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2011年08月18日

時には星の下で眠る。

若い頃のワタシは片岡義男の小説に夢中になっていました。カワサキの往年の銘バイクが登場する男臭いストーリー・・それに憧れたワタシもバイクのキャリアにテントや寝袋を積んで、仲間とよくツーリング&キャンプに出かけたものです。
いくつものワインディングロードを駆け抜けて、身体がクタクタになるまでバイクでコーナーを攻める。そして高原や山岳のキャンプ場に到着、レザースーツを脱いでテントを設営し、夕暮れの中で缶詰とカップ麺と言うとてもチーブな晩餐をいただく。
パーコレーターで淹れた苦いコーヒーをやせ我慢して飲み干した頃には、ひとりふたりと走り疲れた仲間達はテントに入り寝息をたて始める。
「時には星の下で眠る・・。」
やがて満点の星空を見上げるワタシは小説の中のフレーズを思い出してつぶやき、独り悦に入って寝袋の中にもぐり込み、バイクでロードを疾走する夢を観るのです・・。
・・あぁ、なんてストイックだったんだろう、若き日のoko青年は・・(笑)。

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さてさて、お盆が過ぎてようやくoko父さんも短い夏休みになりました。
さぁ、行くぞ!我が家のサマーキャンプは野反湖に出撃だ!
oko夫妻にとって11年ぶりとなった野反湖来訪。まだまだ子供たちも幼いのでどうかなぁ・・と若干の心配もありましたが、やはり素晴らしい景観と雰囲気!満足感がじわじわとあふれ出るようです(笑)。

時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。
時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。

御存知の方も多いかもしれませんが、ここ野反湖キャンプ場はサイトまではリアカーで荷物を運搬して移動します(大汗)。
これがオートキャンプ場とは一味違う趣でいいんですけどね・・まぁ、当然のことながらテントやタープを張る時点でお父さんお母さんは疲れてヘロヘロになってます(苦笑)。
そしてキャンプサイト設営完了とともに思わず缶ビールをプシュ!・・おぉ、なんちゅう美味さだ~(笑)!

時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。
時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。

まったりとした夕刻を過ごし、夕暮れにはキャンプ定番のバーベキューと焚き火・花火で子供たちも御満悦。
やがてひとりふたりと、遊びつかれた子供たちがテントの寝袋にもぐりこみ・・最後に残されたoko父さんは焼酎をチビチビ飲みながら、星空に囲まれて独り悦に入るのであった(笑)。
      「時には星の下で眠る。」
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時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。
時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。

キャンプ場の朝は早い。静寂の湖畔を散策しながら心身をリフレッシュ。
でもね、朝食とモーニングコーヒーで体が温まると、やっぱ釣りのことが気になってそわそわしちゃいますね(笑)。

時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。
時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。

とは言ってもフライで釣れるのはニジマスの稚魚やウグイばかり。一級ポイントでは本気モードのルアーマンや、お気楽地元餌師が超大物ニジマスなんか釣っちゃってますが、やはり子連れお気楽釣行ではこの時期のナーバスなトラウトにはまったく歯が立ちませんでした(泣)。
過去に一度ワタシはは野反湖名物「ブルーバックレインボー」をエルクヘアカディスで釣ったことがありました。今回もそんな麗しきトラウトと再会したかったですが・・見事に敗北を宣言いたします・・(苦笑)。

それでも収穫がありました。今まではあの手この手で誘ってみても釣りにイマイチ興味を示さなかった息子が、突如ルアーフィッシングに目覚めたようです。
釣りバカoko父さんも驚くほどの集中力で、キャスティングを繰り返しルアーをチェンジしてはスピニングリールのハンドルををグリグリとまわします。

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楽しい時間はあっという間に過ぎ去りました。遊びつかれてはしゃぎまわった子供たちは完全にバッテリー切れ状態(笑)。
焚き火の炎に見入りながら、またまたまったりと・・。

時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。
時には星の下で眠る。時には星の下で眠る。

そして今宵も涼しい湖畔で「時には星の下で眠る」ワタシなのであった。
野反湖の素敵なフィールドよ、ありがとう!また来るぜ!次回は子供たちにリアカーを引かせるぜ~(笑)!





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この記事へのコメント
okoさん、こんばんは~^^。

キャンプお疲れ様でした^^。

何を隠そう、私も片岡義男にかぶれていた時代がありました!(笑)
高校時代だったので、割と初期の作品ですが、『彼のオートバイ~』
から始まって『ボビーに首ったけ』『マーマレードの朝』とか・・・。
いやー懐かしい^^。時には星の下で眠る・・・っていうフレーズ聞くまで
忘れてましたよ。あー私の青春時代よ・・・(笑)。

ところでCX水没って?えーっ?(汗)
Posted by farwater at 2011年08月18日 22:56
”ラジオが泣いた夜”、”ボビーに首ったけ”、”スローなブギにしてくれ”僕らのバイブルでしたね^^。ストイックだった そんなoko父さんは今、子供たちと相方である奥さまと星空の下で素敵な夜を過ごしたのでしょう。
 お魚の居る所でキャンプがokoさんらしいがwww( ・ω・) -ω-)ゥミュ
Posted by shima at 2011年08月18日 23:09
私もおととい星の下で眠るためにキャンプに行ったのだ。ソロだよ。男だよ。しかし車に荷物を積んでいて、この大荷物はなんだと我ながら呆れたよ。昔はバイクの荷台とタンクバッグに載るものだけでキャンプしてたのに、今や車の荷台と後部座席にものがギッシリだ。堕落した。

けどまあいいやと出発したら有名なゴールデンイヤズキャンプ場(バンクーバーから1時間半くらい)は有名な割によくなくてさ、サイトまで車を入れるため地面はパンパンに踏みしめられた砂利になっていて、堅いしほこりっぽい。景色も凡庸だし、はっきりいって林の中に整然と作られた駐車場にテントを建てて寝ているといっても過言ではないと思った。

日本でもやっぱりさ、この野反湖みたいにリアカーでサイトまで荷物を運ぶ、ああいうキャンプ場がよかったなとしみじみ思う。ああいう狭いキャンプ場って一種の移動集落でさ、子供らが懐中電灯を手にワイワイと歩きまわって、うるさいけどにぎやかで気分はなごむ。静かすぎるキャンプ場は味気ないよ。

もうひとつ思ったのは、山道を車で走っていてもキャンプ場で星の下で寝ていても昔感じまくった「サマーフィーリング」の喜びがあまり湧いてこないことで、これはやっぱり結婚して子供ができて、家族全体での楽しみが基本になっちゃったら、1人旅では盛り上がりきれないのかなと考えていた。旅やキャンプは変わらなくても俺が変わったのかもしれないなと。これは自分じゃ答えが出ないんだ。
Posted by カナダの偉大な兄 at 2011年08月19日 04:55
こんにちは。

キャンプ、楽しまれたようですね!こんな状況でもつりが出来るキャンプ場を選択するとは流石です!

片岡義男、懐かしいです!
きっと実家の倉庫かどこかに眠ってるんだろうなぁ~。
今度探して読み直そうかな・・・。
Posted by NOBU at 2011年08月19日 07:41
こんばんは!

駐車場からキャンプ場まで、結構距離もあるし、
傾斜もきついですよね。
リヤカー引きお疲れさまでした。(笑)

ところでCX4水没って、どうしちゃたのですか?
今、Yahhoの保険に入ろうか迷ってるのですが、
どうも釣り具の保証が対象外になってしまったようで、
考え中です。
Posted by takao at 2011年08月19日 20:06
こんばんは、farwaterさん!

お互いそういう世代なんでしょうかね?オートバイがらみの作品はどれも読みふけったものです(笑)。
青春時代かぁ・・何だか胸がキュンとなりますね~(笑)。
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月19日 22:11
こんばんは、shimaさん!

やっぱねぇ~、どれも我々のバイブルっすよね~(笑)。
バイクに乗らなくなってからも、キャンプの夜にはいつも「時には星の下で・・」とつぶやくワタシです。
いつか源流釣りキャンプも実現したいですね!
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月19日 22:19
こんばんは、兄よ!

噂は聞いていたぞ。「ソロキャンプに出撃してるらしいよ。今頃どうしてるだろうね?」と家内と話をしていた矢先だ(笑)。
昔の俺たちは無邪気なまでにバイクで走ることに没頭していたからな・・家庭を持ってオトナになると、あの頃のように「自分だけの世界」にはなかなか入り込めないのかもしれない。
・・まぁその分家族との時間を楽しめることが喜びとなるわけだが・・。

ワタシの場合、夏の山中で釣りをしていてサマーフィーリングを感じることがあるよ。将来もし釣り&ソロキャンプが実現できることがあれば、タイドプールのあの曲を口ずさむかもしれない(笑)。
バイクのコーナリングに夢中になっていた気分と、今のワタシのフライフィッシングの爽快感は、どこか共通するモノがあるのかもしれない・・。
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月19日 22:33
こんばんは、NOBUさん!

やっぱそうでしょ~(笑)。ワタシももう一度読み返してみたいなぁ・・正直それぞれの作品も、けっこう内容を忘れちゃってます(汗)。
釣り&キャンプができるフィールドに出かける・・釣りバカなワタシの戦略ですよ(笑)!
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月19日 22:35
こんばんは、takaoさん!

CX4・・面白れぇじゃん!・・な~んて言いながら水辺で撮影していて、家内に手渡した時にボチャッ?!・・購入して3日目で水没です(汗)。
幸い動作はしていて、水没LUMIX同様にレンズ部が浸水しましたが、自然乾燥したらなんとか復活しました。
でも今回は細かい砂が少々混入してしまって・・(汗)。だいじょうぶかなぁ・・。
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月19日 22:41
心配するな、私のサマーフィーリング苦悩はわずか1日で解決した。

キャンプ旅行中夏の山河を眺めて走りながら、なんだかセカセカと追い立てられてるみたいでリラックスできなかったのだが、昨日自転車で買い物に出てみたらいきなりぶわーっとほしかった「サマーフィーリング」が湧いてきた。そうか。わかった。俺がほしかったのは二輪の自由さだったのだ。軽やかに進み、いつでも止まれる二輪の自由。歩道を通り裏通りにまわり、適当なところにキッと止めて用を足す気持ちよさ。これだ。

車の旅は、目的地に着くか適当な駐車場がない限り止まることができない。基本的に「移動」なのだ。キャンプからの帰路丘の上から一瞬見えたフレイジャーリバーが美しかったのだが(お前も覚えてるだろう、あのキャンプからの帰りに見た大河を)、車を停める場所がついぞ見つからずその後一度も見られなかった。これじゃ切ないではないか。

二輪ならば交通の邪魔にならないので好きなところに止まり、好きなだけ景色や町を味わえる。それが俺がしたい旅なのだ。俺はびゅんびゅん車が流れる伊豆のスカイラインでバイクを止め、路上のタヌキの死骸を横の草むらにのけてやったことがある。そういう瞬時の判断で行き・止まる自由がなく、移動を計画し粛々と実行しなければならないから、四輪の旅は燃えないのだ。分かったわ。

今後モーターサイクルを購入して二輪野郎に戻るというのは無理だが、車に自転車を積んでいき、出先でちょこちょこと二輪の自由を味わおうと思うぞ。

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俺は知っての通り釣りはやらんが、「釣りをしてサマーフィーリング」というのは分かる。バイクにテントと寝袋を積んで走った鬼怒川→伊香保→長野の旅、食べ物とパンク修理セットを持って富士山中を駆け抜けたMTBの旅。あれらと同じ、必要なものを身につけて小さな旅に出る自給自足自由感があるんだろう。ラブ&ピース。
Posted by カナダの偉大な兄 at 2011年08月20日 03:32
星を見ながら

良いですねぇ

私の若かりし頃は、キャンプと言うより「野営」でした
1万尺の頂から海まで歩いたときは涙出ました

今は、もう無理ですね(笑)

子ども達とはデイキャンプです
Posted by 自転車通勤人 at 2011年08月20日 09:33
こんにちは、自転車通行人さん!

頂から海への野営の旅ってすごいですね!
若い頃の思い出はいいものです。ワタシもバイクツーリング&キャンプは無理かなぁ~(汗)。
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月20日 15:00
こんにちは、兄よ!

そうだな。二輪でワインディングロードを駆け上がるように、最小限の装備で渓谷をフライロッドを片手に遡る・・風の音だとか臭いだとか、水の冷たさだとか陽射しの暑さだとかを感じながら・・サマーフィーリングは訪れるのだ。
MTBでも自転車でも、二輪ってのは単なる移動手段で終わらず、心地よいものだなぁ~。
Posted by oko-rocksoko-rocks at 2011年08月20日 15:05
 
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