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2017年08月28日

初秋の記憶と残像を釣り上がれ

爽やかな秋晴れの山中に向かい、KIFさん「激戦区の渓」へ出撃。
この谷はワタシにとって、もしかしたら10年ぶりくらいの再訪。自分の「おぼろげな記憶」を頼りに谷底へ下降します。

例年ならこの時期は高気温や渇水で超シビアな状況なんだけど、今年の夏の終わりは程よい降雨もあり気候もやや涼しげな状況なので、「もしかしたらいいかもね~♪」・・な~んて、自分に都合がよい勝手な思い込みを胸に抱きフライロッドを振る・・ところがやっぱり・・渋いよね~(苦笑)。

それでもスゴ腕KIFさんは早々に良型イワナをキャッチ・・実力の違いを見せつけられます。
ワタシも「セコい小場所」からイワナをヒットさせ、とりあえず「ボ」は回避・・(^^;)
だけど記念写真をマジメに撮らなかったので、このままでは「ブログ的ボウズ」の危険性もありえるぞ~(激汗)。
その後は途中けっこう険しい箇所も遡行しましたが、苦労した割にワタシには思ったほどの釣果は得られず・・。
午後になりようやく何とか記念写真認定サイズ(?)のイワナがヒットして、ようやく「ボウズ逃れの一尾」の撮影を達成・・(^^ゞ



このアベレージサイズほどのイワナの姿が、妙にありがたかった本日のワタシでした(笑)。
さてさて、ドピーカンの晴天で、日差しは強いけれど涼しい風が吹く渓谷。流れの水色や木々の色彩や赤トンボが舞う風景に、自分の初秋の記憶と残像がオーバーラップします。
釣り続けてやや上流部に移動。自分が覚えていた渓相とはややポイントの形状などが変わっていましたが、相変わらず変化に富んだ区間で楽しいです。


           ↑ 渋いコンディションでも、テクニックで良型を釣り上げるKIFさん

今日もKIFさんの釣りっぷりは見事です。釣り人の足跡がたくさん残る激戦区だというのに、竿抜けポイントから良型イワナを引きずり出します。
ワタシもポツリポツリとイワナを釣りながら、この歳にして今更なのですが、「自分ももっとフライフィッシングが上手くなりたいなぁ」・・な~んて向上心が芽生えちゃいます。


                 ↑ 渋~いイワナに翻弄されるokoオジサン

イワナの反応は気まぐれで、何度も何度もフライ直前まで水面へ浮上しても食わないヤツもいれば、絶対見えているはずのフライを完全無視するヤツがいたり・・
かと思えば、とても素直な流れのポイントに、とても素直に水面へ浮上して、とても素直にフライを飲み込んだヤツがいたり・・ ↓



とても気持ちの良い釣れ方で、とても良いファイトを楽しませてくれた28cmイワナです!
このタフコンディションの渓で、こんなネイティブイワナに会えれば大満足なワタシです ♪

退渓ポイントが近くなり釣り上がれるのもあとわずか・・という地点で、KIFさんが色黒ワイルド系尺顔男前イワナをヒット~♪
「あとはokoさん、最後の一匹釣ってなぁ~!」
と声を掛けられ、キモチを込めて本日ラストキャスト~!・・「バシャッ!」・・出たぁ~?!



今日最後の一尾は、今シーズン最小イワナで締めくくりましたとさ(笑)。
そんなこんなで、夏の終わりと秋の訪れが入れ違うようなムードを体感しながらの釣行。
古い自分の記憶と残像は、正解と間違いが交錯しながら(苦笑)、再確認や修正をして新たな釣りの楽しい思い出となっていったのでした。  


2017年08月21日

夏を越した尺イワナと戯れる

先日の局地的豪雨の影響が残っているような気がして、さてどうしたものか・・と悩んでいた矢先に、急遽KIFさんとの出撃が決まりました。
今シーズンお互いに一度行ってみたかった渓があったので、
「ダメでもともとで挑戦しましょうか~!夏を越したシビアな渓魚たちに打ち砕かれましょう!
・・な~んて釣りバカ魂が静かに燃え盛り上がり(笑)、渓谷へ向かい山中を歩く・・。
GPSを頼りに、入渓地点を探して水辺に到着。ロッドをセットして、ラインを馴染ませるつもりで下流にキャストすると、すぐにイワナが浮いてきた!・・がフッキングはせずに水中に戻った・・。
「あれ?!でも思っていたより渓魚の反応はいいのかもね~ ♪」
もしかしたら先日の降雨が良い影響をもたらして、渓のコンディションをリセットしてくれたのかもしれません。
闘志メラメラだった釣りバカが、一転してスケベ顔になっているのを自覚するワタシです(笑)。

ふとKIFさんに視線を向けると・・うぉっ!もうヒットしてるじゃん、早ぁ~!
この調子なら、本日も「KIF師匠オンステージ」は確定ですね。釣りっぷりを拝見しましょうか。
ワタシも目の前の大きな反転流の怪しげな泡の中に、#14CDCカディスを浮かべて探ると・・水底から大口を開けたイワナが浮上して、ゆったりとフライを飲み込む!
ガッチリとアワせると、イワナは深みへ何度も潜り強いファイト!ロッドが気持ちよく曲がる・・



何回かネットで掬い損ねながらも(汗)、無事にキャッチしたのは29cm泣き尺イワナ!
こんないいイワナと会えるとは思ってもいなかった。もうこの時点でワタシは大満足・・そろそろ帰りますかぁ (^^ゞ ←おいおい、釣り始めたばかりだろ。まだまだ先は長いぞ(笑)


         ↑ 今日も「視線を向けるといつもロッドが曲がっている」KIFさん

流れのカーブの小さなくぼみが怪しい・・フライをキャストするとスーッとイワナが浮いてきた!
フライロッドをギュン!と曲げてヒット~!これまた強烈なファイトです。
慎重にやり取りしながらも、その引き味を堪能する。真夏の渓の透明な水に浸りながら、ネイティブイワナと戯れるひととき・・超気持ちイイっス ♪





イワナが浮いてきたところで、ランディングネットを差し伸べれば・・32cm尺イワナです!
ちょっとスレンダーだけど、背中に鳥に攻撃された傷跡が残る、厳しい自然環境を生き延びてきた逞しき魚体です。
元居た場所へゆったりと泳ぐ姿を、しばし時の流れを忘れて見守りました。


              ↑ セコい攻め方で尺イワナを追うokoオジサン

尺イワナをリリースして遡行を再開。目の前に広がる浅瀬に魚の気配を感じる。
この時期、意外とこんなシャローに良型が付いているパターンがあるよね。この前のポイントでも浅場からいいサイズに走られたっけ・・。

念のためフライをキャストすると、ドラッグが掛かる寸前にバシャッ!とイワナが飛び出した!
ところがワタシは油断してラインのスラックを取り損ねていたので、後方へ一気に走りロッドを大きくあおり、超カッコ悪いヒットシーン(苦笑)。
夏の日差しに照らされキラキラと輝く流れに、これまたいいサイズのイワナが疾走します・・これも尺ありそうかな?




こいつはやや白っぽい綺麗な魚体の、30cm尺イワナ!まさかの尺連発です ♪
イワナは記念写真を撮っている途中で、ビシャッ!と元気に流れへ戻って行きました。
こういうポイントから尺が出てくれるなんて、よほど渓のコンディションが良好なのかな。先日の降雨は恵みの雨だったのでしょう。



もちろんKIFさんも、尺や泣き尺をはじめ、相当な数を釣ってます。これぞプロの腕前ですね!
数センチも違わず正確にフライを落とすキャスティング、メンディングなど、見ていると本当に勉強になります。
魚が居そうなポイントを発見すると、「我慢できないタイプ」との噂通りに(笑)、次々と攻める姿勢がKIFさんらしいです。

手前に強い流れがある奥の反転流。絶対にイワナが潜んでいるはずのポイント。過去にこんな場所では、ドリフトがうまくいかなくてイワナにフライを食わせきれなかったり、ヒットしたけどに強い流れに揉まれてバラしたり・・そんな無念の記憶ばかりが頭に焼き付いています。

KIFさんに見習って、ここは是非ともイワナに勝ちたい!・・水面を漂うフライをイワナが追う!
・・が、食いつく前にやはりドラッグ(汗)・・もう一度!またまたイワナが水面に浮上・・だけどやっぱりドラッグ・・めげずにまだまだフライを投入し続ける・・モコッ!こんどは食った!ヒット~♪



遠目からみたイワナはサイズ的にそうでもないように見えたけど、格闘中に流れの中で反転した魚体はけっこういいサイズです。
ファイト中に手前の強い流れに入ってしまいましたが、ロッドの弾性を生かしてしのぎ、じっくりと寄せてランディング。
なかなか精悍な顔つきの29cm泣き尺イワナです!嬉しいぞ~♪

そんなこんなで、夏を越したたくさんのイワナと遊んでもらった釣行。
出撃前は「この時期のイワナは気紛れだから、もしかしたらけっこうキビシイかもねぇ・・」と弱気なワタシでしたが、終わってみれば思ってもみなかった好釣果で大満足です。
KIFさんお疲れさまでした。また行きましょう!それにしても道中の山登りや歩きは、お互いに正直しんどかったですね~(^^;)  


2017年08月18日

超激戦区にタイムトリップ?!

初秋を思わせるような天候が続いたお盆が明け、打って変わって気持ち良い夏空が広がった。
ジムニーを走らせ、夏の信州らしい深い緑の景観を突き進む。
到着した釣り場には先行者がすでに十数名・・(汗)・・まさかの超激戦区なのか?!



本日の同行者はテツとオチビ・・いやいやオチビもすでに女子に成長した。目的の釣り場に到着すると、テツが声を上げる・・
テツ 「うわぁ、ここメチャ覚えてる!オレがまだちっちゃい頃に来たよね~!」
オチビ 「え~っ、アタシぜ~んぜん覚えてない・・。」
okoオヤジ 「そうだろうね。もうあれから何年経ったっけ・・もう9年ぶりか!本当に久しぶりだね!」
懐かしさが込み上げる風景に、なんだか心が浮かれる ♪



子供たちの「自分で釣った魚が食べたい!」のリクエストで、訪れたのは北信州の釣り堀。
仕事に部活にと忙しい家族の、スケジュールが合った3人だけで出撃。驚いたのがぜ~んぜん変わらないその風景!
管理人さんたちの手入れが行き届いているのか、タイムトリップしたかと錯覚するほど、釣り場の流れも周辺の緑や施設もそのままだったのです。



夏休みの家族連れの笑い声が響くフィールド・・だれもが楽しそうな笑顔でいますね。
釣ったニジマスはお店にお願いして唐揚げにしてもらいました。これがとても美味しくて子供たちも大満足!



たくさん遊んだ後は、近くの観光地まで足を伸ばして涼みました。湖をそよぐ風は爽やかで、青空と夏雲と水面の輝きがとても心地よかった。
今シーズンの休日は険しい源流にばかり足を向けていたokoオヤジでしたが(笑)、たまにはこんなリラックスもいいよね~♪
どこもワタシにとって久しぶりに訪れた観光スポットでしたが、昔の懐かしい思い出がよみがえったり、時間の流れが止まっていたかのように思えたり、ちょっとしたサマーフィーリングでした。  


2017年08月07日

源流で逢いましょう

野暮用が続いたり雨で釣行を断念したりして、なんだかんだでワタシはもう1か月近くロッドを振っていないぞ・・フライフィッシングを忘れちゃったらどうしよう(泣)。
←心配するなよ、釣りバカは馬鹿だからカラダに釣りが染みついてるんだよ(笑)
今日も早朝から地域の作業があったけど、終了後はもう我慢できずに釣り道具をラゲッジスペースに放り込み、ジムニーを走らせ渓へ 向かうぜ~!
里では記録的な猛暑や豪雨の予報が出ているけど、渓は涼しげでカラダが和みます。
本当なら釣り仲間とご一緒したいんだけど、出遅れ出撃だから皆さんをお誘いもできず・・(-_-;)
心のどこかにちょっとだけ単独釣行の心細い思いを抱きながら、遡行を続けます・・。



さすがにキビシイ真夏のコンディション・・源流と言えども状況はシビアです(汗)。
それでも思ったより素直にフライに反応するシーンもあったりして、早々にボウズは逃れて何尾かヒットで一安心 (^^ゞ
すると背後から「ピィーッ♪」と聞き覚えのある指笛の音がする?・・えっ?takaoさん?!
振り返ると藪の中から笑顔のtakaoさんの姿が現れた!・・偶然訪れた渓の林道に駐車されていたワタシのジムニーに気付いて、takaoさんが追いかけて来てくれたのです!


              ↑ 真夏の源流域で、takaoさんとのまさかの出逢い

さすが山と渓谷を知り尽くしたベテランtakaoさん!ワタシに追いつくため、バテバテになりながらも必死で山を登ってきてくれたのです。
さぁこれで怖いものはないぞ!ふたりで楽しく遡行を開始しました~♪



最近はフライフィッシングだけでなく、登山・トレッキングやデジカメ・動画撮影も楽しんでいらっしゃるtakaoさん。
ワタシの拙いヒットシーンを撮影していただきました・・小さなイワナでしたけど(笑)。



takaoさんも「ここぞ!」のポイントで着実にヒットを連続 ♪背後から観ていると、フライロッドやラインを上手くコントロールしているのがよくわかります。

怪しげな気配がする、岩陰になる泡溜まりの反転流・・水面のフライを見失った・・空アワセを入れるとイワナがヒットした手ごたえ!
ロッドの弾性を生かすため立てると満月に・・良いサイズだなこりゃ♪・・前進して体制を整え、強い源流イワナの引き味を楽しむ!
・・が、フッとラインテンションを失った(汗)・・痛恨のラインブレイク?!
な、なんてこったぁ~(泣)。この日一番の良型だったのに・・ファイト中に岩にティペットが触れた感触があったから、擦れちゃったのかな?
その前にもけっこういいサイズっぽいヤツに切られちゃったから、もっとマメにティペットの傷やノットをチェックしなくちゃな・・と学び、反省しました。


            ↑ この写真撮影直後に、痛~バラシをやらかしたokoオジサン

気持ちを切り替えて遡行を続けます。標高も高くなってきたようで、休憩しているとやや肌寒く感じるほどです。
通り雨に濡れたり夏の木漏れ日に目を細めたり、やっぱり源流は気持ちイイよね~♪
釣行を終えたところでちょうど雨が本降りになり、雷も鳴り始めて辺りが薄暗くなってきました。
もしも独りだったらちょっと怖かっただろうけど、思いがけずtakaoさんと逢えたので、安心しておしゃべりを楽しみながら下山しました。

帰宅して風呂あがりに飲み干したハイボールの美味かったこと(笑)。涼しい夏山でたくさん歩いてたくさん汗を流して、源流でたっぷり釣りを楽しんだ後は格別っスね~♪