ!と音を立てたかのように素早く渓に戻っていきました・・サヨウナラ。

思いがけずヤマメを手にして気分も高揚してきました(笑)。そのポイントの上流は超シャローでフラットな流れで小さな渓魚が数尾走るのが見えます。もしかしてチョット期待できそうかな・・。

しかし期待とは裏腹に上流部のポイントはことごとく変貌していました。「渓の楽園」といった形容を思わずしたくなるような美しかった大淵は跡形もなく無くなっています・・。
昔はうっかり覗き込めば大小さまざまなイワナたちが群れをなして逃げ惑ったプール続きの落ち込みも消え去っています・・。いったいこの渓に何があったのでしょうか・・。

ウェストポーチからペットボトルのドリンクを取り出し、しばし呆然と渓を見つめながら渇いた喉を潤す私・・。
そんな私の戸惑いを増幅させるように深い霧がこの渓に舞い降りてきました・・。


タイトルに「前編」とつけたからには、当然後日「後編」をアップする予定でいます。しかし正直言ってその後ガラッと渓の雰囲気が良くなって爆釣したとか、麗しい大物渓魚を釣ったわけではありません・・(笑)。この後はノーヒットでした(泣)。
あまりの渓の変化に困惑した釣れない私のキモチを後ほどアップしましょうかな・・と思いまして(笑)。  
タグ :ヤマメ釣行


2007年07月12日

久々お散歩釣行で敗北。

三週間ぶりにお散歩釣行60分一本勝負に出掛けました。実は先週もこの渓に訪れたのですが、その時は「渓魚大小根こそぎお持ち帰りおじさんグループ」が占拠していたため竿も出さずにそそくさと退散しました。
今日は梅雨真っ盛りの雨上がり、釣り人もなく絶好のチャンスかと思われましたが・・惨敗しました(泣)。

この辺りのポイントは連日釣り人に攻められていてシビアなコンディションであることを覚悟して臨んだ釣行。でもティペットにフライを結んでいると早速なかなかのイワナがクルージングしながらこちらに近づいて来るのを見つけます。
その後再び何処かに姿を消したかと思いながらフライをキャストすると、そのイワナはヌッと水底から浮上してフライを凝視しながらホバー状態・・お願い!食っちゃってくださいなぁ・・!
しかしその願いも空しく、イワナはゆったりした流れの中フライの周りを泳ぎながら何事も無かったように流れに戻りました・・(泣)。

なんとも言えぬ空虚感を味わいながら次のポイントへ。雨上がりでそこそこは渓魚の活性は高いのか、キャストしたフライに複数のイワナが浮上してきます・・!しかしフライを銜えたのはそのなかでも一番のおちびさんイワナ・・欲に目が眩んだ釣れない私は、お、思わずスルー・・。
後から考えればこれが今日唯一のまともなフライへのアタックだったのに・・なんでアワセてやらぬのよぉ~!?と直後に後悔の念(笑)。相変わらず駄目な釣り人ですなぁ(笑)。

その後、最近キャスティングフォームなどがものすごく乱れていることを自覚している私はしばしキャスティング練習。それなりに楽しみ熱中してふっと腕時計に目をやると・・と?!止まってるじゃん?!電池切れ?!
時間の制約がある私のお散歩釣行では致命的な事態。慌ててジムニーに戻って時刻を確認すると・・な~んだ、まだまだ30分近く残り時間があるじゃないのよぉ(汗)。

しかし完全に集中力とやる気を失せた釣れない私はフライが結ばれたティペットを歯で食いちぎりました・・敗北宣言ですな。
あ~ぁ・・今日も私の釣り*鹿魂はこの渓の上流に身体から離脱して遡行してしまいそうです(笑)。

最近は「夏の渓の流心から豪快に渓魚が飛び出す!」そんな釣り上がりをしたくて夢にまで見ます(笑)。しかし現実には私の数十分間のお散歩釣行ではそんな時間のゆとりはございません(泣)。
この夏こそ一度はこの渓の上流部に足を運んでみたいのですが・・チャンスを待ち続けます。

またまた今日も敗戦の焼酎をグビグビ・・素敵な渓を夢見てフライをタイイング・・ですなぁ(そればっかり(笑))。  


2007年07月08日

キャンプ場探索 part2

またまたこの夏行ってみたいキャンプ場を下見・探索してきました。今日訪れたキャンプ場はメジャーで人気がありトップシーズンにはけっこう混みあうと聞きましたが、今日はまだ来場者も少なくのどかな雰囲気でした。



白樺林に包まれた心地よいキャンプサイト。雲の切れ間からは遠くに雪山が見られます。日差しは強いけれど吹く風は爽やかで気持ちいいです。
設備も適度にコンパクトに充実していて好感が持てます。最近はなんでも良くデキすぎのキャンプサイトも多いので、これくらいが我が家の好みかな(笑)。

併設された釣り池には終日盛んにライズがあり、釣れない私の目を奪います(笑)。
デイキャンプを申し込み、持参したおにぎりを頬張り楽しいひと時。その後釣り池の周囲を一周歩きさりげなくポイントを確認して(笑)管理棟に60分一本勝負(?)を申し込み、いざ水辺に!

しかし、バックスペースが確保しづらいポイントではキャストに苦労します。しかも持参したフライロッドは#3番のショートグラスロッド。この釣り場のスケールにはちょっと不似合いなタックルですなぁ(汗)。

それでもトラウトは思ったより接岸していて、ミスキャスト気味にフライを投げてもそこそこ反応します。
そして数メートルポイントを移動してキャストすると小さなライズフォームで・・!



久々に味わうレインボーの引きです!何度もロッドを絞り込みファイトするナイスな奴・・やっぱり渓魚はいいですなぁ(笑)。
虹くんには疲れさせてしまって申し訳ないけど、ちょいとしばらく引き味を楽しませてもらいました。ヒットしたのはとてもコンディションの良い魚体のようで、サイズの割には楽しめました。

ネットインしたのはヒレがピンシャンの綺麗なレインボートラウト。引き締まった艶かしい身体の嬉しい一尾!遊ばせてもらいすぎて写真ではチョッと鱗に傷を負わせたように写ってますが、なかなかの魚体です。
なんだか・・やっぱり楽しいですね(笑)フライフィッシング・・(笑)。久々の渓魚の画像をアップできるのが嬉しいです(笑)。


今日このキャンプ場の釣り場で活躍した3本のグラスロッド(?)。たまにはこんな釣りもオツなものですよね(笑)。
家族同伴での数十分間の釣りではさすがに二桁・三桁(?!)の釣りとはいきませんが、数尾のレインボーの引きを楽しめました。

最近は渓を歩く釣りがしたくてそろそろムズムズ限界の私ですが、所詮何かしら渓魚を手にすればちょいと心が和むのが釣れない釣り人 oko-rocks です(笑)。
そろそろいつものお散歩釣行も再開しようかな・・(笑)。

このあとテントサイトを歩き回って肝心のキャンプ場を確認しました。なかなか優良なスペースもあり、お気楽に楽しめそうなサイトもありいいですな。
夕方までワイワイ家族で遊びまわり、帰宅の準備をしました。我が家のお気に入りキャンプ場候補がまたひとつ増えましたなぁ。  


2007年06月23日

渓魚は何処へ。

前回まったく不発に終わった小ヤマメ渓の様子を見に行きたくなりジムニーでドコドコと林道をひた走る。でも梅雨の合間のピーカン快晴日和、ピクニックには最適だけど渓流釣りにはかなり不向きなコンディションでしょうね。
いつものチビヤマメのポイントは昨日の降雨で程よい増水と濁りが確認できますが、肝心の渓魚の姿はまったく見られません。いつもだったら食い気が無いながらもいくつかのヤマメの姿が確認できるんだけど。今日は一尾の渓魚の姿すらありません・・。

釣り上がって最初の落ち込み、倒木の際にキャストしたフライにバシャッ!とアタック!・・しかしフッキングはしません。
その後はへたくそな私はいつものライントラブル・スパイラルに突入してしまい、フライ一投ごとに何かしら不具合が生じて見る見る集中力を損失・・。

駄目だぁ・・。とても短い区間なのにほぼ全てのポイントでしくじり、おまけに渓魚の気配も感じられない。この小渓で二連敗ですなぁ・・。
タックルを仕舞いジムニーで林道を走る。何年ぶりかに訪れた上流の堰堤プールなども見てみましたが、まったく渓魚は見えません。この時期最も魚の活性が落ちるであろう時間帯だとわかっていてのお散歩釣行でしたけど、これほどまでに手応え無く終わり渓魚が遊ぶ姿もろくに見ることが出来ないとなると・・どっと疲れが・・。

あぁ、また豊かな流れの渓に出掛けてノビノビとフライロッドを振りたいなぁ~。次回はいつになったら時間制限やエリアの限定無しに釣行できるやら・・。
いつものように焼酎でもグビグビ飲み干して、過去の真夏の楽しかった思い出でも繋ぎあわせて、今夜もコツコツフライを巻くとしましょうか・・(笑)。  


2007年06月21日

水没デジカメが渓に復帰。

先日の釣行でうっかり水没させてしまい、一時は完全に駄目になった私の釣り用ポンコツデジカメ。戸棚に放置して数日経って、手にとって見るとレンズ内の水滴は蒸発している。バッテリーを単体で充電して本体に装着して電源スイッチを入れると・・オオッ!一瞬不穏な挙動を見せるが無事に起動した!
ふぅ・・助かったぁ。何とかまだまだ使えそうだぞ、ヨカッタぁ、ちょっとラッキーかも・・。

その幸運を引き連れて今日も出かけたお散歩の渓ではチラホラとライズが。昨日の雨で若干ではあるが程よい濁りも入ってまずまずのコンディションだとは思うのだが・・。
やはり連日釣り人に攻められているので反応は相変わらずシビアです。

それでも落ち込みではいくつかの渓魚が反応してフライをくわえます!慎重にやり取りをしてリリースネットに促す。無事にキャッチしたのは決して大きなサイズではないですけど、鮮やかな朱色の斑点が綺麗なイワナ。デジカメ復活の被写体としては上出来です。

・・しかし、撮影のためにあれこれ準備をしていると、元気なイワナさまはバシャッ!とネットから飛び出してスルッと流れに戻ってしまいました。ウムム・・。
そのあといつもの調子でライズをたたくが今一歩ヒットには至らず。それでもいくつか渓魚の反応を楽しみ、最近乱れてきたキャスティングの練習をしてタイムアップ。

この画像の中心に綺麗なイワナの姿が入る予定だったんですけどね・・(汗)。
最後のツメが甘いのも釣れない釣り人 oko-rocks ならではの相変わらずのエピソードでして・・(笑)。

この季節、厳しいいコンディションながらそれなりに楽しめる渓に感謝して釣り場を後にしました。  


2007年06月15日

お散歩釣行。

前回・前々回の楽しかった釣行の余韻に浸っているここ最近の私・・(笑)。今週はもう釣りには出かけない予定でしたが、訳あって時間ができそうだったのでいつもの渓にお散歩釣行にでも。
しかしいざそのつもりでいるとあれよあれよと勤務や野暮用の都合で予定時間が潰れてゆき、釣り場について残された時間は実質30分ほど・・。しかものっけからラインをガイドに通し忘れるなどの凡ミスやボサボサに茂った水辺でライントラブルに陥りさらに焦りが。ダメダメなパターンですな・・。

それでも何とかライズするイワナをヒットさせるが、リーダーが水面すれすれに張り出した木の枝に引っかかって・・。あらあら(泣)。
釣られたイワナも困ったような表情で、
「アイタタ・・。あのぉ釣り師の旦那ぁ・・このままじゃお互い困った状況ですから、あっし逃げちまっていいッスかねぇ?アイタタ・・。」
「う・・・うむ。そうさなぁ。お手数だがそうしてもらえるかのぉ。気を遣ってもらってすまぬのぉ・・。」
「それじゃ、せ~の!でロッドを煽ってくださいね。」
「ふむ・・。」
「もう一回、せ~の!ハイ!」
「・・・。」

しばらくあれこれ試して結局イワナは釣り針から外れ流れに戻り、フライとラインを回収した私は縮れたティペットを結びなおす気にもなれず・・。
せっかく清々しかった先日の釣行の思い出の余韻が・・か、帰ろうっと・・。

これってダメなわたしの新しいバラシパターンなのでしょうか・・(笑)。
  


2007年06月13日

ネイティブイワナの渓。

先日の嬉しい釣行にお誘いいただいた翌日の6月11日。素敵な渓と同行者との楽しいひと時をを満喫した興奮も覚めやらぬまま、実はこの日も私は単独で釣りに行ってしまいました・・(汗)。
前日の釣行の思い出や余韻をムフフと噛み締めながらジムニーのハンドルを握る私。のんびりと出掛けて11時過ぎ頃に到着したのは二年ぶりに訪れたネイティブイワナの渓。
前回訪れた時は釣れない私としてはまずまず満足の釣果でしたが・・期待と不安が入り混じります。



入渓したのは車から降りてすぐに水辺までたどり着ける橋から。最初に目の前に広がる橋の下の流れの尻にはライズがチラホラと。
ロッドをセットアップして最初に上流の流れ込みにフライをキャストするが反応なし。どう考えても連日入渓した釣り人が入れ替わり立ち代り攻めているであろうこのポイント。そんなに甘くはないですよね(笑)。

先ほどのライズがどうしても気になりダウンクロスのロングキャストでフライを流すが沈黙・・。やはりナーバスなんでしょうか、ここのポイントの渓魚たちは。
昨日yuzupapa223さんに見事なイワナをもたらしたプードルを私も試してみようと思い、フライボックスにひとつだけ残っていた試作#14プードルを結びロングキャスト~!
すると「パシッ!」
出来すぎなくらいのヒットシーン!長く伸ばしたフライラインの先には広々した流れを走り回るイワナが・・バレるなよぉ!
心地よい引きを満喫して無事にリリースネットに収められたイワナさま。おおっ、今日は何だかイケそうな予感がするぞ・・(ホントかよ)。

その後早々にこのポイントから釣り上がり、小さなポイントを丹念に探る。前回訪れた時は意外に小さなポイントほど反応がよかった記憶があります。さっそく次の落ち込み、流れの向こう側の小さなたるみに#12エルクヘアカディスをキャスト。
「パクン!」
いい感じです・・!。今日はいつものバラし癖もまだ顔を出しません(汗)。その次の落ち込みの脇のオーバーハングした木の枝の下からも元気なイワナが飛び出します。いいぞ~!
次々に現れる小場所から抜群の反応が続きます。昨日の釣行で学んだ釣り上がりのテンポやリズム、やはり取得したものは大きかったです。

さらに何尾かのイワナに遊んでもらい上流へ。昔なかなかの良形イワナを釣り上げたポイントに到着。流れに突き出した岩盤の際には明らかに渓魚の気配がしますが、二年前の面影は無く流れは変わっていました。
渋そうなライズが見られたのでちょっとトライしてみますが無反応。む~ん、今日のテーマは釣り上がり。渋いライズと格闘するのはまたにしよう。今日は早々に見切りをつけて更に上流へ。

次の落ち込みも以前と雰囲気は変わっていましたが私好みの流れです・・つまり難易度の低いポイントです(汗)。
使い続けたエルクヘアの針先をシャープナーで研いでいると目の前の流芯でライズを発見!すかさずキャストすると流しきってフライをピックアップする寸前にヒット!まずまずのプロポーションです。嬉しい~!

その後もフライフィッシング向きの渓相が続き、まだまだ存分に楽しめそうです。その前に休憩しようと思いベストを脱ぐと何故かデジカメが宙を舞いボチャっと水没?!
「うわっちゃぁ~・・、やっちまったぁ~!」
かなり老朽化していて連日粗雑に扱われいつ壊れてもおかしくない状態のボロデジカメだけど、何もよりによってこれから渓の写真を撮影しようって時に・・致命的なミス・・。
せめてそれまで撮ったメモリー内の画像が無事だといいんだけど・・。

悔やんでも始まらないので次に・・。落ち込みの脇の大岩の際が気になります。昨日takaoさんにご指導いただいて攻めてみたポイントに似ています。
ポチャッと岩の際ぎりぎりにフライを落とすと何やらモヤモヤっと反応があります。再びキャストしなおすと今度は「バシャッ!」。
まるで前日に出された宿題の回答を何とか出したような気分になってきました(笑)。まぁ、こんな宿題だったら一生続けたいですけど(笑)。

そういえば今日の私、あれほど苦しんだバラし癖が嘘のように軽減されています。さすがにまったくよそ見した時や油断して岩にもたれて身体を休めていた時なんかにヒットした渓魚には、ラインのテンションが保てずに3回ほどバラしましたがね・・(汗)。そんな気持ちで渓魚に挑んだ代償ですな、バレたのは(笑)。

いよいよ手頃な脱渓地点が見えてきて、そしていかにも好ポイントで連日攻められているように思える淵に到着。本日数十回のイワナのアタックを食らったエルクへアカディス。いくら丈夫なフライパターンとは言えいよいよ形が崩れてきて、ウィングがシャンクの上でクルクル回ってしまいます(汗)。
フックの先端を研ぎ形を何とか整えてフロータントを入念に刷り込み、ティペットを交換してフライを流すと複数のイワナが次々鋭くチェイスしてきます!いよいよ渓にもプライムタイムが訪れたのかな。

数投目にようやくヒット!ググ~ン!とロッドを絞り込み、なかなかのイワナの手応えです!
どうやら見た目や想像以上に太かったこの淵の流れのパワーも加わり、一時はイワナが水底にへばりついてしまいました・・ば、バレるなよぉ~!下流に魚体を促そうにも落差がありすぎて断念・・。両手でロッドを保持して腰を落とし、ひたすらイワナの引きと流れの強さに耐えるばかりです。
その直後まったく動きが無くなり試しに気持ちロッドを煽ってみてもがっしりと止まったまま・・あちゃぁ~(汗)・・岩に潜られてしまったのかぁ?!
しかし再びじりじりとイワナが泳ぎ始めます!よ~し!日頃セコイ釣り場でのチビ渓魚を相手では明らかにオーバーパワーを感じているこの SCOTT製の#3番ロッド。それが故にバラしが連発してるのでは?と皆さんから指摘されていますが、この時ばかりはこのアメリカンなロッドパワーの本領発揮です!

ロッドと6.5Xのティペットを信頼してゆっくりとイワナを浮かせ、少し上流のたるみに魚体を引き寄せます。そして慎重にリリースネットを差し伸べて・・!無事にランディング!やったぁ~!だ~れもいない渓のほとりで独りガッツポーズ!(笑)
キャッチしたのは綺麗なオレンジの腹部、この淵の保護色のような深みのある体色、そしてまるで宝石を散りばめたような信じられないほど鮮やかな朱斑点。大きなヒレにムチムチの体高と幅、扁平したように見えるのっぺりとでかい頭部。この渓特有の完璧な魚体です!嬉しい~です!!
正確には計測しませんでしたがササッとメジャーをあてるとおよそ25~6cm前後でしょうか。けっして大物ではありませんが私にとっては見事すぎるイワナです!



しかし・・。肝心のデジカメは先ほどの水没後一瞬だけ復帰しましたが、その後永眠(泣)。
ある意味悪夢です・・。ごの渓魚の画像を残せなかったのが・・。ジムニーに戻って携帯で撮影とも考えましたが、このイワナにダメージを負わせてまで・・という気にもなれず、しげしげと魚体をを手に取り観察した後に、潔くリリースしました。
まぁ、次回さらなる大物への期待を込めて・・と言ったところでしょうか(爽快)。


その先の渓相はいよいよダイナミックで荒々しくなってきました。しかしこういう大場所は大抵所詮へたくそな私には手が出せずに敗退して悩みの種になって終わりってのがパターン。
さすがにデジカメ破損で決定的画像の撮影を逃したため、完全にテンションが下がり集中力を失いました。

とか言いながら、その後名残惜しく先ほどの淵に2回舞い戻りましたけどね・・(笑)。それでもまったく同じポイントの流れから2尾の先ほどのような典型的ネイティブをヒット!嬉しいラストチャンスで今日の釣行を終われました。
午後3時30分頃に脱渓してジムニーに向かいます。その道中のまったく妙に爽やかな表情の自分を自覚して何だかおかしくてたまりませんでした(笑)。昨日のyuzupapa223さんの満面の笑みと完全にシンクロしましたね(笑)。  


2007年06月10日

嬉しいお誘い。

当ブログサイト blog@naturum を通じて、今日は何と思いがけず釣行のお誘いをいただき実現しました!
今回ご一緒させていただいたのはフライフィッシャーのtakaoさん、yuzupapa223さん。ご両人が管理されるホームページやブログには、私は数年前からパソコンのモニターに噛り付くように閲覧させていただいています(汗)。



今回の釣行が決まってからというもの、毎日毎晩私は完全に遠足前の子供状態で(笑)まるで憧れの人たちに会えるようなハイテンション・・寝る暇も惜しんでフライをタイイングしたり装備のチェックをしたり・・。
今日は私のそんな昂った気持ちがピークに達した一日になりました!

待ち合わせ場所で緊張の初対面。朗らかでベテランフライフィッシャーの懐の深さを醸し出すお二人には、なんともスッと心地よく胸をお借りできるような気分になりました。
ご案内いただいたのは私としては未だかつて経験ないような本格的釣行フィールド。そして深い緑の谷間にひっそりと佇むような素敵な渓でした。


エキスパートなご両人の釣りスタイルは私からすれば「さすが!」の一言に尽きるテクニックやアプローチ。日頃セコい釣り場で独りでチマチマと釣りをしている私には、お二方のひとつひとつのアクションがとても勉強になり刺激的で思わず見入ってしまいます。

ふたりは次々とグッドプロポーションのイワナをヒット&キャッチします。力強さを誇示するよな大きなヒレの魚体、重量感あふれる渓魚。羨ましいなぁ。
私はといえば・・アワセ切れやバラしの連続が今日も・・。日頃はだ~れもいない渓でムッツリ・コッソリとバラしていますが(笑)、よりによって今日はご同行いただいたベテランフライフィッシャーの目の前でまんまとお恥ずかしい姿を連発・・(汗)。

美味しいポイントをほとんど私に譲っていただいて、次々ご両人に的確なアドバイスやアプローチのご指摘をいただいたにもかかわらず・・私は次々まさかの・ボ・ボ・・ボ・バラし・・・(冷汗)。
そしてお気遣いいただき時間延長してもらい遡った最後の淵の最後のポイントでも痛恨のすっぽ抜け・・(泣)。
へたくそはかなり自覚している私ですが、これほどまでにダメ釣り人だったとは・・とほほ(泣)!

それでも正直言って今日は心の底より楽しかったです。マンネリな自分自身の自己流釣りスタイルだけじゃなく、同行者のテクニックやヒットシーンを拝見させてもらったのが何といっても興奮で収穫!本格的釣行フィールドでエキスパートなフライフィッシャーとご同行させていただける悦びを噛み締めて、わたしはなんだか終日こっそり「ムフフ・・。」と笑みが止まりませんでした(笑)。

takaoさん、yuzupapa223さん今日はお疲れ様でした。釣れない私に何とか釣らせようとしてお気遣いいただき、ご自身の釣りを楽しめなかったのでは・・。
これに懲りずに(笑)またご一緒させてくださいね!  
タグ :釣行


2007年06月06日

フラれた悩殺フライ。

お馴染みお散歩釣行の渓。そろそろこのポイントに訪れるペースを落として、他の渓や釣り場を探索しないとなぁ・・と思う今日この頃。
ついついスレた魚の姿に惑わされて固執してしまい、精神的によろしくないような・・(笑)。

これからは梅雨の長雨や真夏の強烈な日差し、落雷や夕立などいろいろな気象条件があります。お気楽チョイ釣り的な楽しみ方ではだんだん難しくなるかも・。
それでも今年はシーズンを通して渓や魚のコンディションを確認したいので、まだまだそれぞれの季節にこの渓に通ってやるぞぉ~!
何だか小中学生の夏休み自由研究みたいなノリになってきましたなぁ・・(笑)。



今日も良いプロポーションの渓魚は、流れるフライを一瞥するだけでやる気が感じられませんなぁ。昨日の夜遅くまでかかってタイイングした悩殺キールメイフライでしたけど・・。
私としてはけっこうよく巻けたリアルイミテーションフライ・・。しかし人間の目は欺けるけど渓魚は騙せなかったか・・。所詮わたしのプレゼンテーション・ドリフトテクニックの拙さが一番の敗因とわかってはいますが・・。

シャローのライズを叩くとイワナがヒット!しかし・・下手くそな私が釣れるのは結局この釣りパターンしかないのか・・。

「バシャ~ン!バサッバサッ!!」
「をうぉ~っぷぅ?!な、なんだぁ?!」

急に周囲が暗くなったかと思えば、突然背後のプールで激しい物音・・。
「な、なんだぁ・・。鴨が水辺に舞い降りたのか・・。な、なにもそんなダイナミックに登場しなくたって・・(汗)。腰が抜けるかと思ったぜ・・。」

「ド~ン!ズズズ~シ~ン!ゴロォ~ン」

こ、今度は雷がオドロオドロしく鳴り響く・・。さらに一気に空が暗くなり・・「フォ~!ヒュルルゥゥ~!」と風が吹き荒れる・・。
そして開けたプールに目をやると風に煽られた水面を「スス~ッ!」と何やら生き物がクネクネ泳いでいる・・。

「ツチノコ・・?!」

そんな訳がないとわかってはいるケド・・(汗)なんだかそんな風に見えてしまう(笑)。
正体は確認できなかったけど弱って水面をフラフラ泳ぐ渓魚だったんだろう。

なんだか私の小心者ぶりを見透かすかのように脅かしてくれるぜ・・今日のこの渓は・・はは・・(汗)。
雷鳴も徐々に近づいてくるし、撤退ですなぁ・・。

次回この渓に訪れるのは雨上がりとか長雨の合間とか、何か変化があったころに来てみたいですな。  


2007年06月04日

イワナとにらめっこ。

だんだんと難しいコンディションになってきた渓でのお散歩釣行。渇水し水の透明度があがり渓魚はよりナーバスになってきていますなぁ。
所詮せいぜい5~60分が勝負の私の最近の釣行パターン。入渓してすぐに遊べるお気楽ポイントでは日に日に釣りが難しくなって当然でしょうけど・・上流に足を伸ばすには時間が無さすぎます・・(汗)。

釣り場に向かうジムニーの車内、恥ずかしながら私の頭の中では完全にイメージが膨らんでいまして(笑)。スレたグッドプロポーションの渓魚を何とかヒットに至らせ、連日悩んだバラし癖を乗り切り無事にキャッチ・・(爽汗)・・のはずでしたが。

しかし世の中そんなに甘くは無いです、ハイ・・(笑)。

ちいさなプールに流れる私のフライを凝視し続けて泳ぐイワナ。そのうち何だか目が合ったような気がして・・。最近数日おきにコイツの顔とにらめっこしているような気がしますけど・・そんなわけないか(笑)。

小さな落ち込みにキャストしたフライをくわえたのは超ちびっこヤマメで、合わせた勢いで宙を舞ってしまうほど。思わず苦笑いです。

その後ライズを狙うと今度はイワナ。しかしこれもまたちびっこサイズです。今日はこれくらいの渓魚にしか遊んでもらえそうにありませんなぁ。
私の気持ちは身体から離脱してどんどんと上流に浮遊して行ってしまいそうです(笑)。

これから本格的な夏を迎えますます条件が難しくなるはずの私のお散歩釣行・・。それでもダメでもともと、今シーズンはしつこく渓に通ってコツコツ経験を重ねますよぉ~!!  


2007年06月01日

またもや・・。

雲間からのぞく青空は輝き、谷間にはセミの鳴き声も響き始めた。空気はまだまだ冷ややかではあるが、ひとたび強い日差しを浴びればたちまちに汗ばむような陽気。
いよいよもうすぐ夏が到来しますなぁ(まぁその前に梅雨ですけど)。今シーズンこそ渓に通い続けるぞぉ~!

前回、前々回にいつも釣れない私としては好感触を得て、再度期待をこめて訪れた渓。しかし今日は意外に反応は渋かった。

小さなプールの中層で遊ぶイワナは時折反応を示し、頭上を流れるフライを凝視しながら浮上するもあと一歩のところでバイトには至らない。
フライをどんどんサイズダウンしてやっとアタックがあるけれど、どうもしっかりとは銜えないなぁ。ふぅ・・。

浅瀬のライズをたたくとようやくヒット&キャッチ!ちいさいけどキュンキュン走って楽しませてくれるイワナさま!はやくもっと大きくなってくださいね!

その後期待した落ち込みのポイントは不発・・。再び先ほどのプールに目をやると小さなライズがあり、どうしても気になって#14プードルをキャスト。
ポチャッとちいさなライズフォームでフライにアタックしたのは思ったよりいいサイズのイワナ!ギュンギュンとロッドに伝わる引きが心地いいなぁ~!嬉しい~!

・・しかし・・。

今回こそは手ごたえ十分のはずだったが・・バレ・・た・・(泣)。
このポイントでの痛恨の連敗バラし率100%記録を今日も更新してしまった・・(泣)。
もう・・何故なのさぁ~?!これは何かあるぞ~!呪いだァ!幽霊イワナだァ~!くっそ~ォ~!
そんな私の言いがかりに対して一斉に「アンタがヘタくそなんでしょ!」と渓魚たちの声がこだまする・・(笑)。

あまりの脱力感に空を仰ぎながらフライを結びなおし、やけくそライズたたき(笑)。
往生際の悪い私はロスタイム一分経過後にチビイワナをヒット&キャッチ。

ちいさくても・・やっぱり嬉しい渓魚の引き味・・。

それにしても、私のこのバラし癖は困ったものです・・。どなたかよいアドバイスをください~!ホンキで悩んでいます(汗)。  


2007年05月28日

バラし癖の克服が課題・・。

冷たい風が吹き荒れた昨日の名残か、もうすぐ6月になるというのに里には今日も思いのほか寒い空気が漂っています。
渓の様子が気になる私とジムニーはお散歩釣行目的にドコドコと林道を走ります。麓から眺める山々はゆっくりではあるが山頂に向かい新緑が広がりつつある。素敵な季節だなぁ。

午後になり気温も上がり、日に日に強くなる日差しにキラキラと輝く渓にはおびただしい水棲昆虫のハッチ・流下が見られます。
解禁当初に寒々しいほど透明度が高く感じられた水の流れも、今ではすっかり生命感が溢れる色合いに思えてきます。

釣り場に降り立つとすぐに小さなプールを我が物顔でクルージングしながら無邪気に捕食行動を繰り返す渓魚の姿を発見!
例によって早速私の頭はヒートアップしてしまい(汗)ティペットが足元に絡んでせっかく結んだフライがクチャクチャに・・(笑)。

オロオロしながらフライを結び直してキャスト!そしてゆっくりと流れるフライに数センチまで渓魚が接近するが、わずかにドラッグがかかった瞬間に大慌てで渓魚は深みに逃げていった・・。
今日も夢破れたり・・か・・(泣)。



気を取り直して次の落ち込みにトライ!するとパシッと#14ライツロイヤルを銜えたのは、シャープでスピーディーなファイトの俊足ヤマメさまだ!
慎重なやり取りの後にネットに収められたのはなかなかグラマーなヤマメ!嬉しいよぉ~!

記念写真を撮りホッと一息ついたところで先ほどのポイントに目をやると、再び先ほどの渓魚がクルージングをはじめています。
「む~ん!今度こそは!!」
鼻息を荒くしていた割には横着をしてフォームパッチについていたフライを結びキャスト。
するとやはりフライまで数センチのところで「けっ、まずそう・・。」とでも言わんばかりに渓魚はプイっと反転。むむむ・・。

面倒くさがらずケチらずに#16CDCピューパを結びなおし、流れにトレースすると今度は超スローモーションで疑いもなくフライを銜えた!
やった~!と小さくつぶやき控えめにガッツポーズをする私(笑)。しかし悦びもつかの間・・気持ちよく曲がるロッドからフッと手応えがなくなり渓魚は再び水底に戻ってしまいました・・。が、ガガ~ン・・(泣)。

先日のこのポイントでのバラしパターンとまったく同じ光景・・(泣)。だから慎重にって言ってるのに・・トホホ・・。

そのあとシャローでライズするイワナをヒット!バラしを恐れる私は、岩場や倒木・ブッシュに逃げ込もうとする20センチそこそこの渓魚に対しては必要以上に大袈裟な竿さばきをしてしまいます(笑)。
もし傍から釣り人が見ていたら、「はて?あの人こんな山の中の小渓流でサーモンかスティールヘッドでも釣ったのかい?」とでも冷やかされるようなオーバーアクションですな(笑)。

最後のタイムアップ寸前にもイワナをヒット&キャッチ!ファイトの感触を楽しみつつもバラさないやり取りを模索するのでした(笑)。
もっともっと渓魚とやり取りをして、バラシを軽減することが私に課せられた大きな課題ですな・・(汗)。キビシ~(笑)。  
タグ :ヤマメ釣行


2007年05月23日

連敗の渓にリベンジ。

前回、前々回のお散歩釣行でまずは無事渓魚の顔を拝めた釣れない私。しかしそれでもいつまでも脳裏から離れない呪縛の渓があるのです・・。

現在この渓では連敗記録を更新中で、何度かトライしたポイントでは過去二回痛恨のバラしを喫しているのです。
サイトで見つけたグッドコンディション渓魚に会心のアプローチ&ヒット!・・が、直後に初歩的なミスと詰めの甘さにより敗戦・・。

この渓のスタート地点とも言えるこのポイント、訪れる釣り人はたいてい横目にチラと覗いていく程度でしょう。私も最初はやはり本気でフライロッドを振る気にもなりませんでしたが・・。

しかし試しにいざフライをキャストして渓魚の気配を感じ、バラしも経験してしまうと・・あぁ、何で?何で?何で?!
以来連日寝ても覚めてもフッとその光景が目に浮かんでしまうのですよ・・(苦)。



今日は本当は釣りには行かない予定でしたがポッと時間ができてしまいソワソワしてる。正味4~50分の釣行時間が捻出できてしまった私は気が付けばやはりジムニーと林道をドコドコと・・。

釣り場に到着してタックルをセットアップ。周囲の状況を見回しながらベストのポケットを手で探ると、「あ?・・が?・・(苦)?!ふ、フライボックスを忘れてきた?!(泣)。」
昨晩眠い目をこすってタイイングして、フライボックスごと戸棚に置いてきたんだっけ・・トホホ。今日も釣れない予感急上昇中・・。

仕方なく胸元のフォームパッチに辛うじて付いていたフライを結びトライ!しかしサイトでは渓魚も見つけられず、水位が落ち着いてきて前回と流れの雰囲気が変わったポイントでは手応えを感じない・・ダメかな。

弱気になっているとシャローでけっこうライズが活発になってきた。キャストしたフライに反応もするがヒットには至らない。
その後視界の端の落ち込みで派手なライズが見られた気がしたので#14ライツロイヤルをキャスト。すると・・。



水底からゆっくりと浮上したイワナがカッとエラを開きぽっかりと大口を開いてフライを飲み込んだ!
水中で反転した魚体はズッシリと重みのあるファイトのイワナ!グイグイとロッドをしならせて抵抗する。

興奮しながらも慎重に何とかランディング地点へイワナを促し、ネットに入った宝石のように綺麗なイワナを眺めてホッと安堵の表情を浮かべる私。ついにこの渓でリベンジに成功・・。
やりましたよぉ・・この渓の呪縛から開放された瞬間です。感慨深いです。デジカメでこのイワナの写真を撮りながら、今シーズンこの渓で苦戦したシーンがいくつも思い出されました。

時間も無いのでこの一尾で帰宅しようと思っているとまたライズを発見。パッチにはクシャクシャになったフライしかなかったが丁寧にフロータントをすりこみ形を整えてキャスト。
またまたゆっくりと水面でフライを銜えたのはちいさなイワナ。しかしこの渓の魚は引きが強くサイズ以上に楽しませてくれます。
そして暴れて走り回るちいさなイワナに寄り添って、かなり良形のイワナがまるで海のシイラのように追ってくる!

「あっ・・!あんな大物イワナを釣ってみたい・・。」

私の心の中には早くも新たな呪縛が芽生え始めていた・・(笑)。  
タグ :イワナ釣行


2007年05月19日

雨上がりのイワナ。



雨上がりの帰り道、舗装路をつまらなそうに走るジムニーが囁く。

「オコおやじ殿!どうやら雨も上がったことだし、ちょいと渓にお散歩でもしませんかい?ヤマメ釣りにはうってつけのコンディションですぜい、旦那ぁ。装備なら出来ておりますぞ。」
「おおっ、なんとも気が利く奴じゃのぉ。」
「いやいやオコおやじ殿こそ5ピースのパックロッドが腰ベルトに差してございますではありませんか。リールだってダッシュボードに予備用のフルーガーが仕舞ってあるのを知っていますよ。今日のフライはこれをいかがですかな?#14禁断のライツロイヤルですぜ・・ひっひっひ。」
「ふぉっふぉっふぉ・・ジムニーや、おぬしも悪よのぉ。」

だ~れもいない山中でそんなくだらない芝居を独りブツブツやってると、いつの間にか準備万端。

フライを何投目にして早々にチビヤマメがヒット!今シーズンのバラし癖を意識してか、必要以上に慎重なやり取りをする私(汗)。

まずはホッとする一尾でした。


次にヒットしたのは重量感のある引き・・イワナだ!決して大物ではないが綺麗な魚体の岩魚・・嬉しいィ~!

実に二年ぶりに手にしたイワナ・・渓とフライフィッシングに舞い戻ってきてホントにヨカッタぁ・・(涙)。感謝しまス!
リリースして流れに戻る渓魚の仕草ってのはとても可愛らしいものだ・・つくづくそう感じました。



この後も渓魚の反応は良く今度はチビイワナとご対面。

狙い通りのアプローチと試してみたかったフライがどれも好感触を得ました。








そのあとも二尾のチビヤマメを追加して残念ながらここでタイムアップ。


こうなるともっと欲が出て夕暮れまで遊びたくなるよ~(笑)。

久々に7ft#3番のイエローグラス ショートロッドが何度も曲がったひととき・・楽しかったです(笑)。  
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